大船山…猪名川町より周遊?
- GPS
- 05:02
- 距離
- 15.8km
- 登り
- 756m
- 下り
- 759m
コースタイム
天候 | くもり 最寄のアメダス観測点 『能勢』の最高気温25.4℃(11:17) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
施設内にトイレ・自動販売機等有。 ※同館を含めたハイキングコースがあるようです。 http://www.town.inagawa.hyogo.jp/dept/06200/d004466.html |
コース状況/ 危険箇所等 |
大船山への登山道以外は、舗装区間も多く車の交通量が多い区間は歩道整備等、特に危険を感じる程ではありません。猪名川町より香田新田を経て大船山への峠道は廃道状態、ハイキング等で利用する方も少なく歩行には注意が必要です。 ■ふるさと館〜津坂トンネル〜笹尾地区 全ルート舗装路、県道12号線は交通量は多めですが歩道整備有。津坂トンネルは明治時代の古いもので、以前は素掘りのままだったようですが、現在は路面も舗装され電燈も設置されています。交通量はほとんどありませんが、車の離合ができない狭いトンネルに付き注意は必要です。 ※参考、猪名川町ホームページ http://www.town.inagawa.hyogo.jp/dept/koho/d000536.html 県道沿いにコンビニ有。 ■笹尾地区〜香田新田〜波豆川地区 笹尾地区〜香田新田間は概ね上り坂、香田新田〜波豆川地区間は高畑峠を越えるルートとなっており、以前は各地域の往来に使われていた生活道と思われます。現在は香田新田集落内を除く山間部は生活道としての役割は果たしておらず、廃道状態となっています。 ルートは比較的明瞭ですが路面は荒れており、整備状態の悪い山道と変わりありません。香田新田前後それぞれの山間部への入口は電気柵が設置されており、通行の際には止め外しの作業が必要です。 ■波豆川(アスレチック登山口)〜大船山〜波豆川バス停 大船山への登山ルートは整備された山道が続きます。アスレチックよりのルートは数ある登山ルートで最も距離が短く手軽なコースですが勾配はその分強めです。特に危険な急勾配ではありませんが、記帳所より山頂へは補助ロープが設置された区間もあり、特に下りは注意が必要です。 波豆川バス停への丁石が続くルートは比較的勾配は緩やかですが、石の多い歩き難い区間があります。コース全般ルートは明瞭、要所に道標も設置された歩きやすいルートです。 ■波豆川バス停〜上佐曽利〜ふるさと館 上佐曽利〜ふるさと館への峠部分にやや荒れた路面も見られますが、ルートのほとんどが舗装路です。県道区間はそれなりの交通量はあるものの特に危険は感じない程度、その他も含め歩きやすい道が続きます。 上佐曽利地区に自動販売機有。 |
写真
感想
山と高原地図、北摂・西山 には猪名川沿いの県道12号線より大船山方面、昼ヶ岳へのルートが記されています。今回はそのルートの一部辿りつ大船山まで歩いてみました。
大船山は麓より1時間程度で登れる登山道が複数あり、今回のコースのような遠回りは全く必要はありませんが、道を楽しむには中々見所のあるルートです。過半が舗装路となりますが、特に危険と感じる程の交通量もなく、田舎歩き?を堪能できました…☆
津坂トンネルは明治時代に造られ、今も整備され使われ続けています。車社会となった現在の規準で見れば幅も狭く主要幹線道路としての機能は失われていますが、今も地域の生活道としての役割を担い続けています。
笹尾地区より香田新田、高畑峠を経て波豆川地区へと至る山道は、おそらく明治時代以前より生活道路として利用されていた道でしょうか?
