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記録ID: 225978
全員に公開
沢登り
栗駒・早池峰

焼石連峰・三界山・合居川・合居大谷_2012/9/16-17

2012年09月16日(日) ~ 2012年09月17日(月)
 - 拍手
XNR porchan その他3人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
29:11
距離
12.9km
登り
1,340m
下り
893m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
07:45 天正の滝駐車場
08:00 入渓
09:00 610m二俣+大滝鑑賞
09:15 大滝高巻き開始
10:30 高巻き完了+小休止
10:45 遡行再開
12:45 830m付近テン場・行動終了

2日目
06:50 遡行開始
07:40 大崩落地
08:00 大崩落地滝上
08:20 遡行再開
08:30 最後のF
09:05 1,150m二俣
09:45 藪漕ぎ突入
10:00 三界山登頂
10:15 下山開始
10:50 胆沢川に下降+小休止
11:15 登山道に合流
12:45 東成瀬コース登山口に下山

天候 1日目 快晴無風 夜から強風
2日目 曇りのち晴れ 強風
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
※天正の滝駐車場までは快適な舗装道路ですが、道路工事のため通行止めになっていました。
※天正の滝駐車場の先の林道は、駐車場から150m先で崩落していました。
コース状況/
危険箇所等
※東成瀬コースの登山口までの林道は結構長く感じます。以前登山口にあった仮設トイレがなくなった代わりに、国道から林道に入ってすぐの場所にトイレがありました。
※国道342と国道397の交差点付近に「なるせ温泉」があります。国道沿いの旧館では営業していませんが、旧館の東側の市道から対岸に渡ったところにある新館で営業中です。(なかなか新館があることに気が付きませんでした。泣)
天正の滝駐車場を出発です
天正の滝駐車場を出発です
朝日に向かって入渓です
朝日に向かって入渓です
最初の滝が現れました
最初の滝が現れました
ゴルジュの中、小滝が続きます
ゴルジュの中、小滝が続きます
登れる滝が続きます
登れる滝が続きます
ここも登れます
快適に登れます
610mの二俣が見えてきました
610mの二俣が見えてきました
左俣の滝
右俣の大滝です
上部が丸くなっているので40〜50mの滝でしょうか
1
上部が丸くなっているので40〜50mの滝でしょうか
光のシャワー
1時間15分の高巻きで本流に下降しました
1時間15分の高巻きで本流に下降しました
暑いんで水風呂です
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暑いんで水風呂です
遡行再開です
またまた登れる小滝が続きます
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またまた登れる小滝が続きます
ここはザイルを出しました
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ここはザイルを出しました
水が綺麗です
プチゴルジュ突入
プチゴルジュ突入
ザイルを出した2本目の滝です
ここはいやらしかった…
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ザイルを出した2本目の滝です
ここはいやらしかった…
右岸を登りました
2
右岸を登りました
小滝が続き飽きません
小滝が続き飽きません
またまた微妙な滝
ここもザイルを出しました
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またまた微妙な滝
ここもザイルを出しました
この日差しで暑いのなんの…
この日差しで暑いのなんの…
でも小滝が続き
飽きません
と、これが今日の最後の滝です
と、これが今日の最後の滝です
ちょっと早いですがテント設営です
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ちょっと早いですがテント設営です
薪も集まりました
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薪も集まりました
大森山が見えるなかなかのテン場でした
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大森山が見えるなかなかのテン場でした
洗濯完了
無事着火
長い夜の始まりです
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無事着火
長い夜の始まりです
炎がいい感じです
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炎がいい感じです
花火モードで撮影です
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花火モードで撮影です
食事を済ませ、遡行開始です
食事を済ませ、遡行開始です
釜をもった多段滝が現れました
釜をもった多段滝が現れました
なかなか綺麗な滝でした
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なかなか綺麗な滝でした
上から見ると釜がはっきりわかります
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上から見ると釜がはっきりわかります
多段滝の一番上の滝です
左岸を巻きました
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多段滝の一番上の滝です
左岸を巻きました
ドンドン進みます
ドンドン進みます
小滝が続き飽きません
小滝が続き飽きません
校に拓けました
左岸の40mスラブ滝です
左岸の40mスラブ滝です
この先一気に高度稼ぎました
この先一気に高度稼ぎました
大崩落地に入ります
大崩落地に入ります
右岸を見なければいい感じなんですが…
右岸を見なければいい感じなんですが…
トップで上がる酔いどれ師匠
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トップで上がる酔いどれ師匠
滝上から下を見下ろすとこんな感じです
滝上から下を見下ろすとこんな感じです
ここは安全のためザイルを出しました
ここは安全のためザイルを出しました
崩落地を見ながら水汲み休憩です
崩落地を見ながら水汲み休憩です
スゴイところでした
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スゴイところでした
水は伏流となり、ガレ場を登ります
水は伏流となり、ガレ場を登ります
パキパキ脆い岩でした
パキパキ脆い岩でした
遠く鳥海山が見えました
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遠く鳥海山が見えました
正面の濡れた岩壁を目指します
正面の濡れた岩壁を目指します
こちらも滝の落ち口からの1枚です
こちらも滝の落ち口からの1枚です
大崩落地と景色が一変しました
大崩落地と景色が一変しました
小滝が続きます
最後にザイルを出した滝です
右岸を登って、最後は左岸を登ります
最後にザイルを出した滝です
右岸を登って、最後は左岸を登ります
沢は狭まりすこし藪っぽくなってきました
沢は狭まりすこし藪っぽくなってきました
1,150mの二俣を右に進みます
1,150mの二俣を右に進みます
後ろを振り返ると1,267mピークがすぐそこです
後ろを振り返ると1,267mピークがすぐそこです
沢から上がって偵察する久慈君
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沢から上がって偵察する久慈君
沢形態がなくなりいよいよ本格的な藪漕ぎに突入です
と思ったら、君はサンショウウオかな!?
沢形態がなくなりいよいよ本格的な藪漕ぎに突入です
と思ったら、君はサンショウウオかな!?
藪漕ぎ15分で登頂しました
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藪漕ぎ15分で登頂しました
和賀方面の山並みです
和賀方面の山並みです
東成瀬方面です
遠く鳥海山が見えます
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東成瀬方面です
遠く鳥海山が見えます
焼石方面です
焼石岳を中心に左が南本内岳、右が西焼石岳です
焼石方面です
焼石岳を中心に左が南本内岳、右が西焼石岳です
展望を楽しみます
でも、風がすごい強かったです
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展望を楽しみます
でも、風がすごい強かったです
牛形山方面です
東の稜線沿いに下ります
夏道がないので藪漕ぎです
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東の稜線沿いに下ります
夏道がないので藪漕ぎです
下山途中で三界山を振り返ります
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下山途中で三界山を振り返ります
池塘のコルまで下りました
ここから南に向かって小沢を下ります
池塘のコルまで下りました
ここから南に向かって小沢を下ります
振り返ると三界山です
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振り返ると三界山です
胆沢川まで下りてきました
胆沢川まで下りてきました
登山度までひと登りして、あとは夏道歩きです
登山度までひと登りして、あとは夏道歩きです
夏道から見えた三界山
夏道から見えた三界山
ブナの道を歩きます
ブナの道を歩きます
無事下山となりました
無事下山となりました

