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Yamareco

記録ID: 228969
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊

日本三大急登 谷川岳西黒尾根

2012年09月29日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
05:30
距離
8.3km
登り
1,513m
下り
934m

コースタイム

1.最速トレランナーチームタイム
■ポイント_________出発時間
■土合口(ロープウエイ乗場)__9:30
ラクダの背(1516mピーク)__11:10
氷河の跡
 ザンゲ岩
■天神尾根隊と合流地点____12:05
■肩の小屋(天神尾根隊と合流)_12:10
■トマノ耳(1963m)_____12:15
■オキノ耳(1977m)_____12:35
昼食〜オキノ耳出発______13:15
肩の小屋休憩後出発______13:45
■天神平(ロープウエイ乗場)_15:15

2.六甲山・高尾山トレーニング登攀チームタイム
■ポイント_________出発時間
■土合口(ロープウエイ乗場)__9:27
ラクダの背(1516mピーク)__11:18
氷河の跡
 ザンゲ岩
■トマノ耳(1963m)_____12:26
■オキノ耳(1977m)_____12:52
■昼食〜オキノ耳出発_____13:15

以下、1.最速トレランナーチームタイムに同じ。

3.テント縦走命チームタイム
■ポイント_________出発時間
■土合口(ロープウエイ乗場)__9:27
ラクダの背(1516mピーク)___11:23
氷河の跡
 ザンゲ岩
■トマノ耳(1963m)_____12:50
■オキノ耳(1977m)_____13:02
■休憩〜オキノ耳出発_____13:15

以下、1.最速トレランナーチームタイムに同じ。
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2012年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
八王子駅6:25出発
M観光バス利用
コース状況/
危険箇所等
クサリ場は、岩のクラックや手のホールドがいたる所にあるので、100%クサリに頼らなくとも、攀じ登りに自信のある方は、そちらの方が安定して登れます。

ラクダのコルからの岩稜帯は、蛇紋岩エリアであるため、踏み後がツルツルでした。登る時は、うまく岩のクラックに手足を食い込ませながら登ると安定するでしょう。
この辺りから、天候が良いとトマノ耳のとんがり頭が見えると思います。
M観光バス到着
2012年09月29日 22:00撮影
9/29 22:00
M観光バス到着
こちら、社長です。
そうなんです。
こちら、社長です。
そうなんです。
西黒組がロープウェイ組を見送る
西黒組がロープウェイ組を見送る
あっという間に、土合口に着き、
早々に天神尾根隊と西黒尾根隊に分かれて、
熾烈な戦いの火ぶたは切られた。
あっという間に、土合口に着き、
早々に天神尾根隊と西黒尾根隊に分かれて、
熾烈な戦いの火ぶたは切られた。
いってらっしゃい!!
いってらっしゃい!!
こちら、西黒尾根隊(あと写真を撮っている2名の総勢8名)。
行くぞー!
おー!
こちら、西黒尾根隊(あと写真を撮っている2名の総勢8名)。
行くぞー!
おー!
いきなりの急登。
2012年09月29日 22:00撮影
9/29 22:00
いきなりの急登。
ロープウェイの終点が見えた
ロープウェイの終点が見えた
えっ〜?あれ登んのぉ〜・・・。
えっ〜?あれ登んのぉ〜・・・。
リンドウ見っけ!
リンドウ見っけ!
リンドウが少しの癒しをくれる。
2012年09月29日 22:00撮影
9/29 22:00
リンドウが少しの癒しをくれる。
ツリガネニンジン
2012年09月30日 07:36撮影 by  E-P3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/30 7:36
ツリガネニンジン
くさり場のセクションがやってきた。
くさり場のセクションがやってきた。
結構、ホールドがしっかりしていて、登り易い。
1
結構、ホールドがしっかりしていて、登り易い。
ホイホイ!
みんなー、続けー!
1
ホイホイ!
みんなー、続けー!
はーい(^-^)
折角登ったのに、コルまで下る。
2012年09月29日 22:00撮影
9/29 22:00
折角登ったのに、コルまで下る。
もうすぐ満開!
キンミズヒキ?
コウメバチソウ
ラクダの背。
全然ラクダなかったノー(T T;
2012年09月30日 07:42撮影 by  E-P3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
9/30 7:42
ラクダの背。
全然ラクダなかったノー(T T;
上り返して、来た道を振り返る。
よくやったー!
上り返して、来た道を振り返る。
よくやったー!
進行方向の雲が切れた!

ヒー!。。。まだ、あんなにあるのいなー!
でも、尖がっていて、かっこいい。
進行方向の雲が切れた!

