(とくp班)雲ノ平〜新穂高温泉 秘境縦走
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- GPS
- 80:00
- 距離
- 47.7km
- 登り
- 2,965m
- 下り
- 3,239m
コースタイム
折立7:30発〜(10分休)〜三角点9:10着(20分休憩 CT−20分)
三角点9:30〜(10分休)〜五光岩ベンチ11:00着(20分休憩 CT+−0分)
五光岩ベンチ11:45発〜太郎平小屋12:15着 (25分休憩 CT+−0分)
太郎平小屋 12:40発〜薬師峠キャンプ場13:00 着 (CT+−0分)
●DAY2
3:00起床
薬師峠キャンプ場4:45発〜(小屋で微調整10分)〜(15分休)〜(10分休)〜薬師沢小屋7:35着 (25分休憩 CT +15分)
薬師沢小屋8:00発〜(5分休×2)木道末端9:55着 (CT−15分)
木道末端9:55発〜アラスカ庭園着10:35着 (15分休、CT+5分)
アラスカ庭園10:35発〜小屋11:25着(ランチ休憩 45分 CT+5分)
雲ノ平山荘 12:20テン場 12:50(CT+5分)
●DAY3
2:00起床
テン場3:20発〜祖父岳山頂 5:00着 (御来光休憩30分 CT+40分)
祖父岳5:30発〜ワリモ分岐6:30着 (5分休憩&荷物デポ CT+10分)
ワリモ分岐 6:35発〜水晶小屋(10分休憩)〜水晶岳山頂着8:05着 (休憩15分 CT+−0分)
水晶岳山頂8:05発〜水晶小屋(10分休憩)〜ワリモ分岐9:30着(休憩20分 CT+15分)
ワリモ分岐9:50発〜鷲羽岳山頂11:00着(15分休憩 CT+−0分)
鷲羽岳山頂11:15発〜三俣山荘(テン場) 12;15着 (CT+−0分、ランチ)
●DAY4
2:00起床
テン場3:25発〜三俣蓮華荘山頂4:25着 (御来光休憩55分 CT+−0分)
三俣蓮華山頂5:20発〜双六山頂6:35着(20分休憩 CT+5分)
双六山頂 6:55発〜双六小屋7:45着 (15分休憩 CT +5分)
双六小屋8:00発〜花見平(10分休み)〜鏡平山荘9:45着(ランチ&チームKYP
待ち95分休憩 CT+5分)
鏡平山荘11:20発〜秩父沢12:45着(5分休み CT−15分)
秩父沢12:50発〜わさび平小屋1:45着(25分休憩 CT−5分)
わさび平小屋2:20分発〜新穂高温泉3:15着(CT−10分)
*注意コースタイム(CT)はDAY1〜4の双六山荘までは12年度エアリア。双六小屋以降は2009年度エアリア参照のためややCTがキツイ設定です。すべて途中休込みで計算)
天候 | DAY1:午前雨〜午後晴れ、DAY2晴れ、DAY3快晴、午後から夕方一時雨、DAY4 午前快晴〜昼前から雷雨、 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
【復路】バスで新穂高温泉〜平湯乗り換え〜中の湯乗り換え〜新島々バスターミナル、新島々からJR、松本駅から特急あずさ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
注:折立の水は生水で直接飲用は非推奨。事前調達をおすすめ。 |
写真
感想
今回は、鬼の軽量化魂で臨みました。
メンバーの皆さんには、山行前から細かい指示で窮屈な思いをさせてしまったと思います。それに耐えて軽量化に協力してくれて感謝です。
今回の軽量化の核心
・メンバーが持っているすべての装備を共同装備と考えて最適化する
個人装備で重複するものは誰か一人が持っていてそれをメンバー間で使いまわすという方針で臨みました。本当に個人的なもの(衣類とかケア用品とか)以外は、この原理を鬼徹底しました。
例えば、カメラ(約200g)も、メンバー全員が持つのではなく、4人で2台だけにすることで、一人当たり100g軽量化しました。カメラくらいは自分のものを持ちたいという意見もあると思いますが、今回は鬼の軽量化魂で却下。そういったことを徹底することで、他にも余計なものがないのか、共有できるものがないのかメンバー間で軽量化の考えが行き渡ると思います。
さらには、メンバーにちらっと言われたのが、「集合した時に全員の荷物チェックをしてその時点で要らないものを宅急便で送り返します!」と言っておいたので、みんな怖れて軽量化を頑張ってくれたみたい。実際にはザックを持ってみて全員が信じられないくらい軽かったので、必要な備品を持っているのかだけ確認して、詳細な荷物チェックはしませんでしたが、そこまで徹底することが必要かなと。
ヘッドランプの予備電池も、メンバー全員が単4電池3本のヘッデンだったので、全員に新品で高級な電池を入れてくることを徹底したうえで、チームで3本のみに限定しました。その上で、LEDランタンも単4電池にして共通の予備としました。
などなど。。
窮屈な思いをさせた分、少しでも歩くのが楽になって、結果として景色をより楽しめたのだろうと信じたいところです。山の愉しみはいくつもあると思いますが、一番のごちそうは景色じゃないかなと。
でもそんな中で、あれだけ軽量化しながらもおいしい夕食を担当してくれたメンバーに感謝。ぜひそれぞれの軽量化レシピも公開してください!
