鳳凰山(青木鉱泉から地蔵ヶ岳ピストン)
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.4km
- 登り
- 1,847m
- 下り
- 1,847m
コースタイム
標高差1,614m 歩行距離約13,000m
【コースタイム】雨のためスタートを遅らせ地蔵ヶ岳ピストンに変更
青木鉱泉6:14-7:48南精進ヶ滝-8:36鳳凰の滝-9:28白糸滝9:50-10:20五色滝-11:11鳳凰小屋11:31-12:24地蔵ヶ岳12:30-13:00鳳凰小屋13:10-14:06白糸滝-16:42青木鉱泉
【計画タイム】
青木鉱泉駐車場4:00-120分-6:10南精進滝6:20-90分-8:00白糸滝8:10-60分-9:10五色滝9:20-60分-10:20鳳凰小屋10:30-80分-11:50地蔵岳(昼食)12:30-40分-13:10分岐-40分-13:50観音岳14:00-30分-14:30薬師岳14:50-200分-18:30中道登り口18:30-35分-19:10青木鉱泉駐車場
実際には3時スタート、上記の3/4のペースでの山行を目標とする。
天候 | 6:00雨(青木鉱泉付近)→6:30曇時々晴れ(ドンドコ沢)→12:00雨(地蔵ヶ岳頂上付近)→14:00曇り後晴れ(五色の滝〜) 5:00時過ぎには雨の中で白みはじめ、ライトなしで歩ける状況でした。 前日の3時間毎の天気予報では12時までは晴れ、15時以降は弱雨 当日5時頃に確認した天気予報は12時のみ晴れでそれ以外の時間帯は弱雨 http://season.tenki.jp/season/mountain/ 9/17山梨県 日の出5:30 日の入17:50 http://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/dni/2012/hdni20123.html |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
<レンタカー>登戸(9/16)22:45-世田谷の自宅(9/17)0:30-2:30双葉SA3:00-4:50青木鉱泉 韮崎ICから青木鉱泉までは約60分かかりました。これは夜中で雨だったのと、山中、霧がかかり10mほどしか視界がなかったためです。帰りは青木鉱泉から韮崎ICまで30分ほどでした。 こちらの順路でいきました↓下に写真もあります。 http://www1.odn.ne.jp/aokikosen/data.html このルート、途中の原山神社を過ぎたあたりからナビにでません。 最初(原山神社前右折後)と最後(青木鉱泉手前)にダートがあります。ダートは八ヶ岳の美濃戸⇔美濃戸口の様な感じでなかなか凸凹です。 それ以外の道はしっかり舗装され快適ですが途中では落石や大きな枝が落ちいたりしました。 時間に余裕があれば甘利山方面から着た方が、スムーズに来れるとの話しもあります。 青木鉱泉駐車場はいくつかの駐車場があり全部で50台ぐらいは停めれそう。朝4:50時点では3連休最終日でありながら、かなり空きがありました。天気予報が雨だからだと思います…バス停があり、その奥は宿泊者専用の駐車場です。 【帰り】 <レンタカー>青木鉱泉17:30-18:20双葉SA18:30-(小仏トンネル渋滞30km)-22:00世田谷の自宅-22:30登戸 【金額】 ニッポンレンタカーPRM価格(スイフト)22:45〜24時間6,510円 ガソリン代21.47L(320km)3,006円 高速合計5,020円 行き(韮崎IC-調布IC)1,650円 帰り(調布IC-韮崎IC)1,750円 青木鉱泉の駐車場750円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 青木鉱泉前にあります。 【トイレ】 青木鉱泉前にあります。 【コース状況】 〈ドンドコ沢ルート〉 全体的に急登な箇所が多いですがしっかり整備されてます。 4つ滝がありますが、全て枝分かれの道を行かなくてはなりません。分岐の道でザックをデポしてる方も多く見受けられました。 南精進ヶ滝まではきつい急登はありませんが、森の中を歩く際、足下を見て踏み跡をなぞっていると登山道ではないルートに何度か行ってしまいました。赤ペンキがしっかりあるので見て行けば問題ありません。 鳳凰の滝以降、大きな段差をよじ登る場面が何度かありました。