綿向山、雨乞岳
- GPS
- 154:25
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 1,860m
- 下り
- 1,848m
コースタイム
- 山行
- 9:45
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 10:33
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
綿向山までは整備の行き届いた登山道で問題なし。 綿向山からイハイガ岳にかけては尾根道で迷う心配はほぼないが、登山道ははっきりしないところが数か所ある。 尾根までブナなどの低木が茂り、かなりワイルドな印象。 ツルベ谷出合から大峠へのルートはほぼなくなっている。 わずかに残る赤テープと道の痕跡を辿って何度も渡渉を重ねながら谷を詰めるが、稜線に出る手前でまったく痕跡がなくなっていた。 等高線を頼りに無理やり尾根道に出ることはできる。 |
写真
装備
個人装備 |
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
カメラ
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感想
先週に続き、一日ガッツリ歩いてみたい欲求に任せ、鈴鹿に向かった。
同じ山系でありながら、北鈴鹿の御池岳とは雰囲気の違う、南側に。
およそ8年ぶり(?)になる綿向山から雨乞岳を巡る縦走ハイク。
5時半にヘッデンを付けて歩き出す。
夜明け前のスタートで、歩き出しながら体のスイッチを入れていく感覚が好きだ。
春分を越えて夜明けは早くなってきたので、すぐにライトは消すのだが、山の動物や鳥の動きを感じながら朝の山に踏み入る感覚がいい。
「おじゃまします・・・」と、生活の邪魔にならないように。
綿向山山頂へはそこそこの標高差だが、表参道は歩きやすく、一気に登れてしまう。
ガスに覆われて真っ白な稜線を歩き出す。
唸りを上げるような強風に飛ばされ、しばらくするとガスが消えてくれた。
鈴鹿の山の連なりが一望できる絶景の中を歩く贅沢。
イハイガ岳、清水の頭などのピークを辿るうちに細かいアップダウンのダメージが少しずつ足に蓄積されていた。
膝の上、前モモがつりだして足が止まる。
体力はまだまだあるが、登りで足を上げるのに気を使う。
雨乞岳への最後の稜線は、気持ちのいい笹の尾根が伸びている。
ただ、その笹が山頂に近づくにつれて背が高くなり、しまいには目線を超えるほどになる。
茂る笹をかき分けて山頂に到着。
足のケアをしながら食事休憩30分。
台地状の山頂部を抜けて北斜面の急こう配を下ると杉峠。
以前にこの峠近くの集落跡にテントを張って過ごしたこともあった。
明治のころまで鉱山があり、集落跡がいくつも残る千種街道を下る。
街道といっても所々に石積みが残るくらいなのだが、水のきれいな沢に沿って谷を下ると、大峠に登り返す分岐に出る。
これも古道らしいが、こちらはほとんど廃道なのか、道の痕跡を見分けることがほとんどできない。
たまにある赤テープと、あとは地形図の等高線が頼り。
沢の分岐を間違えないように何度も確認しながら歩く。
しかし、大峠への合流ルートがどうしても見つからず、無理やり斜面を登っての合流になったのは、まあ結果オーライにしておこう。
しばらく往路を引き返すような形で竜王山への分岐に出た。
ここからも急坂の下りを経て、最後のピークに向かう。
湖東の田園風景を眺めながら、のんびり歩く尾根の道。
竜王山山頂で小休止のあとは、ふもとの林道まで一気に下る。
朝のガスが晴れた後は青空が広がるいい一日になった。
最初にちょっと飛ばしすぎて足に来たのが余計だったが、そこそこボリュームのあるプランを予定通り歩き切れたのは概ね満足だった。
また近いうちに鈴鹿に向かいそうだ。
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