個人的には、着替えや行動食、行動中の水の量など、バッファとして必要な量まで含めて「厳密に計算した上で」持つことを徹底しました。
さらに必要のない装備はいちいち取り外すとか改造するとかしました。
例えば、サンダルの鼻緒(?)。クロックス系のサンダルって、かかとで留めるバンドみたいのがありますよね。私はそれほとんど使っていないし、むしろいつも下がってきて脱ぎ履きの邪魔になっているので、もちろん外していきました。デザイン的に??になりましたが、二つで20gの軽量化です。さらに、クロックス社よりもホーリーソールズ社のほうが少し軽いので、ホーリーソールズのほうを持っていきました。ホーリーソールズ、知らない人がいるかもしれませんが、ばったもんじゃないですよ!
重い荷物を持てるようになるのも一つの重要な訓練である一方で、適切な軽量化を行えるようになるのも重要な訓練だと思います。
がんばって歩き通した素晴らしいメンバーと、それに応えて最高の天気を用意してくれた山の神にとにかく感謝です!最高の山行でした!ビバ軽量化!
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今回、軽量化でザックカバーも却下しました。
これは賛否両論ありました。
個人的には中身が防水してあれば不要だし、どうせ背中から濡れるし、風であおられたり飛ばしたりして行動を遅くするので邪魔と思っていますが、確かにザックが濡れることで重くなることを防ぐという軽量化もあるのかも。
今度、ザックカバーなしで濡れたザックと、ザックカバーありで雨の中を歩いたザックとで、どのくらいの重さの違いが出るのか、それがザックカバーの重量を補って余りあるのか、計算してみたいと思います。またザックカバーは晴れていても持たなければいけないので、晴れている間の不要な重量を、雨が降る確率も含めてペイするのかどうか、そこまで含めて要不要を検討してみたいですね。
macorin@まだ虫さされがかゆい です。
初めての雲の平、北アルプス深遠部。
いや〜っ、本当に楽しかった。ひたすら楽しかったです。
みなさん、本当にありがとうございました!
初めての3泊4日テント泊縦走ということで、募集がでた瞬間はいったん躊躇したものの、「いっちゃえ〜」と勢いで参加させていただいてしまいました。ホントにホントによかったです。
いままでしらなかった北アルプスの姿(岩陵ばっかりだと思ってた。)を目の当たりにし、その雄大さ、懐の深さに一瞬一瞬感動する毎日でした。
心配していたお天気も好天にめぐまれ、日の出、朝焼け、夕焼け、そして満天の星空、と夏山の空のあらゆる魅力も満喫することができました。参加メンバーの日ごろの行いのおかげですよね、きっと。(^_^)
特に印象的だったのは、三日目に三俣山頂からながめた早朝の景色。360度丸見え(@.@)鷲羽、水晶、野口五郎はもちろん、燕、常念、槍・穂高・笠・黒部五郎、薬師、雲の平、そして遠くに立山、剣。。。北アルプスの全貌を一挙に目の当たりにしてしまい、「すごいーーーヽ(^。^)ノ」っともう大興奮。
どこもかしこも行ってみたい山、山、山!これからの夢が広がりました。
この景色をみせてくれたすべてのものにありがとう!!!と言いたいです。
たくさんの感動をたのしいメンバーと分かち合えて本当に幸せでした!
