爆風&激パウ 十石山
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- GPS
- 06:22
- 距離
- 10.2km
- 登り
- 1,173m
- 下り
- 1,168m
コースタイム
天候 | 快晴&強風 山頂付近は立っているのが困難に感じるレベル(20m/sかそれ以上くらい?) |
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過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車地点で20cm程度の新雪 上部は膝〜腰下くらい 夏道に1か所だけ雪切れあり(回避可) |
写真
装備
個人装備 |
コンパス
地図
ヘッドランプ
ダウンジャケット
フリースシャツ
グローブ
帽子
バラクラバ
ゴーグル
サングラス
水筒
常備薬
行動食
ナイフ
ガムテープ
カメラ
アイゼン
ウィペット
ヘルメット
スコップ
プローブ
ビーコン
ブラシ
シール
クトー
スマートフォン
GPS(予備のスマートフォン)
予備のグローブ
予備の靴下
予備の電池
ツェルト
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感想
今日は快晴だが西風がかなり強い予報。激パウ間違いなしの四ッ岳に行くつもりだったが、風を避けられる東側から登れる十石山へ急遽変更。ここは雪崩のリスクも小さい。
4時過ぎに白骨温泉を出発。出発時点でそよ風は言えないレベルの強さがあり先が思いやられる。林道には意外にも前日と思われるツボ足のトレースがあった。新雪で埋まり気味。避難小屋に泊まっているのだろうか。
登山道に入ると、上部にある温泉の取水口から源泉(?)が漏れているらしく1か所雪切れしているが回避可能。
ツボ足のトレースは辿りにくいが、ラッセルすれば膝くらいになりそうなので、ありがたく利用する。雪は昨年より少なさそうだが藪は十分隠れていて問題ない。
湯沢ノ平付近で明るくなりはじめる。予想どおり雪はたっぷりあり期待が高まる。風はやや強めという程度で行動に支障はない。トレースを辿って行ったら1835pの手前まで登ってしまった。シール滑走で夏道に戻るとテントがあった。トレースの主はこれだろうか。しかしテントから先はスキーのトレースがある。いぶかしみながら先へ進む。
上部が爆風なのは容易に想像がつくので、2100m付近で早めに耐風装備に転換。さらにしばらく登っていくとダブルウィペットを持ったスノーシューの登山者に追いつかれた。しばらく抜きつ抜かれつ状態になる。森林限界に近づくと先行していたテント泊のスキーヤーに追いついた。同時に、10人くらいの登山者の集団が上から降りてきた。ツボ足のトレースの主はこっちだった。やはり小屋に泊まっていたとのこと。
森林限界付近になると風は一気に強くなった。強風で粉雪が舞い上がるのが見える。予想どおりだ。しばらくして自分にも当たるようになった。山頂まであと100mという所で氷化してきた。クトーを着けて山頂へ。山頂はさらに強い風だった。以前の私だったら、こんな風では即撤退だった。立っているのもつらいので、適当に一周してカメラのシャッターを押す。爆風の山頂でシールを剥すとシールを飛ばしてしまいそうだったので避難小屋までシールとクトーを着けたまま降りた。この150mほどの下りが今日の山場だった。足元は氷化している上に、追い風に煽られて何度か倒れそうになった。
避難小屋の陰で風を避けてようやく一安心した。それでも板を飛ばされないか心配だったので、小屋の中には入らなかった。すぐシールを剥して滑走開始。稜線を離れたらすぐに風は弱くなった。あとは激パウをいただくだけ。順調に降り、1835p付近でシールを貼り直して軽く登り返し、その後は一気に降りた。下部は気温が高く、新雪は腐り始めていた。昨年来たときは林道合流手前のトラバースを板を担いで歩いたが、今日は板で降りれた。林道を滑って駐車地点に戻ると、風もなく2月とは思えない春のような陽気だった。記録的少雪暖冬の今シーズン、激パウはこれが最後だろうか。
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