【春の白木峰】新雪ラッセル

2020年03月07日(土) [日帰り]

• GPS: 09:24
• 距離: 12.2km
• 登り: 1,167m
• 下り: 1,181m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:01
• 休憩: 1:23
• 合計: 9:24

距離 12.2km 登り 1,171m 下り 1,181m

6:17 スタート地点
8:58 9:00 八合目登山口
10:25 10:31 白木峰
10:54 10:57 北白木峰（三角点）
11:08 11:11 浮島
11:21 11:25 北白木峰（三角点）
12:01 12:33 白木峰
12:42 13:15 白木峰山荘
14:02 八合目登山口
15:41 ゴール地点

天候

晴れのちくもり

アクセス

利用交通機関：

自家用車

杉の平キャンプ場まで積雪うすく、車で乗り入れできます。

コース状況／危険箇所等

9合目、林道出合上の急登は足がかりは狭いため、念のためアイゼン・ピッケルで通過しました。8合目以上の急登は凍結していることもあると思います。8合目以上の林道には積雪く雪崩地形なので長い区間歩くことは避けた方がいいと思います。
下山時小屋下から先行トレースに従って斜面を降りましたが、林道出合上が15m以上の崖のような雪斜面、尻セード以外の選択肢がありませんでした。下にコンクリートの堰があり大変危険です。往路のヘリポート側を戻ることをオススメします。
今回、山頂から浮島の池まで足をのばしましたが、広大なテーブルマウンテンです。トレースもうすく風が吹いたら消えてしまいますので初めての方、GPSを持っていない方、ガスりそうなときは、深入りしない方がいいです。

その他周辺情報

大長谷温泉　470円。冬期は露天は休止、内風呂のみ

写真

3/7 6:17

【アプローチ】路面積雪はうすく、21世紀の森杉の平キャンプ場まで来るので乗り入れできました。森林学習展示館前に駐車し、バンガロー横の管理道を歩きます。トイレ等施設は閉鎖中

3/7 6:22

【アプローチ】杉林が切れたところで左に階段、ここを上がると林道出合に出るので右折

3/7 6:22

【アプローチ】しばらく林道歩き。倒木有り

3/7 6:36

【アプローチ】モルゲンロート

3/7 6:55

【アプローチ】三つ目の曲がり角、（雪が積もってたらみえないけど）赤白の柵のところで左側の沢の手前に登る森林作業道があるのでそれを登る。手前に入っていけそうに見える沢があるがそれには入らないように。雪山は基本尾根道です。

3/7 7:07

【アプローチ】沢の手前で杉の植林が切れて作業道終点。正面の尾根にのるように左前へ上がる

3/7 7:14

エゾアジサイ

3/7 7:34

新雪はスネ〜ヒザくらい。スノーシュー履いてます。

3/7 7:53

クマさん、うろついているようです。もちろんクマ鈴鳴らしています

3/7 7:56

9合目までは新雪ソロラッセルでした。なるべく雪の固そうな所を探しながら歩くので時間がかかります。

3/7 7:59

白木峰のボスブナ

3/7 8:13

林の中でご来光

3/7 8:31

モフモフの雪庇。もっと積雪あればスゴイだろうな

3/7 8:44

ブナの森

3/7 8:57

8合目駐車場のトイレ。もちろん閉鎖中

3/7 9:02

8合目からはけっこうな急登。後方にスキーヤー発見、とうとう追い付かれた。

3/7 9:13

林道出合。夏道どおり左折

3/7 9:13

吹きだまりとなったカーブを回り込み急登（夏場は岩場に切った石段）を登る。スキーヤーの人たちはさらに左へ回り込み谷側の緩斜面から取り付いたようだが、雪崩地形なので雪が多いときはオススメしない。