感想

 9月の3連休の予定は、結構前から決まっていたのですが、その予定が直前にキャンセルとなり、急遽、酔いどれ師匠の計画に参加することになりました。
 ただ、3連休の天気がいまいちはっきりしません。
 天気を見ながら合居大谷か鳴子の内唐府沢のどちらかにしましょう、ということでしたが、結局遡行2日前の14日に合居大谷に決定となりました。

 今回の遡行メンバーは6人です。
 入山地点と下山地点が異なるため、2チームに分かれてそれぞれ集合し、それぞれ盛岡を出発です。
 6時30分に道の駅十文字集合にしていましたが、6時15分には合流したので、早速、下山地点の東成瀬コース登山口に向かいます。
 登山口で荷物の入れ替えを行い、車1台をデポして、入山地点の天正の滝駐車場を目指します。
 ところが、天正の滝駐車場に至る道路に工事のため通行止めという張り紙とゲートが…。
 まだ朝は早いし今は作業していないだろうからと、行けるところまで行ってみようと先に進んでみたら、無事、天正の滝駐車場まではいることができました。
 
 沢支度をして出発です。
 駐車場の先の林道は藪っぽく、そう頻繁に車が走っている形跡がありません。
 それもそのはず、駐車場から150mほど先で林道が崩落していました。

 いよいよ入渓です。
 う〜ん、水が少ないです!
 堰堤を2つ越えて、しばらく広い河原歩きが続きます。
 最初の滝が現れると、しばらくゴルジュのなか、いくつかの小滝をクリアしていきます。
 と、610m二俣手前で左俣の滝と右俣本流の大滝が姿を現しました。
 歓声を上げながら大滝鑑賞です♪
 …と喜んではかりはいられません。
 だって、この大滝、どう考えても大高巻しかないんですもの…。

 ということで、今回は二俣と大滝の間から右岸に取りつきました。
 少し上ると尾根地形になり、780m付近からトラバースし、途中で支沢を下降しましたが、最後が悪く支沢を外れて、支尾根を下降し本流に降り立ちました。
 時間にすると、1時間15分の大高巻きになりました。

 遡行再開後は小滝をクリアしながら高度を稼ぎます。
 途中、ザイルを出した滝は3本。
 中でも2回目にザイルを出した滝は、なかなか微妙な滝でした。
 ノーザイルで登った久慈君に拍手です。
 
