西穂高岳
- GPS
- 05:29
- 距離
- 7.4km
- 登り
- 858m
- 下り
- 855m
コースタイム
- 山行
- 4:19
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 5:29
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新穂高温泉登山者用第3駐車場 ※昨年使えた登山指導センター正面の駐車場は今日は閉鎖されていました。 【新穂高ロープウェイ】 往復乗車券2,900円+荷物券(6kg以上は必要)片道300円×2 冬期は始発が9:00、西穂高口終発は16:15です。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【西穂高口〜西穂山荘】 積雪の林間歩き、コースはしっかり踏まれて歩きやすい歩道ができています。ツボ足でも歩ける雪ですが山荘に近づいた急登ではスパイク、アイゼンがあった方が登りやすいかもしれません。私は往復ともアイゼンで歩きました。 【西穂山荘〜独標】 独標手前までは難しい箇所はありません。丸山を過ぎると角度のある斜面を登りますが、トレースがあるのでこれを追います。独標の取り付きは岩場の傾斜です。私はこの手前のコルでヘルメット、ピッケルを出しました。 【独標〜西穂高岳】 難易度が一気に上がります。いくつか越えるピークでは凍った岩の通過、確実な身体確保、足さばきが必要です。斜面のトラバースは表面が固まったモナカ状の斜面を進みます。トレースの狭い箇所もあり、うっかり踏み外すと滑落、事故は免れません。山頂直下のルンゼはピッケル、アイゼンの刺さりにくい岩場で、特に下りでは慎重な下降になります。 |
写真
感想
昨年この時期に登って、とても印象深かった西穂高岳へ再び。
天気予報は「曇りのち晴れ」、新穂高温泉到着時も曇り空を見上げていましたがロープウェイで上昇していくと雲海の上に。白山まで望む絶景に一気にテンションが上がります。
ロープウェイを降りて、まずは西穂山荘へ。新雪というよりはやや固まり気味の歩きやすい雪上を進みます。林の向こうにときどき現れる西穂の峰々望み、徐々に勾配が急になる坂を上ると西穂山荘到着です。
期待以上の晴天にサングラス装着、ここからは高度を上げるごとに現れる眺望が楽しみです。まずは登っていく西側に笠ヶ岳から抜戸岳の白い稜線、そして振り返ると焼岳、乗鞍岳、さらに八ヶ岳、そして南アルプスも現れました。
丸山から先の傾斜を登っていくと右前方に前穂そして吊尾根が現れ、北アルプスを身近に実感します。独標手前のコルでヘルメット、ピッケルを装備して登頂。ちょうど女性がお一方先に進まれるところでした(この方は冬山を歩き慣れているベテランさんのようで本峰から下ってこられたタイミングでは岩場のアドバイスもいただきました。ありがとうございました)。
独標から先、核心部へ進みます。昨年の同時期と比べると雪は多く岩とのミックス部分は少なかったですが、昨年とはまた違う難しさがありました。凍った岩の通過は慎重に、またモナカ状に固まった雪上のトラバースも気を使いました。さらに(写真に残していませんが)一ヶ所大きく踏み抜きました。踏み抜き跡を避けようと淵を進んだのですが、さらに穴を拡げる形で踏み抜き、胸までで止まったので脱出できましたが焦りました。
本峰ピーク手前では先行されていた女性が下りてこられ、続く男性ペアさんが下りてこられるところでした。時間をかけて慎重に降りてこられるペアさんの様子に自身の下りを重ねてやや緊張します。慎重に登って2,909mのピークへ、先行されていたソロさんと入れ違いで独り占めの山頂となりました。昼食のパンをかじりながら360°の眺望を堪能します。
下りは登りにも増して気を使います。本峰直下はピッケル、アイゼンの効くところを探しながら、時間をかけて確実に降りました。斜面トラバース、岩場の通過と、気が抜けません。独標を降りたところでやっと、ほっと息をつくことができました。
現在の自分のスキルからは目一杯だった印象です。同じ時期、同じ山でもコンディションは常に違う、そして難しさは異なると改めて実感しました。
無事に行って来られたことに感謝、ありがとうございました。
yoisa さん、こんばんは
西穂高岳のレコ、ワクワクします。
実は以前計画、実行したのですが、丸山手前でヘリでの救助訓練で長時間足止めされ、さらに独標でロープ出して道をふさぐペアに遭遇。
結局独標までで引き返して来たのですが、当時の自分の実力では無理してその先まで行かなくて良かったのかもと正直納得していました。
いつか改めてチャレンジしたい西穂高岳です。
雪山になる前に一度登っておこうと思っていたのに行かないまま雪山の季節。
さて、今期はどうしたものだろうと悶々とするおいらでした。
素敵なレコありがとうございます。
Q_Bさん、こんばんは。
気に入った山は何回も登るタイプの私にとって西穂高岳は今年もぜひ冬季に登りたいと思っていました。昨年と同じではないコンディションの中、いくつかのピークやトラバースを経て再び本峰に立てたのは嬉しかったですし、下山時の達成感も大きかったです。
確かにQ_Bさん、2年前に独標まで歩かれていますね。私より遥かに経験豊富な先輩でしたらきっと行かれると思います。いつかその峰に立たれるレコを楽しみにしています(^^)。
温かなコメント、ありがとうございました
yoisaさん、こんにちは
最適な条件下で、最高な山行ですね。
独標から先は、冬どころか無積期も未踏ですので、
私もドキドキワクワクしながら拝見しました。
やはり山頂直下のルンゼが核深部ですね。
大変おつかれさまでした!
八ヶ岳、甲斐駒に続き、西穂まで・・・最高の冬山山行が続いてますね♪
xyzJINさん、こんにちは。素敵なコメントありがとうございます(^^)
晴天&微風と本当にいいコンディションで歩くことができました。独標から先は昨年に続いて2回目だったのですが、私自身がやはり「ドキドキワクワク」でした。レコで少しでも雰囲気が伝われば幸いです。おっしゃる通り、山頂直下のルンゼが核心で一番緊張しました。
八ヶ岳、甲斐駒、西穂・・・自分では意識していませんでしたが確かに冬季いい山行ができていますね。天候や周囲の人たちに感謝です!
xyzJINさんもまた素敵な山行を。レコ楽しみにしています♪
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