錦秋の八海山〜八ツ峰に心残して【写真編集中】
- GPS
- 06:30
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 830m
- 下り
- 821m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
高速バス(西武バス、新潟交通、越後交通) 行き3310円、帰り2600円 http://www.seibubus.co.jp/kousoku/niigata/index.html ※上記URLは西武バスですが、3社どこの会社運行の便でも共通で予約できます。 12月20日まで、便限定で割引中↓ 帰りはこの割引を利用。 http://www.niigata-kotsu.co.jp/new/120829_tokyo.pdf <六日町駅〜八海山スキー場> 南越後観光バス 410円 http://www.minamiechigo.co.jp/pdf/jikoku-240401/muikamachi/hakkaisanski.pdf <下山後、路線バスで高速バス乗場(六日町インターチェンジ)に向かう方へ> 六日町駅まで乗らず、途中の美佐島バス停で下車した方が、インターまで近い上に運賃が少し安い(330円+荷物代100円)です。 美佐島バス停からは少し来た方向に戻り、「パチンコ大和」の看板のある小さな交差点(信号なし)で右折します。そのまままっすぐ行き上越線の踏み切りを過ぎると三国街道(国道17号線)に突き当たるのでそこで左折、すぐ近くの美佐島交差点(バス停と同じ名前でややこしいですが。歩道橋もある大きな交差点です)を右折して国道253号を直進すれば10分ほどで着きます。インター手前にあるスーパーイオン(AEON)の大看板が遠くからでも良く目立つので、それを目指していくとわかり易いです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
<登山ポスト> ロープウェイの山麓駅・山頂駅の2ヶ所にあり。用紙も用意されています。(下山届まであった) 遥拝所から登山道に入るところに、「登山届を出していない方のこの先の通行をお断りします」というような内容の、やや強い語調の案内板がありました。(「禁止します」だったかも)新しそうでしたが、数日前の遭難の影響かはわかりません。 <トイレ> ロープウェイ駅、女人堂、千本檜小屋にあり。 千本檜小屋のは女性にとってはかなりキビシイトイレと思われます。 なんであんなに狭いの…。 <道の状況> 遥拝所(避難小屋)〜女人堂〜千本檜小屋: 粘土質の土で、湿っていると驚くほど滑ります。摩擦係数0かと思うくらい。 その土がまぶされた石や木道も同じように滑り、普通だったら気にも留めない角度の足場でもちょっと間違えるとするっといきます。ほぼ平地の部分でも油断できません。足を置く場所と角度に非常に気を使って歩きましたが、それでも数回滑りました。 午後日が当たって乾いてくるとかなりましになりました。CTはその条件の下で算出されていると思うので、雨天時や雨の翌日はCTを多めに見積ることをオススメします。 祓川を過ぎ、「千本檜小屋まで13分」のタヌキ標識の直後に長い鎖場があります。 鎖は左右に2列、下から見て左側は長い1本の鎖、右側は上下2本に分かれています。 足場としては右側の方がよさそう。 それほど急斜面ではないので、乾いていれば鎖を使わなくても登れそうですが、湿っていると滑ります。鎖をつかみ斜面からちゃんと体を離している状態で、1度両足とも滑ってひやっとしました。 女人堂手前にも少し鎖場やハシゴがありますが、難しくありません。 千本檜小屋〜地蔵岳・不動岳: 迂回路との分岐を過ぎてすぐに3mくらいのロープ付き岩斜面、地蔵岳と不動岳の鞍部直下に長い鎖場があります。 鎖場が長いためか、せっかちな人が先行者の通過を待たずに登ってきたり下りてきたりしますので、十分な注意が必要です。長鎖1本でなくてもっと短い鎖が何本かに分かれてあればいいのでしょうが。 まわりの土が粘土質ではないので祓川の鎖場ほどは滑りませんが、藪の中なので常に濡れているような感じでした。 迂回路: 10分くらいしか歩いていませんが、それでも岩場の急斜面のトラバース、鎖場などがありました。 ただ藪の中ではなく露出しているためか、乾いていてほとんど滑らなかったです。 <水場> 祓川の水場はちょろちょろとした流れなので、ペットボトルなどに水を汲むのはちょっと苦労しそうです。 ロープウェイ山麓駅のさらに下の建物(ベースキャンプ)に八海山冷水と書かれた水場があるので、そこで入れていくといいかと。 |
写真
感想
焼岳のあと、もう1度くらい紅葉の稜線を歩きたいと思って思い出したのが八海山でした。
そういえば「秋に行きたい山リスト」に入れてあったんだった!
