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Yamareco

記録ID: 217196
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

前穂高岳 - 奥穂高岳

2012年08月17日(金) ~ 2012年08月19日(日)
 - 拍手
GPS
54:30
距離
26.6km
登り
2,108m
下り
2,108m

コースタイム

8/17 9:00河童橋 - 10:00風穴 - 11:50岳沢小屋(泊)
8/18 5:40岳沢小屋 - 9:30前穂高岳 - 12:30奥穂高岳 - 13:30穂高岳山荘(泊)
8/19 5:20穂高岳山荘 - 6:00奥穂高岳 - 7:00穂高岳山荘 - 9:10涸沢ヒュッテ - 12:00横尾 - 15:30河童橋
天候 いずれの日も午前中晴れ、午後雨のちくもり
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
平湯からバスで上高地
(往復2000円、バスは30分に1本程度)
http://www.alpico.co.jp/access/kamikochi/hirayu/#timetable
コース状況/
危険箇所等
登山ポストは上高地バスターミナル下りてすぐのところにあります。
重太郎新道は、下りで使う人に事故が多いと聞きました。
目印は多いです。
下山後は平湯駐車場のお土産屋さんに併設されている温泉に入りました。18時半まで(季節により18時まで?)、600円。
河童橋より正面の吊尾根を望む
2012年08月16日 17:06撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/16 17:06
河童橋より正面の吊尾根を望む
岳沢小屋への登り
2012年08月17日 09:29撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/17 9:29
岳沢小屋への登り
2012年08月17日 11:43撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/17 11:43
岳沢小屋は2010年にリニューアル。きれいな小屋でした
2012年08月17日 11:54撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/17 11:54
岳沢小屋は2010年にリニューアル。きれいな小屋でした
2012年08月17日 12:06撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/17 12:06
2012年08月18日 05:41撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/18 5:41
重太郎新道。はしごや鎖があります
2012年08月19日 23:03撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 23:03
重太郎新道。はしごや鎖があります
2012年08月18日 06:52撮影 by  DSC-TX5, SONY
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8/18 6:52
岳沢パノラマ
2012年08月19日 23:03撮影 by  DSC-TX5, SONY
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8/19 23:03
岳沢パノラマ
紀美子平。平と言うわりには、そんなに広くない
2012年08月18日 08:38撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/18 8:38
紀美子平。平と言うわりには、そんなに広くない
前穂に向かって登る
2012年08月18日 09:24撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/18 9:24
前穂に向かって登る
前穂高岳到着
2012年08月19日 23:03撮影 by  DSC-TX5, SONY
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8/19 23:03
前穂高岳到着
2012年08月18日 10:40撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/18 10:40
吊尾根を行く。途中で雨が降り出す
2012年08月18日 10:46撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/18 10:46
吊尾根を行く。途中で雨が降り出す
上高地が見えるわい
2012年08月18日 11:32撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/18 11:32
上高地が見えるわい
雨の奥穂高岳
2012年08月18日 12:25撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/18 12:25
雨の奥穂高岳
穂高岳小屋に逃げ込む
2012年08月18日 14:57撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/18 14:57
穂高岳小屋に逃げ込む
2012年08月18日 15:12撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/18 15:12
初日から一緒のおじさまと。いろんなことを教えていただき、たいへん感謝しています
2012年08月19日 23:04撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 23:04
初日から一緒のおじさまと。いろんなことを教えていただき、たいへん感謝しています
穂高岳山荘の夜明け
2012年08月19日 04:31撮影 by  DSC-TX5, SONY
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8/19 4:31
穂高岳山荘の夜明け
雲海モクモク
2012年08月19日 04:52撮影 by  DSC-TX5, SONY
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8/19 4:52
雲海モクモク
奥穂高にリベンジを挑む
2012年08月19日 05:36撮影 by  DSC-TX5, SONY
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8/19 5:36
奥穂高にリベンジを挑む
2012年08月19日 05:56撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 5:56
2012年08月19日 06:06撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 6:06
ジャンダルムがでかい
2012年08月19日 06:06撮影 by  DSC-TX5, SONY
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8/19 6:06
ジャンダルムがでかい
槍ヶ岳もよく見える
2012年08月19日 06:23撮影 by  DSC-TX5, SONY
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8/19 6:23
槍ヶ岳もよく見える
さて下り
2012年08月19日 07:25撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 7:25
さて下り
ザイテングラートは、浮石に注意
2012年08月19日 08:20撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 8:20
ザイテングラートは、浮石に注意
2012年08月19日 08:31撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 8:31
パノラマコースを行く。久々の雪渓
2012年08月19日 08:43撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 8:43
パノラマコースを行く。久々の雪渓
2012年08月19日 08:48撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 8:48
ヘリが頻繁に飛ぶ
2012年08月19日 10:04撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 10:04
ヘリが頻繁に飛ぶ
本谷橋
2012年08月19日 10:54撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 10:54
本谷橋
横尾に向けて歩く
2012年08月19日 11:26撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 11:26
横尾に向けて歩く
2012年08月19日 11:57撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 11:57
横尾小屋に到着。ポカリ1本250円ナリ
2012年08月19日 11:59撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 11:59
横尾小屋に到着。ポカリ1本250円ナリ
徳沢に向けて歩く
2012年08月19日 12:16撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 12:16
徳沢に向けて歩く
徳沢到着 ここで初めて、お湯を沸かしてカップラーメンを食べる
2012年08月19日 13:03撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 13:03
徳沢到着 ここで初めて、お湯を沸かしてカップラーメンを食べる
明神に向けて歩く
2012年08月19日 13:55撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 13:55
明神に向けて歩く
明神到着。雨が降ってきたのでザックカバーをかける
2012年08月19日 14:15撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 14:15
明神到着。雨が降ってきたのでザックカバーをかける
2012年08月19日 14:20撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 14:20
穂高神社奥宮に、旅の無事を報告
2012年08月19日 14:33撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 14:33
穂高神社奥宮に、旅の無事を報告
2012年08月19日 15:17撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 15:17
戻ってきた…!登る前とは違った感動
2012年08月19日 15:37撮影 by  DSC-TX5, SONY
8/19 15:37
戻ってきた…!登る前とは違った感動
梓川は、西に傾いた日を受けて輝いていた
2012年08月19日 15:42撮影 by  DSC-TX5, SONY
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8/19 15:42
梓川は、西に傾いた日を受けて輝いていた
撮影機器:

感想

この夏は、早いうちから「穂高に登ろう」と漠然と考えていました。
なぜなのかは分かりませんが、おそらく北アルプスのガイドブックを買ったからでしょう。本を何度も読んでいるうちに、無意識のうちにそう思ったのです。
一緒に行く予定の先輩の都合がつかなくなったため、単独で登ることにしました。
全体のルートとしては、河童橋→岳沢→前穂→奥穂→涸沢→横尾→河童橋という時計まわりです。

○8月17日(金)
岳沢小屋までの登り。コースタイムは2時間30分でしたが、チンタラ登ったので3時間かかりました。途中、上半身裸の外人さん(男)に「コニーチワー!」と挨拶されました。一緒に写真撮っておけばよかった。冷気の吹き出している風穴は、本当に涼しいです。
岳沢小屋には、正午に到着しました。受付を済ませ、昼食代わりのカップラーメンを食べて部屋へ。くたびれていたので、すぐに昼寝しました。寝てたら雨が降ってきました。早めに到着しておいて、正解でした。
午後4時くらいまで寝てたら、小屋のなかにもだいぶ人が増えてきました。
この日は、ごはん食べて終了。翌日の天気は、小屋の兄ちゃんに言わせると「悪くはならないだろう。しかし、良くもないだろう」とのこと。