3/7 9:15

氷のツブ

3/7 9:27

夏道の急登。ここだけアイゼン・ピッケル使用。結果使わなくても登れるかもでしたが、凍ってても途中で履き替えられないので・・。一番のりは手間がかかります。

3/7 9:32

ひたすら稜線登り

3/7 9:34

風が強い証拠

3/7 9:36

風に飛ばされる雪がシュカブラー形成中

3/7 9:37

雪庇稜線

3/7 9:48

あともう少し。登り詰めると林道出合を経てヘリポートのアタリのはず

3/7 9:51

上はもっと風ありそう・・

3/7 9:54

タラタラ歩いてたら、お先に行かれました。若者スキーヤーには勝てません

3/7 10:04

霧氷越しに白木峰山荘

3/7 10:16

白木峰山荘越しに朝日岳~毛勝三山が見えました。
よく目を凝らすと白馬三山も

3/7 10:17

雪原に出ました。ヘリポートのあたりかな

3/7 10:20

ここからの白山がいちばん見晴らしが良かった。手前には大長谷川対岸の金剛堂山。

3/7 10:21

山頂一番のりならず・・。

3/7 10:22

小白木峰方面の雪庇と白山

3/7 10:26

山頂のエビの尻尾

3/7 10:33

山スキーの若者に撮ってもらいました。

3/7 10:29

まだ時間に余裕がありますが、登りのラッセルでけっこう体力浸かってしまったしヤブも濃そうなので当初計画の仁王山周回はあきらめて浮島の池までお散歩してくることにしました。広大なテーブルマウンテンなので、ガスりそうなときは深入りしない方がいいです。

