記録ID: 232036
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無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳
秋の北岳・間ノ岳 〜テン泊縦走〜
2012年10月07日(日) ~
2012年10月08日(月)


- GPS
- 31:10
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,405m
- 下り
- 2,406m
コースタイム
【1日目】広河原6:30−7:00白根御池小屋分岐−9:00大樺沢二俣−12:00八本歯のコル−13:00吊尾根分岐−13:30北岳山頂−14:20北岳山荘
【2日目】北岳山荘5:30−6:00中白根山−6:50間ノ岳−7:30中白根山−9:00北岳山荘7:50−9:50吊尾根分岐−10:10北岳山頂−10:50肩の小屋−12:10白根御池小屋−13:20白根御池小屋分岐−13:40広河原
【2日目】北岳山荘5:30−6:00中白根山−6:50間ノ岳−7:30中白根山−9:00北岳山荘7:50−9:50吊尾根分岐−10:10北岳山頂−10:50肩の小屋−12:10白根御池小屋−13:20白根御池小屋分岐−13:40広河原
天候 | 7日 曇>雨>曇>晴 8日 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
翌日7日は5時の乗合タクシーで広河原へ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【1日目】 ◎広河原〜大樺沢二俣 広河原インフォメーションセンターを出発、車道のゲートを越え、野呂川にかかる吊り橋を渡る。広河原山荘からはしばらく林間コース。途中の白根御池小屋分岐を今回は左の大樺沢二俣コースへ。 大樺沢二俣までは沢沿いのコース。前日の雨のせいが水量が多い。林間コースを紅葉を眺めながらのんびりと進む。沢がとぎれ、谷間の岩場の登りになると、大樺沢二俣はもうすぐ。 ◎大樺沢二俣〜八本歯ノコル しばらく進むと雪渓が見えてくる。雪渓を左手に見ながら進む。天気がよければ右手にバットレスを見ながらの登りも残念ながら曇天でガスの向こう。 雪渓を過ぎ岩場の登りになるころテン泊装備のザックの重みでペースが落ちてくる。休憩を兼ね早めの昼食。 岩場が終わると今度は階段が続く。八本歯ノコル手前の梯子の続きが結構キツイ。 ◎八本歯ノコル〜吊尾根分岐 八本歯ノコルをすぎると岩場の稜線。足場はしっかりとしているので危険ではないが、ザックの重みでバランスを崩さないように気を付けて進む。途中、北岳山荘へのトラバース道を吊尾根分岐方面へ。整備された登山道を進むと吊尾根分岐へ出る。 ◎吊尾根分岐〜北岳山頂 吊尾根分岐でザックをデポ。軽装での登りで今までの苦労がウソのよう。これまで曇天の中だったが、一時的に晴れ間がのぞき、雲の合間に間ノ岳、仙丈ケ岳、駒ケ岳が見える。周囲景色を眺めながら頂上を目指すが晴れ間は続かず再び雲の中。頂上付近は前夜の雪が所々うっすらと残っている。 明日の再チャレンジに期待して、本日は早々に下山。 ◎吊尾根分岐〜北岳山荘 吊尾根分岐でザックを回収。本日の目的地の北岳山荘へ向かう。稜線を歩く道も気持ちいいが、本日は残念な天気。山頂から300メールほど下るが、明日同じ道を登り返すことを考えると少しブルーになる。しばらく進むと北岳山荘が視界に入る。本日の行程ももうすぐ終わり。 コース上、特に危ないと思われる箇所はないが、テン泊装備等、重いザックを担ぐのであればバランスを崩さないように注意すれば問題なし。 