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Yamareco

記録ID: 218661
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

54.岩手山 「風は吹いている」

2012年08月21日(火) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.4km
登り
1,409m
下り
1,412m

コースタイム

0530馬返し登山道口−(新道を選択)−0800新五合目0810−0955八合目避難小屋1005−1055山頂 所要時間:5時間25分

1110山頂−1145八合目避難小屋−(新道を選択)−1230新五合目1240−1410馬返し登山道口 所要時間:3時間

合計:8時間25分
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
馬返しの駐車場は未舗装で50台前後は駐車場可能。

キャンプ場は炊事場、トイレ、水場があり、無料。
ただし、芝生なんだけど斜面ですので、どうテントを張るか考えなければいけません。
コース状況/
危険箇所等
登山道は昔火山だった名残か、水はけが良く、泥だらけになりにくいイメージを持ったのですが、急坂の登り坂が続き、一時は敗退も考えたほど。

八合目避難小屋に水場があったお陰で復活。何とかブラックアウトに余裕で間に合いました。

一合目付近でクマ(多分ツキノワ)を目撃したという情報あり。熊鈴の装着をお勧めします! 

日中、自衛隊の演習の砲音が聞けて、ある意味レアな体験が出来たかも?

ここでも、立寄り湯の利用なし。そのまま岩手県青少年会館YHへ。
バテてたクセして誇らしげに記念撮影
2012年08月20日 23:02撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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8/20 23:02
バテてたクセして誇らしげに記念撮影
馬返し登山道の駐車場
2012年08月20日 17:31撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/20 17:31
馬返し登山道の駐車場
馬返し登山道口
2012年08月20日 17:31撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/20 17:31
馬返し登山道口
鬼又清水 すごい水量だ!
2012年08月29日 15:52撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:52
鬼又清水 すごい水量だ!
朝日に輝く岩手山
2012年08月20日 17:37撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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8/20 17:37
朝日に輝く岩手山
登り始めはこんな感じ
2012年08月29日 15:52撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:52
登り始めはこんな感じ
よく整備されてるなぁ〜
2012年08月29日 15:52撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:52
よく整備されてるなぁ〜
0.5合目
2012年08月29日 15:52撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:52
0.5合目
やっと一合目
2012年08月29日 15:52撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:52
やっと一合目
いい天気だなぁ〜
2012年08月29日 15:52撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:52
いい天気だなぁ〜
豆腐岩
2012年08月20日 18:28撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/20 18:28
豆腐岩
二合目
2012年08月29日 15:52撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:52
二合目
下を見ると雲海が〜
2012年08月20日 18:37撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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8/20 18:37
下を見ると雲海が〜
2.5合目
2012年08月29日 15:53撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:53
2.5合目
新道を選択 三合目
2012年08月29日 15:53撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:53
新道を選択 三合目
新道四合目
2012年08月29日 15:53撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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新道四合目
新道五合目 ここから苦しくなった
2012年08月29日 15:53撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:53
新道五合目 ここから苦しくなった
2012年08月20日 20:22撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/20 20:22
2012年08月20日 20:22撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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六合目 ここに来るまで撤退を真剣に考えた
2012年08月29日 15:53撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:53
六合目 ここに来るまで撤退を真剣に考えた
旧道が見えた
2012年08月20日 21:19撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/20 21:19
旧道が見えた
やっと七合目
2012年08月29日 15:53撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:53
やっと七合目
やっと森林限界突破!
2012年08月20日 21:45撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/20 21:45
やっと森林限界突破!
八合目避難小屋
2012年08月20日 21:53撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/20 21:53
八合目避難小屋
御成清水 やったぞ! 水が出ている! ここで水を飲んで蘇生した
2012年08月20日 21:54撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/20 21:54
御成清水 やったぞ! 水が出ている! ここで水を飲んで蘇生した
八合五勺
2012年08月29日 15:53撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:53
八合五勺
不動平
2012年08月29日 15:53撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:53
不動平
不動平避難小屋
2012年08月20日 22:21撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/20 22:21
不動平避難小屋
あと一登りだ!
2012年08月29日 15:53撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:53
あと一登りだ!
御鉢に取り付いた
2012年08月20日 22:38撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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8/20 22:38
御鉢に取り付いた
観音様が見守る
2012年08月29日 15:54撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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8/29 15:54
観音様が見守る
さぁ、山頂が見えた!
2012年08月29日 15:54撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:54
さぁ、山頂が見えた!
山頂到着!
2012年08月29日 15:54撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:54
山頂到着!
三角点踏み
2012年08月29日 15:54撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:54
三角点踏み
山頂付近に虫が その他、トンボやバッタを見ました
2012年08月20日 22:56撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
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8/20 22:56
山頂付近に虫が その他、トンボやバッタを見ました
妙高岳を見下ろす
2012年08月29日 15:54撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/29 15:54
妙高岳を見下ろす
黒いカエル発見! 見えるかな?
2012年08月20日 23:32撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/20 23:32
黒いカエル発見! 見えるかな?
お疲れ様でした 
2012年08月21日 01:57撮影 by  PENTAX Optio W80, PENTAX
8/21 1:57
お疲れ様でした 
撮影機器:

