高野山へ下から登る 古の町石道から奥の院へ
- GPS
- 09:38
- 距離
- 24.4km
- 登り
- 1,339m
- 下り
- 612m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇りのち時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
帰りは奥の院からバスでケーブルカー駅まで、ケーブルカーから南海電鉄で九度山駅に戻り車を回収して帰宅 |
写真
感想
高野山の参詣道を下から登ろうという企画が急遽持ち上がり、奥の院へ行ったことがなかったので、参加することに。参加者は山屋3名、あまり運動していない1名。
そもそも高野山に下から登る道があることすら知らなくて、ルートもいくつかあることを初めて知る。前に行ったときはバスでお寺に直行だったのです。
今回チョイスしたのは町石道ルート。町石が109mごとに設置してある。もともとは卒塔婆が立っていたらしい。
スタートは慈尊院。ここは「紀の川」に出ていたお寺なので行くことができてうれしい♡
ここから展望台までは登り道だけれど、日が当たり明るくて暑いくらい。畑との分岐がたくさんありましたが、分岐ごとに道標があり、109mごとに町石があるので間違えることがない。ちょっと進んで町石が出てこなければ間違えたということ。本当に親切な道です。
展望台に到着すると紀の川がうねっているのが見えました。
そこからは本格的な参詣道っぽくなってきました。見所には説明看板が設置してありわかりやすい。樹林帯を歩きますが町石を見ながら進むと割と飽きない。
町石も古いものや設置しなおしたのか大正時代の新しいめのものも。時代によってフォントが違うのです。
今回のお楽しみの一つが矢立茶屋の「やきもち」。町石60番目あたりにあり、本当に自分で焼いて食べるのです。これがまたおいしい。力をもらいました。
そこから最後の登りですが、一度下ってから登るのが心が折れそうになりますが、登りきったところに大門があり、目の前にドドーンと立っていたので大きさに驚き感動しました。金堂・根本大塔・金剛峯寺他お参りしました。
コロナの影響か人は少なく、団体ツアーは全く見かけませんでした。中国人・韓国人の団体もいなくて、カップルが少しだけ。とっても静かでした。
町で精進料理のランチを食べて奥の院へ。雪がぽんぽん降ってきました。
奥の院はお初です。武田信玄や豊臣家他名のある大名のお墓がありました。織田信長も明智光秀もありました。金剛峯寺あたりから奥の院まで3キロくらいあるようですが、お墓を見ながらあるいていると距離を感じなかった。
最後は写真撮影禁止で弘法大師さまが眠っているところでおまいり。このあたりは雪がたくさん降っていて静かで神秘的でした。地下があることを知らなくて、少し戻ってからそれを聞き、再び戻って無事に地下へ行けました。
奥の院を出てバスに乗りケーブルカーの駅へ。ケーブルカーから南海電車に乗り換えて九度山駅へ。同行者が駐車場までランニングで車を回収に行ってくれて、一路岐阜へ帰りました。ほとんど運動していないS君も最後まで歩きとおすことができました。長い距離だったけれど、登りが緩やかなので辛さはなかったです。
たまにはこういう古の道をたどるのもいいものだと思いました。
次は大峰奥駆かしら(笑)
覚書
町石道で覚えている駅へのエスケープルートは2つかな。
トイレは最初の神社を過ぎたところと神田地蔵堂の下と矢立茶屋の近くにありました。
あるきやすいいい道です。
間違っているので修正です。
誤「今回のお楽しみの一つが矢立茶屋の「やきもち」」
正「今生の最大のお楽しみは矢立茶屋の「やきもち」」
です。登山道をめぐりながら、ずーっとお餅のはなししかしていなかったもんね。
焼き餅を食べてからはランチの話をしていたので、ずーっとお餅の話ではなかったことを訂正いたします。
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