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Yamareco

記録ID: 224154
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科

編笠山〜権現岳

2012年09月12日(水) ~ 2012年09月13日(木)
 - 拍手
GPS
25:35
距離
14.1km
登り
1,378m
下り
1,766m

コースタイム

1日目
山行
4:36
休憩
1:02
合計
5:38
9:40
50
観音平
10:30
10:43
40
雲海展望台
11:23
0:00
32
押手川
11:55
12:12
46
H2300m付近
12:58
13:05
30
編笠山
13:35
14:00
78
青年小屋
15:18
権現小屋
2日目
山行
4:11
休憩
0:29
合計
4:40
6:37
55
権現小屋
7:32
7:46
28
三ツ頭
8:14
8:16
97
前三ツ頭
9:53
10:06
14
天ノ河原
10:20
0:00
57
天女山
11:17
甲斐大泉駅
青年小屋から乙女の水往復15分
権現小屋から権現岳往復20分
【参考コースタイム】昭文社地図 5:00,4:35
天候 9/12:晴のち雲一時雨
9/13:晴
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 タクシー
行き)小淵沢駅⇒観音平(タクシー15分、3230円)、駅前案内所で順番札配布
帰り)甲斐大泉駅
コース状況/
危険箇所等
全体に登山道と道標はしっかりしていて危険箇所もなく安心して歩けるコースだ。
観音平からは樹林帯の中のゆったりとした登り、押手川付近から勾配がきつくなる。編笠山付近は岩ゴロ道になり、青年小屋への下りは岩伝いの道となる。
青年小屋から権現小屋までは急登でギボシ付近は鎖場が続くが、足場がしっかりしているので両手を使えば問題はない。
権現岳から前三ツ頭までは展望の稜線歩きが楽しめる。前三ツ頭から急勾配の下りのあと、ゆるやかな長い下りが天女山まで続く。最後は天女山登山口からの車道歩きとなる。
登山ポストは観音平登山口と天女山駐車場登山口にある。トイレは小屋以外には観音平駐車場(簡易トイレ)、天女山頂上にある。
アフターの温泉は甲斐大泉駅から南5分にあるパノラマの湯で(冨士を眺める広い露天がウリ、700円)。
観音平登山口、脇にポストが設置されている
2012年09月12日 09:42撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/12 9:42
観音平登山口、脇にポストが設置されている
ミヤマアキノキリンソウ
雲海展望台の上部で
ミヤマアキノキリンソウ
雲海展望台の上部で
押手川からの樹林帯の登り
押手川からの樹林帯の登り
編笠山頂上はゴロゴロ石
向こうに西岳が覗く
編笠山頂上はゴロゴロ石
向こうに西岳が覗く
編笠山と直下の青年小屋
編笠山と直下の青年小屋
青年小屋上部から諏訪方面を望む
2012年09月12日 14:27撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/12 14:27
青年小屋上部から諏訪方面を望む
ノロシバ近辺から編笠山を振り返る
ノロシバ近辺から編笠山を振り返る
ミヤマウスユキソウの群生
ノロシバ岩場下
2012年09月12日 14:47撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/12 14:47
ミヤマウスユキソウの群生
ノロシバ岩場下
ノロシバの岩場を登る
2012年09月12日 14:49撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/12 14:49
ノロシバの岩場を登る
左ギボシと右奥に権現岳
間に権現小屋が見える
左ギボシと右奥に権現岳
間に権現小屋が見える
タカネナデシコ
ギボシトラバース道にて
タカネナデシコ
ギボシトラバース道にて
権現岳頂上は定員1名
2012年09月12日 15:59撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/12 15:59
権現岳頂上は定員1名
赤く染まったウラシマツツジ、権現岳付近
2012年09月12日 16:14撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/12 16:14
赤く染まったウラシマツツジ、権現岳付近
権現小屋の夕食セット
陶器の器が嬉しい
2012年09月14日 18:04撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/14 18:04
権現小屋の夕食セット
陶器の器が嬉しい
旭岳の稜線、奥右に赤岳、中岳、左に阿弥陀岳
2
旭岳の稜線、奥右に赤岳、中岳、左に阿弥陀岳
小屋前からの夕景
左から編笠、ノロシバ、右はギボシの稜線
2012年09月14日 18:05撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/14 18:05
小屋前からの夕景
左から編笠、ノロシバ、右はギボシの稜線
ギボシの稜線に沈む夕日
2012年09月12日 17:55撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
3
9/12 17:55
ギボシの稜線に沈む夕日
今では珍しいランプの小屋
2012年09月18日 09:55撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/18 9:55
今では珍しいランプの小屋
夜の小淵沢方面
2012年09月12日 18:32撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/12 18:32
夜の小淵沢方面
屋明け前の三日月を見上げる
小屋前から
2012年09月13日 05:07撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
1
9/13 5:07
屋明け前の三日月を見上げる
小屋前から
夜明け前の編笠山とギボシ
直下に権現小屋、遠く南アルプス
2012年09月13日 05:20撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/13 5:20
夜明け前の編笠山とギボシ
直下に権現小屋、遠く南アルプス
うっすらと冨士山が
1
うっすらと冨士山が
権現小屋上からの日の出
向こうは奥秩父の峰々
2012年09月13日 22:27撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/13 22:27
権現小屋上からの日の出
向こうは奥秩父の峰々
日の出後の旭岳稜線と赤岳、阿弥陀岳
日の出後の旭岳稜線と赤岳、阿弥陀岳
南アルプスの稜線を望む
2012年09月13日 06:33撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
1
9/13 6:33
南アルプスの稜線を望む
小屋上の稜線分岐
向こうは奥秩父
2012年09月13日 06:40撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/13 6:40
小屋上の稜線分岐
向こうは奥秩父
権現岳の岩山、左に冨士、茅ケ岳
2012年09月13日 06:40撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/13 6:40
権現岳の岩山、左に冨士、茅ケ岳
編笠山と右にギボシ
向こうは南アルプスなど
2012年09月13日 06:42撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/13 6:42
編笠山と右にギボシ
向こうは南アルプスなど
南アルプス、奥に中央アルプス、右に御嶽山
2012年09月13日 22:39撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/13 22:39
南アルプス、奥に中央アルプス、右に御嶽山
縦イチで三ツ頭、前三ツ頭と奥に冨士山
縦イチで三ツ頭、前三ツ頭と奥に冨士山
三ツ頭から、左から権現岳、阿弥陀岳、中岳、赤岳
2012年09月14日 18:08撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
1
9/14 18:08
三ツ頭から、左から権現岳、阿弥陀岳、中岳、赤岳
前三ツ頭への稜線
向こうは南ルプスの峰々
前三ツ頭への稜線
向こうは南ルプスの峰々
マツムシソウ
前三ツ頭にて
マツムシソウ
前三ツ頭にて
前三ツ頭、ここから急な下りに
2012年09月13日 08:13撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/13 8:13
前三ツ頭、ここから急な下りに
天女山頂上
2012年09月13日 10:19撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/13 10:19
天女山頂上
天女山入口登山口
ここから車道歩きに
2012年09月13日 22:33撮影 by  COOLPIX P7100, NIKON
9/13 22:33
天女山入口登山口
ここから車道歩きに
撮影機器:

