平ヶ岳 ゴミが残念
- GPS
- 11:35
- 距離
- 21.9km
- 登り
- 1,749m
- 下り
- 1,749m
コースタイム
8:50 下台倉山
9:40 台倉山
10:35 白沢清水
11:52−12:55 池ノ岳 (登山口−池ノ岳 約5時間)
13:22 平ヶ岳
14:07 玉子石
14:50 池ノ岳
15:35 白沢清水
16:25 台倉山
17:05 下台倉山
18:30 鷹ノ巣登山口着 (池ノ岳−登山口 3時間40分)
天候 | 小雨のち曇り 日の出6:06 日の入16:49 月齢13.6 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
奥只見シルバーラインを使えばもう少し時間が短縮できたことに後から気がついた。 小白沢ヒュッテあたりまでくると建物が多くなる。 清四小屋をすぎるとまもなく鷹ノ巣登山口の駐車場。 平日だけあって、ほかの車は1台、帰りも2台しか止まっていなかった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト カードもあったが、用意してきた登山カードを入れた。 http://www.convention.co.jp/ip/hira/card.html ■危険箇所 濡れた木道に注意すること。 特に下りの傾斜のついた、すべり止めのないタイプ。 ぬるぬるするところがあって何度も足がすべり、一度尻もちをついた。 コースミスに注意すること。 玉子石から池ノ岳にもどるとき、玉子石から5分足らずのところに、中ノ岐川(皇太子コース)への分岐がある。 池ノ岳への近道だろうと思って入り込み、道が下りはじめてやっと気がついた。 落ち着いて地図を見れば間違うようなところではないが、分岐の目的地の表示はない。 ■その他 膝から下の足の内側が泥だらけになった。 ひどいぬかるみに入ったりしたわけではない。 |
ファイル |
2012年10月29日午前9時の天気図
(更新時刻:2012/10/31 01:36) |
写真
感想
数年前に山歩きを再開してから、はじめて2000mを超える山に登った。
2.4kgの登山靴をはいて8kgもの荷物をかついだのも、再開以来はじめてだ。
■登山靴
その登山靴は、25年ほど前に買って一度もはいていなかった。
当時高田馬場にあったトップ靴店という店で作ってもらった。
先日萱峠で試しばきをして、大丈夫そうなので使ってみた。
靴ずれしそうな踵には、あらかじめテープを貼っておいた。
登山靴の重さに慣れていないせいか、急な坂でとにかく足が上がらなかった。
とはいえ、登山靴で歩くのは安定感があって好ましい。
さらに、めずらしいことに一度も足がつらなかった。
翌日階段で苦しむ筋肉痛も今のところない。
■マウンテンステッキ
今回は、今までのスキー用ストックではなく、マウンテンステッキを使ってみた。
足腰の弱った父親が平地を歩くのにトレッキングポールを新調したので、譲り受けた。
重さはスキー用の方が軽いのに、使い勝手はマウンテンステッキの方がよかった。
腕を高く上げた状態にならないので多少重くても疲れない。
伸縮できる便利さについてはいうまでもない。
■頂上部
雪をかぶっているのが心配だったが、その点はだいじょうぶだった。
天候、気温、風速についても、予報より悪いということはなかった。
山の天気 > 平ヶ岳(百名山)(2012年10月28日のキャッシュ)
http://megalodon.jp/2012-1028-1659-14/season.tenki.jp/season/mountain/famous100/point-125.html
12時ころやっとの思いで池ノ岳にたどりついたときには、とにかく疲れはてていた。
山頂や玉子石をまわってから大休止をとれば時間調整がしやすかったのだが、体力が限界だった。
池ノ岳にリュックをおいて身軽な格好で頂上部をめぐってもよかったと、後から思った。
■ツェルト
池ノ岳では風が冷たかったので、テント場でツェルトにくるまってみた。
これがかなり有効だった。
中で火を焚かなくても、ツェルト内の空気は外よりずっと暖かい。
ただし、風でツェルトの生地が体に張りついてしまうと、その部分については保温効果が得られない。
ツェルトをザックの雨蓋から取りだしてかぶるのは、20秒もあればできる。
しまうときには、丁寧にたたんで付属の小袋に戻したりはせず、適当に丸めて雨蓋に押し込むだけなので、これも時間はかからない。
問題は、ツェルトの形状だ。
重さが180gしかないということで選んだヘリテイジのエマージェンシー・ソロシェルターは、座った状態でアルコールバーナーを使用したりするにはあまりにも窮屈だった。
冷たい風雨の中でレインジャケットを脱いで防寒着を着込むような場面でも使いづらい。
市販されているたいていのツェルトがもっと大きくて重いのにはそれなりの理由があるのだと納得できた。
もちろん、そんなエマージェンシー・ソロシェルターでも何もないよりははるかにましだ。
ヘリテイジ/エマージェンシー ソロシェルター
http://www.heritage.co.jp/gear_models/zelt_emergency_s_shelter.html
■日没後の行動
いつものことながら朝起きられなくて出発が遅れたのと、頂上部に3時間もいたために、下山が夜になってしまった。
ビバーク用の装備と食糧は十分に持っていたので、夜道ということでのあせりはそれほどなかった。
ヘッドランプをたよりに下台倉山あたりの急坂やヤセ尾根を急いで下るのは非常に危険だ。
夜道は日が暮れないので、ゆっくり下山しよう。
■登山道のゴミ
尾根道を登っているときにゴミが目立ったのはショックだった。
これが巻機山なら、さぞ神さまが悲しむことだろう。
平ヶ岳にも神さまがいるかもしれないので、拾って下りてきた。
レジャーシートとかビニール傘とかペットボトルを見て、地元の子どもが遠足登山でもして散らかしていったのだろうかなどといろいろ想像しながら、県外から来た人に申し訳ないと思ったりした。
しかし、割り箸の袋に所沢市の寿司屋の名前が書いてあったので、わざわざ遠くから来てゴミを捨てていく人もいるということがわかった。
ほかの山でこれほどたくさんのゴミを見た記憶はない。
おそらく、登山者の多い山ほど見つけたゴミを拾う人も多いということなのだろう。
■主な装備
ザック(35リッター)・ザックカバー・ポリ袋(70リッター)・地図コンパス一式・ポリタン(1.5リッター)・ポカリスエット(0.5リッター)・ヘッドランプ・予備電池・デジタルカメラ・おにぎり(670g)・行動食(100g)・非常食(350g)・アーミーナイフ・アルコールバーナー・アルコール(240g)・固形燃料・ろうそく・コッヘル・プラスチックカップ・ライター・ツェルト・ペグ・細引き・洗車用タオル・薄小銀マット・スリーピングパッド(90cm)・シュラフカバー・ウォームアップシーツ・フットウォーマー・ウールキャップ・ポリエステルマフラー・ウールセーター・ダウンライナー・予備靴下・シンサレート予備手袋・ミニカイロ
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