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Yamareco

記録ID: 2307861
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

最初の奥穂高岳 初のテント行は小梨平と涸沢

2009年09月20日(日) ~ 2009年09月21日(月)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
GPS
56:00
距離
34.4km
登り
1,824m
下り
1,821m

コースタイム

1日目
山行
4:48
休憩
0:22
合計
5:10
7:30
35
8:05
8:10
5
8:15
32
9:04
46
9:50
9:55
19
10:14
34
10:48
11:00
100
12:40
2日目
山行
10:04
休憩
3:01
合計
13:05
5:55
40
6:35
6:37
13
6:50
7:05
45
7:50
8:10
40
8:50
9:42
28
10:10
10:20
50
11:10
24
11:34
11:40
4
11:44
12:50
230
16:40
16:50
130
19:00
上高地バスターミナル
2012年以前の過去ログにおいては、GPSのトラックログはなく、記憶のままにルート作成ツールで記述してます。コースタイムは、当時の写真データの日時によるもので、適度に設ける休憩時間までは判別がつかず、けっこういい加減なはず。
天候
過去天気図(気象庁) 2009年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
早朝、目覚めてみれば川の流れる音が耳につく。そう、ここは上高地であった。
モンベルのステラリッジテント2型です。
2009年09月20日 05:50撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
9/20 5:50
早朝、目覚めてみれば川の流れる音が耳につく。そう、ここは上高地であった。
モンベルのステラリッジテント2型です。
この頃は、穂高からの連なりであるとか
2009年09月20日 05:50撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
9/20 5:50
この頃は、穂高からの連なりであるとか
岳沢とか吊り尾根とかもようわからんかった。
2009年09月20日 05:54撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
1
9/20 5:54
岳沢とか吊り尾根とかもようわからんかった。
手前の黄色いのが私のテント。モンベルのステラリッジテント2型です。
2009年09月20日 06:04撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
9/20 6:04
手前の黄色いのが私のテント。モンベルのステラリッジテント2型です。
そろそろ小梨平を出立...って、ゆっくりし過ぎてる。
2009年09月20日 07:24撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
9/20 7:24
そろそろ小梨平を出立...って、ゆっくりし過ぎてる。
2009年09月20日 07:24撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 7:24
初の明神でした。
2009年09月20日 08:05撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 8:05
初の明神でした。
初の徳澤でした。
2009年09月20日 08:49撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
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9/20 8:49
初の徳澤でした。
2009年09月20日 09:19撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
9/20 9:19
案内図の内容はほとんど理解できてなかったと思う。
2009年09月20日 09:50撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
9/20 9:50
案内図の内容はほとんど理解できてなかったと思う。
初の横尾でした。
2009年09月20日 09:52撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
9/20 9:52
初の横尾でした。
上高地からの所要時間は休憩含めて2時間5分ほど。ここからの登りでは、歩くペースはガタ落ちするだろうからと、横尾までの平坦な道程は少し早く歩くべしとした。
2009年09月20日 09:52撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
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9/20 9:52
上高地からの所要時間は休憩含めて2時間5分ほど。ここからの登りでは、歩くペースはガタ落ちするだろうからと、横尾までの平坦な道程は少し早く歩くべしとした。
2009年09月20日 10:14撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 10:14
屏風岩を見るのも初めて。
そろそろ登りというか山道らしくなってくる。
連休中なので、登り下りとも行き交う人は多く、そのペースは各人各様。譲り譲られ、左手の屏風岩を巻くようにして進んで往きます。
2009年09月20日 10:14撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 10:14
屏風岩を見るのも初めて。
そろそろ登りというか山道らしくなってくる。
連休中なので、登り下りとも行き交う人は多く、そのペースは各人各様。譲り譲られ、左手の屏風岩を巻くようにして進んで往きます。
2009年09月20日 10:15撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 10:15
本谷橋に至り小休止を。
2009年09月20日 10:48撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 10:48
本谷橋に至り小休止を。
2009年09月20日 10:49撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 10:49
ずっと登り続け、けっこう消耗してきたなあと自覚する頃、遠目にはためくものが視界に入ってくる。
2009年09月20日 12:19撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 12:19
ずっと登り続け、けっこう消耗してきたなあと自覚する頃、遠目にはためくものが視界に入ってくる。
2009年09月20日 12:40撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 12:40
涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐に到達。
さて、いよいよ初の涸沢入り、高揚気味の気分を治めるべくここでも一休み。
2009年09月20日 12:40撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 12:40
涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐に到達。
さて、いよいよ初の涸沢入り、高揚気味の気分を治めるべくここでも一休み。
涸沢ヒュッテの展望テラスを経てテント場へ進み行きますが、視線はこの場所を取りまく360度の景観に釘付け。この時ばかりは、肩にのしかかる重量も意識の外に、首をめぐらせ上方に視線を彷徨わせつつ歩んだのだったと。
2009年09月20日 12:55撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 12:55
涸沢ヒュッテの展望テラスを経てテント場へ進み行きますが、視線はこの場所を取りまく360度の景観に釘付け。この時ばかりは、肩にのしかかる重量も意識の外に、首をめぐらせ上方に視線を彷徨わせつつ歩んだのだったと。
幕営の申し込みを済ませ、やや涸沢小屋よりの場所でテントを設営。
2009年09月20日 13:04撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 13:04
幕営の申し込みを済ませ、やや涸沢小屋よりの場所でテントを設営。
眼前の涸沢カール、穂高連峰の連なりは想像以上の迫力でしばし圧倒されてしまう。
2009年09月20日 14:55撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
2
9/20 14:55
眼前の涸沢カール、穂高連峰の連なりは想像以上の迫力でしばし圧倒されてしまう。
2009年09月20日 14:55撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 14:55
2009年09月20日 15:05撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/20 15:05
2009年09月20日 15:09撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
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9/20 15:09
2009年09月20日 15:10撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/20 15:10
2009年09月20日 15:14撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/20 15:14
2009年09月20日 15:18撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/20 15:18
秋色に染まりつつ
2009年09月20日 15:24撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/20 15:24
秋色に染まりつつ
そういえば昼食をとっていない、今日はもう山歩きはしない、ならばもう飲んでもよかろうと涸沢ヒュッテの展望テラスへ。
混み合う中、残るおでんの品目は2種のみでしたが、椎茸をおまけしてもらった。って出し殻か。
先月の時点では、西穂山荘で飲んだビールが今年一としていたものの、ここにきて更新となる。
2009年09月20日 15:31撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
9/20 15:31
そういえば昼食をとっていない、今日はもう山歩きはしない、ならばもう飲んでもよかろうと涸沢ヒュッテの展望テラスへ。
混み合う中、残るおでんの品目は2種のみでしたが、椎茸をおまけしてもらった。って出し殻か。
先月の時点では、西穂山荘で飲んだビールが今年一としていたものの、ここにきて更新となる。
こんなのにも大感動でした。
2009年09月20日 15:54撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 15:54
こんなのにも大感動でした。
シルバーウィークだったんで凄い人出。
2009年09月20日 16:02撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 16:02
シルバーウィークだったんで凄い人出。
2009年09月20日 17:45撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 17:45
この後も、あたりを散策したり、更に缶ビールを買ってきてこんな景色を肴にうっとり。ゆるゆると過ごしてました。
2009年09月20日 17:45撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/20 17:45
この後も、あたりを散策したり、更に缶ビールを買ってきてこんな景色を肴にうっとり。ゆるゆると過ごしてました。
昨晩も早い目の就寝、なので目覚めも相応に早く外はまだ暗いうろちょろ。9月後半とはいえ、やはり奥深い山中の早朝ともなれば、かなり冷え込むよう。
そうするうちに初めて見るモルゲンロートに大感動する。
2009年09月21日 05:50撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 5:50
昨晩も早い目の就寝、なので目覚めも相応に早く外はまだ暗いうろちょろ。9月後半とはいえ、やはり奥深い山中の早朝ともなれば、かなり冷え込むよう。
そうするうちに初めて見るモルゲンロートに大感動する。
朝食を済ませ、穂高の山容を眺めながら飲む暖かいコーヒー(粉末だけど)は格別、万難を排して(大袈裟な)ここまで来た甲斐があったというものだ。
2009年09月21日 05:51撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 5:51
朝食を済ませ、穂高の山容を眺めながら飲む暖かいコーヒー(粉末だけど)は格別、万難を排して(大袈裟な)ここまで来た甲斐があったというものだ。
往路はパノラマコースを選択、
2009年09月21日 05:55撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 5:55
往路はパノラマコースを選択、
岩に記された「↑オクホ」との表示に従って雪渓の中に踏み入る。
2009年09月21日 05:56撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 5:56
岩に記された「↑オクホ」との表示に従って雪渓の中に踏み入る。
2009年09月21日 06:33撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 6:33
白出のコルに建つ穂高岳山荘も少しばかり鮮明になってくる。
2009年09月21日 06:53撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 6:53
白出のコルに建つ穂高岳山荘も少しばかり鮮明になってくる。
しばらく登ったところの岩に「↑ザイテン」とあるのを確認、
ザイテングラートに取り付きます。
2009年09月21日 07:02撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 7:02
しばらく登ったところの岩に「↑ザイテン」とあるのを確認、
ザイテングラートに取り付きます。
この頃は、ホンマ 憧れのザイテングラード でした。
2009年09月21日 07:14撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 7:14
この頃は、ホンマ 憧れのザイテングラード でした。
「ホタカ小ヤ20分」とあるのを確認、それならばあと一息やん。
