第20回長谷川恒男CUP・何もかもが、ギリギリだった
- GPS
- 23:49
- 距離
- 63.2km
- 登り
- 4,558m
- 下り
- 4,541m
コースタイム
予備関門・醍醐丸18:13
第一関門・浅間峠20:32
第二関門・月夜見山第二駐車場3:45
第三関門・御岳山9:17
ゴール 12:50
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
月夜見山から先は固い土が続き、とにかくズルズル滑るが手がかりが無い。 サイ口峠から月夜見山まで、トラバース系でザレ場や崩落箇所多数。 大岳山付近、岩稜帯で足元も悪い。 |
写真
感想
ついつい?というか勢いというか。
後輩がトレイルランをやっていたり、UTMFの応援に行って感動で涙したり。
俺もハセツネ、出ちゃうか!とか言ったとか、言わなかったとか・・・。
トレイルランという競技自体は、実は好きになれない。
それは、まぁ・・・山や森、自然が好きで、山へ入るわけで。
より自分も、自然の中の一部でありたいと。
感謝と畏怖の念。
善悪ではなく、個人的な好き嫌いではあるのだけど。
でもなぁ・・・、感動しちゃったんですよ。
あの極限で、頑張る姿に。
と言うわけで、出場してきました「第20回・長谷川恒男カップ」。
故・長谷川恒男の提唱するカモシカ山行路を、原点とするこのレース。
やはり登山する人として、これに参加したかった。
日常のトレーニングはゼロ。
月1回程度の登山をしているだけだが、あえてこのレース用のトレーニングはしなかった。
装備もランナーとの一線を引くために、フォーストビバークを含めた登山装備一式。
ツェルト・シュラフカバー・バーナー類・お米3合分のおにぎりや非常食まで。
エイドキットを含め、総重量12kg。
はい・・・馬鹿でしたし、無謀でした。
黙々と歩き続ける中、絶えず聞こえてくるのは「急がないと、間に合わないよ?まだ、先に進みますか?ペース上げないと、間に合わないよ!」こればっか・・・。
第二関門では、残り15分で通過。
貯金もなく、休むに休めず、ゆっくりと食事もできず。
一度リタイヤ申告する場所へ、足を進めました。
関門不通過ならいざ知らず、自分から諦めてはダメだと奮起。
オフィシャルやマーシャルさん、また最終グループで顔見知りになっていく参加者にも励まされ。
周りに引っ張ってもらいながら、最後まで歩き続けることができました。
参加して初めてわかりますが、トレイルランナーって化け物ですね。
その中から、少しでも自然を愛する人が、増えてくれるといいなぁと思う。
でもまぁ・・・、これほどの達成感を味わったのはないです。
何度も、何度も、完走証とフィニッシャーTシャツを、眺めてしまいます。
にわかで出るには、厳しすぎる大会でした。
↓(2013.4.11追記)↓
そうそう!というか、聞いてください!(笑)
2012第20回ハセツネカップのDVDなんて、販売されているんですね。
RUN友からメールが入り、すげー写っていますよ?アレは買ったほうがいいですよ。
まじで?
4軒目のそれ系ショップで、やっと見つけて購入しました。
いやぁ・・・嬉しいほどに、登場しております。
第一予備関門の刈寄峠での最終ランナーとして。
第二関門の月夜見山駐車場にて、関門で水を給水している姿に、ブルーシートで休んでいる姿。
極め付けが、4:00の関門時間を過ぎた後に、煙草を吹かしながらの単独インタビュー。
最後尾にいたからこそ、これだけ市販のDVDに写ることができたのでしょう。
狙ったわけではなく、必死のペース配分とギリギリの戦いの結果なんですけどね。
でも、最高の思い出になったのは間違いないです。
kameasiさん、おめでとうございます。
私も第17回でカモシカ山行を楽しみました。序盤だけ走りましたが、山は歩きどおしでした。三頭山越えから月夜見、大ダワでの夜明けまでは楽しかったけど、大岳山から先は足の甲が痛くなって、しんどかったのを覚えています。でも、ゴールした後の充実感は当分、続きました。カモシカ山行派の「山屋さん」が結構いたように思います。
大変、お疲れ様でした。
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