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Yamareco

記録ID: 217459
全員に公開
沢登り
八幡平・岩手山・秋田駒

八幡平 仮戸沢↓東ノ又沢↑

2012年08月18日(土) ~ 2012年08月19日(日)
情報量の目安: S
都道府県 岩手県 秋田県
 - 拍手
GPS
30:57
距離
13.5km
登り
854m
下り
857m
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
ルート図
急カーブの脇に数台駐車可能です。
2012年08月18日 07:00撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 7:00
急カーブの脇に数台駐車可能です。
7:05
2012年08月18日 07:05撮影 by  PX , RICOH
8/18 7:05
7:05
赤川遡行
2012年08月18日 07:10撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 7:10
赤川遡行
2012年08月18日 07:49撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 7:49
青空良い天気
2012年08月18日 07:52撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 7:52
青空良い天気
至れり尽くせりの「赤川」
2012年08月19日 18:38撮影 by  PX , RICOH
8/19 18:38
至れり尽くせりの「赤川」
2012年08月18日 08:19撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 8:19
2012年08月18日 08:19撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 8:19
2012年08月18日 08:22撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 8:22
2012年08月18日 08:26撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 8:26
2012年08月18日 08:26撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 8:26
8:42 「大深山荘」北横の登山道へ合流
2012年08月18日 08:42撮影 by  PX , RICOH
8/18 8:42
8:42 「大深山荘」北横の登山道へ合流
2012年08月18日 08:30撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 8:30
2012年08月18日 08:30撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 8:30
2012年08月21日 23:29撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/21 23:29
市松模様の印象的な木道
2012年09月09日 18:47撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/9 18:47
市松模様の印象的な木道
2012年08月18日 08:34撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 8:34
2012年08月18日 08:42撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 8:42
2012年08月18日 08:55撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 8:55
2012年08月18日 08:55撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 8:55
樹海ライン
良く見れば駐車した車も見えてます。
2012年08月18日 08:55撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 8:55
樹海ライン
良く見れば駐車した車も見えてます。
縦走路は快適
2012年08月18日 08:57撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 8:57
縦走路は快適
登山道を北上
2012年08月18日 09:06撮影 by  PX , RICOH
8/18 9:06
登山道を北上
9:18 「剣岨森」
2012年08月18日 09:18撮影 by  PX , RICOH
8/18 9:18
9:18 「剣岨森」
2012年08月18日 09:09撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 9:09
2012年08月18日 09:14撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 9:14
2012年08月21日 23:30撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/21 23:30
2012年08月18日 09:21撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 9:21
あの鞍部から「仮戸沢」の源頭目指しヤブコギします!
2012年08月18日 09:37撮影 by  PX , RICOH
8/18 9:37
あの鞍部から「仮戸沢」の源頭目指しヤブコギします!
2012年08月21日 23:30撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/21 23:30
2012年08月18日 09:35撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 9:35
人の背を越える藪に突入!
2012年08月18日 09:41撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 9:41
人の背を越える藪に突入!
ヤブコギ15分ほど・・・写真を撮ることを思い出す
2012年08月18日 10:04撮影 by  PX , RICOH
1
8/18 10:04
ヤブコギ15分ほど・・・写真を撮ることを思い出す
漸く流れが現れました。
2012年08月18日 10:05撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 10:05
漸く流れが現れました。
2012年08月18日 10:12撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 10:12
10:18 20分ほどで安定した沢に
2012年08月18日 10:18撮影 by  PX , RICOH
8/18 10:18
10:18 20分ほどで安定した沢に
2012年08月18日 11:50撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 11:50
2012年08月21日 23:31撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/21 23:31
ちょっとした滑も
2012年08月21日 23:31撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/21 23:31
ちょっとした滑も
2012年08月18日 12:27撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 12:27
2012年08月21日 23:32撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/21 23:32
2012年08月21日 23:32撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/21 23:32
2012年08月18日 12:41撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2012年08月18日 12:42撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2012年08月18日 12:46撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 12:46
三又到着
2012年08月18日 12:49撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 12:49
三又到着
川上に向かって。左の河原が仮戸沢、右奥が北の又沢。右端から東の又沢が流入。
2012年08月18日 12:51撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 12:51
川上に向かって。左の河原が仮戸沢、右奥が北の又沢。右端から東の又沢が流入。
13:05 990m「北ノ又沢」
2012年08月18日 13:07撮影 by  PX , RICOH
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8/18 13:07
13:05 990m「北ノ又沢」
2012年08月18日 12:53撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 12:53
2012年08月18日 12:53撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2012年08月18日 13:03撮影 by  PX , RICOH
8/18 13:03
ナイアガラの滝までは立派な滑が続きます。
2012年08月18日 13:07撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 13:07
ナイアガラの滝までは立派な滑が続きます。
2012年08月18日 13:09撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 13:09
