尾高山(過去レコです)。
- GPS
- --:--
- 距離
- 5.4km
- 登り
- 561m
- 下り
- 558m
天候 | 晴れ。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2002年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありません。 |
写真
感想
8月も終わり近くになって涼しい日が続いていた。昨日は雨だったが、今日は晴れで気温は35℃と真夏に逆戻りという予報が出ていた。朝6時10分に家を出て中央道を通っている時、ラジオで長野県に出ていた雷注意報が解除されたと報じていた。飯田で高速道路をおり、すぐ右に曲がり自動車専用道路を少し走り、三遠南信自動車道の案内がある所で下道におりた。すぐに永代橋という交差点があり、本来はこれを右折するのだが、人間ナヴィゲーターの妻はすでに地図上で現在地を見失っており、真直ぐに行く事になってしまった。少々遠回りをしたが、三遠南信自動車道の案内を見つけて上村に向かう事が出来た。人家も無い山の中の道に突然高速道路の橋脚が現れ、5劼呂△蹐Δと思われる高速道路のトンネルをくぐると「ハイランドしらびそ」への村道の案内があった。今、小泉内閣により高速道路の建設を凍結する方針が出され、どこの地方自治体も猛反対しているが、こんな高速道路を見ると小泉さんを支持したくなる。鋪装された上村村道1号線をどんどん登ること約16辧9時20分に登山口のしらびそ峠駐車場に着いた。
登山口の案内板には、「尾高山遊歩道、往復4時間」と記されていた。板で作られたスロープを登ると、そこから登りが続き、途中にビュウポイントと記された板が立てられていたがそちらには行かず、ひたすら山頂を目指した。後で分かった事であるが、ビュウポイントへの道も山頂に通じており、かえってそちらのほうが近道であったかも知れない。10分程で尾根歩きとなり、頂上まで2.5劼琉篤發立てられていた。大層良い天気であったが、白樺やカラマツの林の中は直射日光を受けることなく、妻も帽子もかむらずに歩いていた。もっとも帽子を持って来るのを忘れていたのだが、標高2000m近い所なので涼しい風が汗を飛ばして呉れた。ひと登りすると、「前尾高山2089m」と記された台地に出た。この辺りから一面緑の苔でおおわれ、シラビソが所狭しと立ち並ぶ。あえなくも倒木となったシラビソも苔でおおわれ、まるで絨毯のような中に道が続いている。落ち葉の堆積した道はフワフワ、木漏れ日の射す中オゾンを一杯吸いながら別世界を歩いた。台地からシラビソの根っ子で出来た階段の急斜面を慎重に降りると、右手前方に尾高山が見えた。尾高山は前山もある立派な山であり、その頂上はまだまだ遠い。「頂上まで1辧廖崢詐紊泙500m」の札に元気付けられ、小さなこぶを二つ三つ登ったり下ったり、シラビソ林を気分良く行くと最後に急登が待っていた。ゆっくりゆっくり登り、登山口から丁度2時間で尾高山山頂に着いた。山頂は狭く、三角点を椅子代わりにした5人のパーティーに占められ、おまけに木立に囲まれて展望もない。少し下った所にあるビューポイントに行くと視界が開け、快晴の下に荒川岳や赤石岳が間近かに見え大いに満足した。先日登った月山は2000mもない山であったが、すでに森林限界を過ぎ立ち木は全くなかったのに比し、それ以上高い山であるのにここは立ち木におおわれた優しい山であった。ラーメンを作り、妻が試したいと持参したオデンも食べ満腹となった。もと来た道をゆっくりと下り、妻は押し花に使うのだとそこらに落ちている枯れ枝を集めたり、白樺の倒木の皮を拾ったりしながら、1時間半かかって駐車場に帰り着いた。しらびそ峠から少し行った所にある「ハイランドしらびそ」の展望風呂で、南アルプス主稜の山は見えないが、深い北又沢の向こうに荒川前岳やそれに続く山々を見ながら気持ちよく汗を流した。
2時間程のお手軽登山であるが、天候にも恵まれ、充分に非日常の世界に浸る事が出来た。妻は「紅葉の頃に泊まりがけでまた来よう」と云っていたが、行きたい所が多すぎる。
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