白山 (白山禅定道〜観光新道〜お池めぐり〜展望歩道〜砂防新道)
- GPS
- 15:25
- 距離
- 20.0km
- 登り
- 2,069m
- 下り
- 1,645m
コースタイム
7:15 市ノ瀬
7:39 白山禅定道兼釈迦新道登山口
8:02 白山禅定道登山口
9:01 六万山
9:52 指尾山
12:17 別当坂分岐
13:40 殿ヶ池遭難小屋
14:45 馬のたてがみ
15:05 蛇塚
15:15 黒ボコ岩
15:25 弥陀ヶ原
15:55 白山室堂
(二日目)
5:00 白山室堂
5:29 御前峰山頂 5:48
6:20 白山室堂 7:40
8:13 千蛇ヶ池
8:24 血ノ池
8:48 紺屋ヶ池
9:31 御前峰山頂
10:20 白山室堂
10:56 アルプス展望台
11:45 南竜山荘
12:37 南竜道分岐
12:56 甚之助避難小屋
14:20 別当出合
※ご来光を見に山頂へ上ったときのGPSログはありません。
天候 | 1日目 晴れ(ただし、上空は曇り) 2日目 曇り(むしろ、霧雨) |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
行き:市ノ瀬 帰り:別当出合 (シャトルバスに乗り市ノ瀬まで) |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は基本的に整備されています。 また、道に迷いそうな箇所も特にありませんでした。 視界不良時は注意が必要です。(どこの山でもそうですけど。) 登山ポストは、市ノ瀬ビジターセンター、別当出合の休憩所にあります。 温泉は、市ノ瀬ビジターセンターの向かいにある永井旅館(600円)で 入りました。 |
写真
感想
深夜に出発し、北陸道福井北ICより市ノ瀬に到着する。
警備員に車を誘導されて、駐車場へ。
続々と車がやってきて早朝だというのに大賑わいだ。
他の登山者の方々は駐車場から別当出合までのシャトルバスへと向かうが、
我々は、ここ市ノ瀬から白山山頂へ向けて、白山禅定道(越前禅定道)を歩くのだ。
前回の木曽駒ヶ岳では、天候に恵まれ、雄大ですばらしい景色を堪能したが、
何かが足りなく感じられた。
千畳敷から木曽駒ヶ岳山頂までの標高差300mと登山をしたという気にならなかったためだ。
市ノ瀬は850m、本日の目的地、白山室道は2,450mである。
実に標高差1,800mを登ることになる。
きっと山頂では登りきった充実感を味わえるだろうと。。。。。
さて、白山禅定道では、山深いといえる森林を歩き、六万山へ。
ただ、この六万山では木々がまだ高く、展望はあまり望めない。
さらに先に進むと指尾山から樹齢数百年と思わしき大きな木が多数点在している。
また、岩窟も見ることができた。
そして、歩いていると左右がどちらとも崖となっており、ヤセ尾根だと気づく。
このあたりから別山を常時望みながら歩く。
標高を上げていくに従い、少しずつ紅葉が始まっているのがはっきりとわかる。
味わい深いものだ。
別当坂分岐に到着し、観光新道へ。
白山禅定道はとても静かであったが、ここからは登山者も増えていく。
黒ぼこ岩に到着する。白山室道まではもうすぐだ。
少し上ると弥陀ヶ原だ。広大な平面で、
木で作られた遊歩道を御前峰(白山)を目の当たりにしながら気分よく歩く。
ハイマツ帯を上ると、白山室堂だ。
後ろに御前峰が控える絶好のロケーションだ。
ある意味贅沢を感じながら、そして標高差1,800mを登りきった疲労感、
いや、むしろ充実感があったのだ。
そして、ここ白山室堂で一日目の工程を終えるのであった。
二日目の朝、四時に自然と目が覚めた。
ご来光を拝むために早速着替え、外に出る。
まだ、暗い。そして寒い。
が、上を見上げると、やや風が強く雲の流れも速いが、
澄んだ空気の中、星がとてもきれいで手に届きそうだ。
都会の明るさでは決して体験できないだろう。
さっそく御前峰を目指す。
深い霧の中、多数の登山者のヘッドランプの灯りが
まるで数珠のように連なっている。
そして、薄暗い山頂に到着する。が、深い霧に包まれている。
風も強いためじっとしていると寒い。
岩に霜が降りていることが確認できた。そして、気温は-1℃だ。
ご来光を待つ、登山者の方々はみな東の方向を見ながら、山頂で待機だ。
風除けのため、岩陰に隠れるが、霧が消える雰囲気はない。
ご来光を見ることはできないと判断し、下山する。
その途中、日の出の時間に山頂方面から歓声が沸きあがった。
そして、東の空を見ると雲の切れ間から、ご来光を拝むことができた。
我慢が足りなかったとの後悔もあるがまぁよしとしよう。
白山室堂に戻り、朝食を取る。
身支度を終え、お池めぐりに出発するがやはり深い霧に包まれている。
途中、お池の案内板はあるのだが、その先は視界不良で見えない。
が、紺屋ヶ池で霧が瞬間的になくなり青空が見えたのだ。
なんと目の前には、雄大に双子のように
左・剣ヶ峰と右・御前峰が見えるではないか。
この瞬間を逃すものかとお池の中でも一番大きな翠ヶ池に走って引き返す。
ダークブルーが見事だ。
ただ、御前峰に向かう途中でまた霧に包まれてしまった。
御宝庫から御前峰への稜線は、かなりの強風であった。
飛ばされないよう身を低くし歩き、御前峰山頂へと。
深い霧と強風であるが多くの登山者が、すばらしい景色を待ちわびていた。
が、20分ほど待つがさらに深くなってきたため、
諦めて下山する。
白山室堂に戻り、展望歩道を歩く。
もちろん、期待しているのは北アルプスを見渡せる「アルプス展望台」である。
歩きながらも、先ほどのように霧が晴れないかと祈るが
残念ながらかなわず。
そのまま、南龍山荘を通り砂防新道を下って別当出合と着く。
白山登山の工程を終えるのであった。
その後は、市ノ瀬にシャトルバスで戻り
白山温泉に湯に漬かり、この二日間の汗を流し、疲れを癒す。
そして、市ノ瀬から車で帰宅の途に着くのであった。
こんな感じでしたが、
やっぱり天気は晴れがいいですね。あー、ちょっと残念だったなぁ。
いままではすべて日帰りだったため、小屋泊どういうものかが
わかったので来年へ向けてのいい準備になったかな。
次はテン泊にチャレンジ?!でしょうかね。
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