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Yamareco

記録ID: 237526
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ハイキング
谷川・武尊

三国峠から稲包山へ 大展望の期待空しく天気急変

2012年10月22日(月) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:20
距離
11.9km
登り
1,057m
下り
1,043m

コースタイム

07:45駐車場
09:35長倉山
09:30キワノ平ノ頭09:35
10:50稲包山山頂11:20
12:25キワノ平ノ頭12:30
13:35三坂神社13:40
14:05駐車場
   歩行時間5時間35分
天候 晴れ後曇り
過去天気図(気象庁) 2012年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道17号線で三国峠トンネルを目指します
新潟県側からも登れるようですが、群馬県側から登りました
トンネル手前に橋があり橋のたもとに(左側)
10台ほどの駐車スペースがあります
コース状況/
危険箇所等
橋を渡り切るとトンネル入り口で、右側に登山道があります
「山ヒルに注意」の看板がありましたが、もういませんでした
神社までは昔の街道なのか、登山道とすれば広い道です

神社の鳥居前の分岐から両脇の笹藪が気になりますが
稲包山頂までしっかり刈っていただいていました
途中で藪漕ぎになったらどうしようと心配でしたので
有難かったです

特に危険箇所はありませんが、
刈られた笹が痩せ尾根の端に寄せられている箇所では
なるべく登山道の端は避けて歩かれた方が良いでしょう
国道17号線脇にある駐車場。紅葉が綺麗なこの山の稜線を歩きます♪
2012年10月22日 07:44撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 7:44
国道17号線脇にある駐車場。紅葉が綺麗なこの山の稜線を歩きます♪
トンネルを抜けると新潟県。トンネル手前右に登山道があります。
2012年10月22日 07:44撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 7:44
トンネルを抜けると新潟県。トンネル手前右に登山道があります。
朝日を浴びて清々しい景色
2012年10月22日 07:46撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 7:46
朝日を浴びて清々しい景色
橋の上から三国山方面
2012年10月22日 07:46撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 7:46
橋の上から三国山方面
「中部北陸自然歩道入り口」となっています
2012年10月22日 07:47撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 7:47
「中部北陸自然歩道入り口」となっています
「山ヒルに注意」ですが、もういませんでした
2012年10月22日 07:48撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 7:48
「山ヒルに注意」ですが、もういませんでした
広い登山道
2012年10月22日 08:03撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:03
広い登山道
晴れているだけで嬉しくなります♪
2012年10月22日 08:10撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:10
晴れているだけで嬉しくなります♪
三国街道に合流しました
2012年10月22日 08:13撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:13
三国街道に合流しました
立派な石造りの鳥居です。
鳥居の上に三国山が顔を出していますね
2012年10月22日 08:17撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:17
立派な石造りの鳥居です。
鳥居の上に三国山が顔を出していますね
稲包山への長い稜線歩きが始ります
2012年10月22日 08:18撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:18
稲包山への長い稜線歩きが始ります
新潟県から東京方面に送られる電気の送電線
2012年10月22日 08:19撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:19
新潟県から東京方面に送られる電気の送電線
たおやかな山頂の三国山
2012年10月22日 08:20撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:20
たおやかな山頂の三国山
苗場山
2012年10月22日 08:20撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:20
苗場山
温泉マンション
2012年10月22日 08:21撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:21
温泉マンション
笹藪はしっかり刈られています
2012年10月22日 08:25撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:25
笹藪はしっかり刈られています
登っては下りの繰り返し
2012年10月22日 08:31撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:31
登っては下りの繰り返し
多分、向こうに見える稜線上を歩くのでしょう
2012年10月22日 08:33撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:33
多分、向こうに見える稜線上を歩くのでしょう
長倉山でしょう
2012年10月22日 08:34撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:34
長倉山でしょう
歩いてきた道と三国山
2012年10月22日 08:40撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
1
10/22 8:40
歩いてきた道と三国山
平標、仙ノ倉
2012年10月22日 08:40撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:40
平標、仙ノ倉
稜線の向こうに昨日登った吾妻耶山
2012年10月22日 08:41撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:41
稜線の向こうに昨日登った吾妻耶山
長倉山山頂
2012年10月22日 08:43撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:43
長倉山山頂
巨大鉄塔
2012年10月22日 08:44撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:44
巨大鉄塔
ひょっとして、あの遥か彼方の左側の山が稲包山?遠すぎです(泣)
2012年10月22日 08:44撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:44
ひょっとして、あの遥か彼方の左側の山が稲包山?遠すぎです(泣)
見上げていると首が痛くなります
2012年10月22日 08:51撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:51
見上げていると首が痛くなります
笹原を縫って果てしなく続く道
2012年10月22日 08:51撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:51
笹原を縫って果てしなく続く道
時々灌木帯
2012年10月22日 08:54撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 8:54
