記録ID: 2359835
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
【二百名山】船窪岳〜烏帽子岳〜野口五郎岳〜南真砂岳
2013年08月10日(土) ~
2013年08月12日(月)
富山県
長野県
- GPS
- --:--
- 距離
- 33.9km
- 登り
- 3,173m
- 下り
- 2,963m
コースタイム
●8/10_七倉〜船窪小屋
8:42 七倉 - 10:12 唐沢のぞき - 10:49-55 岩小舎 - 12:53-59 天狗の庭 - 13:33 船窪小屋
Total 4:51 休憩 0:56 歩行 3:55 CT 6:00 撮影77枚
●8/11_船窪岳〜不動岳〜烏帽子岳
4:46 船窪小屋 - 5:29 船窪乗越 - 7:04 船窪岳 - 8:56-9:12 不動岳 - 10:19-41 南沢岳 - 11:19 烏帽子岳分岐 - 11:38 烏帽子岳 - 11:57 烏帽子岳分岐 - 12:12-33 前烏帽子岳 - 12:45 烏帽子小屋 - 14:18 雪渓(水場) - 15:16 野口五郎小屋
Total 10:30 休憩 2:07 歩行 8:23 CT 11:40 撮影254枚
●8/12_野口五郎岳〜真砂岳〜南真砂岳
4:56 野口五郎小屋 - 5:10-52 野口五郎岳 - 6:18-32 真砂岳 - 6:38 真砂岳分岐 - 7:31-8:00 南真砂岳 - 9:22-35 湯俣岳 - 11:03-12 展望台 - 11:27-12:16 晴嵐荘 - 13:15 避難小屋 - 13:40 広場 - 15:04 高瀬ダム
Total 10:08 休憩 3:28 歩行 6:40 CT 7:50 撮影151枚
8:42 七倉 - 10:12 唐沢のぞき - 10:49-55 岩小舎 - 12:53-59 天狗の庭 - 13:33 船窪小屋
Total 4:51 休憩 0:56 歩行 3:55 CT 6:00 撮影77枚
●8/11_船窪岳〜不動岳〜烏帽子岳
4:46 船窪小屋 - 5:29 船窪乗越 - 7:04 船窪岳 - 8:56-9:12 不動岳 - 10:19-41 南沢岳 - 11:19 烏帽子岳分岐 - 11:38 烏帽子岳 - 11:57 烏帽子岳分岐 - 12:12-33 前烏帽子岳 - 12:45 烏帽子小屋 - 14:18 雪渓(水場) - 15:16 野口五郎小屋
Total 10:30 休憩 2:07 歩行 8:23 CT 11:40 撮影254枚
●8/12_野口五郎岳〜真砂岳〜南真砂岳
4:56 野口五郎小屋 - 5:10-52 野口五郎岳 - 6:18-32 真砂岳 - 6:38 真砂岳分岐 - 7:31-8:00 南真砂岳 - 9:22-35 湯俣岳 - 11:03-12 展望台 - 11:27-12:16 晴嵐荘 - 13:15 避難小屋 - 13:40 広場 - 15:04 高瀬ダム
Total 10:08 休憩 3:28 歩行 6:40 CT 7:50 撮影151枚
過去天気図(気象庁) | 2013年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●8/10_七倉〜船窪小屋 夏休み前半の山行は、2泊3日の制限あり。五竜〜扇沢を考えたが、五竜山荘激混みの情報を聞き、烏帽子岳〜野口五郎岳縦走に変更。 高瀬ダムまで入れば、1泊で行けるが、船窪〜不動岳も楽しそうなので、初日、船窪小屋泊を選んだ。 七倉も、朝から結構な車がある。比較的マイナーかと思っていたら、とんでもない。タクシーも普通に待機している。 取り合えず、登山総合案内所に顔を出して、登山届を書くが、船窪岳周辺で滑落者が多いと、説明を受ける。 