2009年09月21日 07:32撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 7:32
「ホタカ小ヤ20分」とあるのを確認、それならばあと一息やん。
2009年09月21日 07:32撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 7:32
穂高岳山荘に到着したのは8時前。
2009年09月21日 07:52撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 7:52
穂高岳山荘に到着したのは8時前。
2009年09月21日 07:53撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 7:53
涸沢岳も中々に良い感じやないですか。
2009年09月21日 07:58撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
1
9/21 7:58
涸沢岳も中々に良い感じやないですか。
2009年09月21日 07:59撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 7:59
早速に頂上を目指そうとするもここからの登りは既に停滞気味であるよう。はやる気持ちを抑えつつ順番の列に加わります。
2009年09月21日 08:07撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 8:07
早速に頂上を目指そうとするもここからの登りは既に停滞気味であるよう。はやる気持ちを抑えつつ順番の列に加わります。
鎖とハシゴが続く取り付きの岩場では混雑のため進行の度合いは遅々としている。
2009年09月21日 08:12撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 8:12
鎖とハシゴが続く取り付きの岩場では混雑のため進行の度合いは遅々としている。
少し高度を稼ぐと、穂高岳山荘に隠れていた笠ヶ岳が視界に飛び込んできます。
2009年09月21日 08:12撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 8:12
少し高度を稼ぐと、穂高岳山荘に隠れていた笠ヶ岳が視界に飛び込んできます。
少し登っては岩に張り付いて待ち、少し登っては岩に張り付いて待ち、・・・。
2009年09月21日 08:14撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 8:14
少し登っては岩に張り付いて待ち、少し登っては岩に張り付いて待ち、・・・。
そんなこんなで、急登りの岩場も尽きて、やがて奥穂の稜線に至る。
稜線の道を往きつつ振り返ってみますと、早速に槍ヶ岳の雄姿が。
2009年09月21日 08:28撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 8:28
そんなこんなで、急登りの岩場も尽きて、やがて奥穂の稜線に至る。
稜線の道を往きつつ振り返ってみますと、早速に槍ヶ岳の雄姿が。
なんて美しい(ってこの時は思った)。
気分は一気に高揚。
2009年09月21日 08:38撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
1
9/21 8:38
なんて美しい(ってこの時は思った)。
気分は一気に高揚。
2009年09月21日 08:40撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 8:40
順調に進み往き、とうとう国内第三番目の高峰、奥穂高岳頂上(3190m)に到達、嬉し。
2009年09月21日 08:49撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 8:49
順調に進み往き、とうとう国内第三番目の高峰、奥穂高岳頂上(3190m)に到達、嬉し。
2009年09月21日 08:58撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 8:58
ジャンダルムなんかも視界に入ってきたりし、はたまた相好は崩れ気味。
2009年09月21日 09:02撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 9:02
ジャンダルムなんかも視界に入ってきたりし、はたまた相好は崩れ気味。
この頃は、中アも南アも八ヶ岳もわからずやった。
2009年09月21日 09:04撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 9:04
この頃は、中アも南アも八ヶ岳もわからずやった。
吊り尾根を前穂に向かったのは数年後のこと。
2009年09月21日 09:09撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 9:09
吊り尾根を前穂に向かったのは数年後のこと。
眼前に広がる眺望はといえば・・・、
その素晴らしさは言葉にして例えようがなく、ただただ感慨無量。
2009年09月21日 09:11撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 9:11
眼前に広がる眺望はといえば・・・、
その素晴らしさは言葉にして例えようがなく、ただただ感慨無量。
本日の奥穂高岳山頂は、時節柄、中高年登山者で溢れかえっておりました。
まあ、私もそのうちの一人やけど。
2009年09月21日 09:16撮影 by  NIKON D60, NIKON CORPORATION
9/21 9:16
本日の奥穂高岳山頂は、時節柄、中高年登山者で溢れかえっておりました。
まあ、私もそのうちの一人やけど。
往路を下山し始める。
2009年09月21日 09:42撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/21 9:42
往路を下山し始める。
2009年09月21日 09:42撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/21 9:42
2009年09月21日 09:43撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/21 9:43
2009年09月21日 10:15撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/21 10:15
復路は涸沢小屋に至るルートで。
2009年09月21日 11:25撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/21 11:25
復路は涸沢小屋に至るルートで。
2009年09月21日 11:37撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/21 11:37
11時過ぎにテン場に戻り、テントを撤収。
2009年09月21日 11:43撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
9/21 11:43
11時過ぎにテン場に戻り、テントを撤収。
2009年09月21日 12:47撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
1
9/21 12:47
2009年09月21日 16:40撮影 by  GR DIGITAL 2 , RICOH
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9/21 16:40

