小河内岳*大日影山*板屋岳 修行の残雪2500m峰
- GPS
- 24:48
- 距離
- 27.7km
- 登り
- 2,517m
- 下り
- 2,524m
コースタイム
- 山行
- 8:13
- 休憩
- 1:33
- 合計
- 9:46
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 2:08
- 合計
- 9:06
天候 | 1日目:霧雨、曇り、ガス、小雨 2日目:快晴☀ 3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
*雪の状況は変化しますので、前後の天候などを鑑みて予測が必要です* 【コース状況】 ⚫︎鳥倉登山口⇄6/10標識:夏道です ⚫︎6/10標識⇄三伏峠:雪が現れます。特に7/10標識付近から8/10標識までのトラバースは積雪により転落しやすくなっています。踏み抜きによるフラつき、滑落には注意。 ⚫︎三伏峠⇄烏帽子岳:積雪がまだ多く残る場所で、時間帯や気温の上昇具合により、登りにくくなる場所です。 ⚫︎烏帽子岳⇄小河内岳:夏道の多くが露出していますが一部分はまだ積雪が残っています。ルートは分かりやすいですが行き詰まったら、ハイマツを漕いで正規ルートを見つければ問題ありません。この区間は伊那谷側の斜面崩落が進んでいます。登山道の下に土が無く、いわゆる雪庇のような形で張り出している砂斜面もありましたので、登山道崩落による滑落には要注意。 ⚫︎小河内岳⇄次のコル(森林限界)積雪無し、夏道です ⚫︎小河内岳の次のコル(森林限界)⇄大日影山:樹林帯の積雪のため盛大に踏み抜きます。ワカンおよびスノーシューを利用しましたが、比較的トラバースが多いルートのためワカンの方が合っています。夏道のピンクテープは所々にありますが、樹林帯が広くルートは見失いがちの迷いの森です。ルートファインディング必須。また、大日影山のピークは登山道からわずかに外れいます。ピークハンターとしては念のため最高地点を確認しに行きました。 ⚫︎大日影山⇄板屋岳:今回の行程ではまさかの最大の難所でした。CTでわずか30-40分のところ、往路は3倍もかかっています。基本的にはピークの北東側の中腹に巻道があり、夏道ではピークを踏まずに平坦に進めるような快適な登山道と思われますが、積雪期はオール斜面トラバース、積雪による倒木を掻き分けながらの春雪ラッセルとなり、道具のチェンジなどにも時間が取られて大変厄介な山でした。 |
その他周辺情報 | 【下山後温泉】 ⚫︎まつかわ温泉 清流苑 すべすべの湯に広い温泉施設、内部もリニューアルされていて相変わらずステキな施設です。 大人500円なり https://www.seiryuen.jp/ 【下山後ランチ】 ⚫︎カーピット アルル 中途半端な時間でもランチが食べられるお店で検索。味もボリュームも百点満点の素晴らしさ!メニューも豊富でコスパも良くて確実にリピート確定です!もっと前から知ってれば良かったと思いました。 https://map.yahoo.co.jp/v2/place/4ty7DNiS_Wc?fr=sydd_p-localspot-gourmet-header_ls-ttl&from_srv=search_web |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
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感想
GWなのにお天気がビミョー(T . T) しかも息子の部活の大会が4日も入ってるし!天気予報と子守役のmy motherのヘルプ出来る日と様々鑑みて、GWに歩こうと思っていた候補地と日程が合致したのは、南アルプスの2500m峰縦走に決定! ただし、わたくし、前日の夕方まで1週間大阪なんですけど、、、(^◇^;) って感じなので、先週のうちにとりあえずテント泊装備だけパッキングして詰め込んで、車にザックを詰んだまま長野駅から出張に出かけました。お陰で食料品やら細かな対応はぜーんぶ相棒に『お願いよろしく🙏』として、出張先から家に戻らず直接登山口集合となりました。
あんまり寝てない初日の雪山テント装備は、久々の重さも相まってとにかくツライ(・・;) とても上まで担げる気がしません。もう少し若くて元気だった厳冬期塩見アタックの時でさえ三伏峠までの担ぎだったし〜、、、とか、様々な言い訳を頭の中で繰り返し、三伏峠で立ち止まる理由を探します。ヒーヒー言いながら三伏峠に到着すると、何と新館の方の玄関前には『営業中』の看板が!!
