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記録ID: 2245238
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無雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

【薮山レコ】奥只見の秘境「片貝ノ池」、平左衛門山

2007年10月28日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.9km
登り
1,187m
下り
1,193m

コースタイム

日帰り
山行
10:20
休憩
0:50
合計
11:10
5:55
27
大津岐発電所
6:22
6:22
158
倉殿沢出合(入渓)
9:00
9:05
145
11:30
12:10
155
片貝ノ池
14:45
14:50
105
平左衛門山(南肩)
16:35
16:35
30
倉殿沢出合
17:05
大津岐発電所
奥只見湖によって道路から隔絶された陸の孤島にひっそりと佇む人跡稀な池。背後に貝ノ瑤噺討个譴襪垢衄状の大岩壁が控える。池面の標高が790mと奥只見湖より50mも高く奥只見湖を航行する遊覧船からは望むことが出来ない。
(参考文献)別冊太陽「日本の秘境」大内尚樹 編・・・・・片貝ノ池
(ログは手入力)
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2007年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
登山道の無いバリエーションルート(薮こぎ、沢登り有り)
電源開発の大津岐発電所(夏期に撮影)
電源開発の大津岐発電所(夏期に撮影)
発電所の脇を通過し大津岐川沿いに道路を下る。出合から一ノ沢沿いに道路を上り倉殿沢の出合に到着。
発電所の脇を通過し大津岐川沿いに道路を下る。出合から一ノ沢沿いに道路を上り倉殿沢の出合に到着。
出合から倉殿沢を遡行する。小滝が幾つも現れるが難しいものは無い。
出合から倉殿沢を遡行する。小滝が幾つも現れるが難しいものは無い。
遡行するにつれ紅葉も進んでいく。
遡行するにつれ紅葉も進んでいく。
夏期に来た時の様子
夏期に来た時の様子
二俣(900m)手前のやや大きな滝
二俣(900m)手前のやや大きな滝
二俣より右俣を進む。右俣はきれいな滝になっている。
二俣より右俣を進む。右俣はきれいな滝になっている。
徐々に水量が減る。
徐々に水量が減る。
次第に勾配は増しスラブ斜面が現れる
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次第に勾配は増しスラブ斜面が現れる
振り返るときれいな紅葉
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振り返るときれいな紅葉
スラブと紅葉の潅木が美しい
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スラブと紅葉の潅木が美しい
最盛期の紅葉
山頂部に到着。平左衛門山の三角点は落ち葉に埋もれて発見できず。
山頂部に到着。平左衛門山の三角点は落ち葉に埋もれて発見できず。
夏期に来た際の平左衛門山の三角点
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夏期に来た際の平左衛門山の三角点
山頂より北側斜面に出ると奥只見湖や立倉山方面の展望が広がる
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山頂より北側斜面に出ると奥只見湖や立倉山方面の展望が広がる
立倉山の南稜の大スラブ、すり鉢状。
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立倉山の南稜の大スラブ、すり鉢状。
夏期に撮影の奥只見湖と立倉山
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夏期に撮影の奥只見湖と立倉山
平左衛門山のなだらかな北斜面(片貝平)を下る
平左衛門山のなだらかな北斜面(片貝平)を下る
気持ちの良い広葉樹林帯
気持ちの良い広葉樹林帯
スラブの急斜面にカモシカを発見
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スラブの急斜面にカモシカを発見
片貝平の西端に寄ると眺望が良い。片貝ノ池と片貝山(三角の峰)。
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片貝平の西端に寄ると眺望が良い。片貝ノ池と片貝山(三角の峰)。
片貝山(三角の峰)と奥の荒沢岳(東ノ城〜西ノ城)をアップ
片貝山(三角の峰)と奥の荒沢岳(東ノ城〜西ノ城)をアップ
片貝川が注ぐ奥只見湖の入江、中央奥は日向倉山
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片貝川が注ぐ奥只見湖の入江、中央奥は日向倉山
片貝ノ池と奥只見湖
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片貝ノ池と奥只見湖
片貝ノ池をアップ
片貝ノ池をアップ
片貝平から適当なスラブ斜面を下り片貝ノ池を目指す
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片貝平から適当なスラブ斜面を下り片貝ノ池を目指す
見上げればきれいな紅葉
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見上げればきれいな紅葉
片貝ノ池の畔に降りる。サワグルミの多い平坦地。
片貝ノ池の畔に降りる。サワグルミの多い平坦地。
片貝ノ池の南東岸に到着
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片貝ノ池の南東岸に到着
池の北東側に一羽の白鳥
池の北東側に一羽の白鳥
池の北東側のスラブ
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池の北東側のスラブ
東側。スラブと紅葉のコントラストがきれい
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東側。スラブと紅葉のコントラストがきれい
池の南西側の岸
片貝ノ池の南東に流入する小川を遡行し平左衛門山の西の肩(コル)を目指す
片貝ノ池の南東に流入する小川を遡行し平左衛門山の西の肩(コル)を目指す
下流を振り返る
前方にはすり鉢状のスラブが見えてくる
前方にはすり鉢状のスラブが見えてくる
小川は次第に急勾配になってくる
小川は次第に急勾配になってくる
倒木に生えたナラタケ
倒木に生えたナラタケ
小川の源流部は雰囲気が良い
小川の源流部は雰囲気が良い
平左衛門山の西の肩に上がり平左衛門山を望む
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平左衛門山の西の肩に上がり平左衛門山を望む
奥只見湖見納め
先まで滞在していた片貝ノ池
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先まで滞在していた片貝ノ池
会津駒ヶ岳方面を望む
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会津駒ヶ岳方面を望む
会津駒ヶ岳、中門岳方面アップ
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会津駒ヶ岳、中門岳方面アップ
尾瀬燧ヶ岳方面
見事なブナの紅葉
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見事なブナの紅葉
心が洗われるようだ
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心が洗われるようだ
平左衛門山からは南尾根を下る。完全な藪でなく、所々踏み跡あり
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平左衛門山からは南尾根を下る。完全な藪でなく、所々踏み跡あり
平左衛門山を振り返る
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平左衛門山を振り返る
同じく夏期の状況
同じく夏期の状況
南尾根は踏み跡見られる箇所もあり(夏期)
南尾根は踏み跡見られる箇所もあり(夏期)
薮に飽き、時短のためにも、左のスラブ斜面を下り倉殿沢へ。
薮に飽き、時短のためにも、左のスラブ斜面を下り倉殿沢へ。
振り返るとツルツルのスラブ
振り返るとツルツルのスラブ
倉殿沢より山頂方面を振り返る
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倉殿沢より山頂方面を振り返る
山頂稜線をアップ
山頂稜線をアップ
時間が押しているのでどんどん沢を下るのみ
時間が押しているのでどんどん沢を下るのみ
大津岐発電所の脇を通過
大津岐発電所の脇を通過
大津岐川に架かる橋を渡ればゲート、スタート地点はすぐ。
大津岐川に架かる橋を渡ればゲート、スタート地点はすぐ。
(おまけ)尾瀬への定期航路、尾瀬口の船着き場(夏期)
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(おまけ)尾瀬への定期航路、尾瀬口の船着き場(夏期)

