焼石連峰・三界山・合居川・合居大谷_2012/9/16-17
- GPS
- 29:11
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 1,340m
- 下り
- 893m
コースタイム
07:45 天正の滝駐車場
08:00 入渓
09:00 610m二俣+大滝鑑賞
09:15 大滝高巻き開始
10:30 高巻き完了+小休止
10:45 遡行再開
12:45 830m付近テン場・行動終了
2日目
06:50 遡行開始
07:40 大崩落地
08:00 大崩落地滝上
08:20 遡行再開
08:30 最後のF
09:05 1,150m二俣
09:45 藪漕ぎ突入
10:00 三界山登頂
10:15 下山開始
10:50 胆沢川に下降+小休止
11:15 登山道に合流
12:45 東成瀬コース登山口に下山
天候 | 1日目 快晴無風 夜から強風 2日目 曇りのち晴れ 強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※天正の滝駐車場の先の林道は、駐車場から150m先で崩落していました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※東成瀬コースの登山口までの林道は結構長く感じます。以前登山口にあった仮設トイレがなくなった代わりに、国道から林道に入ってすぐの場所にトイレがありました。 ※国道342と国道397の交差点付近に「なるせ温泉」があります。国道沿いの旧館では営業していませんが、旧館の東側の市道から対岸に渡ったところにある新館で営業中です。(なかなか新館があることに気が付きませんでした。泣) |
写真
感想
9月の3連休の予定は、結構前から決まっていたのですが、その予定が直前にキャンセルとなり、急遽、酔いどれ師匠の計画に参加することになりました。
ただ、3連休の天気がいまいちはっきりしません。
天気を見ながら合居大谷か鳴子の内唐府沢のどちらかにしましょう、ということでしたが、結局遡行2日前の14日に合居大谷に決定となりました。
今回の遡行メンバーは6人です。
入山地点と下山地点が異なるため、2チームに分かれてそれぞれ集合し、それぞれ盛岡を出発です。
6時30分に道の駅十文字集合にしていましたが、6時15分には合流したので、早速、下山地点の東成瀬コース登山口に向かいます。
登山口で荷物の入れ替えを行い、車1台をデポして、入山地点の天正の滝駐車場を目指します。
ところが、天正の滝駐車場に至る道路に工事のため通行止めという張り紙とゲートが…。
まだ朝は早いし今は作業していないだろうからと、行けるところまで行ってみようと先に進んでみたら、無事、天正の滝駐車場まではいることができました。
沢支度をして出発です。
駐車場の先の林道は藪っぽく、そう頻繁に車が走っている形跡がありません。
それもそのはず、駐車場から150mほど先で林道が崩落していました。
いよいよ入渓です。
う〜ん、水が少ないです!
堰堤を2つ越えて、しばらく広い河原歩きが続きます。
最初の滝が現れると、しばらくゴルジュのなか、いくつかの小滝をクリアしていきます。
と、610m二俣手前で左俣の滝と右俣本流の大滝が姿を現しました。
歓声を上げながら大滝鑑賞です♪
…と喜んではかりはいられません。
だって、この大滝、どう考えても大高巻しかないんですもの…。
ということで、今回は二俣と大滝の間から右岸に取りつきました。
少し上ると尾根地形になり、780m付近からトラバースし、途中で支沢を下降しましたが、最後が悪く支沢を外れて、支尾根を下降し本流に降り立ちました。
時間にすると、1時間15分の大高巻きになりました。
遡行再開後は小滝をクリアしながら高度を稼ぎます。
途中、ザイルを出した滝は3本。
中でも2回目にザイルを出した滝は、なかなか微妙な滝でした。
ノーザイルで登った久慈君に拍手です。
この沢、幕営適地が極端になく、酔いどれ師匠から、850m付近で泊まるか、三界山を越して胆沢川沿いに泊まるかのどちらかになると言われていました。
今回は、タイムアップで850m付近にテン泊することになりました。
テン場を探しながら遡行すると、明らかに別パーティが使ったと思われる幕営適地を発見です。
早速、整地作業を始め、蕗の絨毯を敷き詰め、テン場完成です♪
なんとか6人用テントを張ることができました。
テン場からは大森山の山頂付近を眺めることができました。
なかなかいい展望でした。
まずは薪集めをして、汗をかいたところで洗濯タイム、そしてコーヒータイムです。
快晴無風の穏やかな沢の中、そのまま乾杯となり、長い夜の始まりです。
今回、自分は初めてW女史の食当にありついたのですが、これがイケます。
星空を見上げながら、美味しい料理と楽しい話で盛り上がりますが、まず自分が睡魔に襲われダウンです。
早々にひとりテントに入って寝てしまいました。
このまま穏やかな朝を迎えることができれば最高だったのですが、風の音で3時に目が覚めました。
かなりの強風が吹き荒れ、テントが揺れています。
ふと、洗濯物を干したままにしていたことが思い出されましたが、いまさらどうにもなりません。
あきらめて、再び眠りにつきました。
5時に起床し、シュラフとマットをたたんで外に出ます。
あ〜、洗濯物は無事でした〜。
洗濯物は就寝前にまとめて寝ることが必要ですね。
いい勉強になりました!
