栂海新道〜熊に遭遇して退却〜

2020年06月06日(土) ~ 2020年06月08日(月)

• GPS: 32:00
• 距離: 24.6km
• 登り: 2,537m
• 下り: 2,536m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:36
• 休憩: 1:17
• 合計: 7:53

6:40 坂田峠駐車場
6:43 坂田峠
7:15 7:25 830m
8:10 1000m
9:13 白鳥山
9:13 9:30 白鳥山避難小屋
10:40 10:50 下駒ヶ岳
11:30 11:40 菊石山
12:00 12:10 黄蓮の水場
12:34 12:44 1291P
13:30 13:40 1384P
14:33 栂海山荘

2日目

• 山行: 4:50
• 休憩: 1:40
• 合計: 6:30

4:32 栂海山荘
4:45 犬ヶ岳
5:13 5:23 1582P
6:10 6:20 サワガニ山
7:13 7:23 1600m
7:30 引き返し地点
7:45 8:00 文子の池
8:40 9:15 サワガニ山
9:40 9:50 休憩
10:20 10:30 1582P
11:02 栂海山荘

3日目

• 山行: 4:47
• 休憩: 0:55
• 合計: 5:42

5:25 栂海山荘
6:20 6:30 黄蓮山
7:02 7:12 菊石山
7:48 7:58 下駒ヶ岳
9:10 白鳥山避難小屋
9:10 9:25 白鳥山
10:15 10:25 シキワリの水場
11:04 坂田峠
11:07 坂田峠駐車場

