記録ID: 226268
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沢登り
日光・那須・筑波
阿武隈川南沢
2012年09月16日(日) [日帰り]
kamog
その他1人
- GPS
- 07:58
- 距離
- 6.4km
- 登り
- 675m
- 下り
- 663m
コースタイム
大黒屋下駐車場7:25−
7:50阿武隈川南沢入渓点−
8:48標高1030mY字8m滝−
9:52標高1110m12m滝上部−
10:50標高1195m二俣−
(右俣へ)
11:45標高1265m2段30m大滝12:10終了−
12:40標高1350m奥の二俣−
(右沢へ)
13:32甲子山14:03−
14:35猿ケ鼻−
15:24大黒屋下駐車場=
チャポランド西郷(入浴)=
白河市街(イオン)で買出し=
東北自動車道/二本松IC=
道の駅つちゆ(車中泊し、翌日の東鴉川に備える)
7:50阿武隈川南沢入渓点−
8:48標高1030mY字8m滝−
9:52標高1110m12m滝上部−
10:50標高1195m二俣−
(右俣へ)
11:45標高1265m2段30m大滝12:10終了−
12:40標高1350m奥の二俣−
(右沢へ)
13:32甲子山14:03−
14:35猿ケ鼻−
15:24大黒屋下駐車場=
チャポランド西郷(入浴)=
白河市街(イオン)で買出し=
東北自動車道/二本松IC=
道の駅つちゆ(車中泊し、翌日の東鴉川に備える)
天候 | 晴れ一時曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・奥甲子温泉大黒屋入口のすぐ下にある駐車スペースで 6台程度駐車可。作業小屋の横。 (大黒屋さんの駐車場は宿泊者専用なので駐車しないように。 大黒屋さんの送迎車も停めているようなので詰めて停めること) ・登山届ポストは大黒屋さんの横にあり。 ・トイレは大黒屋の庭を抜け甲子山登山口に入ったところに1基ある。 当日は紙も備え付けてあった。 ・大黒屋までのアプローチは、新甲子温泉から入る旧道が災害復旧のため 通行止めになっているので、新289号線を会津方面へ進み、2つ目の長い 安心坂トンネルを出てすぐ左折する。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■阿武隈川南沢 名湯、甲子温泉(日帰り入浴は15時まで)を基部に、適度な間隔で ほぼ登れる滝が出てくる、この山域では遡行しやすい沢。 甲子(かし)山から眺める旭岳も壮大(らしい)。 遡行グレード:2級下 ‘鄲入渓点は少々わかりづらい。 大黒屋入口下の駐車場からバイパス(289号新道)の橋を目指して旧道を戻り 橋を潜る手前で右手に分かれる小道を30mくらい下りると2台ほど駐車できる 広場に出る。 広場の左手に手摺り柵のついたコンクリ護岸堤沿いを進みバイパス橋を潜ると 次第に道は広くなる。 道が左(南西)に曲がり下りだす手前で、右にある踏み跡を追って小尾根を 下降すると阿武隈川本流河原に下りることができる。 ちょうど小さなダム湖が終わる辺りだ。 上流を見ると小滝がある沢が右から合わさっているが、これは一里滝沢だ。 南沢は降りた河原対岸の林の平地脇からわずかな水量で合わさっている 見落としがちの小沢である。 ▲粥璽蹐鮨覆澪玄蠅北世襪な臣呂涙疎瑤鮓送って少しで、最初の8m滝。 右側を登り木でビレイできる。(クライミングピッチグレード卦蕁 その後少し行くと幅広3条1.5m滝がまるで3兄弟のように流れている。 I弦1030mでY字状8m滝。右奥におそらく巻き径であろう残置スリングが 複数見えるが脆くて悪そう。 ここは右からトラバースして流芯右を登る。ハーケン2ヶ所ある。 (卦蕁棔 その上流はナメが出てくる。 ど弦1100mで左から涸沢が合わさり、沢が右(北北東)に曲がると 落差2×長さ5m滝を前衛に、左壁が幾つもの赤茶筋になった12m滝。 この直登は厳しそうなので、右側笹藪の中にある明瞭な高巻き径で巻く。 最後は小尾根を下って沢に戻る。この巻きは易しい。 ド弦1135mで7m滝。右壁を登る。途中ハーケン1ヶ所あり。 