台高山脈主脈を縦走 大又〜薊岳〜明神岳〜池木屋山(ピストン)〜桧塚奥峰〜明神平


- GPS
- 12:41
- 距離
- 37.5km
- 登り
- 2,596m
- 下り
- 2,596m
コースタイム
- 山行
- 11:17
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 12:42
天候 | 曇りのち晴れまた曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
正規駐車場は、笹野神社(薊岳登山口)より更に2舛曚姫、「七滝八壺」の手前に20台分程駐車できるスペースがありました。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険という箇所は無かったと思う。 全般道は整備されていて看板や標識も明瞭。 踏み跡も随所踏まれている。 しかし、場所によっては、あまり人が入っておらず、不明瞭な箇所や落ち葉で見分けがつきにくい箇所などもある。 ただ大台や台高山脈は言わずと知れた、日本有数の多雨地帯で、当然ガスや雨で視界が利かない事が多かったり、道間違いしやすそうなポイントも幾つかあったので、ヤマレコナビなどであらかじめナビ設定をしている方がいいと思います。 今回人と出会ったのは、三重の最高峰の桧塚奥峰のあたりでのみ。 ●池木屋山(関西百名山) 今回は明神からピストンしましたが、これはかなり健脚向きです。 一般的な最短ルートでの登山は、「宮ノ谷渓谷」からのルートですが、これはガイドさんが警鐘を鳴らすほどの難ルートです。 渓谷美・滝・ブナなど変化があって魅力あふれるルートですが、池木屋山は関西百名山最難関と言われている位、危険箇所あり、遭難も過去に何度も報告されているルートだけに、行かれる方はそれなりの覚悟が必用なルートらしいです。 過去のレコを見てても「死ぬかと思った」というレコが幾つかありましたね。 あと、赤倉山の北股林道や弥次平峰などから入るルートもあるようですが、こちらも経験者向きなルートのようです。 こちらでも行かれる際も、あらかじめルート登録などをして、GPSを活用した準備や行動をおススメします。 明神から池木屋山までの稜線は、基本破線ルートです。 それだけにただでさえ余り人の入らない台高山脈で、さらに人恋しくなるほどの人の居ない玄人向きの静かな山歩きが楽しめます。 そういう山歩きが好きな人には恰好のフィールドです。 |
その他周辺情報 | 下山後の温泉、並びに駐車は「やはた温泉」を利用させていただきました。 入湯料500円 コロナの影響で営業期間を見直しされるという事だったので、利用を考えている方はHPをチェックしてからお出掛けください。 |
写真
感想
以前から行きたいね、と言っていた大峰と共に「近畿の屋根」・「近畿の秘境」「三重県の屋根」の異名を持つ台高山脈エリアの「台高山脈の主脈の縦走」に行ってきました。
前半は霧の台高山脈らしく深いガスの中、幻想的な景色が広がっていました。
明神から池木屋山までの鬼のピストンの稜線では行きしなは予報通りの強い風に吹かれ、寒さとガスが相まってかなり寒かったが、モンベルのトレントフライヤーが大活躍でした。
ブナの純木のどこまでも広がる深い深い山歩きはとても楽しかったです。
昼前から予報通りに天気は回復で、桧塚奥峰では、これまで何年もかけて登ってきた山々が見渡せる大絶景が広がり、2人とも大満足で、下山しました。
当初のくらまてんぐさんの計画では明神から更に水無山〜伊勢辻山へも廻る予定でしたが、もう足が残ってなかったし、時間的に無理と判断し、下山しました。
七滝八壺は見応えありで、おススメです。
「関西の秘境」といわれる、台高山脈は山奥深い故にあまり人が入らない山域なので、今回のレコでは自粛の影響もあり普段より時間もあるので、いつものレコより少し情報量多めに盛り込んでおきました。
今後この山域へ入る方々へのアドバイスや情報の一助となれば、コース考案のくらまてんぐさん並びに記録担当の私も、コレ幸いです。
最近はコロナの影響で自粛が続いていたので、久しぶりの山のこの初の台高山脈の縦走はとても楽しかったです。
そして出来れば、関西随一のブナの森の広がるこのエリアの新緑の芽吹く季節や秋の鮮やかな紅葉を見てみたいと思いました。
きっと、想像を超える一面緑や錦に彩られた景色が広がっていると、勝手に想像して、ワクワクしています。
(坪田和人さん「ブナの山旅」参照)
台高山脈は高見山から遠く三重県の尾鷲まで続くといいます。
坂田●一郎さんや佐藤光●さんのような大縦走をしてみたいという、思いもありますが、まずは何度か足を運んで、水場や補給のポイントや山の感じなど学んでから、その「いつか」に備えておきたいと思います。
くらまてんぐさん今回も面白い山計画(関西百名山3つと三重県最高峰踏破)ありがとうございました。
今後のトレーニングに使えそうないいルートがまた見つかりましたね。
最後に、前回の日記にてコロナの影響で登山を自粛するといいましたが、くらまてんぐさんと一緒に休みが重なるタイミングは限られているので、ごく人が少なそうなエリアを選んでの行動でした。
思いつくこと全部詰め込んだので、かなりの長文になりました。
最後までお付き合いくださった方、ありがとうございました。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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お疲れさまです。
道路交通情報では、七滝八壺から登山口駐車場(おそらく写真で説明されたところではなくて、七滝と登山ポストの中間ぐらいになるかと思います)は現在、通行止めになっていますが、道路状況いかがでしたか?徒歩では問題なく通れるのでしょうか?写真にある「薊岳と明神谷コースの駐車場」まで車は入れそうでしたか?
写真で掲載した駐車場までは問題なく、車で乗り入れることは可能だと思います。
その上部・滝から上の部分から登山ポストのあたりまでも、更にその上の登山道までも徒歩で問題なく通過できました。
「通行止め」との情報ですが、思い出してみても、車侵入阻止のための衝立的なガードが3ケ所位設置されていましたが、少しでも崩落や落石の跡があったりとか水が道を遮るというような箇所はなかったです。
ありがとうございます。通行止めの情報は、
http://www2.wagamachi-guide.com/3kenhp/
とかで見れます。明神平へのコースは人気なのですが、レポが上がっていないので私も躊躇していました。車止めるところがないだろうと。でも、写真で掲載されている駐車場が使えそうですね。とても参考になりました、ありがとうございました。
これからも山を楽しみましょう。
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