裏山の丹後山へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,397m
- 下り
- 1,395m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
2〜3合目熊の糞あり、早朝注意。 |
写真
装備
個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
レインウェアー
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
ザックカバー
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
アイゼン(10本爪
6本爪)
ピッケル
ヘルメット
クマよけ鈴
虫よけスプレー
スパッツ
食料
ガスコンロ
ツェルト
ファーストエイドキット
カメラ
車
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---|
感想
県外・市外外出自粛なので、裏山のような市内の丹後山に行ってきた。
例年だと車はシャクナゲ湖のダムまでしか入れないのだが、今年は小雪だったので十字峡まで入れた。登山ポストのある駐車場には丁度最後の1台分が空いていた。
この先アイゼンの付け外しが頻繁に必要かもしれないと思い、10本の他に6本のワンタッチタイプも持ってきたが登山口まで全く不要だった。
道の左側の三国川は雪解け水が川幅いっぱいで、正に怒涛の勢いだ。
1合目で休んでいると一人の方が追い越していった。結局避難小屋で再開したのだが。
2合目までは急傾斜を一気に登り上げるが、ザレているうえに積もった落ち葉で滑りやすく結構気を遣う。天気は快晴、徐々に周りの山々がせり出してくる。
登山道脇に黒いものが、・・・熊の糞だ。昨年暮れは全国的に熊の出没で大騒ぎだったが、そのせいか、それとも暖冬・小雪だったせいか?対策には3個熊鈴と笛。しかし鈴は喧しいのであまり鳴らない位置に付け直していた。左手には重量感のある中ノ岳〜越後沢山が、右手にはネコブ山〜下津川山が見えている。
3合目付近から残雪交じりになり、4合目以降はほぼ雪上に。雪はクラスとしておらず、かといって例年のようなザラメ状でもない、「腐った雪」だった。なので、この日は10本アイゼンは用なしだった。
先行者の適切なトレーズのおかげで楽ちんだ。他にも前日?のトレースもある。左側が切れ落ちているところが多く、結構気を遣う。
7合目付近からは森林限界を超え、風が冷たい。フリーズを重ねても寒く、レインウェアを羽織った。後方には中ノ岳の左に越後駒ケ岳が見えてきた。右手には巻機山が見えてきた。
8合目シシ岩の直下はやや急だが、夏道の岩も所々出ていて、スリップの心配は無かった。
県境の稜線に出て程なく避難小屋に。360°の絶景がうれしい。越後三山・荒沢岳、平ヶ岳、尾瀬燧ケ岳、至仏山、下津川山〜巻機山。特に平ヶ岳への稜線はこの時期のみ積雪のおかげで良く見渡せる。
山頂はは少し先だが、風が冷たいので小屋に直行だ。小屋の周りだけ雪がほとんどないが、周りは2.5〜3mの積雪だ。
先行者が昼食をしていた。小屋に入らない訳を聞くと凍っていると。トイレは雪囲いの一番下の板が凍っていただけだったのでピッケルで直ぐに開けられたが、入り口には板3段分まで凍っている。10分程格闘してドアの下端が確認できたが、一番下の板を掘り出すには更に10分位かかりそうなので止めた。小屋をぐるりと回ると、この入口のある北側面だけが凍っていて、他の面は積雪も無かった。
これでは避難小屋の役目を果たせないので、管理者に連絡しておこう。
風はあったが、ラーメンには水筒のお湯を使ったので問題無し。晴天なのでそこそこ暖かい。
先行者はやはり市内在勤で魚沼市在住の方だった。彼は、新型コロナによる自粛が緩和された後も小屋に泊まると3密になるので、今年はしばらく使えないとぼやいていた。それと最近魚沼市でも熊の出没注意情報が出たが、その後は注意は解除されたそうだ。
帰りは稜線を少し南側に散歩してから帰る。トレッキングポールをピッケルに持ち替えて。直ぐに急傾斜になり6本アイゼンでは危険だったので、西側に100mほど迂回すると越後沢山から?のトレースを発見。先日女性二人がこの辺で遭難騒ぎになっていたが、その後のも登山者は居るようだ。
帰りは足にやさしい雪上なので気楽だ。ところどころナイフリッジもあるがあまり尖ってはいない。
3合目付近で3人パーティーに出会った。今晩は避難小屋に泊まると。ピッケルで雪囲いの掘り出すのに15分位?かかると伝えた。彼らによると遭難騒ぎの2人は避難小屋で救助されたらしい。今年は暖冬小雪だったが、3月後半以降寒い日が続き、標高1500m以上では雨でなく雪が降っていて今こんなに雪が多いし、田植え用の苗の育成が遅れて困っているという。
2合目からはザレた急傾斜でところどころ落ちが厚く滑りやすく、この日の核心部だった。今年は暖冬で除雪をしなくていいので楽だったが体も鈍ってしまって、この日の登りは少しきつかったが、漸く体の登山モードにスイッチが入った感じだった。
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