こちらも一部が林道として整備され、車両が通行できたであろう区間も見受けられますが、現在はほとんど使われず荒廃が進んでいます。今や集落間を行き来する道路としての役割は、南に迂回する県道に取って代わられたようです。
大船山山頂より大舟寺跡を経て波豆川バス停への山道は、室町時代の建立とされる丁石の建つ参拝道。
大舟寺は1499年に現在地へ移転されたそうなので、参拝道としての役割を終えて約500年。丁石以外に昔を偲ばせるものはありませんが、里山の山道、あるいはハイキング道として使い続けられています。
猪名川方面への帰路に通った県道323号線と319号線。ここ数年宝塚市域の上佐曽利地区にて拡幅整備が行われており、車では随分走りやすい道になりつつあります。
大船山側の三田市域では概ね拡幅工事、歩道整備が完了していますが、今回は歩かなかった猪名川町域では未整備と行政域による整備状況の差が明確に現われた路線です。
歩いたのは宝塚市の最北部と猪名川町と三田市が接したエリア。宝塚市・三田市側が武庫川水系、猪名川町が猪名川水系と市町境界が分水嶺に重なるのですが、特に険しさを感じないエリアです。
大船山…
マイナーな山ですがふるさと兵庫100山に数えられる山、この辺りの里山の中では結構人と出会う可能性の高い山?…今回も山頂で2組の夫婦が休まれていました。
5年程前の里山に関わりを持ち始めた頃にも嫁と一緒に登った山で、当時を振り返るとスニーカーにペットボトル1本、嫁に至っては全くの手ぶらでの山歩き。。眺望の良さの割には?気軽に楽しめる懐の深い山です☆
コメント
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こんばんは。
懐かしい!第一声は、それです^^
もう彼の地を離れて二年半、身体から里山の匂いも抜けてきました。が、16年程子供たちと暮らした土地は、私にとって甘酸っぱい思い出と、山バカのあまり離婚したすこしほろ苦い内省の地なんです。
ふるさと館や楊津(ようしん)小学校、そこから引き返すトンネルは犬の散歩にしょっちゅう歩いた道です。また、六瀬中から佐曽利への峠は神戸方面への仕事に向かう道として、冬は苦労しました。
>大船山側の三田市域では概ね拡幅工事、歩道整備が完了していますが、今回は歩かなかった猪名川町域では未整備
Re:私も、同じ県道なのに何故猪名川町に入ったとたん、「こんなに狭いままなんや!』と憤ったものです。代議士うんぬんの差が有るのかもしれませんね。とにかく、冬の凍結路面には苦労しました。
なんか、ピンポイントで我が心の郷愁をなぞっていただき、感謝です。
sekitoriさんこんばんは。
宝塚市北部〜三田・猪名川のエリア、過去に縁もゆかりもない地ですが、6〜7年前頃よりドライブコース、あるいは地野菜の仕入れに徘徊しております。
生まれ育った京都南部の里山は、今や僅かを残し宅地化が進んでおりますが、この辺りは緑が残り…といいますか、私が慣れ親しんだ自然よりも遥かに色濃い自然の残るエリア。
私にとって、理想の田舎像を具現化したような光景が広がるエリア。私にとっても心のふるさとであり、おそらく生涯この地に関わりを持ち続けていくのではないでしょうか
sekitoriさんにとって色々な思い出の詰まった地、文字通り土足で徘徊しておりますが、お許しください
この辺りの山々、昨年にヤマレコをはじめて以来、何度も歩き記録を残していますが、近年はあまり訪れる人が
おらず、山道も荒れ気味と残念な思いです。
以前は歩く人も多かったようで、よく地元の人に声を掛けられたりします。
いずれ?尾根筋を大野山まで歩く(以前、地元の方に伺ったので…)つもりです
地元民ですが、いったことありません。詳細なレコありがとうございます。
一人で山にいくほどのレベルにいたっておらず、どなたかにご一緒してもらえるなら、いってみたいです。隊長にでもお願いしてみます。
maron9393さんコメントありがとうございます。
"あの辺り"の山の中では登山道の整備状態もよく、登られていないのは意外ではありますが…。。
オーソドックスに登れば山頂への往復は2時間程度と、登山に訪れるには物足りない山ですし、周辺の山を含め私は基本単独で登っておりますが、"あの辺り"の山で女性一人で登られている方は見た事がありません
…オッサン一人では特に危険は感じないものの、女性のみで電気柵の自然界側へ出掛けられるのはあまりお勧めしません
こんばんは
猪名川町と宝塚市と三田市の境界辺りですかぁ。
inakabusさんの記録を拝読していると、あの辺りの地理に詳しくなれそうな気がします
いきなりこのルートは無理ですが、「猪名川町立ふるさと館を含めたハイキングコース」がよさそうですね
norisukeさんコメントありがとうございます。
"この辺り"は車で走れそうな道(普通の小型車ですが…)は概ね走破済?なので、少々荒れた道を進んでも何処か知った所に出る…私にとっては安心して歩けるエリアです
これからの時期もですが、新緑の季節は特にお薦めですが、難点はほとんど人と出会わない事、携帯圏外の可能性が高い事。一般向きとは言い難いですね
猪名川町立ふるさと館周辺に登り応えのある山は心当たりはないのですが、ゆるく里山歩きを楽しむ拠点駐車場としてお薦めです。
極力地元の方に迷惑の掛からない駐車地点の確保が"この辺り"の散策には重要です
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