谷川岳・万太郎山〜密かな野望は野望のままに・・・

2012年09月22日(土) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 15.6km
• 登り: 1,721m
• 下り: 1,917m

コースタイム

5：30谷川岳ベースプラザ→5：35谷川登山指導センター→5：40西黒尾根登山口→7：16らくだの背→8：18トマノ耳（20分休憩）→8：43肩の小屋→9：22オジカ沢ノ頭→9：46小障子ノ頭→10：56万太郎山→13：53吾策新道登山口→14：56土樽駅

天候

曇り時々晴れ・稜線曇り時々晴れ時々ガス

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

・水上ICから15分谷川岳ペースプラザ（ロープウェイ）に駐車
・駐車場24時間営業（但し9・10月の土日祝日の繁忙期の夜間の入場
　　　　　　　　　　　不可・要確認→谷川岳ロープウェイ）
　　　　駐車場料金　5/1〜11/30￥500　　12/1〜4/30￥1000
　　　　トイレ・女性更衣室有り
・トイレ他→IC降りてすぐ左側・道の駅
・コンビニ→IC降りて5分にコンビニ
・土樽駅15：21→土合駅（JR上越線）

コース状況／危険箇所等

・登山ポスト→谷川岳登山指導センター・土樽駅
・西黒尾根の岩場・鎖場は注意して登れば危険はありませんがはラクダの背過ぎの蛇紋岩が滑るので注意
・トマの耳から万太郎山の稜線は細かいUP・DOWNの繰り返し
・吾策新道を下り出してすぐは暫く急坂になっており岩・根が滑りやすく注意（刈り込みはしてありました）

写真

9/22 5:29

谷川岳ベースプラザ・今日の山行の始まり

9/22 5:35

谷川岳登山指導センター・登山カードを出して

9/22 5:40

いよいよ西黒尾根へ…

9/22 19:45

暫く続いた急登・その後の緩やかな登りの樹林帯

9/22 6:43

やがて樹林帯を抜けて…

9/22 6:44

一変に視界が広がりロープウェイの天神平駅が見えました

9/22 19:47

鎖場も現れ…

9/22 6:59

少し色づき始め

9/22 7:00

9/22 7:04

リンドウは蕾が多く

9/22 7:05

ツリガネニンジンは終焉の時

9/22 7:07

9/22 7:09

9/22 7:16

ラクダの背を通過

9/22 7:17

9/22 7:29

9/22 7:36

9/22 7:51

見事な一枚岩

9/22 7:52

9/22 7:53

9/22 7:55

振り返れば尾根〜

9/22 7:56

ハクサンフウロ

9/22 7:57

トリカブト

9/22 7:58

ウスユキソウ・ホソバヒナウスユキソウではないですね

9/22 8:15

9/22 8:15

だ、そうです

9/22 8:15

9/22 8:16

9/22 19:52

9/22 8:23

王様の耳はトマノ耳到着
^^;

9/22 8:24

360度の山々…けれどガスで見えない

9/22 8:24

こんな風に

9/22 8:34

万太郎山への稜線も

9/22 8:39

ところが切れてくるガス

9/22 8:39

稜線も…計画続行です
(^O^)

9/22 8:43

いよいよ万太郎山の稜線に…

9/22 8:44

見上げればハハコグサと肩の小屋

9/22 8:47

9/22 8:48

9/22 9:22

9/22 9:24

オジカ沢ノ頭避難小屋です

9/22 9:25

中は湿っていました^^;

9/22 9:26

9/22 9:27

9/22 9:39

9/22 9:39

遠くに滝が見えます

9/22 9:46

9/22 9:47

続く稜線

9/22 9:51

美しい稜線

9/22 9:51

美しい谷

9/22 9:55

次の大障子避難小屋です…同じ形

9/22 9:56

中も同じ様、プラス棚

9/22 10:01

きれ〜ぃ

9/22 10:14

9/22 10:16

9/22 10:20

なんの虫かな？

9/22 10:45

9/22 10:56

万太郎山山頂です

9/22 11:20

9/22 11:25

吾策新道の始まりです
急な下りです
道も荒れていました
こちらは終始いいお天気でした

9/22 11:28

9/22 11:29

9/22 11:34

9/22 11:34

9/22 11:41

9/22 11:41

遠くに8月に登った上越のマッターホルン
大源太山です

9/22 11:48

9/22 11:48

草刈機が…
お陰様で歩けます
ありがとうございます

9/22 11:48

こんな所を一気に降りてきました

9/22 11:48

9/22 11:58

9/22 11:59

9/22 12:16

9/22 13:53

吾策新道登山口到着です
(^O^)

