同角ノ頭ー大石山ー鍋割山ー塔ノ岳縦走
- GPS
- 10:00
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 2,432m
- 下り
- 2,761m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:小田急渋沢駅 |
感想
先週、NHKで放送されたTJAR(トランスジャパンアルプスレース)は、驚愕の内容だった。アルプスの主だった山だけを縦走するのかと思っていたのだが、日本海から太平洋まで駆け抜けるという。約415kmという異常な距離のレースだ。8日間という制限時間で完走できる人がいるというのも信じられないが、トップの選手は5日間と6時間ほどでゴールしたという。
私を20人用意して、リレー方式で挑戦できたとしても達成できないだろう。想像しただけでクラクラしてきた。
TJARの人達と比べるまでもなく、最近の私は、どうも怠け気味なようだ。以前は、1日20km以上歩いていたというのに、このところは10〜15kmくらいしか歩いていない。たまには、少し長めに歩いてみようと思う。
新松田の駅でバスを待っていると、女子中学生と思われる30人ほどのグループが目に入った。皆しっかりした登山の格好をしている。どの山に登るのだろうか、貸切バスに乗って先に出発していった。
西丹沢自然教室行きのバスに揺られること1時間、箒沢公園橋で一人下車する。今日は、同角ノ頭に登ったあとユーシンに降り、鍋割山に北尾根から登り返し、塔ノ岳まで行く予定だ。遅れた場合は、そこから大倉に下り、順調なら二ノ塔まで行こうと思う。
沢沿いの道を進んでいくと、前方に10人ほどの登山者がいる。よく見ると、先ほどの女子中学生のグループではないか。どうやら3つのパーティに分かれて行動しているようで、その先も2回、10人ほどのグループに出会った。
引率の先生?も含め、すべて女性で、どのような集まりなのか気になったものの、小心者の私には聞くことができず、挨拶だけして追い抜いた。
彼女達は、おそらく檜洞まで行って、西丹沢自然教室に下りるのだろう。
昔のように、10代、20代の登山者が増えばいいと思う。
道が尾根に乗ると、急坂が続く。板小屋沢ノ頭は、山頂を巻くように道が付けられていて、そのまま進んだ。
それにしても今日は雲ひとつない好天で、気持ちがいい。
西丹沢県民の森からの登山道に合流すると、急に道が良くなる。傾斜もなだらかになり、快適に登っていくと、右手に尖った同角ノ頭が見えた。
ユーシンと書かれた道標に従って進むと、道が細くなる。左右から棘々の植物が登山道にかかってきていて、チクチクする。一度、大きく下って急坂を上り返すと同角ノ頭に着いた。
一人、木々の隙間から、丹沢の山を眺めながら昼食を取る。紅葉も少しだけ見られた。
この先は道が薮っぽくなる。青崩隧道が通行止めだった期間は、ここを歩く人は少なかっただろうから、荒廃が進んだのかもしれない。それでも、対向者とも時々すれ違ったところからしても、最近はまた歩く人が増えているようだ。
石小屋ノ頭からの下りで、巨大な富士山が目に入った。雪が増えて富士山らしくなってきた。大石山の頂上からは、丹沢山、塔ノ岳、鍋割などの眺めがいい。
長い下りでユーシンに下りる。道は開通したというのに、ユーシンロッジは閉鎖のままで、なんとも勿体ない。
ここから鍋割の取り付き点のオガラ沢出合まで、早足で進んだ。この登りルートは、登山地図には書かれていないが、以前来たときに、堰堤のところにある「↑ナベワリ」の赤いペンキが気になっていて、いつかここから登ろうと思っていた。
堰堤の左側から入ると、踏み跡がある。しばらく沢沿いに上っていくと、「←ナベワリ」の赤ペンキがある。左に行けば、尾根ルート、右に行けば沢ルートとなるようだ。沢ルートは怖いので、尾根に乗ることに。テープなどもあり、分かりやすい。南に向かう尾根に乗ってしまえば、後は登っていくだけだ。
尾根には踏み跡が続く。急坂で、足が攣りそうになりながらも、鍋割峠から続く登山道に出た。ふと見上げると、上空にハングライダーが舞っている。なんとも気持ちが良さそう。
鍋割山は大学生らしき若い人で賑わっている。人ごみを避けて休憩。今日は、すでに達成感と疲労感があるが、まだ、計画の半分ほどしか歩いていない。
塔ノ岳に向かう稜線は、涼しい風が流れている。右手に秦野の町を見下ろしながら、快適に進んだ。
塔ノ岳に15時に到着。こんな時間だというのに、まだまだ人がいる。霞んだ富士を眺めて休憩していると、小屋の人が若い登山者に下山を促している。下山前に真っ暗になるけど、ヘッドライトは持ってる?と聞いて回っているが、ほとんどの人が持っていないようだ。
私も暗くなる前に下山したいと、急いで三ノ塔に向かった。三ノ塔では、まだ明るいと思っていたが、急速に暗くなってきた。二ノ塔からの下りを大急ぎで下って、足下が見えなくなる寸前に、ようやく車道に出た。
後は、渋沢駅まで歩くだけだ。レッドライトの明かりを頼りに、真っ暗な道を駅に向かった。
tjarどうでした?面白かったと言うよりも感動しちゃいましたでしょ?
だけどあなたもはんぐりーですね。
自分もハングリーに成りたいです。
TJARは、すごかったですね。感動しました。
酷い寝不足状態で走れるって、どんな体になっているんでしょうか。
私なんて、今回の30kmに満たない山行で、翌日は筋肉痛が酷かったですから、とてもじゃないです。
明日も天気良さそうなんで、低山行ってきます。
それでは。
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