倉沢谷・塩地谷から天目山(三ツドッケ)(波乱万丈奇跡的生還?)
- GPS
- 13:00
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 1,224m
- 下り
- 1,223m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
魚止橋まで林道歩きです。 魚止滝の上より入渓。いきなりロープ確保。 地蔵滝(8m)の右岸を大高巻き。山道に出ます。その後懸垂下降で下る。 その後小滝の直登が続き、6mの滝は登れないので右岸を巻く。ここもロープ確保。 小滝が続くがどうにか乗り切れるでしょう。 支流に気を付けて登りきると一杯水。 なんと涸れていました。下の沢で汲んでおくことも必要です。 天目山までの道は結構長いです。地図に登山道はないので下りは分岐道に注意。 下りは東日原方面の途中から倉沢谷入口に下りる破線が地図上にあったのでそこを利用する予定でした。 が、まず道間違いで行き過ぎました。分岐も地図通りではありません。 尾根はトレースがありましたが、以降の斜面は踏み跡なし。GPS頼み。 谷へ向かうトラバースは微かに踏み跡あるも酷いザレ場で一歩一歩気を使います。 谷に出たところでこのままザレ場を進むよりも、谷を下る案を決意。 ハーネス・ロープ等の装備があるからこその決断です。 涸れ沢が続きますが、途中から水が出てきて沢下りに。 1箇所、懸垂下降をこなした後、大きな堰堤が出てきました。 ここでゴールの林道が見えましたが、懸垂下降するための支点がありません! あれこれ探しているうちに取り敢えず左岸を巻くことに。 これが大正解でしばらく進むと林道に続く踏み跡が出てきました。 結果的には大きな困難も無く奇跡的に?無事下りることが出来ました。 が、状況のわからない沢下りは危険です。 東日原方面途中からの分岐道は実質廃道です。 |
写真
感想
今回もハプニング続出です。
沢登りは割と順調でした(時間は掛かったけど)
沢登りはこの懸垂下降が核心部です
そして漸く一杯水に着いたと思ったら涸れている!
水、持ってない!ビール冷やせない!ショックでした…。
しかし沢に戻る気にはなれず、我慢して下山することに。
ぬるいビールで我慢しました。ラーメンも食べられない…。
そして下山。倉沢谷入口への分岐道利用を予定してましたが、分岐不明で行き過ぎ。
戻ったけど道が無くなる!酷いザレでした。殆ど人は通ってないでしょう。
この破線は廃道です。使えません。
谷に着いたところで水にありつく。幸運!
そこで谷を降りる妙案が!
基本的に知らない沢は何があるか分からないので下りてはいけません。
地形図では比較的緩やかなのと装備があるので、決行!
(ザレ場よりはよっぽど良い)
終盤で懸垂下降を一本終えて堰堤に遭遇。
しかし林道が見えた!ゴールは近い!
でも支点がない!
しばらく考えた後左側を巻くことに。これが大正解ですんなり林道に出ました。
歓喜の生還です。奇跡的に無事戻った感じです!
今回はたまたま良い結果でしたが、またまた良い経験でした。
あぶないところでした。登山人生初ビバークになるところでした。
塩地谷は無事遡行完了。誤算は一杯水が涸れていたことでしょうか?
問題は帰りにとったルートです。
ヨコスズ尾根を下り途中から倉沢林道入口付近に出る破線ルートに入ったのですが、これが失敗。まず分岐を見逃し下りすぎてしまいました。登り返すとともにGPSをON。
枝道に入ると初めは桟道などもあり、荒れてはいますが十分行けそうな雰囲気でした。
それが尾根を外れたあたりから怪しくなり最後は踏み跡もなくなりました。
GPSを頼りに谷まで下りたのですが、トラバース道に入ると完全にアウト。急斜面の為進めなくなりました。
結局、ここから掟破りの谷下り。50メートルのロープ携行していますが、あまり時間が無い。下れない滝が出てこないことを祈り下山開始。
途中から水流が出て来て沢サンダル、ハーネスを着用。すでにあたりは暗くなりはじめています。
沢幅が広くなり谷が深くなりだすと、滝ではなく堰堤群が待受ていました。
堰堤を巻きロープいっぱいに使い谷底に下り立つと林道が見えました。
ここで一安心するも、あと堰堤を二つ越えなければならず、尚且つ林道はこの谷を跨いで橋になっています。
次の堰堤を懸垂する為の支点を捜すも手頃な物がなく、仕方なく左斜面に取り付きますと僅かなやぶこぎで踏み跡を発見。
これをたどると呆気なく林道に下り立つことができました。まさに危機一髪、暗闇に閉ざされる直前でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
沢登りに行って水が涸れているのもいかにこの夏、関東に雨が少なく猛暑が続いているのが物語っていますね。足がつかない懸垂下降まさにレスキュー隊さながらで日没ギリギリと何時もの事ですがまた新しい経験しましたね 今週が楽しみですがkaiさん涸れていませんよね
何だか段々と深みにはまって行くお二方・・・
写真見ててドキッとしましたが、確かにマムシのようです(少し頭が小さいような気もしますが)、
噛まれなくて良かったですね。
蛇に噛まれてレスキュー騒動ってのもちょっとねぇ〜。
ヒルならまだ我慢も出来るけど、危ない危ない・・・
で、蛇の次はヤマメですか!
のんびり山行なら捕まえて間違いなく塩焼きになるものを、
幸運なヤマメでした。
一杯水、枯れてる事が多いです。
今まで何度か通ってますが、水が出ていたのは確か1回だけでした。
少し沢を下りると水が出ていると聞きましたが、
あそこはかなり荒れてますから下りる気にはなりません。
ともかく、ご無事に生還出来て良かったです。
suさん次回は釣果を期待しています。塩が必要ですね。
noboさん蛇やヤマメ、色々な経験です。
一杯水情報ありがとうございます。
知っていれば冷たいビールが飲めた かな。
でも、帰りが暗くなってしまった?
どっちが良かったのか…。
ルート情報も大切ですね。
結構なドアップですね
山では花とトリと蝶々を追いかけてたので、こんなにでかい魚がいるとは驚きました!
御無事に帰ってこられて何よりです。
危ないところだったのかな!?とは思いますが、かえってきて情報を残すことも大事だと思いますよ
youtubeを見て、営林署さんの声掛けを聞いて、おぉっ懐かしいご指導だ〜と思ってしまいました(笑)
3214さんこんにちは!
水中はよくわからないので、適当に撮ったらどアップになってしまったのです
魚は魚止滝よりうえにいないはずだから、誰かが放流したのではないか?
と、数少ない遭遇者の釣り人が言ってました。
蛇やら魚やら(ヒキガエルもいたなぁ)、ますますみんな沢には行きたがらないな…
営林署の方のご指導は健在です
だんだんマニアックの極みになってますね。
夏も終わり?
9月になっちまいました。
さすがにどこかに行きたくなってきたが、
適当に達成感のある山、
それが何処に行ったらいいのやら、
わかりません。
(笑)
ip-isobeさんこんにちは!
ご無沙汰しています。
最近は際どい沢登りになっています。
いずれ、また、ご一緒願います。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する