3/7 10:44

大波の上の人が小さい

3/7 10:45

エビの尻尾の残骸

3/7 10:48

だれの足跡もない白い大地

3/7 10:55

白木峰を振り返ると白山がキレイ

3/7 10:55

北アルプスの盟主ゾロリ

3/7 10:56

白木峰の脇から白山がひょっこりはん

3/7 11:00

北ノ俣岳、黒部五郎岳、双六岳、剱岳、穂高連峰

3/7 11:12

浮島に着きましたが、予想以上に代わり映えしない白い雪原

3/7 11:05

白く輝く白木峰めざして戻りましょうか

3/7 11:17

トロトロの雪庇

3/7 11:18

地形に沿った雪の造形がオモシロイ

3/7 11:19

ひとり分のトレースをたどって戻る

3/7 11:21

えびのしっぽ

3/7 11:25

山頂にだれかいる

3/7 11:32

尻尾のアップ

3/7 11:35

乗鞍と御嶽

3/7 11:41

大波とさざ波

3/7 11:42

夏に道を譲りながら木道歩きするよりずっと楽だし自由

3/7 11:44

大きな波濤

3/7 11:53

荒々しい表情

3/7 11:54

山頂までもうちょっと

3/7 11:57

ザワワザワワ

3/7 11:59

再度の山頂から白山、ちょっと霞んできたかな。大勢おいでたようで足跡多数

3/7 12:31

北アルプスは朝よりもクッキリ

3/7 12:10

誰もいないので自撮り

3/7 12:15

望遠レンズで覗いてみましょう。
剱岳

3/7 12:15

剱岳、大日山、立山

3/7 12:15

薬師岳

3/7 12:16

槍ヶ岳、穂高連峰

3/7 12:17

乗鞍岳

3/7 12:17

御嶽山

3/7 12:19

白山ドーン

3/7 12:30

雪庇越しに白山見納め

3/7 12:35

下山開始。白木山荘にむかって降下

3/7 12:40

めっちゃ青空

3/7 12:43

入口は雪で塞がっていました。窓から入れるという情報もあるけど、上の窓それとも小窓？。確認していません

3/7 12:44

小屋後ろの雪庇

3/7 13:00

小屋近くで風よけしながら。相変わらず進歩ナシのランチですが、エビのトマトクリームはパスタみたいでなかなか美味

3/7 13:07

今日は山コーヒーではなくて、芳醇ピーチティー。眺望良し

3/7 13:16

ランチ後、小屋下から先行トレースに従い下山開始・・が、あとから登り返した方がよかった結果に

3/7 13:17

林道出合、トラバースして往路に復帰する手もありますが、そのまま降下

3/7 13:18

とその前に白山見えないかな~と林道の先に寄り道。見えませんでした。

3/7 13:20

見惚れるばかりの雪の造形

3/7 13:31

富山・石川県境の山

3/7 13:38

林道出合上でとんでもない斜面。ほぼ崖。15m以上の尻セードで下りたようです。おまけに左下に砂防堰のコンクリが見える。

3/7 13:40

雪が柔らかかったのでなんとかスピード制御して
尻セードで下りました。ここ、危険です。下山は登り返してヘリポート側から往路を下りた方がいいでしょう

3/7 13:42

美しい雪面ですが、雪崩デブリ。林道は危険

3/7 13:44

雪の彫刻

3/7 13:51

金剛堂山。あちらも賑わっていそう

3/7 13:53

林道出合からの降下地点。朝はなかった雪割れ

3/7 14:00

八合目駐車場上の斜面。こちらはズルズル尻セードなので危険ではない

3/7 14:09

バンザーイはオオカメノキ。花芽が膨らんできました

3/7 14:15

綿帽子被ったタムシバ

3/7 14:16

ブナに癒される

3/7 14:29

林道出合

3/7 15:13

足跡いっぱい~。いったい何人入山してたんだろう

3/7 15:25

ふきのとう。

3/7 15:39

杉の平キャンプ場のバンガロー村で捕獲もれのリス君看板発見！！。リス君看板はキャンプ場内のあずまやに大量生息していたんですが老朽化で解体されもはや絶滅危惧種。

3/7 16:06

大長谷温泉470円。冬期は露天風呂なしの内湯だけです

撮影機器：

E-M5MarkII OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 毛帽子 靴 ザック アイゼン スノーシュー 昼ご飯 行動食 飲料 水筒（保温性） レジャーシート 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 ガイド地図（ブック） ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

tom32

ニッコウキスゲや紅葉で有名な白木峰ですが、スノーシーズンも極上でした。
向かいの金剛堂山で眺めてから登るタイミングをはかってきた白木峰スノーハイク。北陸のテーブルランドは2日前の新雪をタップリ蓄え待っていてくれました。
9合目まで、ソロラッセルで一番乗りでしたが、あともう少しというところでスキーヤーに抜かれました。若者には勝てません。
山頂から浮き島の池(��番目)まで足をのばして来ました。天空の楽園は見渡す限りの大雪原になっていました。発達途上の雪庇が見事でした。
避難小屋の白木峰山荘は入口が雪で閉ざされていました。
リス君クラブのみなさん。お待たせしました。久々の新顔捕獲です。

コメント

andounouen

tom32さん こんにちは。
新顔のリス君捕獲おめでとうございます🎊
tom32さんの行くお山はまだまだ雪がたっぷりあるのですね。
山々の稜線が絵のように見えます。
雪があると稜線も青く見えるんですね〜！
ラッセルお疲れ様でした！

tom32

Re: tom32さん こんにちは。
andounouenさん、こんにちは✨😃❗
このキャンプ場のリス君看板、以前は崩壊しかけたあずまやに大量生息していたのですが、老朽化にともない撤去されてしまいました。いままで白木峰に登るのは夏だけでしたので、バンガロー村は使用者がいることもありあまり覗いたことがなかったのです。帰り際に管理道を歩いていたら、ふと目に入りました。木に食い込んでしまったリス君のようです。この木が枯れるまでは健在でしょう😊。

くぼやん

まだまだ雪深いですね
tom32さん、こんにちは。
北陸はまだまだ雪深いですね。雪庇の模様と北アルプスの雪景色、すごくきれいですね。あと1度は雪歩きしたいところですが、北関東でももう雪がズブズブ状態なんで、今シーズンは終了かな。オオカメノキ、タムシバも春待ち遠しい感じ。春の花がこれから楽しみですね。お疲れ様でした。

tom32

Re: まだまだ雪深いですね
kuboyanさん、こんにちは✨😃❗。
北陸も今シーズンは雪が少ないですよ〜。
この山は山頂が広大な草地になっているので、雪が少なくても大雪原が出現するんです。
去年もそうなんですが、3月は意外と雪が積もることがあるんですよ〜。寒波の直後だと、新雪ラッセルで山頂に着けないこともあるので、1日おいて行ってみました。