感想

今回は八ヶ岳南端の編笠山+権現岳のゆったり1泊山行。泊りは青年小屋か権現小屋かで迷ったが、朝夕の景観重視で権現小屋とした(結果的にこれが大正解)。
初日朝、中央線小淵沢で下車すると夏シーズンオフなのに意外と人が多い。タクシーは順番待ちで番号札をもらい、結局20分程度待たされた。
観音平からはミズナラ林のゆるやかな道を登っていくとやがて雲海展望台に着く。だが周りに木が茂り、もはや展望台とは云えなくなっている。その後、シラビソの林を進むと苔むす道となり、苔を手で押して水を得たという押手川に着く。ここから道は次第に急勾配になり、だいぶ苦しくなった頃に編笠山頂上に着く。しかし頂上周辺は雲で覆われ期待した展望は不発に、とても残念。仕方なく石伝いの道を降り青年小屋に行く。ここで雨がポツポツしだしたが、美味と評判の乙女の水で一息いれ、先を急ぐことにした。
青年小屋鞍部からダケカンバの斜面を登っていき、ハイマツ帯に来ると下方に小淵沢から諏訪方面が明るく光って綺麗だ。ギボシ付近の岩場にはお花畑があり、ウスユキソウなどがまだ十分楽しめる。ギボシのトラバースにかかると今宵の宿の権現小屋が見え一安心。小屋に着くころには天候も回復してきた。
小屋に荷を置いて権現岳に向かう。小屋から急勾配のすぐ上は稜線登山道の分岐点で、ここは絶好の展望台になっている。ここからしばらく行くと権現岳の岩稜に着く。頂上に鉄剣があり、狭い頂上になんとか座ってみる。南側は視界が広がり形のよい編笠山が眼下に見える。
夕食はスープ、サラダ付きのカレーライス、陶器の器に盛られ、ちょっぴり贅沢な気分にさせる。小屋番さん一人で切り盛りしている。このあと小屋の前からギボシに沈む夕焼けを楽しむ。日が暮れるとランプの灯りのもと小屋は静けさに囲まれ落ち着いた気分に浸れる。今宵の宿泊客は全6名。ストーブとこたつを囲んで消灯まで山談議の楽しい時を過ごした。

翌朝早く、小屋上の稜線分岐点に上がる。まずは赤岳、阿弥陀岳の迫力ある山容が目に入る。雲海の上の日の出が、そして南アルプス、中央アルプス、御嶽山、奥秩父、うっすらと冨士山、そして槍・穂高と、全方位の大パノラマが展開し、全く飽きさせない。
小屋に別れを告げ、分岐点に戻ってから権現岳の脇を通り、ハイマツの稜線を行くと三ツ頭に。ここからも赤岳、阿弥陀、権現の迫力ある景観が楽しめる。その先、前三ツ頭からはもう下るだけ。最初の急勾配から緩やかな道に変わり天女山に着く。ここの展望台の周りも樹木に覆われていた。そして天女山登山口から長い車道歩きを経て甲斐大泉駅に着いた。このあと駅近くのパノラマの湯で汗を流し2日間の山旅を終えた。
展望がよく静かなランプの山小屋がひときわ印象深い山歩きだった。

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技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
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