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Yamareco

記録ID: 231197
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白山

白山 (白山禅定道〜観光新道〜お池めぐり〜展望歩道〜砂防新道)

2012年10月06日(土) ~ 2012年10月07日(日)
 - 拍手
purasan その他2人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
15:25
距離
20.0km
登り
2,069m
下り
1,645m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

(一日目)
7:15 市ノ瀬
7:39 白山禅定道兼釈迦新道登山口
8:02 白山禅定道登山口
9:01 六万山
9:52 指尾山
12:17 別当坂分岐
13:40 殿ヶ池遭難小屋
14:45 馬のたてがみ
15:05 蛇塚
15:15 黒ボコ岩
15:25 弥陀ヶ原
15:55 白山室堂

(二日目)
5:00 白山室堂
5:29 御前峰山頂 5:48
6:20 白山室堂 7:40

8:13 千蛇ヶ池
8:24 血ノ池
8:48 紺屋ヶ池
9:31 御前峰山頂
10:20 白山室堂
10:56 アルプス展望台
11:45 南竜山荘
12:37 南竜道分岐
12:56 甚之助避難小屋
14:20 別当出合

※ご来光を見に山頂へ上ったときのGPSログはありません。
天候 1日目 晴れ(ただし、上空は曇り)
2日目 曇り(むしろ、霧雨)
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
北陸道福井ICより市ノ瀬へ。
行き:市ノ瀬
帰り:別当出合 (シャトルバスに乗り市ノ瀬まで)
コース状況/
危険箇所等
登山道は基本的に整備されています。
また、道に迷いそうな箇所も特にありませんでした。
視界不良時は注意が必要です。(どこの山でもそうですけど。)