2012年08月18日 13:10撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 13:10
2012年08月18日 13:10撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 13:10
ちょっと下って「ナイアガラノ滝」
2012年08月18日 13:17撮影 by  PX , RICOH
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8/18 13:17
ちょっと下って「ナイアガラノ滝」
2012年08月18日 13:18撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 13:18
2012年08月18日 13:19撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2012年08月18日 13:20撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 13:20
結局この滝を降り、登り返す2人
2012年08月18日 13:36撮影 by  PX , RICOH
8/18 13:36
結局この滝を降り、登り返す2人
2012年08月18日 13:27撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 13:27
2012年08月18日 13:27撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 13:27
2012年08月18日 13:28撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 13:28
2012年08月18日 13:29撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 13:29
2012年08月18日 13:33撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 13:33
登り返して“素晴らしいテン場周辺”
2012年08月18日 13:48撮影 by  PX , RICOH
8/18 13:48
登り返して“素晴らしいテン場周辺”
狭いながらも安定したテン場
2012年08月18日 15:59撮影 by  PX , RICOH
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8/18 15:59
狭いながらも安定したテン場
焚火は早くも盛大。
2012年08月18日 17:41撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 17:41
焚火は早くも盛大。
2012年08月18日 18:48撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 18:48
焚火を囲んで飲むお酒は最高ですね。
2012年08月18日 18:50撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/18 18:50
焚火を囲んで飲むお酒は最高ですね。
幕営跡。1パーティー分に丁度良い大きさ。
2012年08月19日 06:21撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 6:21
幕営跡。1パーティー分に丁度良い大きさ。
焚火を消して出発。
2012年08月21日 23:34撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/21 23:34
焚火を消して出発。
何かちょっと名残惜しい。
2012年08月19日 06:24撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 6:24
何かちょっと名残惜しい。
6:30 「東ノ又沢」を遡行開始
2012年08月20日 06:53撮影 by  PX , RICOH
1
8/20 6:53
6:30 「東ノ又沢」を遡行開始
2012年08月19日 06:33撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 6:33
前半はナメ床
2012年08月20日 06:54撮影 by  PX , RICOH
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8/20 6:54
前半はナメ床
2012年08月20日 06:54撮影 by  PX , RICOH
8/20 6:54
2012年08月20日 06:55撮影 by  PX , RICOH
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8/20 6:55
2012年08月21日 23:34撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/21 23:34
2012年08月19日 08:53撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 8:53
終始フリーで遡行可能
2012年08月20日 06:55撮影 by  PX , RICOH
8/20 6:55
終始フリーで遡行可能
二股を右へ。
2012年08月19日 09:31撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 9:31
二股を右へ。
また、また、二股。さぁ皆で作戦会議。どっち〜?
2012年08月19日 09:41撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 9:41
また、また、二股。さぁ皆で作戦会議。どっち〜?
2012年08月20日 06:56撮影 by  PX , RICOH
8/20 6:56
2012年08月19日 10:03撮影 by  PX , RICOH
8/19 10:03
2012年08月19日 10:05撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 10:05
2012年08月19日 10:06撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 10:06
11:08 大深岳〜関東森間の登山道へ
本当はもうチョイ南の湿原へ出るつもりも、少しそれてしまった。それでも最後まで流れの中を歩み、笹トンネルに少々腰が疲れたくらい。
2012年08月19日 11:08撮影 by  PX , RICOH
8/19 11:08
11:08 大深岳〜関東森間の登山道へ
本当はもうチョイ南の湿原へ出るつもりも、少しそれてしまった。それでも最後まで流れの中を歩み、笹トンネルに少々腰が疲れたくらい。
何のことはない。気付けば登山道のすぐ脇でもがいていただけ。登山道にスポット抜け出る。
2012年08月19日 11:08撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 11:08
何のことはない。気付けば登山道のすぐ脇でもがいていただけ。登山道にスポット抜け出る。
藪漕ぎの後の登山道は快適!
2012年08月19日 11:38撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 11:38
藪漕ぎの後の登山道は快適!
前方は「大深岳」
2012年08月19日 11:55撮影 by  PX , RICOH
1
8/19 11:55
前方は「大深岳」
実に良い天気。雲は如何にも夏の雲。
2012年08月19日 12:02撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:02
実に良い天気。雲は如何にも夏の雲。
2012年08月19日 12:02撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:02
登山道のヤブも相当なもの^^;
2012年08月19日 12:04撮影 by  PX , RICOH
1
8/19 12:04
登山道のヤブも相当なもの^^;
12:10 裏岩手縦走路に合流。
登山道に出たところで飯を食いましたが、ほぼこんな時間。
2012年08月19日 12:10撮影 by  PX , RICOH
8/19 12:10
12:10 裏岩手縦走路に合流。
登山道に出たところで飯を食いましたが、ほぼこんな時間。
2012年08月19日 12:11撮影 by  PX , RICOH
8/19 12:11
2012年08月19日 12:15撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:15
源太ヶ岳、大深山荘の分岐
2012年08月19日 12:21撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:21
源太ヶ岳、大深山荘の分岐
2012年08月19日 12:21撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:21
大深山荘到着
2012年08月19日 12:40撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:40
大深山荘到着
2012年08月19日 12:56撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:56
2012年08月19日 12:57撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 12:57
2012年08月19日 13:40撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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8/19 13:40
14:00 樹海ラインにゴール。
2012年08月19日 13:55撮影 by  PX , RICOH
8/19 13:55
14:00 樹海ラインにゴール。
登山後は藤七温泉ですっきり。
2012年08月19日 14:35撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 14:35
登山後は藤七温泉ですっきり。
2012年08月19日 14:35撮影 by  TG-610 , OLYMPUS IMAGING CORP.
8/19 14:35

