三ノ峰・別山 〜貴重な晴れ間の中で〜 [福井県 大野市]
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- GPS
- 10:18
- 距離
- 20.9km
- 登り
- 2,022m
- 下り
- 2,029m
コースタイム
- 山行
- 8:09
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 10:13
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特にないが、三ノ峰から別山に向う下りは藪で足元が見えないので注意 |
写真
感想
長い長い雨続きで『これぞ梅雨』って感じの天気が続き登山が出来ずに海釣りばかりしてました。
週末は見事に雨に見舞われ続け、最後に登山した日から1か月…遂に貴重な晴れ間が期待できる週末を迎えた。
登る山は迷いもなく別山を選ぶ。
道の駅『九頭竜』で車中泊し、朝方に上小池に向う。
上小池の駐車場には今日しか晴れ間は無いと同じ想いの人達がそこそこいた。
早速準備をして出発する。
登山道に入ると何故か下っていく。
1か月振りなので足慣らしには良い。
下り切ると林道に出て、暫く歩くと再び登山道へ入り、県境尾根を目指して登る。
淡々と登っていき、難なく六本檜というポイントに着いて県境尾根に乗った。
県境尾根を歩いて直ぐに三ノ峰は見えるけど、凄まじく高く聳えるようなそれは、とても石徹白からの三ノ峰とは別物だ。
樹林帯も抜けているので三ノ峰を見上げる度に心折れそうになるが、そんなタイミングで花というのは出てくるものだ。
ササユリから始まりニッコウキスゲ、アザミ、ハクサンフウロと目を奪われながら歩いていると、標高もいつの間にか上がっている。
標高も1900m付近から一旦なだらかになるも、山頂直下を迎える。
かなりキツい急登で休み休みいかないとしんどいが、ミヤマキンポウゲ、シナノキンバイ、グンナイフウロまでも出てきて急登のしんどさを誤魔化してくれる。
頑張って登り切るとハクサンフウロのお花畑につつまれた避難小屋に辿り着いた。
避難小屋の中は知っているのでわざわざ入らずに三ノ峰山頂に向う。
三ノ峰山頂、石徹白からの縦走以来だ。
ここから見た別山は格好良くて憧れた。
その憧れた山に今向かいます。
三ノ峰からの下りは突如藪に変化し、足元が見えない直下なので、一回足を踏み外して滑った。
直下の下りはそこそこの急坂だが長くはない。
下り切ると藪はマシになり徐々に標高を上げながら歩く。
別山平に着き一面広がるニッコウキスゲを期待したのだが、株数が少ない。
多分雨が降りすぎたのが原因なんだろうけど、まぁ、でも素晴らしいお花畑には変わりはなく、ハクサンフウロ、コバイケイソウなども咲いていた。
別山平を過ぎるといよいよ別山直下に入る。
結構距離があったのでかなり堪えるものだ。
何度も言うが久々の登山というのもあってかかなり疲れて休み休み登っていくと、ハクサンシャクナゲが彩り癒やしてくれる。
あと少しの所で白山の御前峰から雲が取れそうなので待ってみると、30秒だけ雲が抜けたので写真を撮った。
そのまま別山山頂に着くと、さっきまで室堂山荘まで見えていた白山はすっかり雲に身を包んだ。
念願の別山だ。
久々の達成感に満ち溢れていた。
白山も好きだけど、カッコ良さは別山だ。
今まで歩いた禅定道を眺めながら大休止をとる。
心の芯まで浸かったら下山する。
直下では三ノ峰の登りで喋った女性が登ってきていた。
別山平で再度お花畑を堪能しながら三ノ峰へ。
三ノ峰直下は下ってみると凄まじい勾配だったみたいで慎重に下る。
直下を過ぎても急坂下りは要所要所にあるものだ。
ピストンなのだから登りで分かってるだろって言われそうだが、登りではあまり実感沸かないんです(笑)
ここでやらかしたのは六本檜まで下れたは良いのだが、水が尽きてしまった。
下りだから大丈夫っと言うのは大アマで、気温が高いし下りでもかなりの水分奪われるものなのだ。
作戦としては使う体力を最小限に抑えながら下り切るものだ。
六本檜から戻り切るのは意外と長く、林道を歩き切り駐車場までの距離も登りなので油断は禁物だ。
結構危ない状態で駐車場に戻れた。
嬉しかったのは冷やしてあるジュースがあった事だ。
しかも一缶100円という。
駐車場であった人達をジュースを飲みながら最後まで待ち、17時半位に全員の無事が確認できてホッとした。
思った以上に長い行程で反省点もあるが、念願と言って良いほどの内容で満足感が得られて良かったと思う。
両白山地、まだまだ登ってない山は沢山あるので楽しみが尽きないな。
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