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Yamareco

記録ID: 232371
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

摺古木から空木へ

2012年10月06日(土) ~ 2012年10月09日(火)
 - 拍手
GPS
25:30
距離
30.3km
登り
2,238m
下り
3,141m

コースタイム

10月6日 11:45摺古木自然園休憩舎発-12:35直登分岐-(直登)-13:05摺古木山頂上-14:10白ビソ山頂上-14:35安平路避難小屋(泊)
10月7日 5:25安平路避難小屋発-6:25安平路山頂上-9:00松川乗越-13:00奥念丈頂上(幕営)
10月8日 5:45奥念丈発-8:55南越百山-9:40越百山-11:15仙涯嶺-13:15南駒ヶ岳-13:50摺鉢窪下降点-14:05摺鉢窪避難小屋(泊)
10月9日 5:20摺鉢窪避難小屋発-5:45摺鉢窪下降点-6:15赤梛岳-7:15空木岳頂上-8:00空木平避難小屋-12:10こまくさの湯着
天候 10月6日 晴れのちガス、夜間大雨
10月7日 晴れのちガス一時雨
10月8日 午前晴れ、午後ガス
10月9日 晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー
往き
 東京から早朝の東海道新幹線で名古屋経由、9:51に南木曽駅着
 南木曽駅から摺古木自然園休憩舎までタクシー約1時間10360円
帰り
 駒ヶ根菅ノ台バスセンターから駒ヶ根駅まで410円
 駒ヶ根から新宿までは高速バスが便利だと後で知りました。私はチンタラJRで帰りました。
コース状況/
危険箇所等
摺古木自然園休憩舎までの林道は聞きしに勝る悪路で、タクシーの運転手さんは、「前にも来たことがあるけどこんなにひどくなかったなー」とつぶやいていました。数回車の底をこすっていて気の毒でした。

摺古木自然園休憩舎から安平路山の登り途中までは笹が刈り払われていて不自由を感じませんでした。

安平路山の頂上でいきなり踏跡探しが始まりました。地形図では踏跡はいったん北方向に進んだ後トラバースすることになっておりその方向の踏跡を辿りましたが、トラバースがわからずいいかげんに薮こぎをして踏跡に復帰しました。その後も南越百山まで、踏跡があったと思うとそのうち消え、また現れるというパターンの繰り返しでした。赤布が所々についていましたが、本当に欲しいところに付いていない。まあ一面の笹原では付けようがありませんが。笹の露でびしょぬれになりました。

踏跡探しと薮こぎに消耗し、ちょうど雨も降ってきたので、2泊目は奥念丈の頂上にわずかなスペースがあったのを幸いそこに幕営しました(緊急避難です、お許しください、これ以上進んでいたら疲労凍死したでしょう)。松川乗越から南越百山の間は笹に覆われていて、幕営に適した空き地はここしか無かったと思います。

3泊目はガスってきたのと、薮こぎに消耗したので摺鉢窪避難小屋に泊まって濡れたものを乾かしました。貸切でした。
小屋の日誌に、越百小屋が予約でいっぱいでここに泊まった、などとありました。この時期はツアー業者が1年前から予約するのでキャンセルがでない限り泊まれない、と、すれ違った年配の方が嘆いていました。

水場は稜線上にはなく、空木平避難小屋の水場も涸れていました。途中越百小屋に下ることも考えましたが稜線からかなり下る。で、安平路避難小屋の水場で4リットル汲んで行ったら、その後3日間、帰りの電車までこれで生きていけました。寒くて行動中の飲水が少なかったのも幸いしました。

