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記録ID: 225833
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

塩見岳 鳥倉から北俣岳・蝙蝠岳・北荒川岳・新蛇抜山・小河内岳まで往復縦走登山

2012年09月15日(土) ~ 2012年09月17日(月)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
46.4km
登り
4,071m
下り
4,069m

コースタイム

1日目
山行
10:02
休憩
0:36
合計
10:38
2:30
34
鳥倉林道駐車場
3:04
3:04
124
鳥倉(旧)登山口
5:08
5:12
11
5:23
5:25
33
5:58
5:59
91
7:30
7:45
41
8:26
8:33
26
8:59
9:00
85
北俣岳分岐
10:25
10:28
76
11:44
11:44
5
11:49
11:50
28
北俣岳分岐
12:18
12:20
48
13:08
塩見小屋
2日目
山行
7:38
休憩
0:32
合計
8:10
4:10
51
塩見小屋
5:01
5:04
75
塩見岳
6:19
6:22
41
7:03
7:06
47
7:53
7:54
69
9:03
9:03
25
北俣岳分岐点
9:28
9:32
33
10:05
10:18
74
11:32
11:37
35
12:12
12:12
8
3日目
山行
4:25
休憩
0:07
合計
4:32
3:42
37
4:19
4:20
57
5:17
5:18
43
6:01
6:01
25
6:26
6:30
71
7:41
7:42
32
鳥倉(旧)登山口
8:14
鳥倉林道駐車場
昭文社コースタイム
1日目:14時間45分  2日目:13時間10分  3日目昭文社コースタイム:8時間20分


天候 1日目 晴れのち曇り 2日目 晴れのち曇り 3日目雨のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
鳥倉駐車場ゲート〜鳥倉登山口
元々の終点であった鳥倉登山口までアスファルトの林道が続きます。小さな落石箇所が数カ所ありますが、まず安心して歩けます。
役所関連の登山だと許可の上、終点まで普通車を乗り付けられるようです。

鳥倉登山口〜三伏峠小屋
一般的な土の登山道です。急さもほどほどでぐんぐん登ることが出来ます。途中何カ所も丸木の橋があり、その部分は歩きにくいです。

三伏峠小屋〜三伏山〜本谷山〜塩見小屋
この区間でよく耳にすることは、何度もアップダウンを繰り返されるためしんどい というものですが、実際に歩いてみると確かにその通りなんですが、せいぜい標高100m程のアップダウンが2度あるだけで、あとは塩見小屋へ向けて当たり前に登るだけなので、特別ハードな区間とは感じませんでした。全体的によく整備されていて、分岐点ははっきり分かるように封鎖されているので、迷うこともないでしょう。

塩見小屋〜塩見岳
小屋で皆が偽ピークと呼ぶ手前の岩稜までは、まずは砂利道を進み、その後大きめの岩の段差を登ることになります。
その後少しコルへ下り、2つめの岩稜を登ります。こちらも岩登りと言うほどのことはなく、大きめの岩の段差を登っている感じです。アルプスに慣れていればなんということはないでしょう。岩場に慣れていないと少し危険かも知れません。西峰から東峰までは山頂域としては広さのある尾根を数分です。


塩見岳〜北俣分岐
東峰からまず少し岩場を下ると、砂利の下りになります。その後左側(北側)が崩壊した部分を右側(南側)のハイマツの出た巻き道を下る部分や、両側が切れ落ちた砂地のナイフリッジ、岩歩きの部分など、歩きにくい部分が何カ所かあり、今回のルートで一番危険箇所かもしれません。


北俣分岐〜蝙蝠岳
北俣岳の周辺は狭めの岩場が続きます。その後はゆったりした砂利道になりますが、蝙蝠岳の山腹を中心にハイマツが出た狭い部分も多くあります。全体的には分かりやすい楽な尾根道です。


北俣岳分岐〜新蛇抜山
分岐点からはまずは急で崩れやすいザレの道を下ります。道自体が特別危険ということはありませんが、石を落としやすく、注意して歩く必要があります。
その後は一旦広い場所に出た後もう一度一般的な石と土の登山道を下ると、尾根筋のゆったりした道が始まり、北荒川岳手前は広い砂利道になります。
北荒川岳を過ぎると一旦一般的な土の斜面を下り、なだらかな土の尾根道を進むことになります。

