巻機山：急登すぎれば楽園

2024年06月08日(土) [日帰り]

• GPS: 08:11
• 距離: 12.9km
• 登り: 1,469m
• 下り: 1,461m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:06
• 休憩: 0:51
• 合計: 7:57

距離 12.9km 登り 1,469m 下り 1,461m

3:01 スタート地点
3:01 桜坂駐車場
3:39 3:40 5合目
4:09 6合目
5:28 5:29 ニセ巻機山
5:42 巻機山避難小屋
6:11 御機屋
6:21 巻機山
6:42 7:04 牛ヶ岳
7:22 7:23 巻機山
7:45 8:04 御機屋
8:26 巻機山避難小屋
8:35 8:36 ニセ巻機山
9:38 6合目
10:10 10:14 5合目
10:56 10:58 桜坂駐車場
10:58 ゴール地点

天候

晴れ時々曇り：朝は霞がかかっていました。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

3:00頃は数台でしたが、帰り11:00頃は4つの駐車場が満車のようでした。駐車場は1日500円で綺麗なトイレもあります。

コース状況／危険箇所等

4〜6合目付近の赤土部分は滑りやすいので、下りは要注意。7合目以上は植生保護のため階段・木道が多いです。今回歩いた範囲内では、雪上歩きはありません。なお、割引岳に行く場合は雪上歩きがあります（今回はパスしました）。

その他周辺情報

最も近く手軽な温泉は「金城の里」です。

写真

7合目：暗い時間に登山口を出発して約1.5時間。かなり展望が開けてきました。

後方の山は左から、谷川岳、一ノ倉岳、茂倉岳、（大障子ノ頭）、万太郎山、（エビス大黒ノ頭）、仙ノ倉山
手前は左から、清水峠、七ツ小屋山、大源太山

谷川連峰をアップ：モルゲンを期待していましたが、全体的に霞んでいて、ほんのり赤くなる程度

巻機山から朝日岳に連なる山々

ニセ巻機山まで、あと少し

ニセ巻機山を過ぎると再び割引岳が現れてきました。

ニセ巻機山までの急登を過ぎれば、あとは楽園♪

朝露をまとうアズマシャクナゲ

イワカガミは5,6合目から山頂付近まで満開

このあたりの景観はホントに素晴らしく、巻機山の登山道のなかで、いちばん好きなところ！

以前（7月下旬）に来たときは、この辺り一面ワタスゲだったことを思い出しました。

避難小屋：良いロケーションです。いつか泊まってみたい。

以前に来たときは見ることのできなかった水芭蕉

小ぶりでこの辺り限定ですが、満開の時に見ることが出来てラッキー♪

水芭蕉のブーケ

巻機山の山頂手前からニセ巻機山を振り返る

巻機山の山頂にやっと到着なんですが、実はニセ山頂のようで、

しばらく進むともう一つ山頂の道標が出てきます。地味ですが、これが本当の山頂らしい。確かに、どう見てもこちらの方が標高が高い。

朝日岳に連なる稜線と谷川連峰

未だ雪渓がたくさん残っています。

数は非常に少ないのですが、ハクサンコザクラも見かけました。

山頂部分については、巻機山より割引岳の方がずっと存在感ありますね。

山頂付近のショウジョウバカマはフレッシュでした。

牛ヶ岳の山頂付近から越後三山：左から八海山、越後駒ケ岳、中ノ岳

タテヤマリンドウもところどころに

巻機山から割引岳に至る稜線

池塘に湧き上がる雲が写っています。

再び巻機山のニセ山頂に戻り、来た道を戻ります。

行きには、気が付かなかった水芭蕉のリフレクション：写真をパチリパチリと

水芭蕉のリフレクション

水芭蕉のリフレクション

ニセ巻機山付近から巻機山と割引岳（左後方）

割引岳をアップ

イワカガミ

辛うじて残っていたムラサキヤシオ

ミツバオウレンもたくさん見かけました。

樹林帯上部にはオオカメノキの花が沢山ありました

ブナの森に戻ってきました

4-6合目辺りは急坂ですが、ちょっと見上げるとブナの緑が眩しい！

ブナの森ではエゾハルゼミの大合唱。癒されます。

行きは暗くて見えなかった天狗岩：右後方は割引岳

谷川連峰の景色も見納め

登山口周辺にはニガナが沢山咲いていました。

無事に戻ってきました。

その穏やかな山頂、十分に楽しめました！

装備

個人装備

長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 靴 スパッツ ザック 昼ご飯 行動食 飲料(2.5L: 2.0L消費) レジャーシート 地図 コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ガイド地図 ファーストエイドキット 常備薬（+芍薬甘草湯を予防的服用→今回は足攣りを回避できました） 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック カメラ 熊除け（鈴＆スプレー）

感想

mic-kun

2回目の巻機山チャレンジ。前回（7月下旬）は天気が良くなかったので展望も期待していましたが、霞がかかっていて、谷川連峰など周辺の山が見える程度で、早出したのにちょっと残念でした。
前回は避難小屋付近のワタスゲ、巻機山の山頂から牛ヶ岳までのキスゲ（コバイケイソウ、ハクサンフウロ）が印象的でしたが、今回は水芭蕉の花（それもフレッシュな花）を見ることが出来てとてもラッキーでした。その他にイワカガミが5,6合目から山頂付近まで満開でした。時期ごとに見せ場があります。
水芭蕉、イワカガミなどの花々に加えて、残雪残る山頂付近の穏やかでゆったりとした景観、中腹に広がるブナの森、エゾハルゼミの大合唱、そして小鳥たちの囀り（ウグイス、カッコウ、ホトトギス、キビタキ、ビンズイ等々）に癒されました。