眺望に秀でた袴越山
- GPS
- 05:52
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 604m
- 下り
- 596m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
平スキー場下で除雪終点の筈の林道を更に進み、細尾トンネルを抜けて駐車。 |
写真
感想
今シーズンは雪不足のため、1月中旬になってようやく山スキーをシーズンインすることができました。家の事情によりしばらく遠出ができず、登山すら数ヶ月ぶりでしたが、ニシデンさんにゆっくり先行していただいたお陰でなんとか登頂できました。
今回はグループの新年山行(1/12)を挟んで前日と後日に山スキーを考えていましたが、今回の山スキーでヤブに突っ込んで助けてもらうなど、体力不足が甚だしく、後日の山スキーは辞退させていただきました。あらためて、復活すべく精進したいと思います。
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1月11-13日の三連休で兵庫のクマさんが北陸に遠征してきた。2日目の12日は石川ミリオンピークスの新年会山行だが、11日に山スキーでどこかに行こうと相談した。
僕は前日職場の新年会であまり早起きはしたくない。クマさんも軽いところが良いと言うが、記録的な少雪の現在、「軽い山スキー」の場所が難しい。
当初目指したのは高坪山だった。たいらスキー場から林道伝いで山頂直下まで行けるので、僅かでも雪が積もっていればスキーは使えると思ったから。
国道304号の五箇山トンネルを抜けて梨谷の林道に入るとたいらスキー場。スキー場直下で除雪が終わって雪の壁ができている、筈だった。ところがその先も林道に雪がなく、すいすい入れてしまった。行けるだけ行ってみようと進んだら、あっという間に高坪山の宮谷尾根登山口を過ぎ、林道獅子越線の分岐も見逃して林道袴腰線の細尾トンネルまで行ってしまった、と後から判明した。
細尾トンネルを抜けた先から積雪があり、車はそこに止めた。そして調べると近いのは高坪山でなく袴腰山。と言うことで行先変更と相成った。
出発点の標高が700m、登山口の林道乗越が900m、そこまで3.4kmをスキーでたらたら歩く。3ヶ所ほど沢が横切る所で板を外したが、他は地面が出て危うい所もあったが、全て雪上歩行が出来た。袴越山が眼前にドーンと聳えるのが見えると、間もなく乗越の登山口。雪の下に立派な駐車場が整備されていると判る。
登山口からいきなり急登となるので、スキーで行けるのか心配したが、ごく一部の狭い急登でツボ足になったものの95%以上はシール登りで行けた。986mの標高点の所に避難小屋があり、冬も解放されていた。中を覗いたが、ここでグループ宴会も良いなと思った。小屋の先に短いが痩せ尾根越えがあり、一旦下って緩い登り、そして急登となる。殆どが登山道を外しては藪で歩けない状況で、山頂間近でやっと道と関係なく樹間を歩けるようになる。
最後の急登を終えて稜線上の三叉路に出る。僕のGPSマップではそこが袴越山の山頂となっているので、そこで大休止とした。周りは灌木で遠望はない。さて下りますかと動いたところで案内板を見つけた。それによるとここより南側に山頂があり、GPSで見ると100mほど先だ。標高差は10mもないが、一度外したシールを再び付けて往復、それから下山にかかった。三差路から西側にも別のピークがあり、そこには展望櫓があるとあとで知ったが、そっちには行かなかった。
三叉路からの滑降は、最初の標高差50mほどでつかの間のスラローム、以後は登山道の幅で大半横滑り、時々回転また横滑りが続く。小屋ピークへの登り返しの痩せ尾根は滑落がやばいのでツボ足で通過。小屋下の急斜面でまた横滑り地獄で林道に飛び出した。この間自力立ち直り困難な転倒をしたクマさんの救助作業があった。
林道下山は、僅かな登り返しで始まったが、概ね調子よく立ったまま進む斜面が多くて楽だった。標高750mの辺りで、朝より雪が減って遂に歩きになったが、2〜300m程度で林道が北側に回り込むとまた滑走できて車に戻った。登り90分だった林道区間を下りは約40分だった。
天気が良く、休んだ「山頂」以外は眺めも良く、滑走が楽しめたと言えるかは微妙だが、思ったよりスキーが使えて僕としてはそれなりに面白い山スキー行だった。
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