三伏峠小屋〜烏帽子岳〜小河内岳
小屋からすぐは丸木を用いた階段状の道になっています。花畑を過ぎると烏帽子岳への登りになりますが特に危険箇所や迷うところはありません。
烏帽子岳を過ぎると、何カ所か木曽側が切れ落ちた箇所がありますが、マークと足下に気をつければ問題ありません。
前小河内岳まで何度か軽いアップダウンを繰り返すと、避難小屋と山頂への分岐点が現れ、すぐに山頂に到着します。
三伏小屋を過ぎやっと明るくなってきました。三伏山から周囲の山体が見えてきます。
2012年09月15日 05:23撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/15 5:23
三伏小屋を過ぎやっと明るくなってきました。三伏山から周囲の山体が見えてきます。
塩見岳もよく見えます。
2012年09月15日 05:24撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/15 5:24
塩見岳もよく見えます。
本谷山の山頂です。
2012年09月15日 05:58撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/15 5:58
本谷山の山頂です。
塩見岳の横からご来光です。
2012年09月15日 06:00撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
2
9/15 6:00
塩見岳の横からご来光です。
塩見小屋の少し手前になると北側の眺望が開け、仙丈岳がよく見えました。
2012年09月15日 07:47撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
9/15 7:47
塩見小屋の少し手前になると北側の眺望が開け、仙丈岳がよく見えました。
仙丈岳と甲斐駒が一緒によく見えます。
2012年09月15日 07:47撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
9/15 7:47
仙丈岳と甲斐駒が一緒によく見えます。
塩見岳山頂からは富士山が。
2012年09月15日 08:22撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
2
9/15 8:22
塩見岳山頂からは富士山が。
甲斐駒仙丈と明日向かう仙塩尾根の稜線です。
2012年09月15日 08:26撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
9/15 8:26
甲斐駒仙丈と明日向かう仙塩尾根の稜線です。
ほんの数十秒だけのブロッケンでした。
2012年09月22日 07:30撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/22 7:30
ほんの数十秒だけのブロッケンでした。
中央アルプスは雲にまとわりつかれています。
2012年09月15日 08:52撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/15 8:52
中央アルプスは雲にまとわりつかれています。
北俣岳方面から塩見岳を振り返ります。
2012年09月15日 09:16撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
2
9/15 9:16
北俣岳方面から塩見岳を振り返ります。
蝙蝠岳の羽根が左右に大きく広がっています。
2012年09月15日 09:53撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
2
9/15 9:53
蝙蝠岳の羽根が左右に大きく広がっています。
蝙蝠岳山頂に着きました。二軒小屋からも登ってみたいです。
2012年09月15日 10:25撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
9/15 10:25
蝙蝠岳山頂に着きました。二軒小屋からも登ってみたいです。
仙塩尾根への分岐点です。
2012年09月15日 11:49撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/15 11:49
仙塩尾根への分岐点です。
塩見岳南部の急な登山道です。
2012年09月15日 12:47撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
9/15 12:47
塩見岳南部の急な登山道です。
塩見小屋内部です。通路が狭く足を踏まれる危険があります。
2012年09月15日 16:06撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
9/15 16:06
塩見小屋内部です。通路が狭く足を踏まれる危険があります。
早朝塩見小屋を出発します。
2012年09月16日 04:10撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/16 4:10
早朝塩見小屋を出発します。
今日の好天です。
2012年09月16日 05:01撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/16 5:01
今日の好天です。
塩見岳山頂付近からは富士山もよく見えます。
2012年09月16日 05:25撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
2
9/16 5:25
塩見岳山頂付近からは富士山もよく見えます。
仙塩尾根を少し北へ進んだところからの塩見岳です。
2012年09月16日 05:43撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
1
9/16 5:43
仙塩尾根を少し北へ進んだところからの塩見岳です。
北荒川岳の山頂です。
2012年09月16日 06:19撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/16 6:19
北荒川岳の山頂です。
塩見岳から北荒川岳へ向かって流れる山塊です。
2012年09月16日 06:19撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
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9/16 6:19
塩見岳から北荒川岳へ向かって流れる山塊です。
新蛇抜山の山頂です。
2012年09月16日 07:03撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
3
9/16 7:03
新蛇抜山の山頂です。
ここからは塩見岳と北俣岳の稜線がよく見えます。
2012年09月16日 07:57撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
2
9/16 7:57
ここからは塩見岳と北俣岳の稜線がよく見えます。
塩見岳へ戻りました。ここからは山頂と中央アルプスの眺めが秀逸です。
2012年09月16日 09:28撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
4
9/16 9:28
塩見岳へ戻りました。ここからは山頂と中央アルプスの眺めが秀逸です。
塩見小屋から見る塩見岳。双耳峰が見事です。
2012年09月16日 10:06撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/16 10:06
塩見小屋から見る塩見岳。双耳峰が見事です。
三伏峠小屋まで戻りました。
2012年09月16日 15:08撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/16 15:08
三伏峠小屋まで戻りました。
まだまだ真っ暗な烏帽子岳を通過します。
2012年09月17日 04:19撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/17 4:19
まだまだ真っ暗な烏帽子岳を通過します。
夜は明けてきましたが、暴風雨の小河内岳山頂です。
2012年09月17日 05:18撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/17 5:18
夜は明けてきましたが、暴風雨の小河内岳山頂です。
かつての林道終点、鳥倉登山口です。
2012年09月17日 07:41撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/17 7:41
かつての林道終点、鳥倉登山口です。
登山口からさらに歩いて現在の終点の駐車場です。
2012年09月17日 08:14撮影 by  PENTAX K-7 , PENTAX
9/17 8:14
登山口からさらに歩いて現在の終点の駐車場です。

感想

百名山である塩見岳と、百高山の蝙蝠岳・新蛇抜山・小河内岳・そして烏帽子岳など高い山頂を目指して意気揚々と出かけましたが、一つ大きなミスをしてしまいました。それは安部荒倉岳の存在です。

この山も百高山の一つなので、できれば訪れておきたかったのですが、持っている地図の区切りが、新蛇抜山と安部荒倉岳の間に有り、あと1時間弱足を伸ばせば到達出来ることにまったく気づいていませんでした。また北岳などと絡めての訪問を考えなければならないです。

さて、肝心の塩見岳ですが、やはり百名山。姿も眺めも素晴らしい山です。
鳥倉のアスファルト道、三伏峠までの樹林の中の登り、塩見小屋までのアップダウン道、最後の岩稜登りとバラエティに富んだルートを楽しめます。

塩見小屋を越えると一気にアルプスの眺めが開け、蝙蝠岳や仙塩尾根なだらかな尾根筋や、遠くのの名だたる山々が見えます。

そして尾根筋の向かいには白根三山の峰がずっと雄大な姿を並べています。1日目・2日目は好天に恵まれたこともあり、ずっと素晴らしい眺望と共にありました。

最終日は突如雨にたたられましたがそれも山。未明から小河内岳へ向かうと、途中でライチョウに出会うなど、またしてもお山は楽しみを与えてくれます。

充実の3日間となりました。

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