感想

 夏の遠征(飯豊連峰縦走)で達成感を味わえなかったことから、気分が低下気味。あまりの暑さに外に出たくなく、山へ行く気持ちが起きないまま、お盆もせっせと家の大掃除をしたり、風邪ををひいて病院通いしていたりと、自分らしくないなと思いつつ過ごしていた。
 仮戸沢泊も泊まりは面倒くさいなと思ったが、スカッとしないまま夏が終わるのもいやだし、初めての沢だと新鮮みがあるかもしれないと思い、参加することにする。
 松川温泉を少し過ぎた赤川の堰堤から入渓。赤い岩で赤川という名前の由来に納得。そんなに沢の幅は広くなく、始めはなだらか。途中から急になるが、滝もなく水が涸れるとぱっと大深山荘すぐの橋に出た。藪こぎがないのがいい。
 そこから登山道を嶮岨森の方へ40分ほど歩く。嶮岨森から鞍部とそこへつながる仮戸沢を確認。鞍部で、少しでも藪こぎ時間を短縮させようと気合いを入れて地図にコンパスを合わせていたら、Utaroさんがなんともさわやかにランニングしながら声をかけてきた。数年前私たちが2泊3日でやった裏岩手縦走を、Utaroさんは1日でトレランするという。凄すぎ!!仲間だと思った若い人は、実はお子さんだったことに、もっとびっくり。私たちとの会話もそこそこに、先を急ぐようなので風のように過ぎ去っていった。
 さて、藪こぎ開始。ハイマツを避けて少し右に寄ったら笹竹だけになり、漕ぎやすい。10分も漕いだら足下に水が。いいぞ〜と思ったら、すぽんと前方にいたhassyさんが消えた。大きな洗掘にはまって落ちていた。お〜〜〜。先頭やってなくてよかった〜。その水の流れをたどっていっても消えてしまったが、斜め左に沢筋らしい笹の筋が見えたので、そこをめがけて進んだら、仮戸沢にぶつかった。約15分くらいの藪漕で済み、ナイスコンパスワークだった。 
 仮戸沢は下りだったため、なんか気を遣って疲れた。だらだらとただ下るだけで飽きた。でも仮戸沢、北ノ又沢、東ノ又沢の出合いに出たら、ぱあっと開けてナメ床が広がり、夏の沢の涼しげな感じがいい。みんなの顔も明るくなり、笑顔が広がる。雰囲気的には、ヤナダキ沢から赤石川への出合いに似ている。 
 ザックを置いて、早速、北ノ又沢のナメ床を気持ちよく下る。10分ほど行くとナイアガラの滝となり、水が豪快に落ちている。気持ちいい。でも、滝はやっぱり下から見ないと意味がないと思い、下をのぞき込むと、水の合間から足場が確認できた。行けそうな気がする。周りには立木が無く、心許ない草木が少し生えているところが1カ所あるだけ。とりあえず、ノーザイルで降りてみる。手がかりがしっかりしていて、大丈夫そう。安定した足場を捉えて安全に降りたいため、2回ほどトラバースした。行けるか行けないかわからない、やっぱりこういうドキドキ感がある山が自分は好きだと思い、興奮気味に滝を降りる。全身ずぶ濡れになったが、飯豊では味わえなかった達成感があった。来てよかった。でも、風邪をひいていた(前日、山行に参加するため点滴まで打ってきた)ことをすっかり忘れていて、反省した。hassyさんも滝の縁をぐるっと巻いて降りてきた。さすが、ナイアガラの滝と言われるだけあって、高さは10メートルくらいだが、幅が広くて迫力があった。豪快で美しい滝でした。下からT夫婦とQ太郎さんを写真におさめてから、また滝を直登する。登りの方が簡単だった。
 テン場はそんなに広くなかったが、たき火跡があり、薪がストックされてあった。タープが3人用であったため、ツエルトをタープのようにして接続して使用した。
 男性陣はたき火、女性陣は調理に取りかかる。いつものようにT食堂は、メニューと量がすごい。たき火を囲みながら、おいしい料理とお酒に酔いしれる。
