鋸尾根から川苔山
- GPS
- 08:54
- 距離
- 14.3km
- 登り
- 1,496m
- 下り
- 1,525m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
古里に下山後JRで鳩ノ巣に戻る |
コース状況/ 危険箇所等 |
大ダワから舟井戸の巻き道は通行禁止 大ダワから鋸尾根に取り付く際は尾根をそのまま直登すること。 左側に林業用と思われる作業道がある。私たちはそちらに入ってしまい本来のルートに戻るのにずいぶん苦労した。 |
写真
感想
このところ、信州や北関東の2000メートル前後の山を登っていたのだけれど、9日は日曜日ということで、渋滞にあうのも嫌なので、近場の登山を計画。
奥多摩の日原を早立ちして天祖山から酉谷山、三ツドッケを時計回りで周回するコースを計画。
午前2時に自宅を出て、明け方4時前後に奥多摩駅に到着。ところが事前の調査ミスで日原に向かう都道204号線が舗装工事のため明け方6時まで通行止め。
どこか別の山に登ろうか思案し、鳩ノ巣から登れる川苔山に変更、余裕があれば蕎麦粒から三ツドッケ足を延ばそうと考えた。
国道を引き返し鳩ノ巣の駐車場へ。
午前4時過ぎの段階で駐車場には10台前後の車があるがどの車も無人。
トイレで用を済ますなどして4時45分にヘッドライトをつけて出立。
集落の北から登山道に入るがすぐに空が白み始めヘッドライトをしまう。早朝とはいえ標高が低いせいか蒸し暑く、おまけに蜘蛛の巣がうっとおしい。
スタートして50分で大根ノ山ノ神。林道が交差している。
ここで川苔山へ直接向かう道と大ダワへの道を分ける。素直に直接向かう道をとればよかったんだが、2月に本仁田山に登った際に大ダワまで下ったので、マイマップの赤線を繋ぎたいという気持ちもあり大ダワへ。
大ダワまでは緩やかな登りが続く楽な区間だが、いつもは元気な嫁さんが体調がよくないらしくペースも遅れがち。標準タイムから25分遅れで大ダワへ。
ここからは巻き道を使って舟井戸に行く考えだったんだけど、急きょ登る山を変更した悲しさ、巻き道は通行止め。事前の調査は大事だ。
やむを得ず鋸尾根を越えることしたが、ここでミス。
本来は尾根上をそのまま直登するんだが、斜面左側にはっきりとした作業道がありそっちに吸い込まれてしまった。
鋸尾根自体が悪路だが、それにもましてあまりにも足場の悪い登りに疑念を感じるが、しばらくしてロープが張られていたのでこっちでいいんだろうとそのまま進むと見晴らしのいい広場へ。
正面に本仁田山が見えるが明らかに方向が違う。とはいえ来た道を戻るにはおっかないほどの悪路で、正しい稜線に向けて踏跡があったのでGPSを見ながら木の根と岩にしがみつき斜面をよじ登り何とか本来のルートに復帰。
やれやれ・・・
踏跡があったことから結構多くの人がこっちのルートに吸い込まれているようだ。
無事コースに復帰したとはいえ、厄介な岩場が続き、登っては下るの繰り返し。ピークを三つ越えて、下った先がようやく舟井戸。
手足総動員で予想外の消耗。
一休みののち30分弱登れば川苔山と曲ヶ谷峰との鞍部の十字路、ここを左折ですぐに山頂。
山頂は西と南が開けており、西側は長沢背稜と石尾根を挟んでちょうど雲取が対面。大菩薩連嶺も望める。
南は三頭山と御前山が見え、三頭山の背後に富士の頭。
土日の昼頃には登山者でごった返すという人気の山だが、さすがにこの時間はガラガラで合わせて4〜5人という静かな山頂。
コンビニで調達してきた冷麺で腹ごしらえするなど山頂に45分滞在。
鋸尾根での予想外の消耗と、嫁の体調の悪さもあり、蕎麦粒から三ツドッケはあきらめ赤久奈尾根で下山。
当初は防火帯の中の気持ちのいい下りだが、その後は薄暗い植林。
エビ小屋山への道を分けると斜面北側の下りとなり、いきなり林道へ。林道を1キロほど歩くと再び山道に戻り、やがて赤久奈山への道標。
赤久奈山は展望ない大したことのないピークだが、分不相応な立派な標識で三角点もある。ここで下りの中間点くらいか?
樹間から棒ノ折や黒山を垣間見ながら、緩やかな下りを進む。長い下りにうんざりしてきたころに、古里と川井への分岐へ。
古里への道を採り、スマド山の西側斜面を巻くと最後の急降下。
眼下に古里の集落が見えたら駅まで10分。
いやああ、この尾根は長いね。登りに使いたくない。
電車が来るまで間があるので、駅前のコンビニで冷たいアイスを調達。
生き返った。
鳩ノ巣の駐車場に戻ると車で一杯。
日原街道の工事通行止による急きょ計画変更、舟井戸への巻き道の通行禁止によるやむを得ない鋸尾根、そして鋸尾根でのルート間違い。
いろいろあったけど大過なく無事下山。
改めて下調べの重要性を認識させられた。
帰路は小さな渋滞はあったけど難なく帰宅。
帰宅後、道路情報を見てみると夏休みは終わったというのにこの日の夕刻は中央道で40キロの大渋滞。蕎麦粒に向かわなくて正解。
川苔山山頂で、今ならぎりぎり富士山が見えますよ。と教えて頂いた者です。
その節はありがとうございました。
下山直前に蜂に刺されてしまったようでしたが、大丈夫だったでしょうか?
また、どこかの山でお会いしましょう!
あの時刺されたのはハチではなくブヨだったので、かゆみだけで済みました。
秋にかけて気候も良くなるので、週末はできるだけ登ろうと考えております。
これからもまたよろしくお願いいたします。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する