9/22 19:42

9/22 13:57

駅に向かいます

9/22 13:58

萩

9/22 14:15

9/22 14:27

高速の下を歩きます

9/22 14:30

9/22 14:43

新清水トンネル
ここは残念ながら雪国のトンネルではないのですね・・・

9/22 14:43

9/22 14:48

見上げれば秋の空

9/22 14:49

9/22 14:52

9/22 15:13

土樽駅到着

9/22 15:19

電車に乗って

9/22 15:30

土合駅に着きました

9/22 15:35

9/22 15:57

帰ってきたベースプラザ

9/22 16:00

本日の山行終了

撮影機器：

PENTAX K-r ペンタックス

感想

nekonomori

去年の6月、初めての谷川岳は西黒尾根から。景色は素晴らしく可憐に咲く花は美しく、岩場も楽しく気持の良い尾根でした。その時それが日本3大急登尾根の一つとは知らずに・・・その確認とその時抱いた一の倉方面か万太郎山方面への稜線歩きをしてみたいという願望に駆られ他の方々の山行記録を読み色々模索した結果、今回はこのコースを行ってみる事にしました。あわよくば平標まで（ちょっと真面目に）^^;
しかしながら土合に戻るにはバス・電車の乗り継ぎが必要。しかも、越後湯沢駅最終電車は17：56。元橋17：16分のバスでは5分の余裕しか無いとか。
元橋バス停　越後湯沢着　越後湯沢発
14：06→　　14：41→　　15：05
15：51→　　16：26→　　16：45
17：16→　　17：51→　　17：56
他の方の山行記録と照らし合わせ万太郎山について判断する事にしました。
吾策新道を降りれば
土樽駅15：21・18：11の土合行きがあります。


当日、日帰り登山の私達としては2時起き2時半出発が精一杯。眠い目を擦りながら・・・4：35分にICを降りコンビニで食料調達4：55谷川岳ベースプラザに無事到着。が歩き始めが少し遅くなり少々の焦り^^;登山カードを出して西黒登山口。
さあ気合を入れて。
最初は樹林帯。今週、長く続いた夏の暑さから、秋の天気に変わりつつあると言えど暑い。流れる汗。水分は3リットル。大丈夫でしょう。GO・GO〜
根の張る急登が続き1時間位歩いたらいきなり視界が開け気持ちのいい尾根歩きに変わりました。この辺りから岩場・鎖場続きになります。
それにしても、覗く右の谷の美しさ。すっかり谷川岳に魅了されながら稜線を歩いているとラクダの背に到着。この辺りから蛇紋岩に変わり少々滑りやすくなりました。注意して歩きます。
そんな時カメラトラブル発生(^_^;)ピントが合わずシャターが押せない。焦りです。
原因はレンズを変える際きちんと入っていなかった事。そんな事だったのかと、程なくして無事解決。しかしながら時間のロス。またまた少々の焦り。そして歩く歩く。
トマの耳に到着です。ところが生憎のガス。山頂に着いたらガス。どこかで聞いたような・・・先週もじゃないですか〜
取り合えず休憩。気持ちは萎え、何も見えないガスの中の稜線では・・・どうしようかと思いながら食事をとっていたら先程会った茨城からの女性。私が言うのもおこがましいのですが見事な健脚。聞けばここで99座目とか。目指していたわけではなく歩いていたら99座になったそうです。来月行く予定の磐梯山で100座になるという事でした。
そんな話しをしていたらなんとガスが消えだし稜線が見えました。これはもう行くしかない！挨拶をしてさぁ出発。（磐梯山には気をつけて行ってきて下さい）

肩の小屋からは未知の世界。
どこまでも続く稜線。
何度も何度も右見て、左見て。感嘆と溜め息です。深い谷に緑のビロードの山肌。ほんの少し紅葉も始まり本当に美しい。いつまでも足を止めていたいけど急がねば。細かいアップダウンを繰り返します。下りも少々急ぎます。そんな時左の谷に滝が見えました。すべてが見渡せる深い谷を流れる滝は初めてです。ちょっと感動。そして〜頭・頭・頭を超えきつい登り返しに万太郎山。
ところが万太郎山に着く手前で急に失速。おかしい。登りは得意のはず。多分原因はエネルギー不足。いつもよりかなり早朝の出の為、うまく食事が取れなかったのです。歩けど歩けど山頂は遠く・・・やっとの思いで万太郎山到着。やっとこれた万太郎山と話す陽気な5人のパーティーとも出会い…しかしながらまたもやガス(^_^;)ウィダーを飲み、おにぎりを食べ、みかんを3つ。取り合えず元気回復。気力も回復。さて、これからどうしましょう…。時間は、このペースで歩ければ大丈夫そう。しかし、この後も続くアップダウン。しかも、この先の方がきつそう。そして、下りを急いだ少々の無理がたたり膝があやしい。ガスで先もみえない。今なら土樽駅15：21に十分間に合う。御託を並べ〜すみませんが今日は辞めます。吾策新道で下山する事に。

最初は急な下りで滑りやすく、あまり訪れる人がいないのか刈り込みはしてあったものの荒気味の道でした。時間はたっぷりあったのでここはゆっくり下りました。
そして登山口。膝もどうやら限界かな。あの判断は正しかった。
ここから駅に向かいます。まず駅は左でいいのよね(^_^;)すれ違う人に確認。正解。その人の「電車に乗り遅れたら駅で待っていれは越後湯沢なら乗せてってあげるから」ありがたい言葉。でも、残念。私たちは土合へ。新清水トンネルの脇を過ぎ駅もそろそろの所で今度は別の車が横に止まり、何かと思えばわざわざ道を間違えている事を教えてくれました。人の優しさ触れた素敵な出来事でした。
そして、やった〜土樽駅到着。山では7組みの人にしか合わなかったのに沢山の人がいました。15：21分の電車に乗って土合へ…


今日の山行は、ペース配分とエネルギー摂取の失敗との反省もありましたが何といっても長く続く稜線のうつくしさ。谷の美しさ。越後の人の暖かさ。とても満足です。平標には脚力をつけ、登山力をつけ、いつか行って見たいと思います。