 昨年、途中敗退していただけに、待望のナイヤガラの滝を見ることができ、上機嫌のM人さん。「Y山さんみたいにたき火の横で寝る。」と、シートを敷いて寝る。12時前にシュラフカバーだけで寝ていたQ太郎さんが、寒くてたき火にあたりにいく。薪を加えたので、タープの方まで熱気がきて熱くなり、フリースを脱ぐ。
 翌日は行動時間が長くなりそうなので、4時起床。6時には出発の予定だったが、20分オーバーして、出発。東ノ又沢を詰める。M人さんは、「二俣はずっと右に行けばいい。」と言っている。ゆっくりペースで歩いたので、地図と地形を照らし合わせて歩くことができた。でも、地図にある枝沢を見つけられなかったり、枝沢を見つけてもいまいち現在地がはっきりしなかったりと、読図はまだまだだった。
 「一カ所だけ死ぬ思いするところがあるらしい。」と、M人さんが言ったので、Y子さんは、ちょっと不安がっている。小滝が出てくる度、「ここかな?」「まだかな。」と、つぶやいている。
 ここかな。少し狭くなって釜になっていて、へつらないと行けない。Y子さんは、すぐに巻こうとしたが、「巻き道が途中からなくなっている。」と言っている。とりあえず、ザックを下ろして、空身でへつってみる。見た目より簡単に行けた。1メートル上にも歩きやすそうな足場があるのでQ太郎さんが行ってみる。行けた。Tご夫婦には空身で行ってもらい、hassyさんと二人で二往復して通過した。みんなの感想、「死ぬほどっていうのはオーバーだったね。」まあ、季節が違えば水量も違って、難易度も違ってくるとは思うが。   
 リーダーの言うとおり、二俣を右へ右へと行くと、水の流れも蛇行してきた。水もなくなり、洗掘も浅くなり、うるさい笹藪へ突入したらいいのかどうか迷っていたら、hassyさんが脇の微かな踏み跡を行ってみた。5歩ほどで登山道へめでたく出た。なんか拍子抜けして、みんなで笑った。
 おなかもすいたことだし、昼食を摂る。朝炊いたご飯にうめぼしと鮭フレークのかかったお弁当。Y子さん、ありがとうございます。
 登山道は刈り払っていなかったが、岩手県に入ると途端に刈り払いがされてあり、開けている。青い空には白い積乱雲。夏が終わってしまう寂しさを感じながら歩いた。
 大深岳を通り大深山荘で休憩。ここからの赤川沢の下りがだらだらと疲れた。赤川に出て堰堤をみたら、ほっとした。最後の最後に迷って藪漕ぎした人もいましたけど。
 県外の沢にも行くと、青森の沢との違いや、新鮮さなど感じることができると実感。一年に一度は沢遠征もいいなと思った。本当のナイアガラの滝は見たことないけど、それに負けないくらいの迫力のある滝でした。行ってよかったです。Tさん、ありがとうございました。
 元気が出たので、また沢と山生活を復活させるぞ〜。

補足:全行程、フェルトでOK.  

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あんな山奥で…
こんばんは(^^)
沢装備の一団がいるなぁ〜思って見ていたらたがじょ御一行でした。あんな山奥で知ってる人に出会えるのは何とも嬉しいものです。
ちなみに一緒に走ってた女子は娘ではありませんよ(^_^;)小さいけどフルマラソン3.5hで走る立派な20歳のお嬢さん〜RUN友です(^^)うちの娘はまだ中2なんで流石に山を30km以上も連れ回せません(^_^;)
2012/8/20 22:02
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