金峰山・国師ヶ岳へ 大弛峠より
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 777m
- 下り
- 774m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2007年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
問題ない |
その他周辺情報 | 大弛峠 |
写真
感想
2007年(平成19年)6月30日(土)
金峰山・国師ヶ岳へ 大弛峠より
安曇野を出発時点では小雨。
山梨方面は晴れの予報が出ていたのでためらわず出発した。
川上方面へ入ると雲はかかるが天候は持ちそう大弛峠へとダートの道を上がった。
山梨県側は舗装された道で多くの車が大弛の小屋前に駐車されていた。
雲のかかる中、まずは国師ヶ岳をめざして出発する。
真新しい木の階段が長く続き高度を上げていく。
目の前には緑の樹林に覆われた山頂付近が見られる。
前国師ヶ岳に出て北奥千丈岳との分岐をわずかばかり進むと山頂に出た。
国師ヶ岳山頂からの展望は雲に覆われほとんどなかった。
丸みを帯びた大きな岩が転がるような山頂の様子だ。
その周りには苔むす秩父に相応しいという樹林が広がる。
引き返し、先ほどの分岐を秩父最高峰の北奥千丈岳へ。
実は登頂するまで最高峰と言うことを知らずにいた。
金峰山、甲斐駒ヶ岳よりも標高のある2601mという。
岩の上に立ちさらに秩父の最高地点に今居るのだが眺望は全くなかった。
下山途中にある夢の庭園なる経路をとった。
木の階段を下りながら緑の中に岩がつくる景色が見られた。
眼下には大弛峠が見られるがその先の金峯山方面は白の世界だった。
その白の世界に飛び込んでいく。
シラビソ、シャクナゲなどに覆われた緑豊かな樹林の中を登る。
空気は美味しく、森特有のなんとも言えない香りに包まれる。
自然の中で深く鼻で息をする。気持ちいい!正に森林浴の宝庫。
少し雨も降るが直ぐにやむ。
朝日岳手前の岩場からは眺望も良いのだろうが雲に覆われているので、ほとんど休むこともなく進んだ。
目の前に大きな岩が立つ。
五丈石だ。
金峰山の山頂は、遠くから見てもこの五丈石が目印となり分かる。
雲の中に大きく立ち、その存在感は金峰山そのものと言っても良い。
天気が悪く眺望はないが多くのハイカーが休憩していた。
岩の周りには眺望の代わりにイワカガミが出迎えてくれたようで、
見事な群落でその赤紫、ピンク色を輝かせていた。
少し赤が濃い感じで大きめの花が特色のイワカガミのようだ。
景観には恵まれなかったが、
苔、倒木、若木のたくましさ自然の輪廻を感じる山。
秩父山系の核心部になるのだろうか。
百名山の金峰山。信州百名山の国師ヶ岳。
そして秩父最高峰の北奥千丈岳へと登れた満足感は大きい。
ふるちゃん
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