広河原〜#3間ノ岳〜#15農鳥岳〜奈良田
- GPS
- 26:50
- 距離
- 22.5km
- 登り
- 2,293m
- 下り
- 2,962m
コースタイム
10:17大樺沢二股
12:10八本場のコル
12:38山頂、トラバース道分岐
13:05池山吊尾根分岐
13:15北岳山荘
13:43中白峰
14:45間ノ岳
15:40農鳥小屋
2日目 4:15農鳥小屋
5:04西農鳥岳
5:39農鳥岳
6:16大門沢下降点
8:20大門沢小屋
10:49第一発電所前
11:05駐車場
天候 | 1日目ガス時々晴れ 2日目晴天 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
をついで2時間弱で奈良田 奈良田よりバス…始発3台定員オーバーの為、広河原からの折り返し便 に乗る(2時間遅れ) |
コース状況/ 危険箇所等 |
大門沢下降点から延々続く急な下りはパンチがあります。 危なそうなところにはロープがはってありますが、つまづいたり、 踏み外したりしたらシャレになりません。慎重に。 |
写真
感想
1日目 広河原〜大樺沢〜八本場のコル〜トラバース道〜間ノ岳〜農鳥小屋
52号線で2頭、37号線で1頭シカを見かけ、
奈良田に到着。臨時駐車場はまだスペースが
あった。少し空を眺めていると、流れ星・・・
そして始発まで仮眠。
5時30分。いきなりショッキングな出来事が。
定刻通りバスは来たのだが、3台のバスはすでに
満席で、広河原に一旦行ったのち、戻ってくると
いうことに・・。取り残された50人の落胆は
言葉では言い表せない。芦安は混んでると想像
できたが、奈良田もか・・。ハイシーズンの週末、
いたしかたないと言ったとこか・・。ちなみに
第一駐車場で45分前くらいから並んでいたら
乗れたようです。そこまでするのもなぁ。
予定より2時間ほど遅れて広河原到着。北岳山頂は
すでに雲の中。ここは天気がいいというのに。
昨年は、通行不可だった大樺沢ルートを今年はトライ。
イメージしてたよりも普通の登山道を登っていく。
2週間ぶりの登山、朝のドタバタもあり、少し
体が重いかな・・
大崩落地の手前で沢の右岸から左岸に渡り、さらに
登る。大きな岩がごろごろしたところに差し掛かる
ころ、先行していた人たちがたくさん休憩していた。
ガスが晴れていれば、山頂の眺めがよさそうな場所だ。
ここで登山道は左岸から右岸にかわる。一旦10mほど
もどり、道は先へと続く。
チップ制のトイレがあるあたりが二股になる。今回は
さらにまっすぐ、八本場のコルを目指す。
去年のことなのにさっぱり覚えていなくて、こんなに
きつかったかなあとかなり弱り気味。はしごがいくつも
でてくると傾斜もそれなりにきつくなってくる。
あるガイドさんが言っていた。「70度くらいありますから
真剣に梯子を登ってください」と・・。そんなには
ないような・・・、でも梯子はもういらない。
八本場のコル、団体さんに遭遇。疲れていたけど、休憩を
とっている隙に一気に追い越した。この先の階段で渋滞に
巻き込まれたら面倒だ(笑)
相当な高度感があるのだが、幸いガスで回りがそんなに
見えず、高所恐怖症の私には好都合だった。
そこを過ぎると、大きな岩の上を通り、山頂方面と
トラバース道の分岐にたどり着く。
ほとんどの人が山頂を目指す中、私は迷わずトラバース道へ。
体力の温存と時間の短縮、この天気では展望は期待できない
だろうし、去年登ったし、みたいなことで今回はパス。
トラバース道は下り傾向なので、結構楽だった。途中、後ろを
振り返ってもまだ誰も来てなかった。マイノリティーだな。
しばらくして、北岳山荘に到着。外でテントの受付をしていた。
今日の混み具合はどんなもんか聞いてみると、大体300人
ぐらいの登山客を想定しているという返事。
迷わずこの先の農鳥小屋に行くことを決める。
到着が3時過ぎると怒られますよ、という言葉にひるみながら・・
いくつも小ピークをトラバース気味に越え、アップダウンを
繰り返し、なんとか去年の雪辱の間ノ岳。
下るだけなのになかなかつかない農鳥小屋へは15時30分過ぎ
に到着。直前に宿泊の受付をしている人たちがいて、どさくさに
紛れて自分も列に加わり、おやっさんの怒りをかうこともなく、
肩すかし的に手続き終了。
ネットで見たとおりの小屋の中に・・
実は今回が初山中泊の私、ちょっとドキドキでしたが、
あまり細かいことにはこだわらないので、昭和チックなたたずまい、
やや湿っている毛布など、いい思い出になります(笑)
寝返りもできるかどうかのスペースにマット、敷き毛布2枚、
掛け毛布2枚、枕をならべ、お着替えをして、先ほど買った
ビールを持って外へ・・
まさかこんな日が来るとは、感慨深くビールを頂いた。
ちなみに山行中のビールも初である。
夕飯は山菜の煮物とごはんとお味噌汁、あと梅干、佃煮だった。
せまい食堂に数人ずつ集められて順番に取る形。
皆さん気のいい人たちで、和気あいあいと話をしながら楽しい
食事となった。ごはんが美味しいなと思ったのはそのせいかな?(笑)
夕飯が早かった、と言うよりも、することが無かったので、
多分7時ごろには眠っていたと思います。
2日目 農鳥小屋〜西農鳥岳〜農鳥岳〜奈良田
昨日、早く寝ていたので3時半頃、一番手の方がゴソゴソする
タイミングで起床。たっぷり8時間以上は眠ったかな・・
外に出てみると快晴の夜空。普段は見えない星がいっぱい
あって感激。ここでも流れ星3つゲット。
4時をまわって、まだ暗い夜道を歩き始めた。西農鳥岳の
黒いシルエットは夜でも分かる。急登らしいが、足元しか
見えないのでそんなに気にならない。
空が明るくなる頃、西農鳥の山頂に到着。撮れるうちに富士山
を、と思ったが、下山するまで昨日みたいなガスはなく、
大門沢小屋あたりまでずっと、顔を上げれば富士山が見えてた。
(有り難味が無いと言うか)
すぐ隣に見える小ピークが農鳥岳かと思いきや、その向こうの
平らな方だとピストンしてきた人に教えられる。
農鳥岳山頂。これであとは降りるだけだ。
大門沢下降点で鐘をならし、奈良田方面へと向かう。
ここからの下りは結構曲者だ。思いのほか急で、高低差で
500mぐらい(もっと?)は続くんじゃないのかな?
登ってくる人とすれ違うたびに感心させられる。楽な顔をした人は
いないけれど・・
ある人は夜通し登ってきたと言っていた。信じられないバイタリティ
です。普通の方は真似しないでください。ってできないか(笑)
大門沢小屋を過ぎる頃、ようやく落ち着いてくる感じかな。
河原を渡って、戻って、緊張感のある丸太の橋を通り過ぎ、
少し急なところをおりて、今までの道が嘘のような
穏やかな木漏れ日の射す場所を歩いたり・・
登山道が湧き水で小川に変わっていて、少し悩んだり・・
そうこうしている内に立派なつり橋(ゆれるけど)を3つ渡れば、
あとは林道を歩いて、発電所前のバス停に。
ここからは20分もかからないくらいで駐車場。
1日目 7時間半
2日目 7時間
筋肉痛レベル3 小屋泊のおかげかな
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