登山ポストは、市ノ瀬ビジターセンター、別当出合の休憩所にあります。
温泉は、市ノ瀬ビジターセンターの向かいにある永井旅館(600円)で
入りました。
市ノ瀬から少し上ったところに、白山禅定道の登山口があります。
2012年10月06日 07:39撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 7:39
市ノ瀬から少し上ったところに、白山禅定道の登山口があります。
六万山山頂です。展望はよくないです。
2012年10月06日 09:01撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 9:01
六万山山頂です。展望はよくないです。
白山禅定道では、このような岩を通り抜ける道もあります。
2012年10月06日 09:32撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 9:32
白山禅定道では、このような岩を通り抜ける道もあります。
指尾山の三等三角点
2012年10月06日 09:51撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 9:51
指尾山の三等三角点
三角点から少し進むと案内板があります。
2012年10月06日 09:52撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 9:52
三角点から少し進むと案内板があります。
指尾山から白山釈迦岳かな。
2012年10月06日 09:52撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 9:52
指尾山から白山釈迦岳かな。
樹齢、数百年?!と思われる木ですが・・・ここだけではなく白山禅定道には多数存在していました。
2012年10月06日 10:31撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 10:31
樹齢、数百年?!と思われる木ですが・・・ここだけではなく白山禅定道には多数存在していました。
天井壁のヤセ尾根より下にある柳谷川
2012年10月06日 11:03撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 11:03
天井壁のヤセ尾根より下にある柳谷川
白山禅定道からは、別山を眺めながら歩きます。
2012年10月06日 11:12撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 11:12
白山禅定道からは、別山を眺めながら歩きます。
別当坂分岐です。ここから観光新道に入ります。
2012年10月06日 12:17撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 12:17
別当坂分岐です。ここから観光新道に入ります。
白山釈迦岳です。
2012年10月06日 13:00撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 13:00
白山釈迦岳です。
御前峰が迫ってきました。
2012年10月06日 13:06撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 13:06
御前峰が迫ってきました。
観光新道はよく整備されてますね。
2012年10月06日 13:14撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 13:14
観光新道はよく整備されてますね。
観光新道にはいってもやっぱり、別山がよく見えます。
2012年10月06日 13:57撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 13:57
観光新道にはいってもやっぱり、別山がよく見えます。
この尾根を通って来たのです。はい。
2012年10月06日 14:25撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 14:25
この尾根を通って来たのです。はい。
馬のたてがみ?
2012年10月06日 14:45撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 14:45
馬のたてがみ?
馬のたてがみの看板から南に伸びていた尾根をさしているのかと思ったら、白山禅定道(越前禅定道)の尾根が切り立って馬のたてがみに見えたとかのようです。
2012年10月06日 14:45撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 14:45
馬のたてがみの看板から南に伸びていた尾根をさしているのかと思ったら、白山禅定道(越前禅定道)の尾根が切り立って馬のたてがみに見えたとかのようです。
むしろ、こちらが馬のたてがみですね。
2012年10月06日 14:58撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 14:58
むしろ、こちらが馬のたてがみですね。
観光新道はよく整備されてますが、石は雨だとすべりますよね。
2012年10月06日 14:58撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 14:58
観光新道はよく整備されてますが、石は雨だとすべりますよね。
黒ぼこ岩に到着です。
2012年10月06日 15:16撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 15:16
黒ぼこ岩に到着です。
後ろの岩に登ります。
2012年10月06日 15:19撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 15:19
後ろの岩に登ります。
登ったところ、「黒ぼこ岩コース」が見えました。
2012年10月06日 15:16撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 15:16
登ったところ、「黒ぼこ岩コース」が見えました。
黒ぼこ岩からの御前峰です。
2012年10月06日 15:17撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 15:17
黒ぼこ岩からの御前峰です。
弥陀ヶ原です。
2012年10月06日 15:25撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 15:25
弥陀ヶ原です。
弥陀ヶ原にて、木で作られた遊歩道が伸びています。
2012年10月06日 15:25撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 15:25
弥陀ヶ原にて、木で作られた遊歩道が伸びています。
遊歩道がさらに御前峰に向けて伸びているような感を受けます。
2012年10月06日 15:27撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 15:27
遊歩道がさらに御前峰に向けて伸びているような感を受けます。
まさに高原ですねぇ。
2012年10月06日 15:29撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 15:29
まさに高原ですねぇ。
白山室堂までの最後の登りを振り返ると、弥陀ヶ原がきれいに見えます。
2012年10月06日 15:44撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 15:44
白山室堂までの最後の登りを振り返ると、弥陀ヶ原がきれいに見えます。
タイトル「ハイマツと弥陀ヶ原」が似合いますね。
・・・って、見たままですかね?
2012年10月06日 15:50撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 15:50
タイトル「ハイマツと弥陀ヶ原」が似合いますね。
・・・って、見たままですかね?
そして、一日目のゴールである白山室堂に到着しました。後ろは御前峰です。
2012年10月06日 15:55撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 15:55
そして、一日目のゴールである白山室堂に到着しました。後ろは御前峰です。
白山室堂の夕食です。そして、その隣には・・・
2012年10月06日 17:54撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 17:54
白山室堂の夕食です。そして、その隣には・・・
北海道限定のサッポロクラシックです。
(北海道に行った時に購入していたのでした)
2012年10月06日 17:55撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 17:55
北海道限定のサッポロクラシックです。
(北海道に行った時に購入していたのでした)
2日目です。
ご来光を見るため、ということで御前峰山頂です。
もう、霧に包まれていて風も強いです。
2012年10月07日 05:29撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 5:29
2日目です。
ご来光を見るため、ということで御前峰山頂です。
もう、霧に包まれていて風も強いです。
岩を見ると、凍結してます。そりゃ、マイナス1℃でしたからね。
2012年10月07日 05:30撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 5:30
岩を見ると、凍結してます。そりゃ、マイナス1℃でしたからね。
ご来光を待つ登山者の方々です。みなさん東方向を注目しています。
2012年10月07日 05:38撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 5:38
ご来光を待つ登山者の方々です。みなさん東方向を注目しています。
なーんにも見えません。ご来光はないんじゃないかと・・・日の出の10分前に下山しちゃいました。
2012年10月07日 05:48撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 5:48
なーんにも見えません。ご来光はないんじゃないかと・・・日の出の10分前に下山しちゃいました。
下山途中で、山頂から歓声が聞こえてきたので、東の空を見ると、雲が切れてきました。
2012年10月07日 06:04撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 6:04