感想

大津岐川を少し下り支流の一ノ沢沿いを倉殿沢出合まで進む。出合いから倉殿沢に入渓し遡る。次第に急なスラブ斜面の登りとなり潅木薮につかまり山頂まで這い上がる。落ち葉に埋もれた山頂を踏み、山頂北面に緩やかに広がる「片貝平」と呼ばれる斜面を下り片貝ノ池を目指す。片貝平の西端からは急なスラブの小尾根を下り片貝ノ池の畔へ降り立つ。池の南からは透き通った清流が流れ込み周囲はクルミなどの落葉広葉樹が生い茂り静かな佇まい。池の中央に一羽の白鳥が羽を休めていた。
池の南半分を散策してから流入する小川を遡行し平左衛門の西側コルへ登り返す。平左衛門山は山頂部をショートカットし南尾根から下山する。途中から薮を避け倉殿沢に入渓し発電所まで往路を戻る。なんとか日没までに発電所前までたどり着く。
今回は鮮やかな紅葉、蒼い湖面、灰色のスラブ斜面とのコントラストが織りなす奥只見の特有の絶景を満喫でき、とても思い出に残る山行だった。

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コメント

'071028 その日
湯の平温泉  でした わたし(笑

去年、魚沼行かなかったんですが、この前おじゃまして、もう登山口着く前、郡界尾根のアレとかもろもろ、、もうなんでそんなに切り立ってのアンタらはァ!みたいな。
去年貴殿に、おうかがいした佐渡。来月初旬にフォーカスし、プランを練り練り中です。両津から近い推しのソレか。はたまた観光オンリーになる可能性も否めません。
で、19(木)の山の時。レコには記載しませんでしたが、左手親指とか右足の平「攣った」んです。数分止まっていると収まるのですけどね。
2020/3/22 1:01
Re:
今年の佐渡は暖冬の影響で花も早めかもしれません。良き旅になることをお祈りしています。
それにしても小雪の影響は残雪期登山に悪影響です。原因は自重による圧縮がないため締まりの足りない残雪。しかも冷え込み弱く早朝の硬化も期待できず、いつまで経ってもワカンを手放せない状況。無雪期になるのを待った方が良いかも。
2020/3/22 9:12
プロフィール画像
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