和賀山塊・朝日岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.3km
- 登り
- 1,357m
- 下り
- 1,351m
コースタイム
9/2 テン場5:30 朝日岳7:00 部名垂沢林道11:15 夏瀬ダム12:30
天候 | 9/1 晴れ 9/2 山頂ガス 後 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場は夏瀬ダム発電所 |
コース状況/ 危険箇所等 |
朝日沢はがれきの沢で、倒木も多い。水もがれきの下になるところが多く、閑散とした沢。 部名垂沢は、すべての滝に巻き道がありトラロープもついていて、至れり尽くせり。 下山後、夏瀬温泉「都わすれ」に入浴可能。(発電所より車で3分ほど 500円) |
写真
感想
リーダーから出された山行予定掲示板「堀内沢〜マンダノ沢〜下天狗沢〜朝日沢〜堀内沢」には、「2日間とも8時間以上の歩行が予想される。歩ける人のみ参加資格あり。」と、条件がつけられていた。ダメもとで、リーダーに電話で聞いてみると、OKをいただいたので参加することにした。
しかし、その後、送られてきた山行計画書には、最終下山時刻21時と書かれていた。え〜〜〜。どんだけ歩くのだろう・・・。どんな大変な沢なのだろう・・・と不安が募ってきた。
当日、大鰐ICで待ち合わせしたcynopsさんも、「不安で眠れなかった。」と話す。飛び入り参加したOさんは、「もう1日ないと無理だろう。」と言う。
安代ICでリーダーと合流。Oさんと相談している。朝日沢の等高線から滝がばんばんでてくるのではないかと予想して、天狗沢を辞め、朝日沢〜部名垂沢を下りる計画に変更した。少しほっとした。
夏瀬ダムの発電所のところに車を置き、入渓。あゆの稚魚がたくさん泳いでいて、上に行けばいわなもたくさんいるんだろうと思った。
堀内沢を1時間半ほど歩いて、朝日沢の出合へと出たが・・・。進むにつれて、がれきにしか見えない閑散とした沢の風景が続く。倒木とがれき。緑も目に飛び込んで来ず、美しくない。そそられない。がっかりして、みんなの足取りも重い。特に重かったのが、リーダー。いつもの歩きとは別人のようなので、みんなで「アミノ酸飲む?」「塩なめたらいいんじゃない?」と、元気がでるアドバイスをする。でも、リーダーが調子悪いので、自分的には助かった。もし、歩けなくてみんなに迷惑をかけたら・・・と、思っていたので、ガンガンスピードでなく、ほっとした。
ザイルを使ったのは1ヶ所だけ。でも、ハングになっていて、たいした高さではないのに登りにくかった。
いよいよ沢幅が狭くなり、テン場探し。地図でEL1000の二俣くらいしか、望みはないだろうとのことだったが、本当にそうだった。増水したらやばいところだったが、そこしかないので、雨が絶対降らないということでOKとなった。
いつもは沢から一段高くなった広いテン場だが、岩がゴロゴロして平でないテン場。ザイルを対岸に渡し、タープを張る。各自、自分の寝るところだけ、石を補って少しでも平にし、テントマットを敷いた。
来る途中も、ぜんぜんいわなを見かけなかった。(先頭一度も歩いてないからかもしれないが。)みんな疲れているみたいだった。ガレていて、大きい岩でも浮き石で、ごろっと自分に向かってくることが何度かあった。たいした滝もなかったが、とても気を遣って疲れる朝日沢だった。
リーダーは早々に寝る。お酒大好きなのに、早寝なんて初めて。よっぽど体調が悪かったみたいだ。cynopsさんは初めての沢泊まり。飯ごうでのご飯の炊き方や、たき火のやり方を伝授されていた。Oさんがcynopsさんにバーボンを勧める。あまりお酒が強くないと言っていたので、頭が痛かったそうだ。
翌日は、みんな元気になり、4時起床。5時半に出発した。
二俣を右、右と行き、朝日岳を直登することにする。最後の詰めの沢は、すごい傾斜。岩登りに近い。落石を起こさないように気をつけるが、やっぱり落としてしまう。400メートルほど登る。最後の藪こぎもすぐ終わるかと思ったら、30分も格闘した。
お花畑を抜けたら、朝日に輝く朝日岳。しかし、ガスで景色は見えず、がっかり。時折ガスがとれて、夏瀬ダムや田沢湖も見え始めると、みんなのテンションも上がった。
獣道のような登山道を鞍部まで下りる。部名垂沢への下り口を確認する。ピンクテープがついていた。優しい沢かと思ったら、これまた急だった。しかし、すべての滝に巻き道がありトラロープまであったので、至れり尽くせりだった。沢登りではなく、登山の方が朝日岳を登るために使う道らしい。これを一般の登山者が登るのは、大変だろうと思う。
夏瀬ダムまで林道を歩いた。右手にターコイズブルーが鮮やかに見える。夏瀬ダムの水の色だ。この沢旅で一番美しく、癒された。
林道を抜けると、夏瀬ダム、発電所へと戻ってきた。残暑が厳しい今年。青い空に積乱雲と、まだまだ夏の空だった。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する