ヒー!。。。まだ、あんなにあるのいなー!
でも、尖がっていて、かっこいい。
ザンゲ岩でザンゲ。
1
ザンゲ岩でザンゲ。
あそこだー。合流地点だ。
あそこだー。合流地点だ。
おーー!
天神尾根部隊、ロックオン!
1
おーー!
天神尾根部隊、ロックオン!
天神尾根との交流地点近し。
天神尾根との交流地点近し。
トレランチームは、見事スピードクライムで、
合流。
トレランチームは、見事スピードクライムで、
合流。
さ・ん・か・く・・・テン!
2
さ・ん・か・く・・・テン!
六甲山・高尾山トレーニングチームもゴール。
六甲山・高尾山トレーニングチームもゴール。
いやー苦しかった。
いやー苦しかった。
続いて、テント縦走命チーム、ゴール。
2012年09月29日 22:00撮影
9/29 22:00
続いて、テント縦走命チーム、ゴール。
おーーーー!
ビューティフルー
13
おーーーー!
ビューティフルー
2012年09月29日 22:00撮影
9/29 22:00
オキノ耳で全員集合。
2012年09月30日 08:16撮影 by  E-P3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
9/30 8:16
オキノ耳で全員集合。
オキノ耳にはこぼれんばかりの人、ひと、ヒト。ありゃ?うちらの仲間だぁ。
3
オキノ耳にはこぼれんばかりの人、ひと、ヒト。ありゃ?うちらの仲間だぁ。
おーーい。
皆のがんばりに、天がご褒美を下さいました。

はじめて見ました。ブロッケン現象。
2012年09月30日 08:20撮影 by  E-P3 , OLYMPUS IMAGING CORP.
9/30 8:20
皆のがんばりに、天がご褒美を下さいました。

はじめて見ました。ブロッケン現象。
核心部の拡大。
ピョコッとしているのは、自分の影。
太陽を背にして、眼下に丸い虹。
その中に、自分が。。。。
4
核心部の拡大。
ピョコッとしているのは、自分の影。
太陽を背にして、眼下に丸い虹。
その中に、自分が。。。。
こっちの岩場でも、見えました。
ラッキーです。
2012年09月29日 22:00撮影
9/29 22:00
こっちの岩場でも、見えました。
ラッキーです。
こちらも社長です・・・。
2
こちらも社長です・・・。
さーこれから、下山です。
さーこれから、下山です。
蛇紋岩はツルツル滑る。
蛇紋岩はツルツル滑る。
ナナカマド
赤い実がひときわ目を引く
赤い実がひときわ目を引く
朝登ってきた西黒尾根の全貌が見える。
あれを登ったんだね!
1
朝登ってきた西黒尾根の全貌が見える。
あれを登ったんだね!
2012年09月29日 22:00撮影
9/29 22:00
ロープウェー。
15人集まると、団体扱いで、1200円⇒1000円になるとか。
ロープウェー。
15人集まると、団体扱いで、1200円⇒1000円になるとか。
八王子駅到着!お疲れ様でした!
八王子駅到着!お疲れ様でした!

感想

≪kusaki916 テント縦走命チーム≫
今回は大型2種免許を持つメンバーがなんと中型バスbusをレンタルし、22名の
大所帯で初秋の谷川岳に行くことになった。
3つの班が編成されることになり、私はマラソンランナーrunら精鋭が名を
連ねる西黒尾根チームに参加希望を申し入れ、8/3〜4の燕-大天井-常念以来の山行
を心待ちに当日を迎えた。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-213840.html


朝9時過ぎにロープウェー乗場に到着し、集合場所と時間を確認後、ロープウェー
を利用する天神尾根チーム2班14名と西黒尾根チーム8名の二手に分かれた。

久しぶりで思いがはち切れんばかりの山歩きを楽しむのも束の間だった。
西黒尾根取り付き早々からコースタイムの0.65掛けを目標に掲げ、天神尾根チーム
と同時刻の登頂を目論むトレラン最速チームがガンガン登って行く。

私はウォーミングアップも無しに始まったこのハイペースに不安を抱きながらも
最初はついて行った。
しかし急で大量の発汗 、体温と心拍数の急上昇、そして予定以上の水分消費
に身の危険を感じ、徐々にスローダウン。
安全を優先し早々の戦線離脱を宣言。shock
7名の仲間には先に行ってもらった。

サウナの中を歩いているような状況であったため、上着を脱いで半ズボンになり、
クールダウンしながら遅れを取り戻そうとしばらく進んだ。

すると今後恩師と呼び続けるであろう1人の優しい先輩が私を心配して待っていて
下さった。

以後付き添ってくれたお陰で、思考回路もすぐに正常に戻り、落ち着いてエネル
ギー と水分を補給しすることで、ようやくいつものペースで歩を
進められるようになった。好天 も幸いだった。

やはり日常的に運動している方runと、私のような週末オンリー族
ではここに差が出るということを痛感すると共に、今後の反省と発奮材料
を得ることができた。
また、先輩の背中を見ながら大きな感謝の念を抱き、山男として目指す姿を
感じた。

ようやく蒸し暑い樹林帯を抜けると展望が開けた。
1516mのラクダのコブ付近から750m見下ろす登山口付近の眺めと、雲間の上に
切り立つ残り400mの尾根筋の美しさは圧巻だった。