○8月18日(土)
午前5時起床。朝食を食べて、準備して出発。
この日が最大のヤマと踏んでいたので、ごはんを食べるのにも気合が入ります。
(ごはんとみそしるをおかわりした)
まずは、重太郎新道に取り掛かります。はしご、鎖が何ヶ所か出てきましたが、登りではそれほどあわてるほどのものではないかな、と思いました。
ただ、ひたすら登りなので、息が切れました。
ちょいちょい休憩を挟み、紀美子平へ到着しました。
紀美子平では、荷物をデポして前穂高岳に登ることにしました。
貴重品をそのままにしていくのはアレだったので、携帯やおさいふをポケットにしまいました。ポーチを持っている人がうらやましい。下山したら買おうと思いました。
前穂高岳は、すでに雲がかかってそれほどの眺望はありませんでした。
山頂はけっこう広くて、奥のほうまで行ったご夫婦は、そこから涸沢ヒュッテが見えたそうです。
紀美子平まで戻って、昼食。余分かな、と思いつつも岳沢ヒュッテで頼んでおいたお弁当がありがたかったです。
午前中のうちには上高地のあたりにたまっていた雲が、どんどん山の上のほうに押し寄せてきました。雨が降ってはたまらないので、吊尾根に向けて出発。
吊尾根は、それほど危険なところはないように感じました。
ただ、一歩踏み外すと命に関わるようなところはあります。
特に風の強いとき、雨の降っているときは用心したほうがよいと思います。
あと少しで奥穂高岳、というところで、大粒の雨が降ってきました。
ザックカバーをかけて、カッパを取り出しました。
雨が降ってくると、足は滑るし体は冷たくなるし、難易度が急激に上昇するのを感じました。
奥穂高岳に登った感動もなく、穂高岳山荘に逃げ込みました。
雨は、しばらくしていたら止んでしまいました。
なんか悔しい。
ところで、初日の岳沢小屋から一緒だったおじさまと、穂高岳山荘まで一緒に行動していました。この方、奥穂からジャンダルムを越えて西穂に行くとのこと。私の持っているガイドブックには「難路」とあるため、行くのがためらわれるところですが、おじさまは行くのだというのです。
この方には、吊尾根でずっと先頭を務めていただき、感謝しています。
連絡先を交換しなかったので、無事に下山しているといいのですが。
また、穂高岳山荘で同じ部屋になったグループの方とも、いろんなお話をすることができました。そのうち、ご夫婦で来ていた方は、私の職場のすぐ近くに寄ることがあるということでした。こういう偶然もあるものだなぁ、と思いました。

○8月19日(日)
午前4時起床。
5時に朝食を食べて、奥穂高岳に再チャレンジ。
早朝の奥穂高岳は、遠くの山まで見渡せる素晴らしい眺望でした。
奥穂高岳の山頂では、この山をもって百名山を完登した方がお祝いをしていました。
しばらく景色を眺め、下山の途につきます。
穂高岳山荘からザイテングラートを経て、涸沢ヒュッテに下ります。
涸沢ヒュッテでは、大学の先輩である山口社長にごあいさつ。
とても忙しそうにしていたためにあまりお話できませんでしたが、今回の山行の目的のひとつになっていたイベントだったため、挨拶だけでもさせていただきよかったです。
涸沢からは本谷橋を通り、横尾へ。涸沢を過ぎると道も楽になってきました。
横尾から先はほとんどアップダウンはないのですが、河童橋まで3時間。ひたすら歩きまくる修行のような道でした。
途中、明神のそばにある穂高神社奥宮にて、旅の無事終了を報告しました。
なお、神社の男子トイレは、盛大に詰まっていました。

なんとか横尾からの道を河童橋まで歩き、今回の山歩きはおしまいとなりました。
はじめは「この山登れるかな?」と思って下から見上げていた山なのに、帰ってきてからあらためて見ると「俺、この山登ったんだぜ」という誇らしい気持ちが湧いてきました。そして、根拠もないのに、河童橋から写真を撮っている観光客全員に対して「勝った」と思うのでした。
今回の思い出を大切に胸にしまい、次の山歩きへ夢を膨らませることにします。

☆追記
18日の槍ヶ岳での死亡事故について、山荘の主人がブログに書いています。
近くの山で事故が起きてしまい、これは他人事ではないな、と思いました。
ブログによると、槍ヶ岳では落雷が発生しそうな時には山小屋で注意情報を出しているそうです。その山容から、天然の避雷針となることも多いそうです。槍を目指す皆様、十分にご注意ください。
http://www.yarigatake.co.jp/view/2012/08/post-270.html

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コメント

実はお会いしています?
初めましてalpenkojiと申します。
ログを見させていただいていたら、穂高岳山荘に逃げ込まれた時の写真に私が写っていました!写真左から2番目の赤い上着を着ている男です
もしかしたら、岳沢から、ご一緒されていた西穂へ縦走されると言っていた男性は私たちのグループの方かもしれません。私とは別チームでしたが8/19日に無事に西穂まで縦走しました
これも何かの縁ですね〜
2012/8/20 7:35
お会いしてます!
はじめまして、hamakkoと申します。
alpenkojiさんのグループの方と岳沢からご一緒しておりまして、穂高岳山荘では皆様の後ろのほうで、二人でビールを飲んでおりました。
西穂に行かれた皆様がどうなったか気になっていましたが、お互い無事に下山されたようでなによりでした。
あの日、槍では雷に打たれて亡くなった方がいらしたそうですね。今朝(20日)の新聞でも記事になってました。
無事であることの尊さをかみしめながら、次回の山行計画でも立ててまいろうと思います。
alpenkojiさんの、今後の無事と活躍をお祈りしています
2012/8/20 8:27
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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