結果から言うと、まったくのムダだったが、一応、聞いておくに越したことはない。 七倉は、標高1000mを越えるが、それでも、9時近くの出発ではかなり暑苦しい。 休憩をコマめに取り、急登を登る。 樹林帯の日影と涼しい風のおかげで、休憩を取れば、結構楽にはなる。 天狗の庭付近で、一気に展望が開ける。エメラルドグリーンの七倉ダム、高瀬ダムが印象的であった。 餓鬼岳など、南方面は逆光なのが惜しいところ。蓮華岳〜北葛岳の険しい稜線が素晴らしい。 なだらかで快適な稜線になると、お花畑もちらほら。先に見えてきた船窪小屋は、なんと稜線上にあった。 夕食前に水を汲みに行くが、結構遠い。30分ぐらいかかるだろうか?なんとガレ場の真ん中に水流があり、1人しか水を汲めない。 ちなみに、この水場は船窪小屋の管理で、パイプを通して水を引いているらしく、営業期間外は水が流れていないので、注意が必要。 テン場はすぐそばにあるが、樹林帯なので、ツェルトもいけるだろう。 展望はあまり良くはないが、槍が見えるのはおいしいところ。 かつて、船窪小屋はここにあったとのこと。 水場の帰りには、チラッと七倉岳の山頂に立ち寄る。 結局、船窪小屋から水場往復、七倉岳立ち寄りで1時間以上かかってしまった。 混雑の具合は、まあ布団1枚にちょうど一人ぐらい。 意外に混雑しているが、聞くところによると、この小屋の食事や雰囲気が目当てで来る人が多いらしい。 だが、1回戦が16:30というのは、ちょっといただけない。まあ、確かに食事は山小屋としては極上であったが。 そして、19時からは、お茶会があり、みんなの自己紹介から始まり、船窪小屋の由来など興味深い話を聞かせていただいた。 20時には消灯で、明日に備える。 ●8/11_船窪岳〜不動岳〜烏帽子岳 これから、危険個所を歩くということで、気を引き締めて歩きだす。 ガレ場など出てくるが、結構歩き易い。登山者であれば、滑落するなど、あり得ないぐらい安定した登山道だ。 滑落が考えられるとすれば、午後にテン泊装備で歩いて、フラフラになり、滑落するようなケース。 夏の暑い時期の午後にアップダウンの激しい場所、急登などを計画すると、体力の消耗が激しいので、注意したい。 途中、テン泊の方と言葉を交わすが、群馬の方らしい。昨日は、扇沢から針ノ木雪渓、蓮華の大下りを経て、9:30で船窪のテン場に着いたらしい。 かなりの健脚だ。実際、この日もザックが半分程度の自分と同じぐらいのペースで歩いていたのだからすごい。 船窪岳のガレ場の迫力はすごい。北アルプスでも、めずらしい景色だと思う。 視界良好で、不動岳が堂々とそびえている。烏帽子岳もちょこんと見える。もちろん、槍もしっかり見えた。 立山、薬師方面は、山頂にガスがかかっていたが、晴れてきて、きれいに見えた。 展望のない船窪岳を過ぎて、その先、不動岳の登り返しがきつい。 振り返ると、針ノ木岳が見えてきたが、なんと剱にソックリだ。 不動岳山頂付近になると、さすがに北アルプスの雰囲気が出てくる。 そして、この先、南沢岳の登り返しがきついが、山頂付近はやはり北アルプスの雰囲気が素晴らしい。 ここからは、四十八池も見えて、すがすがしい。 四十八池の湿原を越えて、烏帽子岳分岐へ。烏帽子岳の花崗岩が素晴らしい。 サクッと、往復するが、山頂の岩のてっぺんには立つ気がしなかった。取り合えず、タッチだけで済ませた。 群馬の方は、どうやら足に来たらしい。今日は、烏帽子小屋でテン泊するとのこと。 自分も、前烏帽子の登り返しがきつかったので、山頂でゆっくり休み、マッサージをした。 烏帽子小屋に到着。まだ、時間も早いので、予定通り、黒部五郎小屋を目指す。 比較的なだらかと言え、さすがに登り返しは結構きつい。 地道なペースで歩く。 お花畑コースと展望コースでは、巻道になるお花畑コースを選んだ。 すると、なんと雪渓から水が出ている。冷たい水を補給できた。 