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Yamareco

記録ID: 225139
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無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

草紅葉の巻機山(天狗尾根コース)

2012年09月16日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
06:09
距離
13.6km
登り
1,676m
下り
1,661m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

5:41桜坂登山口 -6:46ヌクビ沢分岐 -8:05天狗尾根稜線 -9:15割引岳9:25-9:47御機屋 -10:10ニセ巻機山 -11:50桜坂登山口
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
桜坂駐車場(半日300円、一日500円)
コース状況/
危険箇所等
割引沢に入渓してすぐの吹上の滝は、赤ペイントに従うと右岸を高巻くことになるが、滝のすぐ右から簡単に登れる。
天狗尾根登り口の岩場に赤ペイントで矢印がたくさん有り明瞭。天狗岩を過ぎたところの稜線に突き上げる沢を登る感じで上に進み左に折れながら潅木帯を登っていく。鎖やロープもあるが掴むほどでない。思ったほど高度感でなかったので緊張感はなかった。
天狗尾根稜線にでれば快適な稜線歩きが割引岳まで続く。
天狗岩が目立つ
割引沢に入渓。
すぐに吹上の滝が見えてくる
すぐに吹上の滝が見えてくる
上越のマーターホルン、大源太山が恰好いいぞ!
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上越のマーターホルン、大源太山が恰好いいぞ!
吹上の滝は右手の岩場を登る。補助的に手を使う程度の簡単な登り
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吹上の滝は右手の岩場を登る。補助的に手を使う程度の簡単な登り
ニッコウキスゲが一輪
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ニッコウキスゲが一輪
滝上から見下ろす。登山者の姿があります
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滝上から見下ろす。登山者の姿があります
タカネニガナ
キンコウカ
吹上の滝のすぐ上にはアイガメの滝。ここは滝の左手から登って樹林帯に入る。鎖も設置されているが三点支持で簡単に登れる
吹上の滝のすぐ上にはアイガメの滝。ここは滝の左手から登って樹林帯に入る。鎖も設置されているが三点支持で簡単に登れる
アイガメの滝から先はヌクビ沢分岐まで平凡な沢歩きが続く
アイガメの滝から先はヌクビ沢分岐まで平凡な沢歩きが続く
この花は・・・?
この花は・・・?
分岐を左に折れ、割引沢を進む。天狗岩が威圧的に迫ってくる
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分岐を左に折れ、割引沢を進む。天狗岩が威圧的に迫ってくる
大きい石が堆積する沢床を沢通しに行く
大きい石が堆積する沢床を沢通しに行く
眼前に天狗岩。落石があったら直撃は避けられないかも・・・
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眼前に天狗岩。落石があったら直撃は避けられないかも・・・
谷川岳〜の稜線がくっきり!
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谷川岳〜の稜線がくっきり!
何回かトライして越えられなかった滝。仕方なくペイントに従って右手を高巻く
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何回かトライして越えられなかった滝。仕方なくペイントに従って右手を高巻く
その上が天狗尾根の登り口になっていた
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その上が天狗尾根の登り口になっていた
赤ペイントに導かれながら直上していく。登りやすそうなところを適当に登っていける。鎖やロープも設置されているが、岩をメインに笹や潅木の助けをかりながらグングン標高を稼いでいく。潅木があるので高度感はほとんどない。
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赤ペイントに導かれながら直上していく。登りやすそうなところを適当に登っていける。鎖やロープも設置されているが、岩をメインに笹や潅木の助けをかりながらグングン標高を稼いでいく。潅木があるので高度感はほとんどない。
ミヤマダイモンジソウ
ミヤマダイモンジソウ
登り始めて15分ほどで割引沢は遥か下に
登り始めて15分ほどで割引沢は遥か下に
天狗岩の頭と肩を並べる
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天狗岩の頭と肩を並べる
標高差250mほどの急登の後、天狗尾根の稜線に
標高差250mほどの急登の後、天狗尾根の稜線に
快適に稜線を行く
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快適に稜線を行く
割引岳が見えてきた
割引岳が見えてきた
天狗ノ池の水は澄んでいた
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天狗ノ池の水は澄んでいた
ちょっと登った場所から
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ちょっと登った場所から
割引岳最後の登り
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割引岳最後の登り
割引岳頂上到着
巻機山山頂方面の山稜
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巻機山山頂方面の山稜
越後三山もくっきり
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越後三山もくっきり
谷川岳方面の稜線にはガスがかかってます
谷川岳方面の稜線にはガスがかかってます
天狗岩を見下ろす
天狗岩を見下ろす
巻機山から朝日岳にかけての山なみ
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巻機山から朝日岳にかけての山なみ
巻機山全景
越後平野を見下ろす
越後平野を見下ろす
越後駒と中ノ岳
御機屋に向かう
秋の気配
イワショウブ。
ミヤマアキノキリンソウ
ミヤマアキノキリンソウ
一旦避難小屋に下る
一旦避難小屋に下る
その途中で
ニセ巻機山も草紅葉が
ニセ巻機山も草紅葉が
避難小屋
ニセ巻機山まできた。あとは下るだけ
ニセ巻機山まできた。あとは下るだけ
草紅葉の巻機山の山肌
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草紅葉の巻機山の山肌
谷川岳や万太郎も見えてる
谷川岳や万太郎も見えてる
八合目からの登り
八合目からの登り
六合目の展望台からヌクビ沢と天狗尾根
六合目の展望台からヌクビ沢と天狗尾根
五合目のブナ林
五合目からの展望。とんがりは大源太山
五合目からの展望。とんがりは大源太山
ようやく登山口だ
ようやく登山口だ