下山途中で、山頂から歓声が聞こえてきたので、東の空を見ると、雲が切れてきました。
御前峰を下山中にご来光に遭遇・・不覚です。はい。
2012年10月07日 06:05撮影 by  DSC-WX50, SONY
5
10/7 6:05
御前峰を下山中にご来光に遭遇・・不覚です。はい。
御前峰から下山中の白山室堂です。朝食が待っています。
2012年10月07日 06:13撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 6:13
御前峰から下山中の白山室堂です。朝食が待っています。
お池めぐりに向かいますが、天候は霧雨状態でした。
2012年10月07日 07:50撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 7:50
お池めぐりに向かいますが、天候は霧雨状態でした。
やっぱり、先はみえませぬ。
2012年10月07日 07:55撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 7:55
やっぱり、先はみえませぬ。
やたらと白いなと思ったら、千蛇ヶ池の万年雪でした。
2012年10月07日 08:13撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 8:13
やたらと白いなと思ったら、千蛇ヶ池の万年雪でした。
血の池です。手前に水がありますが、よくわかりませんねぇ。。
2012年10月07日 08:24撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 8:24
血の池です。手前に水がありますが、よくわかりませんねぇ。。
見えない見えないと油断していると、雲が晴れそう?!
2012年10月07日 08:43撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 8:43
見えない見えないと油断していると、雲が晴れそう?!
御前峰がはっきりと見えました。
2012年10月07日 08:51撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 8:51
御前峰がはっきりと見えました。
紺屋ヶ池です。
2012年10月07日 08:48撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 8:48
紺屋ヶ池です。
翠ヶ池です。
2012年10月07日 08:51撮影 by  DSC-WX50, SONY
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翠ヶ池です。
御前峰をもう一度。
2012年10月07日 08:56撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 8:56
御前峰をもう一度。
剣ヶ峰です。
2012年10月07日 08:56撮影 by  DSC-WX50, SONY
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剣ヶ峰です。
御宝庫付近より西側です。
2012年10月07日 09:09撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 9:09
御宝庫付近より西側です。
御前峰山頂に到着しましたが、再び雲に覆われてしまいました。
2012年10月07日 09:31撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 9:31
御前峰山頂に到着しましたが、再び雲に覆われてしまいました。
白山奥宮です。本日2度目ですね。
2012年10月07日 09:48撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 9:48
白山奥宮です。本日2度目ですね。
展望歩道にて、紅葉ですね。
2012年10月07日 11:12撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 11:12
展望歩道にて、紅葉ですね。
展望歩道にて、紅葉だなぁ。
2012年10月07日 11:16撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 11:16
展望歩道にて、紅葉だなぁ。
別当出合のすぐ近くのつり橋です。一人で歩いてもかなり揺れます。
2012年10月07日 14:20撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 14:20
別当出合のすぐ近くのつり橋です。一人で歩いてもかなり揺れます。
別当出合の登山口です。
2012年10月07日 14:41撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 14:41
別当出合の登山口です。
2012年10月06日 08:22撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 8:22
2012年10月06日 07:55撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 7:55
2012年10月06日 11:25撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 11:25
2012年10月06日 11:25撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 11:25
キオン
2012年10月06日 12:02撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 12:02
キオン
イワギキョウ
2012年10月06日 12:16撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 12:16
イワギキョウ
2012年10月06日 12:57撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 12:57
2012年10月06日 12:45撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 12:45
2012年10月06日 13:08撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 13:08
2012年10月06日 13:08撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 13:08
2012年10月06日 13:13撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 13:13
2012年10月06日 14:16撮影 by  DSC-WX50, SONY
1
10/6 14:16
2012年10月06日 14:19撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 14:19
タカネナデシコ
2012年10月06日 14:34撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 14:34
タカネナデシコ
2012年10月06日 14:28撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/6 14:28
ミヤマコウゾリナ
2012年10月06日 14:40撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 14:40
ミヤマコウゾリナ
2012年10月06日 15:00撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 15:00
2012年10月06日 15:02撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/6 15:02
シラタマノキの実
2012年10月07日 07:53撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 7:53
シラタマノキの実
2012年10月07日 07:55撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 7:55
ミヤマアキノキリンソウ
2012年10月07日 07:57撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 7:57
ミヤマアキノキリンソウ
チングルマの綿毛
2012年10月07日 08:20撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 8:20
チングルマの綿毛
2012年10月07日 08:21撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 8:21
コケモモの実
2012年10月07日 08:23撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 8:23
コケモモの実
2012年10月07日 10:06撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 10:06
2012年10月07日 10:08撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 10:08
2012年10月07日 11:09撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 11:09
2012年10月07日 11:39撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 11:39
2012年10月07日 13:26撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 13:26
フジアザミ
2012年10月07日 13:44撮影 by  DSC-WX50, SONY
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10/7 13:44
フジアザミ
2012年10月07日 14:03撮影 by  DSC-WX50, SONY
10/7 14:03