慌てて最近行かれた方のレコを探し、ロープウェイのHPをチェックしたのが、日曜日の昼。
うーん、何とか間に合いそう。でも火曜日は雨みたいだし、その後となると遅いかも…。
行きたいとは思っていたものの、具体的なアクセスなど調べていなかったので、大急ぎで情報収集します。
火曜日が雨なので、月曜日中には下山したい。
ということで、キャンセルの出た半夜行バスで当日未明3時前に最寄インターに到着し、インター近くのネットカフェで仮眠という強行スケジュールで行って来ました。
前夜(?)入りとはいえ、公共交通手段使いの悲しさ。六日町駅から八海山スキー場行きの始発バスは08:30なので、結局ロープウェイに乗って登山開始できるのは09:30前となってしまいます。
となると、往復ロープウェイ利用でも大日岳までいけるかどうかも怪しい感じです。
それでもいい、今回は行ける所まで行こう!
(一応、7:20駅発のバスもあるのですが、こちらは途中の山口バス停までしか行きません。
それに乗ってロープウェイまで車道歩き2kmをすれば、30分くらいは早くロープウェイに乗れそうだったけど、結局日和ってしまいました^^;
インターから駅までも1.5km歩かなきゃいけなかったしね)
ロープウェイを下りて遥拝所脇から登山道に入ると、前日雨が降ったらしく湿った土が滑る滑る!
気をつけて足をおいてもずるっといくので、かなり神経を使いました。
これはきっと下山にも時間がかかるぞ、その分の時間もみておかなくちゃ。
引き返し時間は12:30、遅くても13時だな。
足元に気を使いながらも、目の前に展開する黄葉のトンネル、紅葉のモザイクに思わず歓声を上げてしまいます。
空は真っ青だし、やっぱり無理やりにでも来てよかった!
千人檜小屋到着は11:30。あれだけ滑る道だった割には好タイムです。
大日岳まではここからCT1時間となっています。
これは行けるかな?
と思ったのですが、第2峰(不動岳)まで行ったところで風がすごく強くなってきました。立っていると時折体が煽られるくらい。
そういえば天気予報で下界の予想風速7mだったな。
途中ちょっと凹むようなことがあったせいもあり、結局今回は無理をせずここまでにすることにしました。
先に進むのを諦めた分、不動岳の上でじっくり景色を堪能することに。
ここからの眺めは本当にきれいでした。
八つ峰の稜線そのものの紅葉はピークを過ぎていたけれど(これは事前にロープウェイのHPで知っていた)、見下ろす屏風道や薬師岳は本当に錦秋という言葉がぴったり。
うん、こういう紅葉が見たかったんだよ。
寒くなってきたので稜線から降り、さてどうするか…と折り返し時間まで迂回路をちょっと歩いてみることにしました。
ここなら風もあまり気にならないし、違った眺めも見られるかな?と思って。
ロープウェイの時間が気になって結局少ししか進まなかったけど、私好みの楽しそうな道でした。迂回路、という割に絶壁のトラバースだったり鎖場があったりはしましたが、開けたところだからか、祓川の鎖場ほど滑ったりせず安定して登れる感じ。
…やっぱりもうちょっと歩きたかったなあ。結局帰路大分時間に余裕が出来てしまったので、早々に引き返したことをちょっと後悔したりして。せめて月の池まで行っていれば…。
でも結果論ですよね〜。ゆとりある行動、これが基本なはず。つい最近忘れがちだけど。
八ツ峰、今度来るときは絶対踏破したいです。
天気のいい時に千本檜小屋泊して、阿寺山〜五竜岳の湿原も見ながら。
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帰路はちょっと渋滞。やっぱり皆さんロープウェイの時間に合わせて帰るからかな。鎖場でちょっと待ちが入りました。
女人堂まで来てから、時間がたっぷりあることを確認してゆっくりスープ休憩です。
本当は不動岳で食べたかったけど、風が強すぎ&狭くて断念していたので、せっかくのストーブ一式を無駄にしないためにも、ここで使っておこうと(笑)。
女人堂からも午後の光に照らされた薬師岳の斜面がきれいで、それを眺めながらのまったりタイム。
その後、行きに見落とした漕池に寄りました。
池そのものよりも、その傍に立つブナの大木が気になって。威風堂々、上から見てもはっきりわかるほどの存在感です。これを目安に漕池が探せるほど!
またこの木に会いに来たい、そう思わせる木でした。
ロープウェイ山頂駅に到着すると、人の多さにびっくり!
展望台にはなんと行列まで出来ています。
最終ロープウェイまでもう30分くらいだというのに、まだまだ上がってくる団体ツアー。どんな計画のツアーだ、一体。
結局この日は最終ロープウェイを10分延長して16時半まで運行していました。
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この日。
紅葉も天気もすばらしかったのですが、ちょうど2日前にツアーでいらした方が行方不明になっているとのことで、1日中ヘリが飛び、女人堂には捜索隊が何人もいらっしゃいました。
一度はすぐ脇の斜面下からヘリが飛び出し、搭乗員の方の顔が見えるほどの近距離でホバリングしたりしていました。
こんなときに私能天気に紅葉狩りしていていいのかなあ、とちょっと考えてしまったのも、不動峰より先に行けなかった原因の1つでもあります。
…ヘリは結局夕方16時頃まで飛び続けていました。
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