三依山 - どんだけ雪あるのかなぁと行ってみたら、「な〜んだ」からの「ひょえ〜」だった。
- GPS
- 08:30
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,046m
- 下り
- 1,045m
コースタイム
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 2:30
- 合計
- 8:30
天候 | 晴れ+時々小雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<取り付き〜塩沢山> ・雪はP762以降でうっすら1〜2cm程度。日当たりが良い場所には無い。 ・スタート直後のP762の手前のピークへの直登は、大岩群を越える必要があるため西側を巻いた方が良い。 ・P762からの下りは急な岩尾根である。当日は雪が付いていなかったので大丈夫だったが、雪が乗っているとノッペリした岩であることに気付かず滑落の危険がある。その場合はロープを使用すべきである。 <塩沢山〜三依山> ・雪は三依山手前まで10〜20cm。徐々に残雪による踏み抜きあり。 ・尾根筋がスズタケのヤブの区間があるが、西側斜面にルートがある。私は西側斜面の鹿の踏み跡を辿ったが、もしかしたらそれが本来のルートなのかもしれない。 ・三依山と東のP1264を結ぶ稜線に入ると、雪庇が現れ状況は一変する。 ・雪庇はまるで締まっておらず弛んだ残雪と新雪のため、乗ると膝または股下まで埋まる。なので三依山へは雪庇を避け、スズタケがうるさい南寄りの斜面から登った。 <三依山〜下山> ・P1198の少し先まで稜線上には雪庇があったので、南側斜面を歩いた。 ・三角点(八幡沢)のあるP1023.9は独鈷山と言うそうだが山名板は見つからなかった。 ・尾根筋を外し三依線39号鉄塔に下降する分岐点にはピンクテープがあるが、見落としやすいので注意が必要である。 ・三依線39号鉄塔からの鉄塔巡視路は、背の低い杭や木に付けられた赤ペンキが目印になるが踏み跡不明瞭である。 |
ファイル |
計画ルート図
(更新時刻:2020/02/24 22:50) |
写真
装備
備考 | 今回はスマホ版ヤマレコで取得したGPSログを使用しています。 |
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感想
元々は別の山域に行く予定だったんだけど、22日(土)から23日(日)にかけて、我家に薄っすら積雪があったので、再びの雪山を楽しむべく急遽予定を変更して三依山に行くことにした。ルートは五十里湖の北端から塩沢山を経由する半時計回りの周回だ。
無雪期であれば実績もあり問題ないのだが、果たして積雪量はどれほどなのか全くわからない。場合によっては撤退覚悟でスタートした。
登り始めてほどなく雪が出始めたが土とのミックスで、標高を上げていってもそれほど増えることもなく塩沢山に到着した。塩沢山と三依山の標高差は50mもないことからこの時点で歩き通せることを確信し、僅かに雪が増え時々は踏み抜く状況になりながらも楽勝気分で三依山に向かったのだが。。。
あろうことか三依山に続く稜線に乗ると、それまで気配すら感じなかった雪庇がいきなり登場した。風下に大きくせり出すような大規模なものではないがそれなりの厚さがある。しかも厄介なのは、弛んだ残雪の上に新雪が数十センチ積もっているので雪質がユルユルなのだ。
正直この先大丈夫なのかと不安がよぎったが、ココまで来て撤退はあり得ない。目前の三依山に登頂さえすれば後は基本下りなので何とかなるだろうと、稜線上の雪庇を避けてなんとか三依山の山頂に立った。
山頂の南東側も雪庇状に厚く(と言っても1mくらい)なっていたが、最大の難所はクリアしたものと安堵し、ランチに1時間ほどを費やした。
ランチ後、さて下山するかと方向を確認しソッチを見ると、なんと下山する尾根にも雪庇が!マジか〜。(先に見とけって話だが)
ただまぁ、幸いにも両側スッパリのヤセ尾根ではなかったので、できる限り雪庇を避け南側斜面を歩くことで、苦労を最小限に留めることはできたと思う。
標高が1100mを切るとほぼ雪は無視できるようになり、以降は計画通りのルートで下山し、デポしておいた自転車で駐車地まで走り無事ゴールとなった。
そんなわけで、今回も歓迎すべき少々の想定外もあり、一人静かな山歩きができました。
ところで、今回の山行はいい経験になったと思う。
やはり北関東の稜線は那須連山が爆風で有名なように、全体的に風が強く雪庇が発達しやすいらしい。それと、登った尾根と降りた尾根の雪の状態が対照的だったのは、たぶん標高と周囲の山容に関係しているんだろう。
北風がもろに吹き付ける場所なのかどうか、周りの山々の地形も考慮しながら想像力を働かせる必要がありそうだ。
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