この辺りからは、なだらかになってきて、快適に歩ける。 無事、野口五郎小屋にたどりついた。 「2人で1枚」と言われたが、結局、「3人で2枚」状態になり、余裕で寝ることができて良かった。 夕食は、今回の夏休みを通して、最低レベルではあったが、まあ漬物もたくさんあって、腹いっぱい食べられた。 自分は食べなかったが、朝食は、暖かい目玉焼きなどあって、いい感じだった。 ところで、テン泊の人を何人か抜いてきたのだが、その後が気になる。なにしろ、野口五郎小屋にテン場はない。 彼らは、もしかしてヤミテンをしているのだろうか? ●8/12_野口五郎岳〜真砂岳〜南真砂岳 日の出前から歩き出すが、すでにヘッデンは不要。 すぐに、野口五郎岳に到着するが、先行者は一人。昨日も顔を合わせたテン泊の方だ。 なんと、1:30に烏帽子小屋を出てきたとのこと。 お花畑コースを通ってきたが、水は流れていなかったそうだ。やはり融けないと、水は流れない状況のようだ。 そして、待望の日の出とモルゲンロートの展望を楽しむ。 時間はあるので、時間の経過と共に変わる光加減を楽しむ。 朝飯として、冷えたアルファ米にのり玉ふりかけで食べるが、景色がいいので、結構食べられる。 日の出の景色が楽しめるというのに、小屋でゆっくり朝食など食べてはいられない。 真砂岳分岐を目指して歩きだす。分岐に近づくと、反対から来た初老の単独者が真砂岳はどれか?と訊いてくる。 真砂岳を目指しているつもりが、登山道に乗ってしまったらしい。引き返す途中で、踏み跡らしきものを発見。 そのおじさんは、登っていった。慣れているようだ。 自分も真砂岳には登るつもりだったので、ついていった。 その方にどうして、真砂岳に登りたいのか訊いたら、なんと、標高2500m以上のピーク全てを制覇したいとのこと。 だが、「日本百高山」のことは知らないらしい。 真砂岳の山頂からは、展望が素晴らしい。野口五郎岳より、ピーク感があるのがいい。 真砂岳を降りて、真砂岳分岐に出る。 湯俣を目指して降りるが、さきほどの単独者が同じ方面に降りるらしい。 横浜から電車で来たとのことだが、当然、七倉からタクシーで帰ることになる。 すると、車で来た自分が「しなのおおまち駅」まで送るという話になる。 その場合、高瀬ダムから七倉のタクシー代は、そのおじさんが持つからという話になる。 まあ、これはやはり良くある話のようだ。 さて、南真砂岳に向かう稜線は快適で、槍ヶ岳を間近に望む。相棒の話を聞くと、沢も岩も雪もやるそうで、いろいろ聞かせていただいた。 また、装備を見る限り、かなり研究していると思われる。 途中、稜線を外して、左下に巻くが、お花畑が素晴らしかった。 南真砂岳は、なかなか快適なピークだった。 樹林帯に入り、登り返すと、なんだかよく分からない湯俣岳に到着。 そして、樹林帯を抜けると、岩場の展望台に出る。すがすがしい風が吹いて、気持のいいところだ。 湯俣温泉晴嵐荘では、1パーティが談笑していた。 かき氷やジュース、ビール、軽食など売っている。 相棒にかき氷までおごっていただいた。 そして、長い林道歩きだが、日影が多く、結構快適。途中、何本か沢があり、水も摂れる。 エメラルドグリーンの高瀬ダムが美しい。船窪岳のガレの向こうに針ノ木岳が迫力のある姿を見せている。 広場に到着すると、車が駐車してある。これは、漁業協同組合に入っていないと入れないとのこと。 長いトンネルを抜けると、高瀬ダムサイトに着く。ちゃんと、タクシーが待っていてくれて、すぐに七倉まで送ってくれた。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
感想
百高山、三ッ岳をスルーしてしまったんだにゃー(゜Д゜;)
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