朝食の準備をしている間にテントを撤収し、予備パッキンや一部沢支度をしました。
朝食は、炊き立てご飯に、錦糸卵やしょうがとみょうがの千切り、ツナ缶をのっけて、最後にチキンスープをかけた西洋茶漬け(?)でした。
いや〜、目が覚め、美味かったです。
2日目の行動開始です。
遡行開始直後にそれぞれに釜をもった多段滝が現れました。
これにはうっとりです。
小滝をクリアして先に進むと沢は校に拓け、左岸の40mのスラブ滝を過ぎると大崩落地に入ります。
途中、ザイルを出した滝をクリアすると、大崩落地の最後の登りとなりました。
廃墟のように崩れた岩場をどんどん高度を稼いで登っていきます。
振り返ると鳥海山の姿が遠望できました。
風は強いものの、どうやら天気は回復傾向のようです。
もうひと踏ん張りして、大崩落地に落ちる滝の上に登りました。
ここは高度感抜群でした。
ここからはナメ滝やナメ床が続きます。
最後にザイルを出した滝は、見た感じ右岸を直登できそうな感じだったのですが、意外に難しく、右岸を登って上段の棚を左岸に渡り、左岸を登りました。
このあと沢には笹や木々が被さってきましたが、遡行に問題なしです。
1,150mの二俣を右に進むと、さすがに笹がうるさくなってきましたが、沢形態が上部まで続いており、思いのほか楽に登れます。
山頂まで直線距離で100mというところで、いよいよ沢形態がなくなり藪漕ぎ突入です。
藪研ぎ突入の時にサンショウウオらしき生き物を発見、写真を撮っている間に先と離れてしまいましたが、慌てて追いかけて追いつきました。
やっぱり藪漕ぎは、前者に続けて進むのが楽チンです。
感覚的にはもっと長く感じられましたが、藪漕ぎ15分で4か月ぶりに三界山の頂上に立ちました。
4か月前はガスで一切展望がありませんでしたが、今日は焼石方面に雲がかかっているものの、なかなかの大展望です。
と、もっとゆっくり展望を楽しみたいところでしたが、風がものすごく強く、とてもゆっくりできる状況ではなかったことから、そそくさと下山となりました。
東に延びる稜線沿いに下降し、稜線上の池塘を目印に南の沢に入りました。
結構笹がうるさかったが、無事胆沢川に下降しました。
このまま胆沢川を下降して、登山の渡渉地点で合流する手もありましたが、対岸にひと登りすれば登山道があることから、まず登山道に取りつき、このまま夏道を歩いて東成瀬コースの登山口を目指した。
急な登りはありませんが、ダラダラした登山道を進み、無事東成瀬コースの登山口に下山となりました。
あとは車を回収して、温泉です。
天正の滝に至る工事中の道路は、さすがにこの時間だとゲート前に人が立っていました。
事情を話して、中に通してもらい、無事車の回収が完了です。
その足でなるせ温泉を目指しましたが、やっていません!?
よくみると、川向こうで営業している新館を発見し、橋を渡って入浴タイムです。
入浴料は400円でした。
あとは2チームに分れ、それぞれ盛岡を目指しました!
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