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Yamareco

記録ID: 218210
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
大雪山

大雪山系山開き 〜黒岳・白雲岳・緑岳・赤岳 一泊でのんびり四色めぐり〜

2012年06月30日(土) ~ 2012年07月01日(日)
 - 拍手
GPS
28:15
距離
20.0km
登り
1,250m
下り
1,278m

コースタイム

<1日目>
層雲峡温泉(9:00)→黒岳5合目(9:10)→黒岳7合目(9:35)→黒岳山頂(11:00)→黒岳石室(11:25←昼食→11:45)→北海岳(13:00)→白雲岳分岐(14:15)→白雲岳(14:45←休憩→15:00)→白雲岳分岐(15:15)→白雲岳避難小屋(15:35)

<2日目>
白雲岳避難小屋(7:05)→板垣分岐(8:00)→緑岳(8:15←散策→8:30)→板垣分岐(8:45)→小泉岳(9:55)→赤岳(10:35←昼食→11:20)→コマクサ平(12:45)→銀泉台(13:50←バス待ち→15:30)→層雲峡温泉(16:20)
天候 6月30日(土):晴れ時々曇り
7月01日(日):晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
<行き>
層雲峡温泉駐車場に車を止め黒岳ロープウェー&リフトを使用。
ロープウェーは20分間隔で運行。運賃は片道1,000円。
リフトは随時運行で片道400円。
詳細はりんゆう観光ホームページ参照。
http://www.rinyu.co.jp/modules/pico01/

<帰り>
銀泉台から層雲峡温泉までバスを利用(層雲峡まで約50分)
バス路線は赤岳登山バスで1日2本。運賃は800円。
詳細は道北バスホームページ参照
http://www.dohokubus.com/12s-kamikawa.PDF
コース状況/
危険箇所等
<黒岳登山道>
例年、山開き時期は9合目近くの雪割り道で恐怖体験することになるんですが、今年は登山道には雪が残っているもののチラホラと行った程度で、問題の9合目も完全に夏道が使えました。

<黒岳−北海岳>
赤石川に掛かる雪のブリッジはクラックが入っていてかなり微妙な感じでしたが、実際通過すると安定していました。北海沢の徒渉も雪の上です。北海岳に向けては夏道が使えて特に危険な箇所はありません。

<北海岳−白雲岳分岐>
北海平の大雪渓も雪の量がかなり減っています。ピンクテープやロープも張ってありルートも明瞭です。

<白雲岳分岐−白雲岳>
白雲岳の手前の巨岩帯が雪壁で埋まっていて、数メートルほど雪壁を登るようなシーンもありました。

<白雲岳避難小屋>
管理人常駐の山小屋で一泊1,000円です。
二階建てで階段を使って上下します。二階は窓も多く明るく綺麗で快適です。水場は近くに湧水があり、涸れたという話はあまり聞きません。最悪、涸れた場合でも板垣新道の雪渓から水が取れます。水汲み用のペットボトルも借りられます(数に制限あり)。ルールとして消灯20時が定められています。屋外にテーブルが3つほど用意されているので、晴れた日は外で食事というのも良いです。バイオトイレは清潔に保たれています。小屋の周囲では高山植物が多く見られます。

<板垣新道>
特に危険箇所はありません。雪渓が遅くまで残るため、花も遅くまで楽しむことができます。

<緑岳−小泉岳−赤岳>
風の強い稜線です。寒い日などは稜線に出る前に上着を来ておくことをお勧めします。ルートもハッキリしていて迷うこともありません。

<赤岳−銀泉台>
例年雪渓が遅くまで残るため、特に第三雪渓と第一花園周辺は滑落に注意が必要です。季節の早い時期にはあまり通りたくないルートです。今年は雪が少なかったようで、比較的安全に通れましたが、それでも第一花園周辺の雪渓では足がすくみました。

