大谷嶺(日本三大崩れ)
- GPS
- 05:26
- 距離
- 4.3km
- 登り
- 702m
- 下り
- 705m
コースタイム
天候 | 晴れ(山頂到着時ガス) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
トイレは有りません。 駐車場地点マップコード(483787208*36) |
コース状況/ 危険箇所等 |
静岡市のハイキングコースとなっているため、赤テープ等は、たくさん付いており、道迷いするような箇所はありません。 登山口に登山ポストがあります。 扇の要から先のガレ場は、左側に登山道がついています。 |
写真
感想
過去二年、お盆休みの三連休は、焼岳、西穂独標を登り、今年も同じ計画を立て、奥飛騨に宿をとり楽しみにしていましたが、天候不順のため山登りは中止とし、観光と休養に徹しました。
そのため一ヶ月ぶりの登山となりました。
今回は相方が所用のため不参加ということで、自宅から比較的に近く、前から一度登ってみたいと思っていた安部奥の山、大谷嶺を選び登ってきました。
ここに来ればだれでも見れるというカモシカと、南アルプスの主峰達を見るのが今回の目的です。
6:00駐車場到着、入山者が少なそうということで、普段は着けない熊鈴を鳴らしながら出発です。
大きな涸沢を二つ渡り、扇の要に到着します。 ここのダムで崩壊を食い止めているようです。
ここから少し先に進むと、見事に白く扇型に開いたガレ場が現れ、正面には真っ青な青空が広がり、青空めがけて新窪乗越を目指します。
振り向けば、竜爪山に続く地元静岡の山々を見ることができ、大変気持ちの良い道です。
新窪乗越手前のザレ場は、ほとんど砂礫状態で踏ん張りが利かず、まるで砂山を登っているようで大変疲れました。
新窪乗越に到着すると、南のほうから雲がどんどん流れてくるのが見えました。
そこからは、雲と山頂まで競争です。
残念ながら雲との競争に負け山頂に着いたときにはガスで真っ白、展望は0です。
それでも瞬間に切れる雲の合間に見える南アルプスを写真に撮りながら30分程過ごしていると、本日の山行で唯一出会うことになるGさんという方が登ってきました。
72歳になるというGさんと、いろいろ話しをしていると、出生地が私の実家の隣りの町内ということで親近感がわき、その後1時間ほど登山の話で盛り上がりました。
ところがこのGさん、本当のスーパー爺さんで「先月は広河原から白峰三山を奈良田まで日帰りで縦走してきたよ」とか「富士山は50回以上登っているけど最近は海抜0mの田子の浦から登ってるよ」などとんでもないことを言っていました。
私が「南アルプスは日帰りができないから行く機会がない」というと、「大無間山、茶臼岳なら簡単に日帰りできるさぁ〜」と、またまたとんでもない返事が返ってきました。
レベルが違いすぎて、全く参考にならないGさんの話を楽しく聞き、1時間半程山頂で過ごし下山にかかりました。
下山中、砂礫のガレ場では、踏ん張るたび登山道が崩れていき、山の崩壊に拍車をかけているようで心が痛みました。
今回は、カモシカとも遭遇せず、南アルプスの好展望も見ることができず残念でしたが、Gさんの楽しい山行話を聞くことができ、大変楽しい登山となりました。
今度は、南アルプスに雪がかかる初冬のころ、もう一度、相方と登ろうと思います。
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