常念岳・蝶ヶ岳〜山ガール・アルプスデビュー編(前編)〜
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- GPS
- 18:19
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 2,141m
- 下り
- 1,958m
コースタイム
4:45 一ノ沢登山口
5:03 山ノ神
5:59 大滝ベンチ
7:38 胸突八丁
8:13 最終水場
8:39 第一ベンチ
9:18 常念小屋 9:46
11:13 常念岳(昼食) 11:49
13:32 P2512
14:19 P2592
14:58 P2462
15:28 蝶槍
16:27 蝶ヶ岳ヒュッテ
<2日目>
7:07 蝶ヶ岳ヒュッテ
7:18 妖精の池
7:41 P2564
9:57 徳沢園
11:29 明神
11:40 嘉門次小屋
13:08 河童橋
天候 | 23日 晴れ 24日 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
穂高温泉しゃくなげ荘泊 23日 タクシーにて一ノ沢登山口(5600円・早朝割増 約30分で到着) 蝶ヶ岳ヒュッテ泊 24日 上高地から新島々までバス。新島々から松本までアルピコ交通上高地線を利用。 ここから、娘は特急・新幹線を乗り継いで新大阪へ。 私は、穂高駅まで行き、タクシーでしゃくなげ荘裏の登山者専用駐車場へ自家用車をピックアップへ。 その後、高山泊。ここから、おやじの夏休み編となります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■一ノ沢登山口〜常念小屋 登山口に登山ポスト、トイレあり。沢水を引いているが未消毒。 登山路は、緩やかな登りから最後は急登。危険箇所はなし。 胸突八丁を越えてしばらくすると最後の水場あり。 ■常念小屋〜蝶ヶ岳ヒュッテ 緩やかなアップダウンの尾根歩き。危険箇所はなし。 途中、トイレなし。 ■蝶ヶ岳ヒュッテ〜上高地 蝶ヶ岳から徳沢に下りる長壁尾根は眺望なし。緩やかな下り。危険箇所はなし。 徳沢から上高地は観光客でもあるけるところ。 上高地では、嘉門次小屋の岩魚定食(1500円)を食べました。 風呂は、上高地アルペンホテル(500円)を利用しました。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
娘の休みが23、24日の2日間と22日は10時以降なら出かけられるという条件で、アルプス山行を計画しました。
となると、22日平湯泊、23日蝶、24日蝶から横尾、上高地というコースしかないのではないかと思い娘に話すと、せっかくいくのだから常念も行きたいというので、今回の山行となりました。
常念と蝶の間に小屋があるといいのですがないので、23日はロングコースを歩かなければなりません。
22日に大阪を出て、穂高温泉に着いたのが午後6時前。
穂高温泉のしゃくなげ荘に、素泊まり4000円に夕食2000円を付けて格安に泊まることができました。
素泊まりは、歯ブラシ等のアメニティグッズ、寝巻きなどがなく、布団も自分で敷き、食事も自分で運ぶのですが、たいしたことはありません。
23日はよくばりのロングコースなので、5時登山口出発を目指して、4時にタクシーにきてもらいました。
登山口では、大型バスが駐車しており、十数名の登山者が朝食の準備をしています。
われわれも、朝食のおにぎり2個をたべて出発です。
ところが、ここで水を補給しようと考えていたのですが、地図の休憩所のマークを水場のマークと勘違いしていました。しかたがないので、引かれている未消毒の沢水を少し持って行きいざとなったら沸かせばよいのでは、と考えたのですが、娘にしかられました。
5時前なので、ヘッデンで歩きはっじめましたが、しばらくすると明るくなりました。
天気は、予報では曇りであまり良くないのではと思っていましたが、晴れています。尾根の展望に期待が持てます。
しばらくすると、きれいな沢を横切り、上には山しかないので、その沢水を飲料用に汲んでいきました。
緩やかな登りですが、丸木橋で沢を渡ったり、変化があるので飽きませんでした。その後、じょじょに急登となり、胸突八丁を越えて、最後の水場で3Lの水を確保しましたが、これが重くて常念への登りがこたえました。
尾根に出る直前、青空の中に槍の穂先が見えたときにはうれしさがこみ上げてきました。
登るにつれ、全貌を現す槍の姿に感動しました。何十年ぶりに見る槍の姿です。
一昨年の夏、ツェルマットからゴルナーグラート鉄道に乗りゴルナーグラート駅からマッターホルンやモンテローザを見たときにも感動しましたが、今回のほうが感動は数倍ありました。
やはり、自分の足で汗をかきながら得る絶景は最高なのでしょう。
常念岳の山頂付近では雷鳥を見たという人がいたのですが、残念ながら出会えませんでした。
尾根の縦走は、緩やかアップダウンですが、常念をすぎてしばらくすると、疲れが増してきて、蝶槍の登りはこたえました。
しばらく歩き、蝶ヶ岳ヒュッテの赤い屋根が見えた時にはほっとしました。
歩いている途中は、右に穂高から槍のパノラマが見え、おまけに青空が広がり、最高の景色の中を歩くことができました。
蝶ヶ岳ヒュッテは、食事もおいしく快適でしたが、トイレが今一だったのが残念です。
ただ、ふとんでゆっくりと練ることができたので、12時間近い歩きの疲れを癒してくれました。
翌朝も快晴です。360度のパノラマにに、御来光、槍、穂高、乗鞍、御嶽の富士山まで見渡せ、最高の景色をプレゼントしてもらうことができました。
山ノ神への祈りが通じたのでしょうか。
長壁尾根の下りは、眺望がなく退屈でした。気分は、嘉門次小屋の岩魚定食に向いています。
徳沢では、テントがかなり張られていました。
私もここにテントを張って、まったりとしながら、焼岳、霞沢岳でも登るかと考えていたのですが、高槻の天神さんの山行記録に触発されて、昔からあこがれていた剣に登ってみたくなったので、ここでのまったりは次回ということにしました。
その後は、写真のとおりです。
穂高は、涸沢からみたごつごつした姿よりも、岳沢からみた姿のほうが好きです。
はじめて河童橋からその姿を見たときの感動は、今でも忘れません。
今回は、上のほうを雲が覆っていたうえ、大勢の観光客でいまひとつ感動が得られませんでした。
今回の山行は天候に恵まれ、穂高と槍のパノラマは今でも焼きついています。
ご来光に富士山まで見れて娘も喜んでいました。
これで雨女も解消できると。
後半は、親父ひとりの夏休みと続きます。
tanosikuさん、お久しぶりです。
パクッて頂いて、誠に光栄で〜す
娘さんとの山歩きなんて羨ましい限りです
しかし、下山してすぐに剣に行かれるとは、私なんかよりよっぽどお若いじゃありませんか!!
FRESCHEZZAさんのように軽妙なフレーズがでてこないので引用させていただきました。
娘との山行、楽しいことは楽しいのですが、自分の財布を持ってこないので、親父は細る一方です。
若くないので高山で一休みしました。酒がそんなに強くないので休肝日が多いせいかもしれません。
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