 この沢、幕営適地が極端になく、酔いどれ師匠から、850m付近で泊まるか、三界山を越して胆沢川沿いに泊まるかのどちらかになると言われていました。
 今回は、タイムアップで850m付近にテン泊することになりました。
 テン場を探しながら遡行すると、明らかに別パーティが使ったと思われる幕営適地を発見です。
 早速、整地作業を始め、蕗の絨毯を敷き詰め、テン場完成です♪
 なんとか6人用テントを張ることができました。
 テン場からは大森山の山頂付近を眺めることができました。
 なかなかいい展望でした。

 まずは薪集めをして、汗をかいたところで洗濯タイム、そしてコーヒータイムです。
 快晴無風の穏やかな沢の中、そのまま乾杯となり、長い夜の始まりです。
 今回、自分は初めてW女史の食当にありついたのですが、これがイケます。
 星空を見上げながら、美味しい料理と楽しい話で盛り上がりますが、まず自分が睡魔に襲われダウンです。
 早々にひとりテントに入って寝てしまいました。

 このまま穏やかな朝を迎えることができれば最高だったのですが、風の音で3時に目が覚めました。
 かなりの強風が吹き荒れ、テントが揺れています。
 ふと、洗濯物を干したままにしていたことが思い出されましたが、いまさらどうにもなりません。
 あきらめて、再び眠りにつきました。

 5時に起床し、シュラフとマットをたたんで外に出ます。
 あ〜、洗濯物は無事でした〜。
 洗濯物は就寝前にまとめて寝ることが必要ですね。
 いい勉強になりました!

 朝食の準備をしている間にテントを撤収し、予備パッキンや一部沢支度をしました。
 朝食は、炊き立てご飯に、錦糸卵やしょうがとみょうがの千切り、ツナ缶をのっけて、最後にチキンスープをかけた西洋茶漬け(?)でした。
 いや〜、目が覚め、美味かったです。

 2日目の行動開始です。
 遡行開始直後にそれぞれに釜をもった多段滝が現れました。
 これにはうっとりです。
 小滝をクリアして先に進むと沢は校に拓け、左岸の40mのスラブ滝を過ぎると大崩落地に入ります。
 途中、ザイルを出した滝をクリアすると、大崩落地の最後の登りとなりました。
 廃墟のように崩れた岩場をどんどん高度を稼いで登っていきます。
 振り返ると鳥海山の姿が遠望できました。
 風は強いものの、どうやら天気は回復傾向のようです。
 もうひと踏ん張りして、大崩落地に落ちる滝の上に登りました。
 ここは高度感抜群でした。

 ここからはナメ滝やナメ床が続きます。
 最後にザイルを出した滝は、見た感じ右岸を直登できそうな感じだったのですが、意外に難しく、右岸を登って上段の棚を左岸に渡り、左岸を登りました。
 このあと沢には笹や木々が被さってきましたが、遡行に問題なしです。

 1,150mの二俣を右に進むと、さすがに笹がうるさくなってきましたが、沢形態が上部まで続いており、思いのほか楽に登れます。

 山頂まで直線距離で100mというところで、いよいよ沢形態がなくなり藪漕ぎ突入です。
 藪研ぎ突入の時にサンショウウオらしき生き物を発見、写真を撮っている間に先と離れてしまいましたが、慌てて追いかけて追いつきました。
 やっぱり藪漕ぎは、前者に続けて進むのが楽チンです。
 感覚的にはもっと長く感じられましたが、藪漕ぎ15分で4か月ぶりに三界山の頂上に立ちました。
 4か月前はガスで一切展望がありませんでしたが、今日は焼石方面に雲がかかっているものの、なかなかの大展望です。
 と、もっとゆっくり展望を楽しみたいところでしたが、風がものすごく強く、とてもゆっくりできる状況ではなかったことから、そそくさと下山となりました。
 東に延びる稜線沿いに下降し、稜線上の池塘を目印に南の沢に入りました。
 結構笹がうるさかったが、無事胆沢川に下降しました。
 
 このまま胆沢川を下降して、登山の渡渉地点で合流する手もありましたが、対岸にひと登りすれば登山道があることから、まず登山道に取りつき、このまま夏道を歩いて東成瀬コースの登山口を目指した。

 急な登りはありませんが、ダラダラした登山道を進み、無事東成瀬コースの登山口に下山となりました。

 あとは車を回収して、温泉です。
 天正の滝に至る工事中の道路は、さすがにこの時間だとゲート前に人が立っていました。
 事情を話して、中に通してもらい、無事車の回収が完了です。
 その足でなるせ温泉を目指しましたが、やっていません!?
 よくみると、川向こうで営業している新館を発見し、橋を渡って入浴タイムです。
 入浴料は400円でした。

 あとは2チームに分れ、それぞれ盛岡を目指しました! 

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