感想

アルプス参戦1年目のビギナーなれど若くはない、無謀であったかも無理をしているのかも、そんな想いが去来しつつ、夢に見、目標としていた山域に踏み入り歩みゆくのが、楽しくて嬉しくてしょうがない。
順調に進み往き、とうとう国内第三番目の高峰、奥穂高岳頂上(3190m)に到達、嬉し。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
上記は当時したためていたブログからの抜粋。

この直前(2009年9月11日)、奥穂近隣のロバの耳付近で遭難救助にあたっていた防災ヘリが墜落する事故がありました。奥穂より先は自身には禁足地くらいの認識はありつつ、当時、公に報道されていた報道をくまなく読み漁り、とにもかくにも人様にご迷惑をおかけすることなきよう、との想いで山行に臨んだのでしたが...
様々な方々に助けられた幸運な山行となりました。
想い起こしつつ、あらためて、人の世は相身互い、山では特にそう、と肝に銘じてます。

以下はハイになった初心者のお粗末な帰宅行となります。

奥穂に登れてしまって高揚感からか?気分は緩んでいたと思う、復路、涸沢を後にして早々、慣れぬポールを前後に歩を速めていたところ、左足を酷く挫いてしまい、上高地まで泣く泣くの緩慢な足取りでの道行きとなった。
また、横尾本谷沿いを往く際にも、痛む足を引きずりつつ早足を続けていたところ、岩に躓き谷に転落...したが、すぐ下にあった木に引っかかって大事に至らず。周りにいた行き来する方々は、すぐ様ワッと群がってきて即座に私を引き上げてくださったのでした。ハイシーズンの折であったのが幸いしたわけです。

その後も、更に痛めた足を引きずりながら、やっとこさ上高地に到達したのは18時を過ぎていて、周囲は既に暗くなっていた。もうバスもないやろう、小梨平で再びテント泊鹿なし、こんな状態でテントが張れるやろうかと落胆していたところ、バスターミナルあたりは照明が煌々と灯り明るい?
シルバーウィークならでは?一般の観光客も含めて混雑しまくりで、上高地外への搬送が間に合っていないよう。
かなりまいっていたので、何とか人心地のつく場所で憩みたく、ターミナルで運行状況を確認。タクシー待ちの行列も普通ではなかった。バスの新島々までの便はもう終わっていて、沢渡まで...のはずが、何故か?親切心(T . T)からなのか、私を新島々駅まで載せてくださった。これは、あまり多くを語ってはいけないのかも知れない。

松本駅に着いたのは、21過ぎ。とはいえ、シルバーウィークの折、泊まれる宿はなかった。同様な方々と一緒に、駅前の交番を尋ねてみたら、深夜営業の漫画喫茶か
スーパー銭湯との見当がついた。
で、私は塩尻駅へ二駅手前の村井駅近くにある信州健康ランドに向かい、仮眠として施設利用することとした。風呂入って飲んで食って5,000円ほどだったから、えらく安くついた。
翌朝、足の痛みも若干緩み、帰神の途に着いたのでした。
帰宅してから整形外科に赴いたけれど、骨折とかはなし。捻挫として処置いただきました。しかして、この後よりしばらくは、足の痛みをかかえつつの山行を繰り返すこととなる。現在も残ってるかも?まあ、歳のせいやと考えてますが。

2020年5月29日記

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