あと、とくP班は天気とメンバーの体調、志向を考慮しながら毎日夕飯前後に地図とにらめっこ、翌日の行程を打ち合わせました。この打ち合わせは結構大事だったと思います。
それぞれやりたいこと、行きたいこと、計画書には書いていない「思い」がそれぞれある中で、ちゃんと全員がお互いの思いを受け止め、納得し意識を合わせて翌日スタートを切ることができたのもこの話し合いのおかげだとおもいます。
昼寝好きの私一人だったらスルーしていたピークがいっぱいあった。やるときはやる、ぬくときはぬく、食べるときは食べるというメリハリが大事ですね。(ちょっと食べすぎとういう説も。縦走したのに帰ってきたらちょっとだけ太ってた。共同装備を一手に引き受け6キロ?やせたとくCLゴメンナサイ。(^_^;))
毎日メリハリのある行程で、無理なく4日間、すべての道のりを楽しみながら歩ききれたとおもいます。
こやP班と毎日歩くルートが異なつつも、約束してなくてもどこかで必ずランデブーというのも楽しかったです。
お互い相手が神出鬼没にみえたんじゃないでしょうか。
「とくP班はサボっているんじゃないか」とか「ヘリに乗って移動してんじゃないか」とか、あらぬ疑いをかけられましたが、ちゃんと歩いていましたよ〜。
それぞれ別の道をたどってきても、出会っときはみんな一緒、同じようにいい顔してたと思います。
山は本当にすばらしいヽ(^o^)丿!!!!
とくCL。何から何まで本当にありがとうございました。
ゆっきー いつも元気をありがとう。スガちゃん、がんばったよね〜。
同じセリフですみません。「みなさん本当にありがとうございました!」
またご一緒させてください。
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:付録:
今回学んだこと。
いっぱいありすぎて書ききれません。あえて三つ。
その1.軽量化;
いらない荷物は宅急便で送り返す!との指令に、自分が送り返されないようとにかく無駄をそぎ落としました。
山行中に不便をかんじることはなにもなく、かえって荷物がちゃんと把握できて、わすれものガサゴソ物を探す時間が減って軽量化以外の面でも効果があったとおもいます。
ちなみにとくCLは、徹底した軽量化の一方で、秘伝の豚ミソやウィスキーなど、お楽しみもしっかりわすれず提供してくださいました。さすが、見習いたいと思います。
その2.がにまた歩き
共同装備をもって頂いたとはいえ、まだ不慣れなテント泊の荷物。(日帰りや小屋縦走より多少重いだけですが・・・)
安定して歩くために女子力は完全に無視して「がにまた」歩きをこころがけました。
というか、安定して歩こうとすると「がにまた」にならざるを得ない。(^_^;)
重い荷物をかつぐためには、パワーだけでなくテクニックが必要だということがわかってきたような気がします。
テントちゃんと持てるうようになりたい。ひきつづき研究と練習をつづけたいと思います。
その3.先頭をあるくこと
終始、先頭をいかせていただくことになりましたが、はじめて一緒に歩くメンバーだったので私のペースでよいのか最初は気が引けました。
最後部からとくCLが要所要所で手綱をとってくれたおかげで、ある程度周りに気をくばりつつ、ギブアップすることなく歩き通せてよかったです。
一方やはりあせって無駄に早くなっていたり、歩きにくい道を選択していたりと、反省点も多々ありです。
とくに暗闇の道間違えはやばかった。祖父岳の麓で道を見失い、うろうろ、すみませんでした。
とくCLのおかげで正規ルートにもどることができましたが、私個人的にはこれが一番ヒヤリとした事件でした。
ちなみに暗闇でのルートファインディグってどうしたらよいんでしょう????
ひきつづき今後の課題としたいと思います。
最後に縦走はやっぱり楽しいです。どっぷり山にひたれる。またいきたいです。(^^)V
雲ノ平チームの皆さん、お疲れ様でした!
今回は参加できて本当に感無量です!
1日目
折立からのスタートは雨の中となり、負傷してた膝に不安を感じながらも始めの登りから息切れで酸欠になりながら三角点まで辿り着けてほっとしました。
そこから太郎平小屋までは景色を眺めながらだったので、さっきの瀕死の状態だった私はどこへやら…。
楽しくて楽しくて本当に楽しかったです♪♪
2日目
薬師岳には登れなかったですが、ゆったり山行で良かったです。
薬師沢小屋までの道のりも、勝手に山に名前をつけたりしながら、アップダウンを乗り切ることができました。
小屋前のつり橋でのゆっきーの怖がりようが面白くてこの先もずっと思い出としてとっておきます!笑
そこからの長い急登は何度もくじけそうになりながらもハッカスプレーかけまくり、無心に登りつづけました。
アラスカ庭園…。
白クマ期待していたのにいませんでしたね〜。
奥日本庭園ではガスっていて、それはそれで神秘的でしたね。
雲ノ平山荘は改装中のようで、すごく綺麗でした。
そこでのうどん、最高に美味しかったです!
雲ノ平は山奥の楽園でしたね。
お花が咲く時期はどれだけ素晴らしい事か…。
想像するだけで心が躍りだします♪
散策で祖母岳に登った時、他の登山客の方に
『ご家族で登りに来てるんですか?』
と聞かれたときは、苦笑いでしたね!
