御嶽山(王滝〜剣ヶ峰〜三ノ池〜飯森)
- GPS
- 26:05
- 距離
- 11.7km
- 登り
- 1,146m
- 下り
- 1,215m
コースタイム
9:59王滝入口-12:27王滝山頂12:30-13:03剣ヶ峰13:21-14:14二ノ池本館14:14-14:44賽の河原14:48-16:10三ノ池16:23-17:11五ノ池山荘
10/7
五ノ池山荘7:00-7:45三ノ池7:50-9:51女人堂9:55-11:00行場山荘11:20-11:41飯森高原
天候 | 10/6曇り。日没後降雪。予報では夜間から翌朝まで雨。この時期高地では雪の確率が高いっていうことを思い知らされる。 10/7曇り、10−12時位に徐々に晴れ間が見えるも、ほぼ一日曇り。三ノ池周辺までは新雪、飯森までは濡れた道になった。濡れた丸太にはヒヤヒヤさせられる。 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
・10/5 新宿17:20-木曽福島21:50(高速バス・おんたけ交通、4500円) ・10/6 木曽福島8:40-王滝9:50(路線バス・おんたけ交通、1500円) (帰り) ・10/7 ロープウェイ(1300円) ・10/7 ロープウェイ入口-木曽福島(1500円) ・10/7 木曽福島15:30-深大寺バス停22:20(高速バス・京王バス、4500円) 上り路線が土日にあたると中央道の渋滞に巻き込まれ+2時間以上遅れる。 高速バスを使うとJRの6割程度で済む。快適性はJRに軍配? |
コース状況/ 危険箇所等 |
(王滝ルート)良好。登りの登山道としては問題ない。やや急坂があり、膝などに疲労が溜まった方にはきつく感じるかもしれない。 高度があがるたび王滝登山口が次第に小さくみえる。 登り始めてほどなく低木だらけとなり、南アルプスなどの景観が楽しめる。 途中、8合目石室、9合目石室、9合目山荘がある。8合目から9合目の間に奥の院への山道あり。9合目付近から草木もなくなる。 午前中は登り側の登山者多数。路線バスには15名程度しかいなかったが、王滝口の駐車車両が100台以上。下山者との割合は、登り:下り=100:3 (王滝山頂〜剣ヶ峰) 良好。剣ヶ峰の眺めを楽しみつつ登れる。 王滝山頂に1件、剣ヶ峰に2件山荘あり。 (剣ヶ峰〜賽の河原) 良好。賽の河原まで2つルートがあり、時間を稼ぎたい方は要注意。 賽の河原までは二ノ池山荘が近くに見えたら、その山荘沿いの道に左折が正解。 私はそのまま真っ直ぐ歩き、ロープウェイ駅(飯森)への分岐まで少し余計に歩いてしまった。 もう一つは二ノ池を左まわりに行くコースがあり、こちらも景色が楽しめそう。 (賽の河原〜三ノ池) 地図必携。間違えると崩壊した登山道をくだることに。古い案内の少し先に五ノ池への整備された道がある。三ノ池の景色は素敵。 (三ノ池〜五ノ池山荘(稜線ルート)) 池の上の稜線をぐるっと右に回る。岩に○とペンキ標識があり分かりやすい。 (五ノ池山荘) 既に山荘は激混みで一つの布団を二人で分け合って寝た。夕食は一番遅い19:30になってしまった。味噌汁は自家製らしく非常に美味しかった。 http://gonoike.jp/ (五ノ池山荘〜三ノ池) 途中岩があり新雪の薄く積もった岩、濡れた岩に両手を使いながら降りた。 (三ノ池〜女人堂) ロープ箇所があるがこれは問題ではない。丸太の階段が濡れていて神経をすり減らしつつ進んだ。 (女人堂〜飯森) 階段状に丸太を張っている道が結構あり、濡れた丸太の上を下るのにとても神経を使った。膝痛者には段差が高い道が堪えた。向かいからはロープウェイからのすれ違いの客人が多く、後ろからは追いつく人へ道を譲ることが多く自分のペースで下れず、この区間の通過はとても時間が掛かった。対策は早出か。 |
写真
感想
御嶽山がビックマウンテンと呼ばれるわけが解かった。山容がアフリカのキリマンジャロに似ているからだけではなく、山頂周辺が広く様々なスポットが点在し、場所により山肌の表情が豊かで訪れる人を飽きさせない。
山頂周辺は真っ青な池が点在し眼を奪われてしまう。荒々しい溶岩むき出しの山肌に噴気孔がある。高度を上げると低木から草原、草原から岩や土に変わり、下界はどんどん小さく見える。山頂周辺のキャメル色の土肌、王滝山頂から剣ヶ峰を望む景色などダイナミックな自然を満喫できる。
紅葉の時期、三ノ池から女人堂に掛けての山道は紅や黄色に染まり紅葉山となり、美しい景色を堪能できる。
反省と気付いた点が幾つかある。
・準備すべきだったのは御嶽山の詳細な地図。賽の河原で古い看板に誘われ崩壊した登山道を降りることになった。この下りはとても危険で、ハンドボール大の尖った岩のごろごろした坂を腹を突出し、両手両足お尻を突きながら進んだ。動くとこぶし大の石が常に落石した。他に利用している人はいないので、その点は気を遣わなくていいのだけど。その代りいつ落石に巻き込まれても、おかしくない様な崩れ方をしていた。この下りで大幅に体力と時間をロスした。ズボンの尻は裂け、パスケースを紛失。財布は気付いて事なきを得たが文無しで山小屋に泊まるハメにならなくて済んだ。→スイカは個人登録していたため、再発行料を支払えばチャージ分が戻ってくることが判明。助かりました。
・手袋はドライビンググローブの掌に皮で補強したものを嵌めていたが、このお陰で遠慮なく両手を使うことができた。
・帽子は着用すべきだった。実害はないが着用していないため、怖い思いをした。
・財布など重要なものはズボンのポケットにいれずにリュックにするか、丈夫な山専用のズボン着用にしようと思った。替えのズボン持って来て良かった。
・二日目は女人堂からの下りが膝に辛かった。サポーターの効果が薄くテーピングにした方がいいかなと思った。そもそも膝が痛まない対策はないものだろうか?
・L字のストックが短く余り役に立たないので、I字の長いものにしようかと思う。
・スマホの電源対策としてソーラー電池があればいいかなと思った。
・500mlのペットボトルを用意したが、水分は夏場程必要でなく丁度二日分で足りた。
・お菓子だとすぐ食べきってしまうが、アーモンドは何個かかじると飽きるので結構長持ちした。
・山小屋を利用時は、夕食朝食の時間帯を早めるため山小屋への早めの到着か、コンロだけは持ち込みカップ麺で早々に朝食を済ませるようにしたいと思った。ただ、踏み跡を頼りに雪道を辿った者としては、今回の様な厳しい寒さの朝の出発はルート読みに自信があって経験値がないと踏み出しづらい。
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