平標山と仙ノ倉山
- GPS
- 05:02
- 距離
- 14.4km
- 登り
- 1,322m
- 下り
- 1,311m
コースタイム
- 山行
- 4:38
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 4:57
天候 | 曇り後晴れ 無風、稜線は微風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は明瞭だが、駐車場から松手山経由して平標山までは、下草の刈り払いが終わっていない?それ以外の箇所は刈り払いが比較的最近になされたようで歩き易い。 |
写真
感想
3月下旬にスキーで訪問して以来、平標山を無雪期に花見山行として再訪した。前半はガスが着いたり離れたりで見通しが得られなかったが、後半は晴れて暑くなり夏山らしくなった。
3:20頃に駐車場到着。人気の山なので、既に準備中の人多数。静かなクルマもあったので、山中泊の人もいたのかもしれない。3:45にヘッドライトを点灯して出発。松手山へ直登するルートで歩き始める。到着時にクルマの温度計は18℃と出ていて、自宅付近とあまり変わらず、本格的な登山道を歩き始めると暑くてたまらない。日の出前の時刻だったが、額に汗がにじむ。湿度が高く、まとわりつく暑さ。風も全くないので、とにかく我慢して登るしかない。途中巨大鉄塔を過ぎるあたりで一度展望が開け、どうやら雲の上に出たことが分かった。途中ヘッドライトにガスが当たっていたのは分かっていたが、樹林帯の中にいると晴れているのか曇っているのかはあまり気にならない。それよりも蜘蛛の巣が多くて、自分より先に歩いた人がいないのか、それを払う役にどうやら自分がなってしまったようだった。早出時の役回りとは言え、あまり気持ちの良い物ではない。4:30頃になってようやくヘッドライトを消して肉眼だけで歩く。7月も後半になると日の出が少し遅くなる。出発から約1時間で松手山に到着。ここまで誰とも会わず。人気の山の日曜日だったが、この時間なら人出は少ないようだった。岩場に腰掛けて持参した麦茶を飲んで休憩、何も食べずに出発。この辺りから見る山頂方向は良く晴れていて展望に期待が持てたが、休憩後時間が経つに連れて雲に覆われ始め、ついには真っ白になってしまった。ここ最近このパターンが多い、梅雨の最中で出掛けて来ているので仕方ないが、今回もか、と思うとちょっとがっかり。仕方ないので足下の花を見ながら進む。今日は何と言ってもハクサンフウロ。あちこちでピンク色の小さな花をつけていた。さすがに花の山平標山である。
出発からほぼ2時間、5:44に平標山の山頂に到着。ガスで何も見えないので写真数枚ですぐに仙ノ倉山方面へ向かう。が、こちらもやはり大ガス。歩けばガスは取れるかも知れない、と期待を抱きつつ進むと、時折ぱっと雲が取れて、今まで歩いてきた平標山や、これから向かう仙ノ倉山方向が見えた。一瞬のチラ見だが、何も見えないよりはましだった。仙ノ倉山までの稜線は、時期であればお花畑が広がるのだが、7月後半はもう時期が過ぎているように見えた。チングルマは全て綿毛だったが、ニッコウキスゲやハクサンシャクナゲなどはまだ咲いていて見頃だった。6:19に仙ノ倉山の山頂に到着。ここも真っ白。風が抜けるところなので、長袖シャツ一枚では寒いくらい。だがザックから何か出して着るのも億劫なので、そのままの格好でしばらく休憩。ここまで約2.5時間麦茶だけで進んできたので、ここでこの日初めて行動食に手を付ける。顎が顎関節症気味で、硬いパンを食べるのも難儀。写真など撮りつつ、パンをかじりつつガスが取れるのを待つが、その気配もないので、諦めて帰り始める。
帰りも行きと同じで、時折ガスの取れる瞬間はあったが、あくまで一瞬でしかなかった。もっと時間が経てば晴れるような予報だったが、そうなると人で溢れかえるので、それは嫌だからさっさと歩いて帰る。木道や木の階段がガスのせいで盛大に湿っていて、登りは良いのだが、下りはつるつる滑ってかなり怖かった。これはこの先の平標山から山の家までの区間も同様。7時頃に平標山に再度戻るが、誰もおらず、しかもガスも濃い。少し座って休んだ後に出発。この時間になると登って来る人も多いが、それでもすれ違いに困るほどではなかった。やはり早朝出発にして正解だった。滑る木の階段を下ると、徐々に稜線の雲が取れ始めた。平標山の周辺は雲がほぼ取れたようだったが、仙ノ倉山方向は相変わらずだった。25分ほどかけて山の家まで下る。水は勢いよく出ていたが、今日は最初の登り以外は涼しくて、持ってきた水筒は途中から全然減らなかったので、給水は不要だった。写真数枚で下山開始。林道の先にある登山口まで歩いてから登って来る登山者と続々すれ違うようになる。それでも林道から周回する人は少数派なので、すれ違いの回数としても少ないだろうと思う。もし自分も林道から登って松手山方面に降りていたら、いつかと同じく、しょっちゅうすれ違いのために止まってやり過ごすことが多かっただろう。初めの登りはきついが、周回の時は、林道に降りたほうがすれ違いが少なくてストレスも少ない。
8時ぴったりに登山口到着。これから登ろうとする登山者とすれ違う。こちらはここまで来ればもう安全圏。標高が下がり風もなくなって、暑さを感じるように。林道歩きを始め、途中ヤカイ沢の入口を見送り橋を渡ると、駐車場へのルートを示す看板があった。無雪期にここを歩いたことがないので従ってみる。アップダウンがあまりない、歩き易いトレイルだった。8:40に無事駐車場に到着。これから歩き出そうとするハイカー多数。駐車場も8-9割ほどが埋まっていた。人気の山だ。早めの行動で降りてきて良かった。
今日も足下を軽くしたくて、ローカットのシューズで歩いたが、平標山に至る15分ほど前で既にシューズの中に浸水していた。ゴアテックス製のスパッツを巻いていたので、朝露の多い時間帯とは言え、2時間で浸水するのは早過ぎる。だがシューズをよく見ると、アッパーに亀裂のようなものが無数に入っていて、そこから水が染みていたのかもしれない。靴底も壊れ始めていて、既に50日弱使ったシューズなので、そろそろ退役かもしれない。
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