山スカで登るのは少し困難な感じがしました。 〈鳳凰小屋⇔地蔵ヶ岳〉 樹林帯を抜けた頂上近くの砂地の急勾配は噂通り1歩進んで半歩ずりおちる感覚でした。下りは富士山の砂走りみたいで楽しかったです。 〈ドンドコ沢ルート下り〉 いくつも川を渡渉するのですが渡渉した後は必ず登り返しになりちょっとキツかったです。 【危険箇所】 鳳凰滝と白糸滝の間に崩落したような箇所があります。 【周辺情報】 ○温泉 ●青木鉱泉 固形石鹸のみあり、シャワーなし、木枠の脱衣棚あり、貴重品等を入れるロッカーなし。洗い場は6、7人で一杯。湯船は5人ほどで一杯。 他の方の意見だと熱いお湯とのことでしたが、自分には丁度良い湯加減に感じました。かつ一人で独占だったので快適でした。秘湯好きにはたまらないのかもしれませんが、しっかり体を洗ってジェトバスで云々という方には物足りないと思います。あと1,000円はちょっと高いかな… 日帰入浴1,000円 7:00〜21:00 青木鉱泉東京連絡所 東京都武蔵野市西久保2-30-2/TEL: 0422-51-2313 青木鉱泉(現地) 山梨県韮崎市清哲町青木3350/TEL: 090-8595-6142 ※ご予約・お問い合わせは、青木鉱泉東京連絡所。 ※現地の電話は衛星電話の為、条件によって掛かりにくい場合があるとのこと。 http://www1.odn.ne.jp/aokikosen/index.html ●むかわの湯 700円 午前10時〜午後10時(入館は午後9時30分まで) 毎週火曜日(祝祭日の場合はその翌日) 山梨県北杜市武川町牧原1322 http://www.mukawanoyu.com/index.php ●白山温泉 住所:山梨県韮崎市神山町鍋山1809-1 電話:0551-22-5050 時間:10:00〜21:00 定休日:水曜 料金:大人600円 http://www.hakusanonsen.com/index.htm ●ゆ〜ぷるにらさき 住所:山梨県韮崎市中田町中条1800-1 電話:0551-20-2222 時間:10:00〜21:00 休:月曜、祝日の翌日 料金:韮崎市民300円、市民以外700円 http://www.kitzwellness.co.jp/nirasaki/index.html ○コンビニ ●セブンイレブン韮崎一ツ谷店 国道20号沿いにあり、駐車場もかなり広いです。 〒407-0005 山梨県韮崎市一ツ谷1939−3 0551-22-8620 |
写真
到着時点では真っ暗だった。雨のためヘッデンをつけての登山は中止。車で待機。
朝3時頃までは何度確認しても3時間毎の天気予報は12時まで晴れだったのに、5時に確認すると午前は雨で12時のみが晴れマークに変わってた。
なんだよ〜。やまない訳だ。
感想
4回目の単独行。
ザックは10kgで水分は3L。
登山前日朝まで天気予報では関東近郊どこも雨。雨の中、丹沢に行こうかと思っていたが、昼になると山梨、群馬あたりは午前に晴れのマークが。
よおおおおおおおおおおおおおしφ(゜▽゜*)♪
来週の長野山行をふまえての登山。両神山か鳳凰山か迷ったが、行程の長い鳳凰山にした。で、レンタカーを借りようとしたがいつもの近くのレンタカー屋はどこも満車。小田急沿線で登戸駅前のニッポンレンタカーが空いていたので借りる。
午後から雨の予報だったのでヘッデンをつけて出来るだけ早く頂上へ行く予定でいた。が午前3時、双葉SAで雨が降り出す。おかしい…と思い天気予報を確認するがやっぱり雨は午後から。が、雨はひどくなる一方。まあ、行くしかないので車を走らせる。
原山神社を過ぎたあとのダートはけっこう凸凹。
さらに、ナビに表示されない山道は雨とともに霧がかかり前方が見えない。視界10mほどの中、大きな木の枝や落石も見受けられる。こんなところで事故ってはたまったもんじゃないので、ゆっくりゆ〜っくり進む。
周りは暗闇と雨と風、ナビも真っ暗な中で矢印だけがクルクル動いている、最初は心細かったけど、そのうち慣れてくる。慣れたころに再度ダート。これが青木鉱泉手前のダートかなと思い一安心。無事青木鉱泉に到着。
が、雨がやまない。再度、天気予報を確認したら…おおおおおお…かわっとるやんけ〜!午前も雨、午後も雨、12時のところだけが晴れマーク。この時間帯、沖縄から九州にかけて台風が接近。その影響もあるのかなぁと勝手に解釈。とりあえず暗闇での雨の山行は危険なので車で待機。
