初夏の八ヶ岳(権現岳〜赤岳〜真教寺尾根)(1987)
- GPS
- 29:00
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,746m
- 下り
- 1,836m
コースタイム
- 山行
- 5:00
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:30
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 8:00
5/31 5:00権現岳−6:00キレット最低コル−8:00-30赤岳−10:20牛首山−12:30-50美しの森−13:00清里
天候 | 5/30 曇り時々晴れ 5/31 晴れ |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
船
[帰り] 美しの森ー(バス)−清里ー(JR)−小淵沢ー(JR)ー塩尻−(JR)−大阪−(夜行フェリー)−新居浜 |
コース状況/ 危険箇所等 |
(この時期)登山道には雪はなかった。 真教寺尾根は、上部はやや急なので、転落に注意。 |
写真
感想
【山行No 108】
※ たまたま用事で京都に行く機会があり、そのついでに、
土日を利用して、八ヶ岳へ1泊2日で行ってみることにした。
5月30日(土)
・前日、京都での用事が終わり、夜行急行「ちくま」にて出発。
天気予報では、土日はイマイチの天気のようなので、あまり気が乗らない出発である。
・塩尻にはAM4時前に到着。中央東線の始発電車を、塩尻駅のベンチにて待つ。
6:40-7:10 小淵沢
・駅を降りると、八ヶ岳は東半分を雲に覆われた不気味な姿を見せている。
駅前にはたいした店もないが、とりあえず食糧を少々仕入れ、タクシーにて登山口へと向かう。
7:20-30 観音平登山口
・天気は冴えないが、小鳥のさえずりがずいぶんと多く、慰められる。さっそく出発する。
・上空は低い雲に覆われていたが、しばらく登っているうちに、風向きが北風となり、雲が動き出したので、ちょっと安心した。雨になることはないだろう。
・展望の少ない樹林帯の道だが、代わりに、鳥たちのさえずりがシャワーのように降り注ぎ、うれしくなる。
(この時はどういう鳥のさえずりかわからなかったが、後日調べたところ..)
ウグイス、ツツドリ、ジュウイチ、カッコウ、メボソムシクイ、コルリ、ヒガラ、シジュウカラ、コガラ、ヤマガラ、ミソサザイなどの声がコーラスとなって森中に響いていた。
8:30 「雲海」地点
・小休止して軽く朝食を取る。
9:30 押手川
・ここから編笠山への登りとなる。結構急な登りでキツイが、背後に見える南アルプスを励みとして登る。
11:00-30 編笠山
・残念ながら、霧に覆われて展望のない山頂。でもキクイタダキを見ることができた。
11:50 青年小屋
・天気は安定せず、霧に覆われた中、少し急いで登る。
ギボシの岩場は、思ったほどのことはなく通過。
13:00 権現岳山頂(権現小屋)着
・古風な感じの小さい山小屋が、山頂に立っていた。時間は少し早いが、今日はここに泊まることにする。宿泊者は自分が最初。
・午後はだんだんと天気も回復しだして、山頂部に座り、のんびりと南アルプスを眺めたりして過ごした。
・餌(米粒)を置いてあるせいだろう、イワヒバリが小屋のすぐ近くまで来て、かわいい姿を見せてくれていた。
・夕食は、カレーだけの質素なもの。しかしお腹が空いていたので美味しく食べ、お代わりもして、まずまず満足。
・夕方も夕焼けはなかったが、夜になると小屋の窓から、小淵沢あたりか? 下界の灯りが瞬いているのが見えた。
5月31日(日)
4:30-5:00 権現岳山頂(小屋の中で気温=+2℃)
・ご来光を見るため、小屋を出て、山頂で夜明けを待つ。
天気は回復しており、上空には雲はなく、雲海は松本盆地の北部にわだかまっている。
・夜が明けるにつれ、四周の山々が姿を明らかにし、南アルプスの北岳、甲斐駒、仙丈あたりが、朝もやの層から顔を出して、朝日に映えていて雄大な眺めだ。
・他にも、中央アルプス、御嶽山、北アルプス(穂高付近)、奥秩父連山が、まわりをずらっと囲み、荘厳な朝の風景を見られ、満足した。
・朝日が出たのをしおに、赤岳へと出発する。
布団がかび臭かったせいか、今朝は息が苦しくて少し調子が出ない。
6:00-10 キレット
・ここには、キレット小屋があるが、ここでは展望はない。権現岳で泊まったのが正解だったようだ。
・キレットの通過、赤岳への登りは、岩がちの道だが、思っていたよりは問題というほどのこともなく、通過した。
8:00-30 赤岳山頂
・2年半振りの赤岳山頂。前回は初冬に登り、寒々としていたが、今日は人も多くて賑やかな山頂だ。しばし展望を眺めながらのんびりとする。
・当初の予定では美濃戸口へと下るつもりだったが、急に、若者で人気という、「清里」に寄ってみたくなり、東側の登山道(真教寺尾根)を下山することにした。
・真教寺尾根は、最初はかなり急な下り。メボソムシクイの涼やかなさえずりに助けられながら、慎重に下る。
10:20-30 牛首山
・ここからは尾根も緩やかとなり、のんびりと下る。カラマツの新緑が鮮やかでいい感じだった。
・今日もまた鳥の声は賑やかで、コルリのほか、カラ類のさえずりが多い。メボソムシクイの声も以外と下まであった。
12:30-50 「美しの森」到着
・山の世界より、いきなり俗世界へと戻ってきた。ここは若者が多い別荘地。にぎやかで、かつ低俗な雰囲気だ。
とりあえずビールを飲んで、山行の締めとした。
・その後、バスで清里へと移動。
もう少しおしゃれな場所かと思っていたが、なんとなく二流の雰囲気のある観光地だ。
冷ややかなまなざしで、立ち並ぶ土産物屋を眺める。おそらく、もう二度と来ないだろうな・・・
・清里駅よりJRで、小淵沢〜塩尻〜名古屋〜大阪へ。
大阪からは夜行フェリーで、四国への帰路についた。
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