空木からの池山尾根の下りには怖い鎖場(大地獄小地獄?)があります。

駒ヶ根菅ノ台こまくさの湯600円タオル150円貴重品ロッカー無料。
摺古木自然園休憩舎
2012年10月09日 19:03撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:03
摺古木自然園休憩舎
摺古木山頂
2012年10月09日 19:12撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:12
摺古木山頂
安平路避難小屋の水場
2012年10月09日 19:11撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:11
安平路避難小屋の水場
安平路避難小屋の水場は登山道から0.5分のところにあります
2012年10月09日 19:11撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:11
安平路避難小屋の水場は登山道から0.5分のところにあります
安平路山頂。ここからが大変だった。
2012年10月09日 19:10撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:10
安平路山頂。ここからが大変だった。
安平路直下のトラバースを過ぎるとこんな感じのわかりやすい踏跡がありましたが、わかりやすいのはここだけでした。
2012年10月09日 18:56撮影 by  GXR , RICOH
10/9 18:56
安平路直下のトラバースを過ぎるとこんな感じのわかりやすい踏跡がありましたが、わかりやすいのはここだけでした。
上からみて踏跡と予想できますが、実際に歩いてみると笹が覆っていて大変わかりにくい。
2012年10月09日 19:14撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:14
上からみて踏跡と予想できますが、実際に歩いてみると笹が覆っていて大変わかりにくい。
途中で見えた念丈岳と池ノ平山
2012年10月09日 19:14撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:14
途中で見えた念丈岳と池ノ平山
奥念丈の山頂。雨が降ってきたので幕営を決断。
2012年10月09日 19:14撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:14
奥念丈の山頂。雨が降ってきたので幕営を決断。
3日目の朝は良く晴れました。南越百から安平路を振り返る。
2012年10月09日 19:15撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:15
3日目の朝は良く晴れました。南越百から安平路を振り返る。
南越百から越百、南駒ヶ岳、仙涯嶺。
2012年10月09日 19:15撮影 by  GXR , RICOH
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10/9 19:15
南越百から越百、南駒ヶ岳、仙涯嶺。
越百山頂
2012年10月09日 19:16撮影 by  GXR , RICOH
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10/9 19:16
越百山頂
南駒ヶ岳と仙涯嶺
2012年10月09日 19:20撮影 by  GXR , RICOH
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10/9 19:20
南駒ヶ岳と仙涯嶺
南駒ヶ岳のアップ
2012年10月09日 19:19撮影 by  GXR , RICOH
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南駒ヶ岳のアップ
仙涯嶺のアップ
2012年10月09日 19:19撮影 by  GXR , RICOH
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10/9 19:19
仙涯嶺のアップ
南駒ヶ岳山頂。ガスってきました。
2012年10月09日 19:19撮影 by  GXR , RICOH
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10/9 19:19
南駒ヶ岳山頂。ガスってきました。
摺鉢窪避難小屋を見下ろす
2012年10月09日 19:18撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:18
摺鉢窪避難小屋を見下ろす
摺鉢窪避難小屋の紅葉
2012年10月09日 19:08撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:08
摺鉢窪避難小屋の紅葉
4日目早朝の空木
2012年10月09日 19:07撮影 by  GXR , RICOH
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10/9 19:07
4日目早朝の空木
4日目早朝、南駒ヶ岳を振り返る
2012年10月09日 19:07撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:07
4日目早朝、南駒ヶ岳を振り返る
空木岳頂上
2012年10月09日 19:06撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:06
空木岳頂上
御嶽山
2012年10月09日 19:06撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:06
御嶽山
恵那山
2012年10月09日 19:05撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:05
恵那山
木曽駒・宝剣
2012年10月09日 19:05撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:05
木曽駒・宝剣
八ヶ岳。南アルプスは甲斐駒から聖まで全山見えましたが、逆光で撮りませんでした。
2012年10月09日 19:04撮影 by  GXR , RICOH
10/9 19:04
八ヶ岳。南アルプスは甲斐駒から聖まで全山見えましたが、逆光で撮りませんでした。
空木平から空木を見上げる。
空木平までが紅葉です。
2012年10月09日 18:56撮影 by  GXR , RICOH
1
10/9 18:56
空木平から空木を見上げる。
空木平までが紅葉です。
撮影機器:

感想

疲れました。
踏跡の概念が一変しました。今までの私の認識は甘かった、何となく歩いていても着けるのが道、努力しないと見つからないのが踏跡、と知りました。

36年前に合宿で北半分に行って以来の中アです。アルプスらしい岩稜の連続はやっぱりいいなあ。

辛かったけど振り返ってみると、今回はずいぶんラッキーでした。まず10月のこの連休にしては天候に恵まれていた、タクシーが奥まで入ってくれた(本当は大平から歩く覚悟をしていたのですが)、摺鉢窪に泊まったおかげで晴れた空木岳に登ることができた、などなど。

今回の反省点:
防寒用の手袋の他に藪漕ぎ用の軍手が必要。手袋が濡れて防寒の用をなさなくなります。
今年は暖かいからとほぼ夏用の装備で行ったらさすがに10月のアルプス、防寒具はギリギリでした。ほとんど汗をかかなかったし。寒がりには股引やライトダウンが要るかも。

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