【リヴェンジ】北ア・新穂高温泉から槍ヶ岳往復
- GPS
- 32:00
- 距離
- 32.4km
- 登り
- 2,396m
- 下り
- 2,395m
コースタイム
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 5:40
- 山行
- 10:07
- 休憩
- 2:37
- 合計
- 12:44
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
新穂高温泉までのアクセスは、往きは車道を下りた。新穂高温泉からの帰りは山道を使用。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
基本、沢沿いのコースなので、雨天時は避けたほうがよい。 |
その他周辺情報 | 「中崎山荘 奥飛騨の湯」で入浴と食事。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
防寒着
雨具
着替え
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
タオル
シェラフ
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---|---|
共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
ポール
テント
テントマット
|
感想
弟子(妻)の生涯初となる槍ヶ岳登頂を目指して、前月に槍平経由でチャレンジしたものの、登山靴のトラブルにより槍平での敗退・引き返し(詳細は、https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2423554.html)から1ヶ月余り、リヴェンジを果たすために、再び槍平経由での槍ヶ岳登頂に挑んだ。
想い起せば、前回、新穂高温泉の登山者用駐車場が満車のため鍋平のほうに駐めるハメになったのが最初の躓きだった。二の舞を避けるため、前夜のうちに新穂高温泉の登山者用駐車場にクルマを入れて車中泊のつもりで、弟子も私も仕事を終えて帰宅したら即、新穂高温泉に向けて出発した。現地には9時台に到着したけど、やっぱり満車…。今回も鍋平の駐車場に駐めるハメになったけど、鍋平公園ではなくちゃんと鍋平駐車場に入れられただけマシだ。
翌朝6時過ぎに鍋平駐車場を出発。新穂高温泉への山道ではなく、車道を歩いて下りていく。新穂高温泉の登山者用駐車場はおろか、鍋平駐車場にも入れなかったクルマ(もしくは、最初から路駐するつもりだったクルマ)が路肩にズラ〜〜〜ッと並んでる…。さらに、県道475号まで下りてから新穂高温泉の方へはスノーシェッドの中を通るけど、スノーシェッドの中にも路駐されてる。これには弟子も私も呆れるしかなかった…(苦笑)。50分ほど一般車道を歩いて、新穂高温泉バス停に到着。
ここから槍平に向けて歩き出す。1ヶ月前に一往復したばかりの勝手知ったる道なので、槍平までの所要時間も前回より短かくなった(涼しくなった影響もあると思うけど…)。正午前に槍平小屋に到着。1ヶ月前にあった「氷」の暖簾は、時節柄さすがに無かった(苦笑)。この日は槍平まで。ここでテントを張った。
最終日は、槍平から槍ヶ岳を往復し、新穂高温泉まで戻って帰宅…という長丁場。そのため、4時半過ぎの薄暗いなか、ヘッドランプの灯りを頼りに槍平を出発。最終水場も真っ暗のなか、通過。長丁場になるだけに負担を軽くするため、弟子は完全空身で、私も必要最低限の水や雨具だけの軽い荷物のみ。千丈乗越分岐を過ぎると徐々に傾斜が強くなってくる。飛騨乗越に出て、ようやく槍が見える。余りの巨大さに戦慄するしかない…(苦笑)。槍ヶ岳山荘で休憩してから、いよいよ槍の穂先にアタック。登山者みんながヒョイヒョイとサルみたいに身軽ならばいいけど、そういうわけにもいかずところどころ渋滞が出来ている。超人気の槍ヶ岳、しかも三連休の中日ということもあり、大勢の登山者が列を成しており、仕方無い…とは諦めてたけど、まさか、穂先の登頂だけで小一時間もかかるとは思わなかった(苦笑)。もしかして、また、頂上で『ラ王』のCM撮影でもやってんのか?と思った(苦笑)。しかし、実際に頂上に登ってみるとラーメン喰うCMの撮影を行うのには無理があるほど、狭い!
頂上は360度の展望で、遮るもの無し。白山、笠、双六、黒部五郎、薬師、立山、劔、常念、穂高連峰、御嶽、乗鞍、そして、富士山…日本の数ある名峰がよくみえた。渋滞状態なのに長居するわけにもいかず、たった14分頂上に居ただけで、下山にかかる。槍ヶ岳山荘に戻ったら、小屋で休憩。弟子は「槍ヶ岳」のロゴが入ったマフラータオルを購入。
この日のうちに下山し帰宅しなければならないので、そんなにゆっくりはしていられない。10時前に槍ヶ岳山荘を出発。やはり下りは早く、ぐんぐん高度を落としていく。1時間もかからないうちに千丈乗越に到着。ここには救急箱が置かれてるけど、できることなら世話にはなりたくないものだ(苦笑)。12時過ぎに槍平に到着。
張りっ放しだったテントを撤収し、午後1時に槍平を出発。ここからはフル荷に戻っての歩きなので、やっぱり、荷物がズッシリと重い!(苦笑) 休憩を挟みながら、午後4時40分に新穂高温泉に到着。
ここからクルマのある鍋平へは山道使っても車道を通っても、上り。荷物を背負って登る意味が見出せなかったため、弟子と荷物を新穂高温泉バス停で待たせて、私ひとり空身で山道を通ってクルマに戻る。1ヶ月前に鍋平からの下りに使った時には39分かかったけど、今回の上りでは26分で着いた。空身なのと、荷物番させてる弟子を待たせたら悪いという気持ちが短縮につながったんだろう。クルマに戻ってから新穂高温泉まで弟子を迎えに行く。弟子と合流して、「中崎山荘 奥飛騨の湯」で山の汗を流し、食事をしてから帰路に就いた。
弟子の山靴のソールが裂け、登頂を断念した無念の時から1ヶ月、無事に槍ヶ岳に登頂し、リヴェンジを果たし、とても気分が良い。展望にも恵まれ、思い出に残る山旅となりました。
(2020.7.6記)
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