感想

第54座 風は吹いている

八幡平の続き。

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-218650.html

 8月21日、馬返キャンプ場で幕営した。地面は芝生だが斜面なので、少々寝辛かった。夜中に雨が降ったのか? テントもクルマも湿っていた。身支度とストレッチをして5時30分に馬返し登山口を出発した。しばらく歩いたところに鬼又清水という水場があったので、合計で4リットル分の水を確保した。朝日に輝く岩手山が美しく感じた。さぁ、これから石川啄木が愛で宮澤賢治が何度も登頂した岩手山に登るのだ。さぁ、しっかり登るゾ!

 途中で新道と旧道の分岐が出て、僕は新道を選択。新道の方が樹林帯を歩くので日光から守られると思ったからだ。まぁ、登りである以上、キツイのは変わらないしと思ったし。その予感は的中した。新五合目から登るのが辛くなった。一本を立てる回数と時間が多くなった。後から登ってくる登山者にドンドン抜かれる。後方羊蹄山と同じ様なことが起こっていた。

 天気がいいのに、ここでへばっている自分が情けなく思った。撤退も何度も考えた。でも、僕の身体は無意識に上へ上へと登っていた。

「八合目避難小屋に水場があるはず、取りあえずはそこまでたどり着いて、その水を飲もう。水が枯れていたら、せめてジュース一本売ってたら買って飲もう。その後のことはそれから考えよう」

と思った。七合目に着くと、坂が緩やかになり、9時55分に八合目避難小屋に着いた。水場を見たら、ちょろちょろとだが確かに流れていた。僕は腹一杯にその水を飲んだ。そのお陰で、疲れていた僕の身体は蘇生した。そこから山頂までは手を伸ばせば届くのではないかという距離まで近付いていた。

僕は叫んだ。

「クライム・オン!!」

 お鉢のへりに取り付くと山頂まで石で出来た観音像が等間隔で鎮座していた。僕はそれをたどりながら登っていった。10時55分に山頂に着いた。時間はかかったけど何とかたどり着いた。ここまで来るのにへばっていたくせに、記念写真では誇らしげに写真に納まった。山頂ではトンボやバッタが飛んだり跳ねたりしていた。

 下山は来た道をたどるようにして降りた。時折響くのは、自衛隊の演習の砲音が響き渡っていた。こういう体験はある意味レアかも? と思った。三合目過ぎて、避難小屋をするだろう5人前後のパーティーとすれ違った。先頭を歩くリーダーらしき登山者が、

「先に下山した登山者が一合目付近で、クマ(多分ツキノワ)を見たそうですから気を付けて下さい」

といわれた。僕は熊鈴を装着していたから、まず大丈夫だろうとはいわれたが、そういわれると心細くなった。一合目を通過している時、いつクマが出るかと思いビクビクしながら下山したが、幸いクマに出会わず14時10分に馬返しキャンプ場に着いた。

 雨で濡れたテントを乾燥がてら放置していたテントを撤収し、乱雑になった車内を一度整理してから馬返しキャンプ場を後にした。

蔵王山へ続く・・・・

http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-218665.html

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