ロープウェー層雲峡駅と銀泉台では層雲峡の日帰り温泉「黒岳の湯」の割引券を配布しているので入浴の際に利用するとお得です。通常600円のところ100円引きの500円で入浴できます。
黒岳リフトより。正面に黒岳が見えている。
黒岳リフトより。正面に黒岳が見えている。
7合目登山口。土産店でちょっとしたものなら補充可能。入山届は往復用と縦走用がある。
7合目登山口。土産店でちょっとしたものなら補充可能。入山届は往復用と縦走用がある。
ウコンウツギ。
カラマツソウ。まだつぼみが多かったがこの株は咲いていた。
カラマツソウ。まだつぼみが多かったがこの株は咲いていた。
ミヤマキンポウゲ。黒岳登山道にいっぱい咲いている。
ミヤマキンポウゲ。黒岳登山道にいっぱい咲いている。
正面にマネキ岩。だいぶ登ってきた。
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正面にマネキ岩。だいぶ登ってきた。
カラマツソウ。つぼみ混じり。
カラマツソウ。つぼみ混じり。
トカチフウロ。
黒岳山頂。お手軽に登れるので人が多い。
黒岳山頂。お手軽に登れるので人が多い。
イワヒゲ。小さくて可愛い。
イワヒゲ。小さくて可愛い。
メアカンキンバイ。
黒岳石室を見下ろす高台から凌雲岳、北鎮岳。
黒岳石室を見下ろす高台から凌雲岳、北鎮岳。
ヒメイソツヅジ。ボンボリが愛らしい。
ヒメイソツヅジ。ボンボリが愛らしい。
コエゾツガザクラ。全体的に色がやや薄く、毛がなくツルっとした表面をしているエゾノツガザクラの変種。
コエゾツガザクラ。全体的に色がやや薄く、毛がなくツルっとした表面をしているエゾノツガザクラの変種。
黒岳石室。大雪で唯一物品の小売をしている山小屋。値段は高いが最終補給基地として利用できる。
黒岳石室。大雪で唯一物品の小売をしている山小屋。値段は高いが最終補給基地として利用できる。
黒岳石室付近から赤石川を周辺の雪田を見下ろす。
黒岳石室付近から赤石川を周辺の雪田を見下ろす。
赤石川徒渉点。所々割れ落ち、雪のブリッジにもクラックが入って嫌な感じ。
赤石川徒渉点。所々割れ落ち、雪のブリッジにもクラックが入って嫌な感じ。
ベンガラを目印に北海沢沿いに進む。
ベンガラを目印に北海沢沿いに進む。
イワブクロ。まだ咲いてない。
イワブクロ。まだ咲いてない。
キバナシャクナゲ。
エゾノツガザクラ。原種。
エゾノツガザクラ。原種。
チングルマ。大輪です。
チングルマ。大輪です。
北海岳より北鎮岳とその向こうの比布-安足間の稜線を望む。
北海岳より北鎮岳とその向こうの比布-安足間の稜線を望む。
イワウメ。小さいけど存在感十分。思わず足を止めてしまう。
イワウメ。小さいけど存在感十分。思わず足を止めてしまう。
エゾオヤマノエンドウ。
エゾオヤマノエンドウ。
ミヤマキンバイ。
北海平のベンチ近くから白雲岳。
北海平のベンチ近くから白雲岳。
北海平の大雪渓。今年は控え目。
北海平の大雪渓。今年は控え目。
水に削り取られた登山道を行く。
水に削り取られた登山道を行く。
目前に白雲岳。一部雪壁を登る。
目前に白雲岳。一部雪壁を登る。
ゼブラ模様の美しい白雲岳からの絶景。
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ゼブラ模様の美しい白雲岳からの絶景。
白雲岳近くに広がる窪地。季節が早ければ幻の池が出現するらしい。
白雲岳近くに広がる窪地。季節が早ければ幻の池が出現するらしい。
白雲岳避難小屋からの夜景。五色岳の稜線がうすぼんやりと見える。
白雲岳避難小屋からの夜景。五色岳の稜線がうすぼんやりと見える。
白雲岳のテント場。朝の風景。大半がもう撤収している。
白雲岳のテント場。朝の風景。大半がもう撤収している。
白雲岳避難小屋。昨年ペンキを塗り直したらしくてとてもきれい。
白雲岳避難小屋。昨年ペンキを塗り直したらしくてとてもきれい。
白雲岳避難小屋から五色岳方向。彼方にトムラウシ山が見える。
白雲岳避難小屋から五色岳方向。彼方にトムラウシ山が見える。
キバナシオガマ。下から上にかけて緑の葉と黄色い花の比率が変わっていく姿が美しいです
キバナシオガマ。下から上にかけて緑の葉と黄色い花の比率が変わっていく姿が美しいです
エゾノハクサンイチゲ。旭を浴びて輝いている。
エゾノハクサンイチゲ。旭を浴びて輝いている。
板垣新道のコルから白雲岳避難小屋
板垣新道のコルから白雲岳避難小屋
イチリンハクサンイチゲ。他より小さ目で一輪しか咲いてない姿が可愛いです。