いや〜、雲ノ平は何泊かしたいとこでした。
3日目
ご来光を見に夜明け前から祖父岳へ登り、ご来光が見れた瞬間は、
『コレだ!!コレを待ってた!!』
みたいな気持でした。360度の展望で、百名山にも匹敵するくらいの名山だと思います!
水晶岳へは大変でした。
水晶小屋から水晶岳への道は、私には怖すぎ!
高度感のある岩壁は苦手だと改めて感じてしまいました。
私にはまだまだ槍ヶ岳は無理かも…。
緊張感の中、漸く荷物デポエリアへ戻り鷲羽岳へ。
稜線が素敵過ぎる!!
鷲羽岳へ登頂する頃には、暑さと疲労でぐったり…。
眺めは最高でした!!
三俣山荘への下りは気力のみ。
展望食堂でのラーメンも最高!!
充実した1日でした。
1日で百名山2座を制覇し、浮かれてる私はSです!笑
この日の夕暮は綺麗でしたね〜。
4日目
三俣蓮華岳でのご来光は雲の切れ間から拝めるだけだったのですが、それでも名峰の山々に囲まれ、それを眺めながらの朝日は輝いていました。
どこの方角を見ても百名山だらけ!
遠く剱岳も見えましたね。
双六岳への稜線もなかなかのもんです!
稜線フェチとしてはルンルンの山歩きでした。
双六岳でも素晴らしい景色に出逢え、後もう少しでこの楽しさともお別れかと思うと寂しくなる気持ちでした。
今度は是非とも双六山荘でテン泊か小屋泊をしてみたいです。
そうそう!
雷鳥!!
双六岳から双六山荘までの稜線で初めて雷鳥を見ました!
前からずっと見たかった雷鳥。
可愛過ぎて食べちゃいたい!!
もちろん言葉の表現ですからご安心を。
双六山荘までは何とか体力も持ちましたが、余力はほんの少し。
鏡平までは言葉数も少なく、休憩中もぼーっとする始末。
やっと鏡平に着き、カキ氷を食べた時は生き返るようでした。
あのカキ氷なら1,000円出しても食べます!
牛丼も食べて満足&満腹!
しかし足は棒のようでした。
こやぴー班が到着したと同時に出発し、わさび平へ。
もうどこをどうやって歩いたのか分からないくらいぐったり…。
雷雨となり雷の心配をしながらの滑りやすい岩場を下山。
力は尽きているし集中力も限界で、思いっきり滑りコケました。
皆さんにご心配をおかけしましたが、どこも打ったり怪我したりしませんでしたのでご安心ください。
わさび平では雨に濡れて寒かったのでホットカルピスと大好きなトマトを食べました。
少しだけ元気が戻ってきたので、ここからはラストスパート!!
新穂高温泉まで軽快な歩きで先導させていただきました!
偉そうにすんません。。。
温泉では気持ち良過ぎて一気に疲れが吹っ飛びました。
下山後の温泉って素晴らしい効果ですね!
バスの乗り換えも奇跡的すぎて笑えるほどでした。
無事に帰宅し何よりです。
今回、快適な山歩きが出来たのは徳さんリーダーの軽量化重視のおかげです。
参加メンバーの誰よりも軽量化に成功した私ですが、それでも体力も人一倍足りないようで、重い荷物は徳さんリーダーが歩荷していただき、本当に感謝します。
命の恩人です!
マコさんの気遣いも本当に嬉しかったです。
ペースづくりのうまさを見習いたいです。
ゆっきーにはいつも楽しいおしゃべりで和みます。
山が本当に好きなんだな〜と、私の山好きの気持ちが嫉妬するくらい。笑
また皆さんと楽しい山登りが出来るよう、体力づくり頑張ります!!
今まで重い荷物を背負い縦走することがかっこいいと思っていましたが、気が変わりました!
どれだけ軽量化ができるか、それがかっこいい登山者として思えます。
最後に、こやぴー班の皆さま、テント場では笑いを提供していただきありがとうございます!!
楽し過ぎて1日の疲れも癒されました!!
また皆さんと山へ行けることを楽しみにしています!!
デジカメ、チームで2つ。
今までそういったこと考えたことなかったよ!
勉強になる。
肉みその作り方知りたい
コメント気づかず、すみません〜
「デジカメ軽量化作戦」、とりあえずやってみましたが、やりすぎでしたかね〜。そこまで必要になる極限の計画って・・。なかなかありそうにないですね
肉みそ、素朴な味だけどうまいですよ〜。
今度、田舎の母に、肉みその作り方聞いておきます。
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