西黒尾根が日本三大急登の一つに名を連ねる所以は、コースの難易度だけでは無
く、チャレンジした誰もが目の当たりにすれば必ず感動するであろう、この美し
さにもあると思った。

先行者と天神尾根チームがオキの耳1977mに登頂して25分が経過した13:00、
天気は下り坂なのに、青空が我々二人をも待っていてくれた。
また笑顔で迎えてくれた仲間からの労いの言葉は最高の癒しとなった。

思いがけず西側斜面に広がっていた初期の紅葉mapleにしばしみとれ、東側斜面では
ブロッケン現象に遭遇するという幸運にも恵まれた。
天神尾根でロープウェー乗場に向かう下山道は曇り空だったけど、途中で左側に
姿を現した西黒尾根の雄姿には改めて感動した。

帰り際には温泉 で一日の汗を流し、バスの中では北アルプスの
DVD で仲間と次の山行への思い を膨らませながら、渋滞の影響もほと
んど無く21:00に朝の集合場所まで全員元気に戻ってくる事ができた。

以上、今回またしても最高の山歩きを経験することができた。
お世話になった皆さんありがとう!

尚、天神尾根チームの様子はterry313さんのレコを御参照下さい。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-229172.html

≪最速トレランチーム≫
日本三大急登の西黒尾根。コースタイムの3分の2で行けば、天
神尾根チームと山頂で合流できる!をモットーに8人のチームで
出発したが、行動をともにしたのは最初だけ。かなりのハイペー
スで進む。高鳴る鼓動、吹き出る汗。だけども自分にとってはけ
っこう心地よい。マラソンというよりも10kmをベストタイム
で走るきるような息づかい。

どうもよくよく考えると、このメンバーはリーダー不在の自由人
の集まりだったらしい。(他人事だが、所詮自分も自由人である
ことを再認識)

ふるいにかけられるように、チームの人数は半数の4名に減少。
下山後名づけられた「トレランチーム」はなぜか女性3名、男性
は自分一人・・・。あれっ?
確かに息が切れるほど飛ばしてはいないが、普通に登る自分に難
なくついてくる。休憩はほとんど取っていない。止まると汗は冷
えるし、一気に上がってしまったほうが身体は楽だという共通認
識の元、岩場も「これ楽しい!」などといいながら難なくクリア。
何度も振り返り、谷川岳の雄大さと、後から来る仲間を気遣いな
がら(?)、お花の写真も取りつつ、あっという間に天神尾根に
到着!

到着したものの天神チームは、どこに居るかわからない。とりあ
えず少し下って肩の小屋に行ってみようと下ってみたら、なんと
偶然も偶然、本体の天神チームと遭遇!なんかとても感動したが、
天神チームも感動していた。「すごいね!走ってきたの?」と聞
かれるが、決して走ってはいない。(ホントに)

ここからはコースタイム通りに谷川岳の自然を堪能。頂上では、
谷川岳の素晴らしさを肌身で感じ、アルプスにも負けない景観を
楽しませてもらった。ブロッケン博士にも遭遇し、狭い山頂で仲
間とともに有意義な時間を過ごした。

しかし、トレランチームの女性は恐るべしとあらためて感じたの
は自分だけだろうか?

トレランチームの女性3名をはじめ、ご一緒してくださった方々
へ感謝!また来たいね!





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訪問者数:4167人

コメント

登り甲斐が十分でした
西黒尾根踏破やったぜー
蛇紋岩の滑りが、登攀意欲を掻き立てさせてくれました。
面白かったです。

あとは、最後に残したブナ立尾根をやると
日本三大急登の章は完結です。
2012/9/30 9:25
ちょいとお兄さん
トレランチームより六甲・高尾チームのほうがラクダの背到着が早いですぜ(笑)

というか、おもしろすぎます、このチーム名。

西黒チームはリーダー決めないと最初に宣言した通りになりましたが、これも計算のうち(笑)
強い信頼関係があってこそ成せる技です!

またよろしくね
2012/9/30 22:38
トレランチームの誰か教えてー
hiroko1213さんの言うとおり、
どうしてもラクダの背の所の通過タイムが、トレランチームのが、つじつまが合いません。

写真撮ったjpgのプロパティーに載っている撮影時間教えてくださーい
2012/10/1 10:36
判明しました!!
hiroko1213さん
ありがとーう!!

トレランチームのラクダの背通過タイムは、
11:40(誤)⇒11:10でした。

修正しました。
2012/10/1 10:39
ありがとうございました。
会長のhirokoさん
mi88n社長、kusakiさんのお陰で、
なかなかの大作ができました。

あとは、お花の名前が全部埋まるといいのですが。。。

私は、登るのに全力だったので、こんなにお花があるとは、気がつきませんでした。
2012/10/1 23:52
Pleiadesさん、まだですか?
《六甲山・高尾山トレーニング登攀チーム》の感想
がまだ入っていませんよ〜!
2012/10/7 20:16
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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谷川岳/天神尾根ルート
利用交通機関:
技術レベル
2/5
体力レベル
2/5
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技術レベル
3/5
体力レベル
3/5

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