感想

深夜に出発し、北陸道福井北ICより市ノ瀬に到着する。
警備員に車を誘導されて、駐車場へ。
続々と車がやってきて早朝だというのに大賑わいだ。
他の登山者の方々は駐車場から別当出合までのシャトルバスへと向かうが、
我々は、ここ市ノ瀬から白山山頂へ向けて、白山禅定道(越前禅定道)を歩くのだ。

前回の木曽駒ヶ岳では、天候に恵まれ、雄大ですばらしい景色を堪能したが、
何かが足りなく感じられた。
千畳敷から木曽駒ヶ岳山頂までの標高差300mと登山をしたという気にならなかったためだ。

市ノ瀬は850m、本日の目的地、白山室道は2,450mである。
実に標高差1,800mを登ることになる。
きっと山頂では登りきった充実感を味わえるだろうと。。。。。

さて、白山禅定道では、山深いといえる森林を歩き、六万山へ。
ただ、この六万山では木々がまだ高く、展望はあまり望めない。
さらに先に進むと指尾山から樹齢数百年と思わしき大きな木が多数点在している。
また、岩窟も見ることができた。
そして、歩いていると左右がどちらとも崖となっており、ヤセ尾根だと気づく。
このあたりから別山を常時望みながら歩く。

標高を上げていくに従い、少しずつ紅葉が始まっているのがはっきりとわかる。
味わい深いものだ。

別当坂分岐に到着し、観光新道へ。
白山禅定道はとても静かであったが、ここからは登山者も増えていく。

黒ぼこ岩に到着する。白山室道まではもうすぐだ。
少し上ると弥陀ヶ原だ。広大な平面で、
木で作られた遊歩道を御前峰(白山)を目の当たりにしながら気分よく歩く。
ハイマツ帯を上ると、白山室堂だ。
後ろに御前峰が控える絶好のロケーションだ。
ある意味贅沢を感じながら、そして標高差1,800mを登りきった疲労感、
いや、むしろ充実感があったのだ。
そして、ここ白山室堂で一日目の工程を終えるのであった。

二日目の朝、四時に自然と目が覚めた。
ご来光を拝むために早速着替え、外に出る。
まだ、暗い。そして寒い。
が、上を見上げると、やや風が強く雲の流れも速いが、
澄んだ空気の中、星がとてもきれいで手に届きそうだ。
都会の明るさでは決して体験できないだろう。

さっそく御前峰を目指す。
深い霧の中、多数の登山者のヘッドランプの灯りが
まるで数珠のように連なっている。

そして、薄暗い山頂に到着する。が、深い霧に包まれている。
風も強いためじっとしていると寒い。
岩に霜が降りていることが確認できた。そして、気温は-1℃だ。
ご来光を待つ、登山者の方々はみな東の方向を見ながら、山頂で待機だ。
風除けのため、岩陰に隠れるが、霧が消える雰囲気はない。

ご来光を見ることはできないと判断し、下山する。
その途中、日の出の時間に山頂方面から歓声が沸きあがった。
そして、東の空を見ると雲の切れ間から、ご来光を拝むことができた。
我慢が足りなかったとの後悔もあるがまぁよしとしよう。

白山室堂に戻り、朝食を取る。
身支度を終え、お池めぐりに出発するがやはり深い霧に包まれている。
途中、お池の案内板はあるのだが、その先は視界不良で見えない。

が、紺屋ヶ池で霧が瞬間的になくなり青空が見えたのだ。
なんと目の前には、雄大に双子のように
左・剣ヶ峰と右・御前峰が見えるではないか。
この瞬間を逃すものかとお池の中でも一番大きな翠ヶ池に走って引き返す。
ダークブルーが見事だ。
ただ、御前峰に向かう途中でまた霧に包まれてしまった。

御宝庫から御前峰への稜線は、かなりの強風であった。
飛ばされないよう身を低くし歩き、御前峰山頂へと。
深い霧と強風であるが多くの登山者が、すばらしい景色を待ちわびていた。
が、20分ほど待つがさらに深くなってきたため、
諦めて下山する。

白山室堂に戻り、展望歩道を歩く。
もちろん、期待しているのは北アルプスを見渡せる「アルプス展望台」である。
歩きながらも、先ほどのように霧が晴れないかと祈るが
残念ながらかなわず。

そのまま、南龍山荘を通り砂防新道を下って別当出合と着く。
白山登山の工程を終えるのであった。

その後は、市ノ瀬にシャトルバスで戻り
白山温泉に湯に漬かり、この二日間の汗を流し、疲れを癒す。
そして、市ノ瀬から車で帰宅の途に着くのであった。

こんな感じでしたが、
やっぱり天気は晴れがいいですね。あー、ちょっと残念だったなぁ。
いままではすべて日帰りだったため、小屋泊どういうものかが
わかったので来年へ向けてのいい準備になったかな。
次はテン泊にチャレンジ?!でしょうかね。

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この記録に関連する登山ルート

山滑走 白山 [日帰り]
白峰ゲート〜市ノ瀬〜室堂〜白山
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
5/5
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 白山 [日帰り]
白山(白山禅定道〜釈迦新道周回)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5
キャンプ等、その他 北陸 [2日]
砂防新道〜トンビ岩コース〜お池めぐり
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
5/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

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