空が明るくなってきても雨はやむ気配がない。
もう鳳凰三山は時間的に無理。地蔵ヶ岳ピストンに予定を変更して着替えはじめる。
雨天での登山となったため、車での準備に若干時間がかかる。
トレッキングポールは持たず、CW-Xも面倒なので履かず出発。
ラッキーなことに出発直後から雨はやむ。
途中、何人もの下山してくる人達と会う。10人強の1グループは山小屋泊っぽい装備だったけど、他のほとんどの人がレインウェアを着て重そうなザックを担いでいた。鳳凰小屋のテント泊はそんなにいいのかなぁ、テント欲しいなぁと思いながら登る。
途中で2人一組のお兄さんに抜かれる。今日のドンドコ沢の登りは自分を含めたこの3人。展望が望めそうにないのに登る物好きもそんなにいないか。
鳳凰小屋では降りそうで降らない天気の影響で着ていたレインコートを上だけ脱ぐ。寒いので肌着も着替える。おにぎり食べる。嫁にメール。この時点で水分2l消費。凍らせてきたペットボトルはまだ一部が凍ってる。失敗、もう秋だ。
頂上から下山してきたおばちゃんが「私の普段の行いがいいから一瞬晴れて見えたよ〜」と言っていたので、かすかな期待を胸にガスに包まれた山頂を見上げながら登りはじめる。
樹林帯を抜け、悪名高い?頂上直下の砂礫にとりかかる。
いやぁ。キツいキツい。
先ほど抜かれたお兄さん2人が頂上から下りてくるのが見える。
すれ違いざま「こんにちは〜」と発したつもりが、砂礫で息があがっているので「ほんひりはぁ」と息があがった登山者の正しい挨拶をする。
優しいお兄さん2人は笑顔で「こんにちは」と返してくれた。
その後、雨風がどんどん強くなってくる。
岩陰に隠れて脱いだレインコートを着る。
砂礫は一歩進んで半歩ずり落ちる感じ。
しかも、なかなかいい角度の急登。
嫌な感じ…と思った瞬間…
体がふわり。
強風で上半身が後方にもっていかれそうになり慌てて前に倒れる。
心臓バクバク┗(|||`□´|||;;)┛
砂礫だけではなく岩もところどころにあるこんな急斜面を落ちたらひとたまりもない。
両手をつき身を低くして雨風に耐える。
もちろん、周りには誰もいない。
あれ?これマジでヤバい?下山する?頂上目の前なのに?
と考えていたら少し風が弱くなった。近くの岩場までハイハイの様な感じでなんとか進む。
その後も、いくつかの岩を風よけの休憩場所に使いながら登る。
ん?周りを見るとたくさんのお地蔵さんが…
おお!頂上だぁ!
いつの間にか頂上に着いていた!
が、風はやまず。雨もやまず。
もちろん、展望はなし。俺は鳳凰小屋で会ったおばちゃんほど「いい行い」はしていないらしい。
けれども頂上を一人独占!
いや、嬉しくない。
早々に退散。
帰りの砂礫は楽しかった。富士山の砂走りの再現。楽しすぎて雨風、まったく気にならなかった。
鳳凰小屋で嫁にメール。いつもは頂上で安全確認メールをするが、今日は無理だった。
下山途中で頂上での雨が嘘のように太陽が出てきた。
そのお陰もあって大きな虹も見れた。
後ろを振り返ると頂上付近はガスっていたから、時間帯というよりは場所での天候の変化かな。
展望はなかったけど、登りきった自己満足いっぱいでの青木鉱泉到着となりました。
よく考えれば行動食のみで昼食も食べなかった。これはこれでアリだなと。
ただ、単独行はちょっとした風でも危ないなと実感。
できるだけ人が多い山、日程、時間帯で予定を立てようと思った。もちろん、事故を起こさないことが大大大前提なんだけど…
17時青木鉱泉発の最終バスを見送り青木鉱泉の湯に浸かる。
自分には丁度いい温度だった。固形石鹸のみでシャワーなし。木枠の脱衣棚のみで貴重品等を入れるロッカーなし。ちょっと物足りないけど、一人だけだったので非常に快適。なにより下山直後に温泉に入れるのは素晴らしい。
帰りの車。往路は大変だった山道はかなり快調。行きの半分の時間で高速に乗っかった。
けど3連休の最終日。毎度の小仏トンネル渋滞にはまる。今日は30km。
ブラックブラックの助けを借りながら最後の試練の眠気と闘い、無事帰宅しました。
展望は無かったけど楽しかった〜。
でもこれは無事、帰宅できたから言える言葉。
ハインリッヒの法則だ。
自分のためにも、家族のためにも、友人のためにも、絶対無事故!
百名山は9座目だけど三山じゃないと納得できない。これじゃ8と1/3座だ。また必ず再挑戦!
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する