時々灌木帯
この山々の稜線が風や雪を遮り、気候を分けているのかもしれませんね
2012年10月22日 09:08撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 9:08
この山々の稜線が風や雪を遮り、気候を分けているのかもしれませんね
美しい黄葉♪
2012年10月22日 09:18撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
3
10/22 9:18
美しい黄葉♪
キワノ平ノ頭
2012年10月22日 09:30撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 9:30
キワノ平ノ頭
美しく輝く笹原ですが、繁殖力は恐ろしいほど
2012年10月22日 09:40撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
2
10/22 9:40
美しく輝く笹原ですが、繁殖力は恐ろしいほど
岩菅山から烏帽子岳を経て笠法師に至る稜線が見えていますね
2012年10月22日 09:42撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 9:42
岩菅山から烏帽子岳を経て笠法師に至る稜線が見えていますね
左が稲包山、右が西稲包山のよう
2012年10月22日 09:49撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 9:49
左が稲包山、右が西稲包山のよう
またしても鉄塔!鉄塔だらけの山
2012年10月22日 09:55撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 9:55
またしても鉄塔!鉄塔だらけの山
鉄塔を横目に雲はのんびり
2012年10月22日 09:58撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 9:58
鉄塔を横目に雲はのんびり
鉄塔巡視路が方々にあり、進入禁止になっています。間違って入ったらとんでもない場所に行きそうなので、進入しません。
2012年10月22日 10:05撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 10:05
鉄塔巡視路が方々にあり、進入禁止になっています。間違って入ったらとんでもない場所に行きそうなので、進入しません。
ようやく稲包山頂が近付いてきました。
右奥に頭だけですが
2012年10月22日 10:14撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 10:14
ようやく稲包山頂が近付いてきました。
右奥に頭だけですが
綺麗な形をしているのは西稲包山?
2012年10月22日 10:15撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
1
10/22 10:15
綺麗な形をしているのは西稲包山?
急坂で振り返ると紅葉の際立つ斜面でした
2012年10月22日 10:26撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
4
10/22 10:26
急坂で振り返ると紅葉の際立つ斜面でした
なんだか曇りがちになってきました。ここでデジカメのバッテリーが切れました。次からの写真は携帯写真です。
2012年10月22日 10:27撮影 by  Canon IXY 210F, Canon
10/22 10:27
なんだか曇りがちになってきました。ここでデジカメのバッテリーが切れました。次からの写真は携帯写真です。
長い笹原のルートを本当に丁寧に笹を刈っていただいています。感謝です。
2012年10月22日 10:33撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 10:33
長い笹原のルートを本当に丁寧に笹を刈っていただいています。感謝です。
とうとう稲包山に至る道筋がはっきり見えてきました
2012年10月22日 10:43撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 10:43
とうとう稲包山に至る道筋がはっきり見えてきました
山頂左側は険しい斜面
2012年10月22日 10:43撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 10:43
山頂左側は険しい斜面
この急坂を登ると三国スキー場からの登山道と合流しました
2012年10月22日 10:44撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 10:44
この急坂を登ると三国スキー場からの登山道と合流しました
倒れ掛かった分岐標識
2012年10月22日 10:46撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 10:46
倒れ掛かった分岐標識
空も泣き出しそう
2012年10月22日 10:51撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 10:51
空も泣き出しそう
稲包山山頂
今朝の快晴はどこに行ってしまったのでしょう?
残念です(泣)
2012年10月22日 10:51撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 10:51
稲包山山頂
今朝の快晴はどこに行ってしまったのでしょう?
残念です(泣)
登ってきた方角
2012年10月22日 10:51撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 10:51
登ってきた方角
帰り道が見えているのは、逆に辛かったりして…
標高差はともかく、累積標高差に泣かされました。
2012年10月22日 12:23撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 12:23
帰り道が見えているのは、逆に辛かったりして…
標高差はともかく、累積標高差に泣かされました。
やっと「キワノ平ノ頭」に辿りつきました。この後単独の方と行き会いました。
2012年10月22日 12:28撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 12:28
やっと「キワノ平ノ頭」に辿りつきました。この後単独の方と行き会いました。
少し天気回復
2012年10月22日 13:08撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 13:08
少し天気回復
延々と伸びる送電線
2012年10月22日 13:09撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 13:09
延々と伸びる送電線
長倉山
最後のきつい登り返しが終わりました、やれやれ!
2012年10月22日 13:16撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 13:16
長倉山
最後のきつい登り返しが終わりました、やれやれ!
山腹に沿う国道17号線。この谷間にかの有名な法師温泉がありますが、日帰り入浴の時間が短くて、今日は無理です。
2012年10月22日 13:19撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 13:19
山腹に沿う国道17号線。この谷間にかの有名な法師温泉がありますが、日帰り入浴の時間が短くて、今日は無理です。
神社横の案内板
また来ますね♪
2012年10月22日 13:36撮影 by  N905i, DoCoMo
1
10/22 13:36
神社横の案内板
また来ますね♪
疲れきって戻ってきました。頭上の三国山は風が吹き荒れ、寒そうです。残念ですが、又機会を作って三国山に来たいと思います。
2012年10月22日 13:36撮影 by  N905i, DoCoMo
10/22 13:36
疲れきって戻ってきました。頭上の三国山は風が吹き荒れ、寒そうです。残念ですが、又機会を作って三国山に来たいと思います。
撮影機器:

感想

農耕の神様への信仰に由来する名前だと思うのですが、
「稲含山」と「稲包山」という似た名前の山が気になっていました。
紛らわしくて、どっちがどっちなのかは
登ってみなくては区別できないと、登る機会をずっと伺っていました。

谷川温泉のユースホステルに二連泊して、今日は最終日、
朝から快晴で、山々の紅葉を楽しみながら、
猿ヶ京温泉を抜け、交通量の少ない国道17号線を走ります。
もうそろそろラッシュにかかる時間帯なのに、殆ど車に会わない道です。
今や国道17号線は関越自動車道に大動脈としての位置を
取って変わられてしまった感があります。

群馬県と新潟県との県境をなす三国山脈に開けられたトンネル、
その手前には深い沢があり橋がかけられていました。
橋のたもとの左側には余裕の駐車スペースがありましが、
平日ですし、里山ですし、マイナーなコースと思われるので
多分駐車時からして、登山者に遭遇することはないと思っていました。

三坂神社までは道幅も広く、緩やかな道です。
石造りの立派な鳥居越しになだらかな三国山を仰ぎみて
帰りにあわよくば、この山にも登りたいと思いながら
分岐を左に進み、アップダウンの続く稜線歩きにかかります。

長倉山山頂への急坂を登り切り、
これから行く方句に稲包山を見つけようとして愕然!
なんとそれらしき山は、生半可な遠さではなく
一体、日が暮れるまでに帰って来られるのでしょうか?
縦走ではなく往復ですから、戻って来なくてはならないのに。

木の育たない笹原は風がいかに強いかの証、
笹に覆われて、痩せ尾根の斜面は隠れていますが、
もうしばらくすると日本海からの強風と雪に見舞われ
一面雪に覆われ、冬の厳しさを屏風のように一身に受け止めるのでしょう。
この稜線によって群馬県側に降る雪の量が違うのではないかと思います。

晴れ渡った空と、周囲の山々の美しい紅葉に助けられて
見晴らしの良い尾根歩きを楽しんでいましたが、
次第に黒い雲が空を覆い始めました。
快晴の日がもう三日以上も続いていますから、
いつ下り坂になってもおかしくない頃です。

気持ちは焦りますが、笹原の道は限りなく目の前に現れるばかり。
登っては下る繰り返しです。
刈り取った笹の根に足を取られ、次第に強まる風に難儀しながらも
何とか山頂へ辿り着く頃には、北方面はすっかり雲に閉ざされ
岩菅山の稜線もすっかり見えなくなっていました。

身体は即座に冷えてきますが、帰りも長い距離を歩かねばならないので
しっかり食事を摂り、腰を上げたところに一人の方が登って来ました。
三国スキー場から登って来たとのこと。
こんな天気になるのだったら、やはりスキー場から登れば良かったのにと
後悔がよぎりますが、もう致し方ありません、
来た道をなんとか頑張って戻らないと。

「キワノ平ノ頭」を過ぎ、また単独の方に行き会いました。
お互いに人に会うと思っていなかったのでびっくりでした。
「浅貝」から周回するとのお話にもびっくり。
最近、登山道の笹刈りが終わったとの情報を得て
出かけて来たそうです。

もし、この道が笹で覆われていたらと考えるとぞっとします。
現に、西稲包山の先は藪になっているらしく、
白砂山へは猛烈な藪漕ぎに耐えないと到達は不可能のように
地図に書かれていました。
笹の伸びる勢いのすさまじさには腹立たしくなりますが
数年ですっかり登山道は覆い尽くされてしまうでしょう。
登山道を辛抱強く整備し続けてくださる方々の熱意には
本当に頭が下がります。有難いことです。

幸い、雨の降り出す気配はなく、時折日も覗くようになりました。
ただ、風が冷たくて歩いていても身体が冷え切っているように感じます。
三国山が目前に現れ、三坂神社に近づきました。
神社で休憩し、どうしようか考えましたが
風の冷たさには全く太刀打ちできそうにありません。
風を遮る木々の全くない寒そうな山頂を仰ぎ見て
今回は意気地なく、三国山には登らずに下山することにしました。

三国トンネルを抜け、新潟県から国道117号線で帰ります。
途中には湯沢という名湯もあります。
どこかで温まって帰ろうと日帰り温泉を探していると、
たまたま道路沿いに「雪笹の湯」という日帰り温泉がありました。
茶色く鉄分を含んだ温泉に疲れを癒されました。
また立ち寄ってみたい温泉です。

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