感想

2002年の10月にヌクビ沢から巻機山に登ったことがある。その時は、なぜかとても怖くて緊張して登った記憶だけが残った。それが尾を引いて、以降の巻機山は井戸尾からの往復だけ。なんとしても、沢コースを再訪問してみたい・・・
そう思いながら月日だけが過ぎ、そして今回のリベンジ?となった。

フェーン現象で生暖かい風が吹く山麓をスタートし、割引沢に入渓する。
先行登山者が二名。しかし足取りを見ているとちょっと不安。「この先大丈夫だろうか・・・」と思いながらも先に行かせてもらうと我が道を行ってしまった。
吹上の滝までは右岸に付けられた巻き道を行くが、沢どおしで問題なさそう。そして、赤ペイントはそのまま右岸を高巻くように誘導しているが、私は前回の反省から滝下に下りて、そのまま沢どおしに登る。吹上の滝は水流の右側から簡単に登れた。秋はこのコースが正解だろう。
滝上で右岸のスラブに渡り、そのままアイガメの滝の左側を登る。鎖が設置されているが、鎖を掴まなくても簡単に登れる。
(2002年の時は、アイガメの滝まででかなり緊張感があったはず・・・)
登った先は一旦樹林帯に入り、短い鎖場で再び沢床に下る。
そこからは沢どおしに平凡な登りがヌクビ沢分岐まで続く。
分岐からは左手の割引沢を天狗岩を右手に見ながら水流沿いに適当に(といっても赤ペイントを参考に)登る。威圧的に見えた天狗岩も基部を回り込むような場所までくると弱点が見えてくる。天狗岩の奥には稜線に続く小沢があって「結構傾斜がゆるいじゃん!登れるんじゃね?」と思いながら、手強い滝を高巻いていたら、その小沢横の岩場が天狗尾根に向かう登り口だった。
となれば、話は早い。とりあえず沢沿いに登りながら鎖やロープに導かれるように左手の潅木帯をぐんぐん登っていく。傾斜は強いものの滑り落ちるような感じではなく笹や潅木を補助的に掴んで登っていける程度。過去の記録を読むと「高度感で足がすくむ」という表現もあるが、それほどでもない。潅木が茂っているので安心感もある。
稜線までは標高差にして200mほど。それを一気に登るわけで、きついといえばきついし、楽しいといえば楽しい。やっぱり楽しいの気持ちが強かったかも。
稜線に出てからも、割引岳まで300mの標高差があるのでそれなりに大変だ。しかしこのコースの魅力は登りきった先が頂上というルートにある。初めて歩いた人なら(私もそうだけど)感動ものだ。

割引岳からの景色は最高だった。巻機山山頂方面の山肌はすでに草紅葉が始まっているらしく微妙な色合いを見せていた。少しだけ休憩してから、その山肌を縫うように付けられた木道を進み登山者で賑わう御機屋に到着。写真だけ撮ってそのまま下る。
避難小屋を経てニセ巻機山に登り、草紅葉の美しい巻機山の最後の姿をこの目に焼き付けてから本格的な下りに入った。

今回は紅葉についてはまったく期待していなかったが予想外に草紅葉の始まりの絶妙な色合いの景色を楽しむことができた。山は登ってみないとわからない。そんなことを実感した山行だった。

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5/5
体力レベル
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