イチリンハクサンイチゲ。他より小さ目で一輪しか咲いてない姿が可愛いです。

エゾオヤマノエンドウ。
エゾオヤマノエンドウ。
エゾタカネスミレ。
緑岳山頂。微かにガスが掛かってきた。
緑岳山頂。微かにガスが掛かってきた。
緑岳から小泉岳に続く稜線。風が強い。
緑岳から小泉岳に続く稜線。風が強い。
チョウノスケソウ。
コマクサ。風に耐えて咲いている。
コマクサ。風に耐えて咲いている。
チョウノスケソウ。
彼方にギンザンマシコの雄。
彼方にギンザンマシコの雄。
大雪山山開き登山会御一行様と遭遇。彼らは銀泉台発で高原温泉に向かっている。
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大雪山山開き登山会御一行様と遭遇。彼らは銀泉台発で高原温泉に向かっている。
ホソバウルップソウ。大雪山の景色に合う不思議な花。
ホソバウルップソウ。大雪山の景色に合う不思議な花。
エゾタカネスミレ。ワイワイ言いながら集合写真撮ってるみたい。
エゾタカネスミレ。ワイワイ言いながら集合写真撮ってるみたい。
エゾタカネスミレで黄色く染まる稜線。
エゾタカネスミレで黄色く染まる稜線。
小泉岳山頂標識。
ミネズオウを横からアップで...
ミネズオウを横からアップで...
チングルマ。
チョウノスケソウ。
これまたチョウノスケソウ。大輪(^^)。
これまたチョウノスケソウ。大輪(^^)。
ホソバウルップソウ。
赤岳山頂より烏帽子岳。遠くに凌雲岳、北鎮岳。
赤岳山頂より烏帽子岳。遠くに凌雲岳、北鎮岳。
銀泉台ルートの第四雪渓。だいぶ雪が少ない。
銀泉台ルートの第四雪渓。だいぶ雪が少ない。
銀泉台ルートの第三雪渓。ほぼ夏道が使えた。
銀泉台ルートの第三雪渓。ほぼ夏道が使えた。
エゾコザクラ。
コマクサ平から第二花園に向かう途中の雪渓。
コマクサ平から第二花園に向かう途中の雪渓。
第一花園の雪渓。急斜面で結構怖い。
第一花園の雪渓。急斜面で結構怖い。
銀泉台登山口。豊富できれいな水場がある。
銀泉台登山口。豊富できれいな水場がある。
銀泉台標識。
銀泉台の林道。ダート道が大雪湖まで続いている。
銀泉台の林道。ダート道が大雪湖まで続いている。
銀泉台登山口を引いて...バスは1日2本。乗り遅れないよう注意。
銀泉台登山口を引いて...バスは1日2本。乗り遅れないよう注意。
撮影機器:

感想

白雲小屋一泊で層雲峡から黒岳・北海岳・白雲岳・緑岳・小泉岳・赤岳と大雪山系を満喫して銀泉台に降りました。ピークハントというよりは、花の写真と、白雲小屋での酒が目当てで、ビールや缶詰など重い荷物を担ぎあげての山行で完全にバテてしまいました。でも、その後の酒は超うまかったです。結局、屋外のテーブルで消灯時間を過ぎて21時過ぎまで飲んでいました。

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