天候

6/6小雨、6/7晴れのち曇り、6/8快晴

アクセス

利用交通機関：

自家用車

坂田峠駐車場

写真

6/6 6:40

今回は海からでなく坂田峠から出立

6/6 8:02

ウラジロヨウラク

6/6 8:33

アカヤシオ

6/6 8:40

ガクアジサイ

6/6 8:46

イワカガミ

6/6 8:53

つばき

6/6 9:00

シロツメクサ

6/6 9:04

イワウチワ

6/6 9:12

白鳥小屋に着いた

6/6 9:32

6/6 10:26

カタクリ。今回もっとも多かった

6/6 10:33

暗い樹林帯ご続く。ここは明るいと思って撮ったところ

6/6 10:40

下駒ヶ岳

6/6 11:21

新緑

6/6 11:25

ウラジロヨウラク

6/6 11:30

菊石山

6/6 11:45

暗くて気味悪い。何か出そうだ

6/6 12:06

黄連の水場、往復5分くらい。雪融けを2.5リットル汲んだ

6/6 12:31

白いイワウチワ

6/6 12:56

ショウジョウバカマ

6/6 12:57

カタクリ

6/6 13:03

アカヤシオ

6/6 13:14

時たま雪が出てきます

6/6 13:38

ここ道の真ん中なんですけど。カタクリ踏まないように慎重に

6/6 13:40

ブナ

6/6 13:44

坪足で大丈夫です

6/6 14:05

イワカガミ群生

6/6 14:14

アカモノ

6/6 14:16

キスミレ

6/6 14:23

シラネアオイ

6/6 15:21

栂海山荘

6/6 15:21

有名なキジ場

6/6 16:54

犬ヶ岳

6/6 16:54

山荘の前はテント沢山張れそう。
今日は誰もいないので山荘に泊まる

6/7 4:20

2日目朝。白鳥山

6/7 4:20

晴れの兆候

6/7 4:20

朝日岳。遠いなあ

6/7 4:39

小野健さんの碑

6/7 4:39

開祖になってた

6/7 4:41

栂海山荘

6/7 4:43

犬ヶ岳

6/7 4:43

初雪山

6/7 5:21

遠くに朝日岳

6/7 5:21

さわがに山

6/7 5:25

シロヤシオ

6/7 5:56

6/7 6:05

アカヤシオ

6/7 6:16

さわがに山

6/7 6:18

火打山

6/7 6:18

高妻山

6/7 6:47

さあ、行くぞ

6/7 6:47

長栂山

6/7 7:06

ここら先導するようにホカホカの踏み跡が続いてんだけど、熊じゃないよな、鹿っぽいな

6/10 10:24

黒岩山を前にここで休憩し、青線を通り右側の登山道に復帰した途端に、熊が10m先をピンク線の方向に逃げて雪渓に消えた。7:15撮影

6/7 7:29

熊発見直後、慌ててカメラ取り出すも撮れず

6/7 7:37

慌てて数分戻って先ほどの箇所。もうヤツはどっか行ったかな。10m接近に動悸が収まらず。慎重なヤツで良かったなあ。クマ鈴によう気付いてくれた

6/7 7:37

即刻朝日岳を諦め引き返しを決定。ビバーク装備までしてきたんだが。鈴に加えてラジオを取り出し、笛を吹きながら戻る

6/7 7:39

帰路、熊じゃないよな

6/7 7:45

二つだし、鹿にしか見えない

6/7 8:02

タテヤマリンドウ

6/7 8:26

さわがに山への登り

6/7 8:28

やっぱり熊だ。長い距離を一緒に歩いていたのか？

6/7 8:46

毛勝山

6/7 8:46

僧ヶ岳

6/7 8:50

劔岳

6/7 9:03

さわがに山に戻り、意気消沈の図

6/7 9:57

カタクリ

6/7 11:00

シラネアオイ

6/7 11:05

ウサギギク

6/7 12:12

11時に小屋に戻り、白鳥山荘まで帰っても良かったのだが、途中でまたヤツが出そうな感じで気が進まず。栂海山荘2泊目決定。今日は雪を融かして水作り。12時からウィスキーオンザスノー

6/7 12:18

オイルサーディン

6/7 12:21

今日の酒と乾きもの。ウィスキーはもう一本あり

6/7 13:55

オクラとソーセージ炒め

6/7 14:54

昨日からの我が家。この後お一人来られ2階に行かれました。各階一人のソーシャルディスタンス

6/7 15:14

火打山。焼山か？

6/7 15:14

ああ、行きたかったなあ朝日岳。今日は日中ガスがちでこの時間でようやく快晴。なのであのまま登ってもきっとガスだったろうと、思い込む

6/7 15:17

雲海

6/7 15:44

締めは、生フィットチーネのペペロンチーノ

6/8 4:07

3日目。2日続けて10時間寝たからすっきり

6/8 4:08

火打山

6/8 4:27

出ましたよ

6/8 4:31

朝焼けの劔岳、ちょっと早いか

6/8 4:31

朝日岳、今日はほんとに快晴

6/8 4:31

6/8 5:23

さあおさらばじゃ。また来るね

6/8 5:24

劔岳から毛勝

6/8 5:27

白鳥山へ出発

6/8 6:24

1時間後、犬ヶ岳と栂海山荘

6/8 6:25

山荘アップ

6/8 7:14

初雪山

6/8 8:02

白鳥山荘アップ

6/8 9:11

白鳥山荘着いた。誰もいない

6/8 9:23

白鳥山荘からも見えるんだ

6/8 9:24

劔岳も

6/8 11:04

坂田峠着きました

6/8 11:06

坂田峠駐車場帰着

撮影機器：

STYLUS1,1s OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

ツェルト(未使用) ６本爪アイゼン(未使用) ストック シュラフ#5 サングラス 虫除けスプレー

感想

nagaさん

政府の対処方針では、6/1から首都圏からの県外移動は「慎重に」となった。とはいえ、自治体が登山自粛要請を続けている場合は行くわけにはいかない。中ノ岳〜越後駒を計画するも南魚沼市はいいが、魚沼市がだめだ。探して探して、富山県朝日町と新潟県糸魚川市が要請してないので、鈍った体には難儀なコースだが、栂海新道を行けたら朝日岳まで往復することにした。

初日は栂海山荘を越えてさわがに山辺りで幕営の予定だが、ずっとガスで霧雨。苦手の白鳥山〜栂海山荘間で疲れはて、栂海山荘に誰もいないことを確認して泊まることに。しばらく人が来ていないようで、一階も二階も埃だらけ。箒で掃き出した。

二日目、朝は晴れ。やはり朝日岳までトライしようと、ツェルトもシュラフも酒も持って途中でのビバークに備える。犬ヶ岳から黒岩山間は1600mピークが続いて黒岩平から長栂山まで登り一辺倒になる。さわがに山を下ってから、雪面に鹿のような足跡が続いている。しかもホヤホヤだ。