落ち口上部右壁にもハーケン1あり。(卦蕁棔 その後ゴルジュとなり出てくる釜は左からヘツって越す。(卦蕁 ι弦1175mで12m滝。ここは斜度も緩くホールドも豊富な右を登る。 (卦蕁檗 すぐに標高1195m二俣。水量比は1:3。左俣は倒木があって少しわかり づらいが奥に3m滝が架かっている。 二俣の先で再び崩壊気味の痩せ尾根を挟んだ二俣状。水量比1:5。 左沢は倒木を抱えた2段6m滝で、本流の右沢は1.5m滝と5m滝が連続 している。 5m滝は右壁を登る。卦蕕らいだが、一箇所浮石があった。 すぐのゴルジュ内2段6m滝は手を使わずに登れる。 標高1240m二俣状は水量比1:2で左の支沢には2段長さ10m滝がある。 本流の右沢へ入るといよいよ奥に2段30m大滝が姿を現す。 ここは左のザレから滝左側コーナーを登る。途中結構効くハーケン2ヶ所で 上部はこれもしっかりした木の根を頼りに落ち口まで登れる。 ただし高度感はあるのでクライミングは確実に。 今回は落ち口の木の根に複数支点を取りビレイした。(卦蕁棔 右側に赤茶のザレ壁をやり過ごすと少しで5×8m滝。 右から取り付き流芯または右壁を登れる。(卦蕁檗 その後、長さ15mナメを筆頭にしばしの間ナメ床が続いていて癒される。 標高1350mで奥の二俣。水量比は3:1でやはり距離の長い左沢の方が 水量が多い。(もうこの辺まで来ると水量自体細いが) 最近遡行した会員が左は面白くなかったということから、今回は右沢へ進む。 右沢は最初荒れたゴーロ帯であるが次第に赤茶のナメ状の窪となっていく。 10m涸棚はやや右側を卦蕁歡度で越す。 左から合わさる窪状の支沢も併せて狭いナメの廊下が続くが、一部分傾斜が 40度くらいになりちょっとしたスラブクライミング気分。 詰めは開放的なスラブ奥壁で、登れなくもないが岩がフレーク状に剥がれ やすいので、適当な所から右側の尾根に逃げた方がよいであろう。 あまり厳しくもない藪を数十m漕げば登山道にヒョイと飛び出る。 左に10m行けば甲子山山頂だった。 下山は甲子温泉大黒屋に向けしっかりした登山道を下る。 猿ケ鼻までは平坦だが、その下はジグザグに大きなターンを描きながら 急斜面の下降を楽にしている。数えたら17サイクルもターンしていた。 バイパスの橋にも下りられそうだったが、大黒屋への道を辿った。 ■入浴 国道289号バイパスを白河方面に下ったチャポランド西郷がよい。 駐車場も広く施設も開放的。600円。 ★沢登り講習詳細は http://mt-farm.info/ |
写真
撮影機器:
感想
今回は福島の方のオファーで阿武隈川南沢と安達太良山の東鴉川の2本を遠征。
特に東鴉川は遡行したことがないし、情報も福島登高会さんの記録しかない。
それでも、とお願いされ行ってきました。
前夜車発。
東名〜首都高〜東北道と長距離移動。
奥甲子温泉の大黒屋下駐車場に深夜着いて車中泊だ。
ライトを消すと素晴らしい満天の星空が広がっていた。
まるで晴天の3000m級の山から見ているようで
天の川もはっきりと映し出される。
ボーっと眺めていると宇宙空間の中に吸い込まれるようであった。
翌朝起きれば快晴だ。
受講者KTさんとは初顔合わせで装備チェック後出発。
最近、所属会の会員2名が南沢を遡行しており
入渓口がわかりづらいと聞いていたが
なるほどたしかにその通りだった。
これが南沢?と思うほどか細い出合を入る。
適度な間隔で滝が出て、1つを除いてはすべて直登可能。
そのような意味ではなかなか快適な沢だと思う。
核心の30m大滝も思っていたより楽にクライミングができた。
奥の二俣からは右沢へ向かい
甲子山に直接上がるルート取りをする。
狭いがナメ床が最後まで続いて
たぶん左沢よりも面白い。
奥壁である開放的なスラブ岩はちょっと脆いので
途中から右尾根に乗って甲子山東側10mに飛び出た。
個人的にはちょっとばかり易しすぎたが
沢登り初級者にはとてもよいルートだと思う。
麓の新甲子温泉.チャポランド西郷で汗を流し
白河のイオンで買出しをして
東北道を翌日の東鴉川遡行に備え二本松へ向かう。
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