【2日目】 ◎北岳山荘〜間ノ岳 日の出前の5時30分に北岳山荘を出発。昨日はうって変わり天気は良好。富士山もうっすらと浮かび上がりご来光を期待させる。 殆どの荷物はテントにおいて軽装の足取りも軽く間ノ岳を目指す。中白根手前でご来光。朝日の横、雲の上に浮かび上がる富士山の景色が素晴らしくキレイ。しばらくご来光を堪能した後、再び間ノ岳へ向かう。 間ノ岳までの稜線は好天のなか気持ち良い。遠くの山々、麓の紅葉、所々にある足元の草木は結露が凍り、白く輝いている。 中白根を越え1時間程度で間ノ岳山頂。北岳から農鳥岳に続く稜線、近くの仙丈ケ岳、駒ケ岳、鳳凰三山はもちろん、富士山から中央、北アルプス、八ヶ岳まで360度の展望。 今回の登山では農鳥岳方面に向かわず折り返し。 ◎北岳山荘〜北岳山頂 間ノ岳から帰るとテントを撤収。荷物をまとめて再度、北岳山頂を目指す。 昨日は苦労したルートも、好天のなか景色を楽しみながら登るとそれほど苦にはならない。特に間近に見える仙丈ケ岳がキレイ。10時過ぎくらいになると少しガスが出始め、駒ケ岳方面は雲に隠れる。 吊尾根分岐からは昨日と同じルートをザックを担いで登る。 頂上ではガスが出始めたものの仙丈ケ岳、鳳凰三山方面はキレイに見え、昨日の雪辱を晴らす。 ◎北岳山頂〜肩ノ小屋 肩の小屋までは岩稜地帯の下り、足場はしっかりしているが途中斜度のきついところもあるので用心。しばらく進むと眼下に肩ノ小屋が見えてくる。 ◎肩ノ小屋〜小太郎尾根分岐 しばらく尾根沿いを下る。仙丈ケ岳はキレイにみえるものの、駒ケ岳方面の雲が晴れないのが残念。この間はしばらくゆったりと進める。 ◎小太郎尾根分岐〜白根尾池小屋 草スベリ。この間の下りが長い。まわりの紅葉がキレイだが、だんだん景色を楽しむ余裕がなくなってくる。向かいから登ってくる人たちも結構ツラそう。終盤、白根尾池小屋が視界に入るがなかなかたどり着かない。 今回は下りだからいいものの、テン泊装備で登ることを考えると自信をなくす。 ◎白根尾池小屋〜広河原 白根尾池小屋で小休止の後、終点の広河原を目指す。草スベリほどではないが、この間も長い。後半、休憩用のベンチが3か所、ちょうど15〜20分くらいおきにあり。堰堤を落ちる川の音が聞こえてくると白根尾池小屋分岐はもうすぐ。 白根尾池小屋分岐をすぎると広河原までは20分弱。行きと同じく野呂川と長い吊り橋が見えてくると終点の広河原間近。吊り橋を渡るとインフォメーションセンターに到着。 2日目は好天に恵まれ、登りよりはザックの重量が減ったこともあり1日目より楽だった。それでも次は草スベリのコースを重いザックを担いで登るかといえば...躊躇します。 |
写真
撮影機器:
感想
1日目の悪天もその日の夕方には回復。夕焼け、星空、朝日と泊りならではの景色を堪能。
特に夜空は、満天の星空と、星空にかかる天の川、天頂には季節外れの夏の大三角形と街中では楽しむことのできない景色を見ることができた。
翌日もご来光から、好天の中の山々の展望、紅葉で色付いた木々、しばらく天候に恵まれなかったが、久々に充実した登山を楽しむことができた。
気付いたことをいくつか...
テン泊装備のザックを担いでの上りは、寝不足、悪天の影響もあり予想以上にキツかった。荷物の軽量化、前日の睡眠、次の機会には注意したい。
10月のテント泊。モンベルのダウン#3では少し寒い。重ね着でしのげたが、もう少し防寒対策に気を付ければよかった。ニット帽は持って行ったが、フリースの手袋があれば良かった。あとカイロ...とか
今回は間ノ岳で折り返しだったが、次回はやはり農鳥岳から奈良田への縦走にチャレンジしたい。
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