黒岩山まですぐの処で雪渓から登山道に復帰した途端、熊が、クマがーっ、10m先を進行方向に駆けてゆく。慌ててカメラ取り出すも間に合わなかった。数分戻り、ヤツが消えて行った谷を観察するも二度と現れなかった。気がついたのが10m先だから、もっと近づいていたのかもしれない。こちらはクマ鈴だけだったが、よくも気がついたな、ありがとう。臆病なヤツで良かったなあ。7:30。やめた、止めた。朝日岳は5回登ってるし、栂海新道も2回踏破したから未練はなし。まだ動悸が収まらないから登るどころじゃない。そして、ラジオを取り出し最大音量にし、笛を吹きながら戻りの道を辿った。びびっているから、木が雪面から起き上がる音とか、鳥の飛び立つ音とかに、いちいち飛び上がりながら（苦笑）

11時に栂海山荘に戻り、時間的には白鳥山荘まで行けたのだが、この間が樹林帯でいかにもまたヤツが出そうな雰囲気なので、今日はやめにした。残雪を融かして水を4リットル作り、12時から一人残念会を開始。持ってきたものを全て消費し、18時に撃沈。

三日目。日の出が海から上がり快晴。暑いが、暗い樹林帯も明るめ。昨日よりはビビり度は収まっていた。白鳥山荘に着いて誰もいなかったが、さらに下る途中には10人ほどの白鳥山登山と思われるハイカーとすれ違った。

ヤツのせいで朝日岳は行けなかったが、2ヶ月ぶりの登山で体力低下しているから、ちょうど良い塩梅だったのかな。

コメント

aozora

ご無事で良かったですね！
熊、恐いですね〜！
想定外のコロナ渦からの久々の登山再開で、想定外？の熊との遭遇で水をさされてしまいとても無念でしたでしょうが、このご時世ですから怪我もなく良かったのではないでしょうか。
コロナ渦で春先の入山者が激減していたからでしょうね、今年は登山道で熊糞を頻繁に見かけます。夏は長期で北海道に行く予定なので、私も熊には充分気をつけたいと思いました。

nagaさん

Re: ご無事で良かったですね！
青空さん、ありがとうございます。
今まで一番近くでヤツに遭遇しました。ていうか、遠くでしか見たことがなかったのです。
その後スライドしたソロ二人にその旨を話しても「へぇ」って感じでしたので、実際に遭遇した者と聞いた者とでは実感が違うんだろうなと。
この時期のあの場所ですから、ヤツも「人来んの！」と思ったことでしょう。
北海道、今年はアルプスが不自由なのでいいかもですね。私もできたら行きたい。そう言えば３年前、カムエクと芦別岳で二日連続で、ヒグマを見たという人にその直後に会いましたよ。その時私の反応も「へぇ」でした(笑)。気をつけてください。

aozora

Re[2]: ご無事で良かったですね！
確かに遭遇した本人と話を聞いた人との温度差はかなりありますよね〜。
クマとの距離や頭数、場所の状況、ソロか否かによっても全然違うのでしょうね。

一昔前のことですが、私の唯一のクマとの遭遇は距離は２０ｍほどでしたがクマは２頭でした。クマを見た瞬間、本能的に猛ダッシュで逃げましたが、妙義富士を経て相馬岳へ登るというマイナーなルート（だからクマもいたのでしょう）で、引き返すのも大変だったことと、こちらも２人だったので、しばらくしてから強行突破しました。相馬岳の直下は糞だらけでした。その時は超恐かったですが、遭遇したという「免疫」は今でも残っている気がします。

ところで、２年ほど前にリタイアして無職になりました。ようやく海外にも行けるようになったのですが、このコロナ渦でお先真っ暗です（泣）。
北海道には安アパートを借りて６月下旬から９月末までの滞在予定です。もし、北海道に行かれることになりましたらご連絡いただけたら幸いです。

nagaさん

Re[3]: ご無事で良かったですね！
やはりリタイアされましたか。悠々自適ですね。
北海道にアパート借りて３ヶ月とは！憧れますよ。
私は３年前念願のカムエク登りましたが、ペテガリ岳まで手が回らず、チャンスがあればと毎年狙っているのです。行けるとしたらお盆ですが、行けたら連絡しますね。