中に入ると気さくな管理人さんが出迎えて温かいお茶を振る舞ってくれました。GW中だけ開けてるらしく、宿泊1泊10,000円なり。Facebookでアナウンスしてたらしく、知ったら泊まりたかったぁ〜σ(^_^;)と後悔しました。ちなみに、なんと今年は塩見小屋もGWやってるらしい!どおりで、思った以上に沢山の方が塩見を目指してるな〜と思いました。事前情報チェックは大切ですね(^◇^;)
管理人さんのお陰で元気が出て、営業を知らずにフル装備背負って来たのだから予定通りもう少し先に進もうという気になりました!体力的にダメなら稜線でテキトーにビバークです。
小河内岳までなら、過去に残雪期日帰りで歩いているので大体様子はわかります。小雨の降る中、景色の応援も得られずにかつての記憶だけを頼りに淡々と頑張り、何とか避難小屋に到着出来ました。
翌日からは予報通りの晴天!!これを見たくてやって来たというパノラマ景色が広がります。
が、誤算だったのは余裕と思われた2つの2500m峰へのアプローチ。夏ルートだと往復4時間あれば板屋岳まで行って帰って来れるコースタイムでしたが、やはり標高の低い樹林帯の残雪に苦しめられます。特にノートレースの斜面トラバースが永遠と続く板屋岳までは時間的にも雪が腐り初めて、スノーシューの相棒は早々に対応出来ずに12本刃に履き替え。私は12本にワカンをつけて何とかルートを取って登りあげました。予定通りなら今日中に下山しよう!もしくは荒川岳まで赤線つなぎ?なんてサブプランも持っていましたが、とてもじゃ無いけど絵空事(^◇^;)
ヘロヘロになりながら何とか昼過ぎに小河内岳に戻り、そのまま景色を堪能しつつ日向ぼっこで終わってしまいました。
最終日は淡々と重さに耐えて昼前には登山口へ到着。降りは楽チンですね〜(^^)
とにかくお風呂に入りたくて、松川と言えば清流苑へ直行!その後はランチもとても良いお店に行きつけて、スタート時はどうなる事かと思いましたが終わってみたら楽しい残雪期縦走となりました。
GW、まだどこかで歩けると良いのですが、後半の晴天の日々が息子の大会ど真ん中だからな〜泣。羨ましく指を咥えて皆さんのレコを覗いてると思います(≧∀≦)
ハルボーさんは出張先から直接南アルプスですか〜、ハードですね。
自分だったら必ず忘れ物しそうだし気分的にも出来そうにないです・・・
今年は南アルプスにも足を延ばしたいと思ってますので、レコ参考にさせてもらいます。
お疲れさまでした。
南アルプスは私は北よりも好きなんです!人が少なくて、一個一個の山が雄大で。真夏にまた歩きたいなーって思ってます。南アルプス固有種の花もすごく綺麗なんですよね〜✨花音痴なのに、なんか違う😆という感覚だけはありました。花満載の季節にぜひぜひ!オススメです☺️
また楽しそうで凄い山行されましたねー😆
このルート、昨年の夏に私もテントで歩いたので懐かしかったですが、GWは雪があって大変そうですね😅しかもハルボーさんのザックが大き過ぎる〜😱💦
29日は私も仙丈ヶ岳山頂からハルボーさん達の方を見てましたよー🥰
色んな情報も満載の素敵レコありがとうございました✨
そうそう、essanさんのサポート無事にやり遂げてお疲れさまでした!スキーしながら聞いてたんですよ〜。 popieさんがサポート立候補してくれてるって☺️マラソンとかトレランをやってる人じゃないと選手の気持ちも分からないだろうから、私にはサッパリ無理だな〜って popieさんのレコ読んで改めて思いました。ホントすごいわ👍
スキーの大会サポーターなら出来るかな 笑。そんなチャンスは最近あんまり無いですけど。あれも寒くて辛いお仕事だけど、Mt.Fujiは長時間耐久が大変ですね〜😅次回は popieさんが選手かな?走れる popieさんが羨ましいです!
まだそちら側の南アルプスに登った事がないので今夏は挑戦してみたいです。
でも日帰りはキツそうですね。
相棒も遠い遠いと呟いてました 笑。まぁ北信からも同じく遠いんですけど😅
どこまで行くかによりますけど、夏ならば少なくとも鳥倉登山口⇄板屋岳 なら日帰り可能かなと思ってます。南アルプスにしては珍しくピークを縫わずに巻道が綺麗に続いていて、歩きやすい雰囲気であるのは間違い無しです♪ 残雪にかなりやり込められたので、ここは夏に来るべきだったわ〜って話してました☺️ 荒川岳とか悪沢まで足を伸ばすなら1泊が良いですね!私もまた夏に歩いてみたいです。
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